航空に関する年表
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これは航空に関する年表である。
目次 |
[編集] ~17世紀
1490年ころ
- レオナルド・ダ・ヴィンチがヘリコプターのような航空機のスケッチを残す。
[編集] 17世紀
- 11月21日: モンゴルフィエ兄弟の熱気球に、ビラトール・ド・ロジェとマルキ・ダルランド侯爵が搭乗して初の有人飛行に成功。
- 12月1日: ジャック・シャルルと助手のロベールが水素気球で有人飛行に成功。
1785年ころ
- 浮田幸吉が滑空飛行に成功したとされる。
[編集] 19世紀
- ウィリアム・ヘンソンが航空機の特許を取得。ほぼ今日の飛行機の機能を備える。
- ヘンソンとジョン・ストリングフェローが蒸気エンジンを搭載した模型飛行機を製作、下り勾配の付いた台からの飛行に成功。
- ル・ブリ、グライダーによる有人滑空実験。操縦装置が付いていた。
- アルフォンス・ペノー、ゴム動力の模型飛行機「プラノフォア」の飛行実験に成功。
- デュ・タンプル、蒸気機関(熱機関とも)エンジンの有人飛行機を下り勾配からジャンプ飛行させる。
- ペノー、飛行機の特許を取得。引込脚などの先進的装置をすでに備えていた。
- トマス・モイ、蒸気機関付きの模型飛行機実験に成功。
- アレクサンドル・モジャイスキー、固定翼の蒸気飛行機で滑走浮揚。正式な飛行と認められず。
- オットー・リリエンタールがグライダーによる飛行試験を行う。最終的に墜死(1896年)。
- 二宮忠八がゴム動力の模型飛行機を飛ばす。
[編集] 1900年代
- 7月2日: フェルディナント・フォン・ツェッペリン伯爵が、初の硬式飛行船ツェッペリン LZ-1を初飛行させる。
- ライト兄弟が「グライダー No.1」を初めは凧として、後にはグライダーとして飛ばす。
- 二宮忠八、玉虫型飛行器の製作を開始(1909年頃にライト兄弟の飛行機の存在を知り、エンジン製作を前にして研究を断念)。
- Royal Aero Clubが創設される。
- 7月31日: ドイツ人の地理学者ベルソンとシュリンクが気球で高度10,800 mに到達する。
- 10月19日: ブラジル人、アルベルト・サントス・デュモンが半硬式飛行船"Nr. 6"で制限時間以内にエッフェル塔を周回し、この飛行にかけられた懸賞のドゥーチ賞と賞金100,000フランを獲得する。
- 10月: オーストリアで、ヴィルヘルム・クレスの水上機が離陸に失敗して大破。
- 米国で、ラングレイ教授によって、内燃機関を搭載した模型飛行機による初の飛行が行われる。
- ライト兄弟が風洞実験により翼の設計を改善する。
- 南極大陸での初の気球による飛行が行われる。
- 3月31日: ニュージーランド人、リチャード・ピアースが動力飛行機による飛行を試みる。操縦不能であり、非公式なものだった。初の不時着となった。
- 8月18日: Karl Jathoが4人の前で動力飛行機による飛行を行う。
- 10月7日:ラングレイ教授の製作した有人機「エアロドローム」の飛行実験がニューヨークのポトマック川で行われるが失敗。12月8日に再度実施されたがやはり失敗した。
- 12月17日: ライト兄弟による動力飛行(固定翼機による世界初の動力飛行)ライトフライヤー号。
- コンスタンチン・E・ツィオルコフスキーが著書『反動装置による宇宙探検』 で液体燃料ロケットの概念を発表。
- ライト兄弟が、ドイツとフランスに対して、飛行機の特許を請求。
- 9月20日: ライト フライヤー2号が、飛行機による初の円形旋回飛行を行う。カタパルトによる補助と向かい風なしでの離陸も行われた。
- 日本陸軍が気球隊を創設する。
- ウィルバー・ライトが、38分間・39 kmの飛行を行う。
- 米国カリフォルニア州サンタクララで、ダニエル・マロニーがグライダーで20分間の飛行を行う。高度1,220 mまで上昇したモンゴルフィエ気球から発進しての飛行だった。マロニーは後の飛行で墜落する。
- 10月14日: パリで国際飛行連盟 (FAI = Federation Aeronautique Internationale) が創設される。この機関は2005年現在も活動中である。
- モナコでエンジニアのLegerのヘリコプターが人間1人を垂直に上昇させることに成功。
- 3月: トライアン・ヴアが動力飛行を行う。向かい風・カタパルトによる補助・丘の上からの発進といった(離陸に有利な)条件無しに行われた。
- 10月: サントス・デュモンが固定翼動力機の公式飛行を行う。向かい風・カタパルトによる補助・丘の上からの発進といった(離陸に有利な)条件無しに行われた。ヨーロッパでの航空機の初飛行と認識されている。
- 9月29日: ルイ・ブレゲーらがジャイロ・プレーン(回転翼機)で、周りで人に支えられながら離陸。
- 11月13日: ポール・コルニュが 最初のヘリコプタ飛行 (浮上のみ)
- Robert Esnault-Pelterieが、操縦桿を使って飛行した初のパイロットとなる。
- 5月: ウィルバー・ライトがCharles W. Furnas を乗せて最初の同乗飛行を行う。ライト モデル Bで、飛行距離は4 kmだった。
- 米陸軍が飛行機械を購入する予定であると公表。
- 9月: トーマス・セルフリッジ中尉が、初の動力飛行機事故による死者かつ軍用航空機による死者となる。米国ヴァージニア州フォート マイヤーでの、ウィルバー・ライトによる、2人の乗客を乗せての飛行試験でのできごと。
