バトルギア4
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バトルギア4は2005年7月にタイトーよりリリースされたアーケードカーレースゲームである。バトルギアシリーズとしては第5作目。2006年11月28日からは、車種やコースを増やし、システムや筐体の設備などを改良した「バトルギア4 Tuned」が稼動を開始した。
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[編集] 概要
[編集] 筐体
バトルギア4の筐体はスタンダード筐体とプロフェッショナル筐体の2種類が存在する。両筐体ともTAITO Type X+を採用しており、音声システムも5.1chサラウンドシステムを採用している。実車をイメージした筐体にはロールバーがあしらわれているのが特徴である。スタンダード筐体ではモニター右横、プロフェッショナル筐体ではコイン返却口横にキーベンダーが配置されているが、コイン投入口はゲームプレイ用とキー購入用とで分かれているため注意が必要である。
スタンダード筐体のコクピット部分は位置調節が可能なシート、フィードバック付きステアリング、アクセルペダル、ブレーキペダル、シフトレバー、サイドブレーキレバー、スタートボタン、視点切替ボタン、ハザードボタン及びキー差込口という前作の装備に加え、左のシフトレバーの奥にオーバーテイクスイッチ(別名ステキスイッチと呼ばれる)が追加されている。このスイッチはノーマルカーでは機能せず、エンジンのチューニングレベルが3以上であるか、セッティングセレクト画面でチューンドもしくは特別仕様車を選択することにより使用可能になる。このスイッチを押下するとNAエンジンではナイトラスシステム、ターボエンジンではスクランブルブーストとして使用でき、一定時間エンジンの馬力が上がる。
プロフェッショナル筐体は前述のスタンダード筐体と比較して、クラッチペダルの追加、6速Hパターンシフトレバーの採用、ステアリングのロック・トゥ・ロックの増大、サイドブレーキレバーの位置変更、画面及びスピーカーの大型化などの改良が施されている。クラッチ、Hパターンシフトの採用により実車さながらのシフトチェンジを楽しめるようになった。
[編集] ネットワークエントリーシステム
今作も前作バトルギア3同様ネットワークエントリーシステムNESYSを通じて全国のプレイヤーとタイムを競い合うことが出来る。バトルギア4ではNESYSのユーザー認証にネットエントリーキーと呼ばれる、実車のイグニッションキーを模したドングルを使用する。ネットエントリーキーの価格は店舗にもよるが通常500円で、筐体に設置されたキーベンダーで購入できる。今作からはエントリーキーを使用してプレイするごとに、成績に応じたBG(バトルゴールド)というポイントが付与され、このBGを対価として車のチューニングが出来るようになった。その内容はエンジンスワップ、サスペンションの調整などもできると言う本格仕様である。
[編集] クラス別登場車種
2006年12月現在、以下の30車種(Tunedでは53車種)が使用可能である。これらの車種は排気量、馬力、トルク、車重等から導き出された走行性能によりクラス分けされている。Tunedのみで使用可能な車種には*印を、特別仕様車が存在するものには※印を付した。
[編集] Sクラス
A-DクラスをチューニングすることによってSクラスにすることが可能。チューンドクラスとしてタイムアタックを行うことになる。また、エントリーキー無しのプレイでもセッティングで「ノーマル」以外を選択するとSクラス扱いとなる。
[編集] Aクラス
ノーマル状態で280馬力の車はほとんどこのクラスに入る。
- NISSAN FAIRLADY Z Version ST (Z33)※
- SUBARU IMPREZA WRX STi spec C (GDB)※
- SUBARU IMPREZA WRX STI spec C ['06] (GDB)*
- SUBARU IMPREZA WRX type R STi Version VI (GC8)*
- MITSUBISHI MOTORS LANCER Evolution IX GSR (CT9A)※
- MITSUBISHI MOTORS LANCER Evolution IX MR GSR (CT9A)*
- MITSUBISHI MOTORS LANCER GSR Evolution IV (CN9A)*
- MITSUBISHI MOTORS LANCER GSR Evolution III (CE9A)*
- SUBARU LEGACY B4 2.0GT spec.B (BL5)
- Honda NSX type S (NA2)
- Honda NSX type R (NA2)*
- MAZDA RX-7 Type RS (FD3S)※
- NISSAN SKYLINE GT-R (BNR32)*
- NISSAN SKYLINE GT-R V-spec (BCNR33)*※
- NISSAN SKYLINE GT-R V-specII (BNR34)※
- TOYOTA Supra RZ (JZA80)
計8車種(Tunedでは8車種追加、合計16車種)
[編集] Bクラス
ノーマル状態で200~255馬力の車。