- 9月9日: オーヴィル・ライトが1時間3分15秒の飛行を行う。
- 10月5日: Echterdingenでツェペリン飛行船 LZ IVが炎上する。
- 10月14日: アンリ・ファルマンが動力飛行機による初のクロスカントリーフライトを行う。ブイからランスへの27 kmを 20分で飛んだ。
- 10月18日: ウィルバー・ライトがAuvoursで高度115 mまで上昇する。
- 12月31日: ウィルバー・ライトがAuvoursで2時間20分の飛行を行う。
- ジョン・A・マッカーディがシルバーダートの飛行に成功。カナダと大英帝国で初の、制御された動力飛行だった。
- 7月25日: ルイ・ブレリオがブレリオXIを操縦してドーバー海峡横断飛行に成功。
- 7月~10月: ドイツで国際航空博覧会が開かれる。
- 8月: フランス ランス国際飛行大会(優勝者: 航続距離-ファルマン複葉機180km、速度-カーチス複葉90km/h、高度-アントワネット機150m)
- 10月: ドイツ人のハンス・グラーデ、Lantz-Price獲得。
- 11月16日: 世界初の航空輸送会社として、ドイツのDELAG(ドイツ航空会社)が設立される。<!-the DELAG (German Aviation Company).-->
- 12月9日: フランス海軍士官ル・プリウールが上野の不忍池畔で田中館愛橘らの協力を得て製作したグライダーによる滑空飛行に成功。無動力ではあるが日本で最初の近代的航空機による飛行。(12月5日には子供を乗せて飛行に成功、また9日には日本海軍の相原大尉も搭乗したが池に墜落した)
[編集] 1910年代
- 初の夜間飛行が行われる。
- 飛行機と自動車のレースでは、レーシングカーが必ず勝った。
- E・イーリ、船のデッキから離陸
- フレデリック・ボールドウィンとジョン・A・D・マッカーディが、カーチスの複葉機で、地上に電波を送った初のパイロットとなる。
- アルバトロス社設立。
- 初の米国人女性パイロット、ハリエット・クインビーが、女性として初めて英国海峡横断飛行に成功。
- 1月7日: フランス人のユーベル・ラタム が高度1,000 mに到達した初のパイロットとなる。
- 3月14日: Louis Paulhanがオルレアンからトロワへの146 kmの無着陸飛行を行う。
- 3月28日: アンリ・ファーブルが水上飛行機の飛行に初めて成功する。
- 7月9日: フランス人のレオン・モラーヌが世界速度記録106 km/hを達成。
- 8月: フランスのランスで、初の国際航空会議が開かれる。
- 9月23日: ペルー人のジエオ・シャヴェスがブレリオの単葉機でアルプス越えに成功。スイスのブリーク(Brig)からイタリアのドモドッサラ(Domodossola)へと飛行し、高度2,200 mに達したが、着陸に失敗して死亡した。
- 10月: ルーマニア人のアンリ・コアンダ(1886-1972)がジェットエンジンを搭載した航空機コアンダ=1910を製作。
- 12月19日: 徳川大尉(アンリ・ファルマン機)日野大尉(グラーデ単葉機)日本初の動力飛行
- 1910年に初飛行した機体: タウベ
- ドイツ人ヒューゴー・ユンカースがユンカース社を設立。
- 所沢に日本初の飛行場完成。
- Andre Beaumontが、パリからローマへの飛行レースでローラン・ギャロスに勝利する。
- カルブレイス・ロジャースが、Vin Fiz号(ライト・フライヤー 'B')を操縦して、北米大陸横断飛行に初成功する。49日かかり、途上で数回の墜落>に見舞われた。
- 4月12日: Pierre Prier flies nonstop from London to Paris in less than 4 hours.
- 7月: 初の貨物輸送飛行が行われる。英国内のショアハムからホーヴへと、電灯を1ケース運んだ。
- 10月: 航空機が初めて戦争に使われる。ブレリオの単葉機がトリポリからAziziaへと、トルコ軍の位置を偵察するために飛行した。
- 10月24日: オーヴィル・ライトが、キティーホーク近くの砂丘上空で、グライダーによる9分45秒の飛行を行う。
- 英国の航空機メーカー、スーパーマリンが設立される。
- 3月: アルバート・ベリーが、米国セントルイスで、初の飛行機からのパラシュート降下を行う。
- 4月13日: 英国王ジョージ5世が、英国初の空軍であるロイヤルフライングコーズ (RFC = Royal Flying Corps) の設立を認める。
- 6月2日: 米国で、世界で最初に機銃を飛行機に搭載、空中射撃の実験が行われる。
- 6月19日: 英国ウィルトシャー州のUpavonで、RFCの中央飛行学校が開校する。
- 8月: 米国人グレン・マーチン、マーチン社を設立。
- 最初の全金属製の航空機が飛行する。フランスのPonche and PrimardによるTubavion単葉機。
- 第1回シュナイダー・トロフィー・レースが行われる。優勝はフランスのデュペルドサン機。
- 中国が初の航空機を12機受け取る。フランスのメーカー、Rene Cuadronによる。
- パンチョ・ビリャ率いる革命軍のメキシコ人パイロット Gustavo Salinas Camillaとフランス人のDidier Massonによって、初の爆撃が行われる。
- 4月24日: O・ギルバートがVillacoublayからVitoriaまでの825 kmを8時間23分で飛行する。
- 9月1日: フランス人アドルフ・ペグーが初の背面飛行を行う。
- 9月9日: Prevostがデュペルドサン・モノコック・レーサーで204 km/hに達し、初めて200 km/hを突破する(ゴードン・ベネット杯優勝)。
- 12月11日: ロシアのイーゴリ・シコルスキー の大型旅客機"イリヤー・ムーロミェツ"が初飛行。離陸重量4.5 tの世界初の4発機で、乗員2名、乗客10名。第一次世界大戦中は爆撃機として使用された。
- 12月13日~14日: ドイツの気球乗り、Hugo Kaulenが87時間の滞空記録を達成。これは1935年まで破られなかった。
- 第2回シュナイダー・トロフィー・レースが行われる。優勝は英国のソッピース タブロイド機。
- 日本陸軍、青島のドイツ軍要塞を爆撃。
- フランスが機銃を搭載したモラン・ソルニエNを実戦に投入。
- 2月8日~10日: Berliner、Haase、Nikolaiが気球に乗ってBitterfeldからPermまで3,053 kmを飛行。この記録は1950年まで破られなかった。
- 6月: 第一次世界大戦が始まる。
- 7月10日~11日: ドイツ人のラインハルト・ボームが、アルバトロス複葉機で、24時間12分にわたる無給油・無着陸の単独飛行に成功。この記録は1927年まで破られなかった。
- ドイツがプロペラ同調装置つき機銃を搭載したフォッカーEIを実戦に投入。
- 撃墜王アドルフ・ペグーが、着陸には成功したものの、出血多量により死亡。
- 5月31日: ツェッペリン飛行船によるロンドン空襲。
- 7月25日: RFCのLanoe Hawker大尉が、フランス上空での空中戦により、初めてヴィクトリア十字勲章を授けられる。
- 8月12日: 初の空中発射魚雷攻撃が行われる。ダーダネルス海峡で、Flight Commanderのチャールズ・エドモンズが水上機母艦ベン・マイ・クリーから飛び立ったショート 184 水上機で14 inch (356 mm)の魚雷を投下、トルコの船に命中した。
- アメリカ人ウィリアム・ボーイング がPacific Aero Productsを設立、1917年にBoeing Airplane Companyに改名。
- 9月2日~9月3日: 第39飛行隊のW・レッフェ・ロビンソン中尉が、ドイツの飛行船を初めて撃墜。
- 滋野清武、コウノトリ部隊に加わる。
- 中島知久平が「飛行機研究所」を設立。
- マンフレート・フォン・リヒトホーフェン(レッドバロン)の乗機として有名なフォッカー Dr.Iが初飛行。
- 11月21日~24日: ツェペリン飛行船 L 59が、6,757 kmを96時間で飛んでアフリカを横断する。平均時速は約70 km/h。
- 1917年に初飛行した機体: カプロニ Ca4、
- 中島飛行機製作所に改称。
- ルイ・ブレゲーが Compagnie Des Messageries Avienneを設立(後のエールフランス)
- 2月18日: アンリ・ファルマン、パリ~ロンドン間の定期商業飛行を開始。F.60 Goliathに11人の乗客を乗せての飛行だった。
- 4月: 旅客輸送専用に作られた初の旅客機、British Aerial Transport Company F.K.26 'Commercial'が初飛行。
- 5月8日~27日: アメリカ合衆国海軍のカーチスNC4飛行艇、着水しながらの大西洋横断飛行に成功。ニューヨークのロングアイランドからポルトガルのリスボンへの飛行だった。
- 6月2日~6日: G・H・スコット少佐らが、飛行船R-34による初の大西洋横断飛行に成功。
- 6月14日~15日: ジョン・オルコットとアーサー・ブラウンが、ビッカース・ビミーでカナダのニューファンドランド島からアイルランドまで16時間での無着陸横断に初めて成功する。
- 10月7日: オランダの航空会社、KLMが運航を開始。
- アヴィアンカが運航を開始。
- 11月12日-12月10日: キースとロス・スミスが、ビッカース・ビミー(G-EAOU)で英国→オーストラリアへの飛行に初めて成功。
[編集] 1920年代
- 英国の航空機メーカー、デハビランド社が設立される。
- オーストラリアの航空会社、カンタス航空が運航を開始。
- 第3回シュナイダー・トロフィー・レースが行われる。優勝はイタリアのサボイア S.12。
- 9月: 英国のソッピース社清算、ホーカー社が設立される。
- アルトゥーロ・フェラーリンら、SVA機でローマ・東京間の飛行。
- ベシー・コールマンがフランスのフライトスクールへ通い、初の女性アフリカ系アメリカ人パイロットとなる。
- 7月: 米国の航空機メーカー、ダグラス エアクラフト カンパニーが設立される。
- 7月:アメリカ合衆国でウィリアム・ミッチェル准将の提案で航空機による、軽巡洋艦、戦艦に対する爆撃実験が行われ、対艦爆撃で旧ドイツ軍艦オストフリースラントが撃沈された。
- ドイツの航空機メーカー、ハインケル設立。
- 日本初の航空母艦「鳳翔」完成。
- 初の夜間商業飛行がロンドン~パリ間で始まる。
- ポルトガル海軍のガーゴ・コーチニョとサカドゥラ・カブラルが水上機で80日間をかけてリスボンからリオデジェネイロまでの南大西洋横断飛行を行う。
- Hermann Oberth submits his dissertation, rejected as "too fantastic", which was published in 1923 as The Rocket to Planetary Spaces. It became a major work in space flight history.
- シコルスキー飛行機会社設立。
- ロシアの航空会社、アエロフロートがドブロフロートとして設立される。
- 米陸軍のオークリー・G・ケリー中尉とジョン・A・マクレディー中尉がニューヨーク→ロサンゼルスの無着陸飛行に初めて成功。
- ベルギーの航空会社、サベナが運航を開始。
- 1月9日: スペイン人のファン・ド・ラ・シェルバ、オートジャイロの初飛行。
- 2月: ウイリアム・ジョルダン大尉、航空母艦 鳳翔への着艦に成功。
- 3月16日: 吉良俊一大尉、日本人として初めて航空母艦への着艦に成功。
- 4月6日-9月28日: 米陸軍、ダグラス DWCで世界1周飛行を行う。記録175日。
- インペリアル航空が運航を開始。
- 後にデルタ航空となるHuff Daland Dustersが運航を開始。
- アメリカ海軍が4機のダグラス DWCで世界一周飛行を実施、2機が175日かけて世界一周飛行に成功する。
- クライド・セスナ、ウオルター・ビーチ、ロイド・ステアマンらがトラベルエア社を設立。
- 第5回シュナイダー・トロフィー・レースが行われる。優勝は米国で、パイロットはジミー・ドーリットル。
- ドイツで、飛行中の旅客機の中で初めて(無声)映画が上演される。
- 7月25日~10月27日朝日新聞社の「初風」号「東風」号東京→モスクワを経て訪欧飛行(最終はローマ: 行程1,7403km)パイロットは、安辺浩、河内一彦、機関士は篠原春一郎、片桐庄平。機体はプレゲー機。
- 10月1日: 米国の航空会社、ノースウエスト航空が創立される。
- 米国の航空会社、ユナイテッド航空が設立される。
- ドイツで、2つの大手航空会社が合併してルフトハンザが誕生する。
- 5月11日~14日: R・ロアルド・アムンゼンが、飛行船"Norge"で北極上空を飛行する(スピッツベルゲン→北極→アラスカ)。
- 米国の航空機メーカー、セスナが設立される。
- 5月20日~21日: チャールズ・リンドバーグがスピリットオヴセントルイス単葉機でニューヨークからパリへと、単独・無着陸での大西洋横断飛行に成功。飛行時間は30時間以上だった。
- 6月29日: カナダ人の発明家、Wallace Turnbullによる可変ピッチプロペラ搭載機が、初の飛行試験を行う。
- 1927年に初飛行した機体: フォッケウルフ F16エンテ、
- キュンター・フォン・ヒューネフェルトが、アイルランドからカナダへと、リンドバーグと逆の大西洋横断に成功。
- 東京瓦斯電気工業(後の日立航空機)の純国産の航空用エンジン「神風」が耐空審査に合格。
- アメリア・イアハートが、女性乗客として初の大西洋横断を行う。
- 2月7日~22日: H・J・L・ヒンクラー少佐がアブロ アヴィアンを操縦して、英国からオーストラリアへの単独飛行に初成功。
- 5月: フォッカーFVIIb/3Mによって飛行機としては初の北極飛行が行われる。
- 5月: チャールズ・キングスフォード・スミスらが、フォッカー・トライモーター(南十字星号)で初の太平洋横断飛行に成功(サンフランシスコ→ブリズベン)。
- 6月11日: アレクサンダー・リピッシュにより設計されたグライダー、エンテが史上初のロケット推進航空機として飛行する
- 10月30日: 日本航空輸送創立 (戦後の日本航空とは無関係)
- 米国の航空機メーカー、グラマンが設立される。
- 中島飛行機の航空エンジン「寿」が耐空審査に合格する。
- ポーランドの航空会社、LOTが運航を開始。
- Cubana de Aviacionが運航を開始。
- パンアメリカン航空(パンナム)が運航を開始。
- 8月8日~29日: 飛行船 LZ 127 グラーフツェペリンが、平均速度114 km/hで34,200 kmを飛行し世界一周飛行を達成。航路は(Friedrichshafen→)ニュージャージー州 レイクハースト→Friedrichshafen→東京→ロサンゼルス→レイクハースト(→Friedrichshafen)。メインスポンサーである出版業者のW・C・ハーストの要請により、自由の女神像を出発・終着点とした。
- フリッツ・フォン・オペルがロケット動力の航空機RAK-1で飛行する。
- 1929年に初飛行した機体: ツポレフ ANT-9、
[編集] 1930年代
- フランク・ホイットルがジェットエンジンの特許を取得。
- ベンディクスレース始まる。
- 3月: ドイツの飛行船、グラーフツェペリンが南大西洋の横断に初成功。
- 4月1日: ドイツの航空機メーカー、フィーゼラーが設立される。
- 5月: ジャン・メルモーズら、ラテコエール28水上機でセネガルのサンルイからブラジルのナタールまで南大西洋横断飛行。
- イタロ・バルボ、イタリア空軍の12機のサボイア・マケッティ飛行艇をひきいてイタリアからリオデジャネイロまで飛行。
- 1930年に初飛行した機体: ユンカース Ju52、
- デュドネ・コストらが、パリからニューヨークへと大西洋を横断(リンドバーグと逆方向)。
- 英国がシュナイダートロフィーレースに完勝する。ジョン・ボースマン大尉が、スーパーマリン S6Bで547.297 km/hを記録。
- 5月27日: スイス人のオーガスト・ピカード教授と助手のキプファーが、成層圏用気球で高度15,781 mに到達。アウグスブルクから離陸し、オーストリアの氷河に着陸した。
- 6月23日~7月1日: ウィリー・ポストとハロルド・ガティーが、ロッキードのウィニー・モーで世界一周速度記録を達成。8日と15時間51分で約24,900 kmを飛んだ。
- 10月4日: ハーンドン、クライド・パングボーン、ベランカ機で青森県淋代海岸から米国ウェナッチまでの太平洋横断飛行に成功。
- 5月20日: アメリア・イアハートがロッキード ヴェガを操縦して、女性として初の単独大西洋横断飛行に成功。ニューファンドランドのハーバーグレイスから北アイルランドのロンドンデリーへの飛行だった。
- ウォルフガング・フォングロナウ、ドルニエワール飛行艇で111日をかけて世界一周飛行を行う。
- 1932年に初飛行した機体: ビーチ17スタッガーウィング、
- 7月14日~22日: ウィリー・ポストがロッキード ヴェガで初の単独世界一周飛行を達成。ニューヨークのフロイドベネットフィールドを発着点とし、ベルリン、モスクワ、イルクーツク、アラスカを経由した。総飛行距離は約25,100 km。
- 1933年に初飛行した機体: スーパーマリン・ウォーラス、ボーイング247、九三式中間練習機、カリーニン K7
- マックロバートソン・エアレース(豪ビクトリア州創立100周年記念レース)でデハビランド コメットが優勝した。
- American Airways Companyが アメリカン航空に改組。
- コンチネンタル航空がヴァーニースピードラインズとして運航を開始。
- 1月: ソ連の飛行士、Fedossenko、Wassenko、Usyskinが成層圏用の気球、Ossoaviachim Iで高度22,000 mに到達。
- 1934年に初飛行した機体: DC-2、グロスター グラディエーター、シコルスキー S-42、Bü 131
- メッサーシュミットがBf 109の生産を開始。
- ドイツの急降下爆撃機、ユンカース Ju 87が初飛行。
- 1月11日: アメリア・イアハートが、ハワイ州 ホノルルからカリフォルニア州 オークランドまでの、初の太平洋横断単独飛行に成功。
- 2月4日: 九六式艦上戦闘機が初飛行。
- 6月: ボーイングB-17試作機が初飛行。
- 8月: 羽田飛行場開業。
- 11月6日: 英国のブルックランズで、ホーカー ハリケーンのプロトタイプ(K5083)が初飛行。設計はシドニー・カム。
- 実用的なヘリコプター、フォッケウルフ Fw61が初飛行。
- この頃フランスの航空機メーカーは6つの国営企業に統合される。
- 九七式大艇が初飛行。
- 3月5日: スピットファイアが初飛行。設計はレジナルド・J・ミッチェル。
- 4月: アイルランドの国営航空会社、エアリンガスが設立される。
- 6月15日: ヴィッカーズ ウェリントンのプロトタイプが初飛行。設計はバーンズ・ウォーリス。
- 1936年に初飛行した機体: Fi 156、ウェストランド ライサンダー
- スウェーデンの航空機メーカー、SAABが設立される。
- 1937年に初飛行した機体: ブリュースターバッファロー、I-207
- 2機のヴィッカーズ ウェルズレイが、エジプトからオーストラリアのダーウィンまでの無着陸飛行に成功。
- 4月12日: 英国、ラグビーのBritish Thomson-Houston工場にて、フランク・ホイットル卿が、航空用としては初のジェットエンジンの地上試験を行う。
- 5月6日: ニュージャージー州レイクハースト海軍航空基地にドック入りしていた飛行船、ツェペリン LZ 129 ヒンデンブルクが炎上。飛行船による大陸間移動が幕を閉じた。当時のドイツはヘリウムを入手できなかったため、ツェペリンの飛行船には可燃性の水素ガスが詰まっていた。
- 5月: 航研機周回航続距離世界記録樹立。
- 7月3日: 女性飛行家アメリア・イアハートと航法士のフレッド・ヌーナンが、ニューギニア島のラエからハウランド島への飛行途上で行方不明になる。
- 7月14日: ハワード・ヒューズら、ロッキード14スーパーエレクトラで世界1周飛行。記録3日19時間17分。
- 1938年に初飛行した機体: ブロムウントフォスBV141、
- 第二次世界大戦が始まる
- 初のターボジェット機ハインケル He 178が初飛行。液体燃料ロケット推進のHe 176も初飛行。
- 7月6日: オルガ・クレピコヴァが、モスクワからOtradnojeまで、グライダーによる746 kmの世界記録飛行に成功。
- 8月26日-10月20日: ニッポン号(九六式陸上攻撃機の改造機)世界1周親善飛行。
- 1939年に初飛行した機体: ロッキード P-38、
[編集] 1940年代
- 三菱重工の零式艦上戦闘機(零戦、いわゆるゼロ戦)が日本海軍に制式採用される。
- 10月8日: イギリスで、アメリカ人の有志によるイーグルスコードロンができる。
- 11月25日: デハビランド モスキートのプロトタイプが初飛行。
- 1940年に初飛行した機体: ノースアメリカン P-51(の原型機NA-73)。
- 川西航空機 二式大艇が初飛行
- ジャクリーン・コクランが大西洋を爆撃機で横断した初の女性となる。
- 1月9日: アヴロ ランカスター 爆撃機が初のテストフライトを行う。
- 2月25日: メッサーシュミットの輸送グライダー、Me 321 ギガント(全幅55 m、重量35 t)が初飛行。
- 3月30日: ハインケル He 280が初飛行。
- 5月15日: グロスター・ホイットルのジェット機、E28 パイオニアがクローンウェルから初飛行を行う。
- 12月8日: 太平洋戦争が始まる
- 1941年に初飛行した機体: メッサーシュミット Me 163、三式戦闘機飛燕。
- 7月: ドイツのジェット戦闘機、メッサーシュミット Me 262がフリッツヴェンデルで初のテストフライトを行う。
- 9月: ボーイング B-29が初飛行
- 10月1日: アメリカのジェット戦闘機、ベル XP-59A が初飛行
- 10月3日: A4ロケット(後のV2ロケット)が、ペーネミュンデで初飛行を行う。296秒で約マッハ5に達し、高度84.5 km、距離190 kmを飛行した。
- 1942年に初飛行した機体: FFVS J22、「紫電」(川西航空機=現新明和工業)。
- 3月5日: 英国のジェット戦闘機 グロスター ミーティアのプロトタイプが初飛行。
- 6月: 世界初のジェット推進爆撃機、ドイツのアラド Ar 234ブリッツ が初飛行。
- 9月22日~24日: エルンスト・ヤクマンが、上昇気流に乗って、単座グライダーで55時間51分の飛行を行う。
- 「紫電改」(川西航空機 = 現新明和工業) が初飛行。
- サウジアラビア航空が運航を開始。
- 6月12日: イギリスが、ドイツの無人飛行爆弾V1による初の攻撃を受ける。
- 6月14日~15日にかけての夜間: 第605飛行隊のJ.G.マスグレーヴ大尉が夜間戦闘機型のモスキートを操縦して、V1を撃墜した初のパイロットとなる。
- 7月27日: グロスター ミーティアがRAF初のジェット戦闘機として運用を開始。対V1作戦を行う。
- 10月: 一八試陸上攻撃機連山、試作一号機が完成
- 12月6日: ハインケルのジェット戦闘機He 162が初飛行 。
- 円盤翼STOL機 ボート F5U フライングパンケーキ原型機の完成。
- 7月28日: B-25 ミッチェル 爆撃機がエンパイアステートビルに激突する。
- 8月6日: B-29 "エノラ・ゲイ"が、ウラン型核爆弾 "リトルボーイ"を広島市へ投下。
- 8月7日: 日本のジェット機、橘花(きっか)が初飛行。
- 8月9日: B-29 "ボックスカー"が、プルトニウム型核爆弾 "ファットマン"を長崎市へ投下。
- 8月12日: 一八試局地戦闘機 震電、試験飛行。
- 8月15日: 第二次世界大戦終了。
- 12月3日: デハビランド シーヴァンパイアが、空母での離着陸を行った初のジェット機となる。空母はHMSオーシャン。
- 米陸軍のシコルスキー R5が、コネチカット州ストラットフォードで、非公式ヘリコプター高度記録 6,400 m (21,000 ft)を達成。
- 8月26日: ダグラス D-558が1,067 km/hを記録。
- 10月14日: チャック・イェーガーがロケット動力飛行機のベル X-1で音速突破飛行
- ミコヤン・グレヴィッチ MiG-15(I-310)が初飛行。
- 史上最大の飛行艇、ヒューズH-4 Herculesが初飛行。
- 1947年に初飛行した機体: エアスピード アンバサダー
- ノースアメリカン XP-86(F-86の原型)が降下中に音速突破。
- 7月14日: 6機のデハビランド ヴァンパイア F3が、ジェット機として初めて大西洋を横断。
- 9月9日: デハビランド DH108スワローが降下中に音速突破。
- 1949年に初飛行した機体: サーブJ29テュナン
- 米空軍 第43爆撃飛行隊のB-50が、アリゾナ州タクソンのデイヴィスモンサン空軍基地から飛び立ち、初の無着陸世界一周飛行を行う。
- 1949年に初飛行した機体: ブリストル ブラバゾン、ラボーチキンLa200
[編集] 1950年代
- 6月25日: 朝鮮戦争が始まる。
- 1950年に初飛行した機体: ブラックバーン ビバリー、
- 可変後退翼実験機、ベルX-5が初飛行。
- アロー航空が運航開始。
- 7月20日: ホーカー ハンターのプロトタイプが初飛行。
- 8月1日: 日本航空株式会社設立。
- 1951年に初飛行した機体: スーパーマリン シミター、グロスター ジャベリン
- 日本ヘリコプター輸送設立(略称「日ペリ」、後のANA)。
- エレクトリックボートがジェネラルダイナミクスへと社名を変更
- イングリッシュエレクトリックの爆撃機 キャンベラが、初のイギリスからオーストラリアへの無給油無着陸飛行を24時間以下で行う。
- 1月22日: 世界初のジェット旅客機、デハビランド コメットがBOACに就航。
- 1952年に初飛行した機体: ボーイング B-52、フーガ・マジステール、サンダースロー プリンセス
- 7月4日: 日東航空株式会社設立。
- 9月13日: 富士航空株式会社設立。
- 水上ジェット戦闘機の試験機、コンベア YF2Yシーダート公式初飛行。
- ジャクリーン・コクランが音速を突破した初の女性パイロットとなる。
- 6月1日:アメリカ空軍のアクロバット・チームサンダーバーズ発足
- 6月30日: 北日本航空株式会社設立。
- 7月27日: 朝鮮戦争終了。
- 10月: ノースアメリカン YF-100が 1,215 km/hの速度記録樹立。
- 10月24日: コンベア YF-102が初飛行。
- 11月30日: 東亜航空株式会社設立。
- 4月1日: RAFによるスピットファイアの最後の任務飛行が行われる。マラヤでの写真偵察任務だった。
- 8月: 垂直離着陸可能な試作戦闘機、コンベア XFY-1 ポゴが初の自由飛行を行う。
- MiG-21が初飛行。
- 1957年に初飛行した機体: デハヴィランド シービクセン(1957-3-20)、
- 3機のボーイング B-52 ストラトフォートレスが、ターボジェット機による初の無着陸世界一周飛行に成功。平均速度859 km/hで45時間19分かかった。
- 10月4日:ソ連、スプートニク1号打ち上げ。
- 日本ヘリコプター輸送、極東航空と合併し、全日本空輸誕生。
- ガルフストリームが、アメリカ合衆国ジョージア州サヴァンナに設立される。
- 1月: 富士重工、国産初のジェット練習機T-1初飛行。
- 2月: DARPAが誕生する。
- 5月18日: ロッキードのF-104Aが2,260 km/hの速度記録樹立。
- 9月: インターフルク(Interflug: 東ドイツ国営航空)が創立される。
- 航空自衛隊のアクロバットチームブルーインパルス(初代)発足
- 1958年に初飛行した機体: アブロ・カナダ CF-105アロー、ブラックバーン バッカニア。
- 米空軍最後のコンベア B-36 爆撃機が退役する。
[編集] 1960年代
- イギリスが開発した世界初の実用垂直離着陸機、ハリアーが初飛行。
- このころベトナム戦争が始まる。
- 米空軍のロバート・ホワイト少佐が操縦する、ノースアメリカン X-15 極超音速ロケット実験機が高度41,600 m (136,500 ft)に到達。
- 米空軍のジョセフ・キッティンガー大尉(後に大佐)が、パラシュート降下の高度と、降下時間の世界記録を達成。Excelsior計画において、高々度パラシュート脱出システムの試験中のことだった。
- 11月22日: マクダネル・ダグラス F-4 ファントムIIが世界速度記録 2,585 km/h を樹立。
- 4月12日: ボストーク1号打上げ。ユーリ・ガガーリンが初の有人宇宙飛行を行う。108分間の飛行中に地球を1周した。
- 8月30日: 日本航空機製造、YS-11初飛行。
- ジョセフ・ウォーカーが操縦するX-15が高度100 kmに到達(ふつう高度100 km以上は宇宙とされる)。
- 9月14日: 新三菱重工、MU-2初飛行。
- ジョセフ・ウォーカーがX-15Aの高度記録を106,010 m (347,800 ft)へと更新。
- 戦闘ヘリコプター Mi-24がテストフライトを行う。
- 3月7日: ハリアーの原型、ケストレルが初飛行。
- 4月15日: 日東航空、富士航空、北日本航空が合併、日本国内航空となる。
- 11月4日: BOACが運航するホーカーシドレー トライデントが、濃霧の中で、旅客機として初めて無視界自動着陸を行う。
- 12月11日: ロッキード SR-71ブラックバードが初飛行。
- 北爆開始でベトナム戦争が本格化
- 国産のターボプロップ旅客機、YS-11(日本航空機製造)が運航を開始。
- シコルスキー SH-3A シーキングが、ヘリコプターによる初の無着陸北米横断飛行を行う。飛行距離は3,405 km。
- 2月4日: 全日空B727、東京湾に墜落(133人死亡)
- 3月4日: カナダ太平洋航空DC-8、羽田空港防潮堤に激突(64人死亡)
- 3月5日: イギリス海外航空B707、富士山上空で空中分解し墜落(124人死亡)
- 11月13日: ANAのYS-11、松山空港沖に墜落(50人死亡)
- プエルトリコ国際航空(Prinair)が運航を開始。
- X-15が7,295 km/h (Mach 6.1) の速度記録を達成。
- 1967年に初飛行した機体: BAE ニムロッド
- ブラジルの航空機メーカー、EMBRAER(エムブラエル)が設立される。
- 3月2日: 英国のブリストルで、コンコルドが初のテストフライトを行う。
- 7月: RAFの第1飛行隊が、世界初のVTOL機装備飛行隊となる。
- 7月20日: アポロ11号が月に着陸する。
- 9月2日: ボーイング747が初飛行。この時点では最大の旅客機だった。
- 1969年に初飛行した機体: FMA IA58 プカラ(COIN機)、
[編集] 1970年代
- 2機のシコルスキー HH-53C ヘリコプターが、空中給油を利用して14,484 kmに及ぶ無着陸太平洋横断飛行を達成。
- 3月31日: よど号ハイジャック事件が起きる。
- 1970年に初飛行した機体: ブリテン・ノーマン トライランダー(1970-9-11)、
- 5月15日: 日本国内航空、東亜航空が合併、東亜国内航空となる。
- 7月3日: 東亜国内航空YS-11「ばんだい号」函館市北方横津岳山腹に墜落(68人死亡)
- 7月20日: 三菱重工、日本初の超音速ジェット練習機XT-2初飛行。
- 7月30日: 岩手県雫石町上空で全日空機と自衛隊機空中衝突(全日空機側162人死亡)
- サウスウェスト航空が運航を開始。
- Icelandairが設立される。
- 1973年に初飛行した機体: PZL M-15 ベルフィゴール
- ジェネラルダイナミクス F-16 ファイティングファルコンが初飛行。
- ロックウェル B-1B ランサーが初飛行。
- SR-71が2時間以下での大西洋横断に成功。
- ブリティッシュ エアウェイズが誕生する。
- 8月14日: トーネード IDSが初飛行。
- ベトナム戦争終結。
- 特別に改造されたF-15が、静止状態から高度30,000 m (98,425 ft) までの上昇時間 3分27秒という世界記録を樹立。
- 2月22日: Su-25の原型機 T-9 が初飛行。
- 5月20日: Su-27の原型機 T-10 が初飛行。
- 8月23日: ポール・マクレディ設計の人力飛行機、「ゴッサマー・コンドル」が、180度の方向転換を含む2.1kmの飛行に成功しクレーマー賞を獲得。
- 9月28日: ダッカ日航機ハイジャック事件が起きる。
- 10月6日: MiG-29の原型機 プロダクト9 が初飛行。
- 3月10日: ミラージュ2000が初飛行。
- 5月20日: 新東京国際空港(現・成田国際空港)が開港
- マクダネル・ダグラスが、5,000機目の F-4 ファントムII 戦闘機を納入。原型初飛行からは20年が経っていた。
- 11月18日: F/A-18が初飛行。
- 6月12日: ポール・マクレディ設計の人力飛行機、「ゴッサマー・アルバトロス」がドーバー海峡横断に成功。
- 攻撃機 A-4 スカイホークの26年にわたる生産が終了。最終となる2,690機目は米海兵隊へ納入された。
[編集] 1980年代
- 8月7日: 太陽電池発電を動力とするゴッサマー・ペンギンが、ジャニス・ブラウンの操縦で3.2kmの飛行に成功。設計はポール・マクレディ。
- 7月7日: 太陽電池発電を動力とするソーラー・チャレンジャーが、ドーバー海峡横断に成功。
- ステルス 攻撃機、ロッキード F-117が初飛行。
- スペースシャトルが初の打ち上げ。地球周回軌道に乗る(ミッション名 STS-1)。
- サーブ340の原型機、SF340が初飛行
- オーストラリア人ディック・スミスがヘリコプターによる初の単独世界一周飛行を達成。ベル ジェットレンジャーIII"Australian Explorer"による飛行距離は56,742 kmに及んだ。
- ヴァージンアトランティック航空が運航を開始。
- TWAのボーイング727が地中海上空でハイジャックされる。
- 安売り航空会社、ライアンエアが設立される。当初は安売りでなくフル・サービスを行っていた。
- 8月12日: 日本航空のボーイング 747が群馬県の山中に墜落(日本航空123便墜落事故)。乗員乗客524名のうち、520名が亡くなった。
- ダッソー ラファールが初飛行。
- 1月28日: スペースシャトル チャレンジャーが打ち上げ直後に爆発。
- 12月: バート・ルータン設計のヴォヤージャー(ボイジャー)が世界初の無着陸無給油世界一周飛行を達成。
- 4月1日: 東亜国内航空が日本エアシステムと商号変更。
- 4月24日: 人力飛行機「ダイダロス'88」が飛行距離115.58km、飛行時間3時間54分59秒のFAI公認世界記録樹立。
- SAAB 39 グリペンが初飛行。
- ターボプロップ双発の旅客機、ATR 72が初飛行。
- 12月21日: パンナム103便がスコットランドのロッカビーで爆発(パンナム機爆破事件)。
- 7月17日: ノースロップ・グラマン B-2が初飛行。
- 12月10日: 初の人力ヘリコプター「ダビンチIII」離陸、滞空時間7.1秒、高度20cm。
- 12月: 米軍がパナマに侵攻、F-117Aが初めて実戦で使用される
- ATR 72がカールエアで運航され始める。
[編集] 1990年代
- パンアメリカンワールドエアラインズ(パンナム)が操業停止。財政難により、73年の歴史を閉じた。
- ヨーロッパの大手ヘリコプターメーカー、ユーロコプター誕生。
- 3月26日: スウェーデンのターボプロップ双発旅客機、SAAB 2000が初飛行。
- 10月16日: ニッキー・スミス大尉が、Shawburyの第89教育隊を卒業し、RAF初の女性ヘリコプターパイロットとなる。
- 1,000機目のボーイング 747が製造される。初号機の製造から26年目のこと。
- 4月26日: 中華航空機名古屋空港で着陸失敗(死者264名)
- 8月: 第617飛行隊のジョー・サルター大尉が、RAF初の女性高速ジェット機パイロットとなる。乗機はトーネード GR.1B。
- 9月4日: 関西国際空港が開港。
- 10月7日: 三菱重工業製の支援戦闘機F-2(当時はXF-2)が初飛行。
- コンコルドが世界周回飛行の新記録記録を達成。ニューヨーク→トゥールーズ→ドバイ→バンコク→グアム→ホノルル→アカプルコを経て、31時間27分でジョン・F・ケネディ国際空港へと帰還した。
- アメリカ空軍・海軍共同初等練習機にT-6 テキサンIIが選定される。
- ニューヨークの湾上でTWA 800便が爆発。
- 7歳のパイロット、ジェシカ・ダブロフが記録飛行に挑戦して死亡。
- ボーイング 777-300がロールアウト。73 m (242 ft)と、この時点では史上最長の旅客機となる(後にA340-600に抜かれる)。
- ライアン RQ-4A グローバルホーク無人機が初飛行。
[編集] 2000年代
- 6月10日: ヨーロッパの巨大軍事航空企業、EADSが誕生。
- 7月25日: エールフランスのコンコルド(エールフランス4590便)が、フランスで離陸直後に火災により墜落。乗員9人、乗客100人全員と、地上にいた4人が死亡。コンコルド引退のきっかけとなった。
- 2000年に初飛行した航空機: Adam M-309
- 2月: 旅客機MD-11の生産が終了する。
- 3月29日: ボーイングの社長でCEOのアラン・ムラリーが高速・長距離旅客機の構想を発表。後日、ソニック・クルーザーと命名される。カナード付きの斬新な機体形状で、巡航マッハ数は0.95またはそれ以上という意欲的なプログラムだったが、2002年12月20日に計画中止が発表された。
- 4月: 無人機 グローバルホークが、米国エドワーズ空軍基地からオーストラリアへ、自動操縦による無給油・無着陸飛行を行う。無人機による史上最長の飛行で、23時間23分かかった。
- 9月11日: アメリカン航空とユナイテッド航空のそれぞれ2機の旅客機がハイジャックされる。2機は世界貿易センタービルに激突、1機はペンタゴンに突っ込み、残りの1機はワシントンD.C.郊外に墜落した。3,000人以上が死亡。(アメリカ同時多発テロ事件)
- ボーイングがステルス技術実証機、バードオヴプレイを公開。1996年~1999年にかけて多数の飛行試験を行っていた。
- 12月20日: ボーイングがソニック・クルーザーの計画中止を発表。代わりに、従来型で高効率を狙った 7E7の構想を発表。
- 2月1日: スペースシャトル コロンビアが大気圏への再突入時に空中分解。乗員7人全員が死亡。
- フィナ航空(Fina Air)がプエルトリコで運航を開始。
- 5月25日: ボーイング727がアンゴラでパイロットのBen Charles Padillaを乗せたまま謎の失踪。
- 6月15日: ボーイングがル・ブールジェで開催中のエアショー会場で7E7の愛称をドリームライナーに決定したと発表。
- 10月24日: コンコルドが最後の商業定期飛行を行う。
- 10月: コンピュータ制御の模型飛行機による、初の完全自律大西洋横断飛行。
- 11月26日: コンコルドが最後の飛行を行う。its farewell fly-the-flag flights.
- 12月17日: ライト兄弟のフライヤー Iが初飛行したのと同じ日に、スペースシップワンが有人民間機として初めて音速を突破。
- 12月25日: ベニンでユナイテッドトランジット航空141便が墜落。5月に失踪したボーイング 727ではないかという噂が広まる。
- ホンダジェット初飛行
- 3月27日: NASAのX-43(小型無人実験機)が、空気吸い込み式エンジンの世界記録を更新。約7,700 km/h(音速の7倍)近くまで、ブースタのペガサスロケットで加速したのち、プラスの推力を出したものとみられる。
- 4月1日: 日本航空株式会社が株式会社日本航空インターナショナルに、株式会社日本エアシステムが株式会社日本航空ジャパンに、それぞれ商号変更。
- 4月26日: ボーイングが、787の開発を正式に決定した発表。
- 7月21日: スペースシップワンが高度100kmを超え、民間開発の機体としては初の宇宙船となる。
- 1月28日: ボーイングが、7E7の公式型番を787に設定したと発表。
- 3月3日: スティーブ・フォセットがヴァージン・アトランティック・グローバルフライヤーにより初の単独での無着陸無給油世界一周飛行に成功。
- 4月27日: エアバスのA380が初飛行。フランス、ツールーズのブラグナック国際空港を、現地時間午前10時29分に離陸し、3時間54分の飛行後、14時23分に同空港に着陸した。キャプテンはクロード・ルレー。離陸時重量421トン(民間旅客機で過去最大)。エンジンはロールスロイス製トレント900。巡航高度まで上昇して、飛行性・脚上げ下げ・スラップとスラットの全ポジション確認をした。2006年下半期にシンガポール航空が運用開始予定。