- NISSAN 180SX TYPE X (RPS13)*
- Honda ACCORD Euro-R (CL7)
- TOYOTA ALTEZZA RS200 L EDITION (SXE10)※
- MAZDA ATENZA 23Z (GG3S)
- TOYOTA CELICA GT-FOUR (ST205)*
- TOYOTA CELICA TRD Sports M (ZZT231)
- VOLKSWAGEN Golf GTI(1KAXX)*
- MITSUBISHI MOTORS FTO GP Version R (DE3A)*
- Honda INTEGRA TYPE R (DC2)*
- Honda INTEGRA TYPE R (DC5)
- RENAULT Lutecia RENAULT sport V6 (BL7X)
- TOYOTA MR2 GT (SW20)*
- MAZDA SAVANNA RX-7 GT-X (FC3S)*
- MAZDA RX-8 Type S (SE3P)
- Honda S2000 (AP1)
- NISSAN SILVIA K's(S13)*
- NISSAN SILVIA spec-R AERO (S15)
計9車種(Tunedでは8車種追加、合計17車種)
[編集] Cクラス
ノーマルで130~180馬力の車。
- PEUGEOT 206 RC (206)
- CITROEN C4 2.0 VTS(B5RFK)*
- HONDA CIVIC SiR (EG6)*
- HONDA CIVIC TYPE R (EK9)*
- MAZDA EUNOS ROADSTER (NA6CE)*
- FORD FOCUS ST170 (WF0)
- MINI MINI COOPER S (RE16)
- TOYOTA MR-S S EDITION (ZZW30)
- VOLKSWAGEN New Beetle Turbo (9CA)
- MAZDA ROADSTER RS-II (NB8C)
- MAZDA ROADSTER RS (NCEC)*
- TOYOTA SPRINTER TRUENO GT APEX 3door (AE86)
- SUZUKI SWIFT Sport (ZC31S)*
- CITROEN Xsala Coupe VTS
計8車種(Tunedでは6車種追加、合計14車種)
[編集] Dクラス
ノーマルで80~115馬力の車。
- MITSUBISHI MOTORS COLT PLUS Sport-X (Z23W)
- TOYOTA COROLLA LEVIN SR (AE85)*
- MAZDA DEMIO SPORT (DY5W)
- Honda Fit 1.5S (GD3)
- NISSAN MARCH 12SR (AK12)
- TOYOTA Vitz RS 1.5L 3door (NCP13)
計5車種(Tunedでは1車種追加、合計6車種)
[編集] 特別仕様車
※印の車種はセッティングセレクトで特別仕様車を選択することで、専用カラーリング・専用セッティングのチューンドカーとして使用できる。走行性能は標準車のそれとは変化するためSクラス扱いとなるが、特別仕様車を選択するためにBGは必要としない。2006年12月現在、使用できる特別仕様車は以下の8車種。*印はTunedのみ。
- TOYOTA ALTEZZA TRD仕様*
- NISSAN FAIRLADY Z NISMO仕様
- NISSAN FAIRLADY Z ORC仕様*
- SUBARU INPREZA spec C STi仕様*
- LANCER EVOLUTION IX RALLIART仕様*
- MAZDA RX-7 Type RS A'PEXi仕様
- NISSAN SKYLINE GT-R R33 NISMO LM仕様*
- NISSAN SKYLINE GT-R V-specⅡ NISMO仕様
[編集] 選択可能なモード
[編集] ノーマルレース
複数台のコンピューターカーと対戦できるモード。難易度は通常レベル1~9まである。 レベル9をクリアすると、クリアしたコースのみ、10、11と、順次レベルを上げる事が出来る。 (例えば初級コースでレベル9をクリアして、中級コースでレベル9をクリアしていない場合、初級コースではレベル10に進む事が出来るが、クリアしていない中級コースでは進めないようになっている。)
[編集] ワンメイクレース
ノーマルレースのワンメイク(自分と同一車種のみの出走)版。1人プレイ時のみ選択可能。
[編集] タイムアタック
前作同様、ゴーストと呼ばれる全国のプレイヤーの走行データとタイムを競い合うモード。1人プレイ時のみ選択可能。 ネットエントリーキーを使う事でネットランキングに自動参加できる。 ネットエントリーキーを使用しない場合、直前にその筐体でプレイされた記録の中から同クラスの車種のゴーストと競うことになる。
[編集] ドリフトモード
ゴーストと勝負を行い、ドリフトポイントを競うモード。 このモードは速さの指標である、「タイム」や「順位」は評価の対象にならず、 コーナーでいかにうまくドリフトを決めて、ドリフトポイントを稼ぐかが勝負である。
[編集] バトルモード
最大4人まで対戦可能なマルチプレイ専用モード。ノーマルレース時に掛かる後続車のブーストが掛からない。
[編集] コース
2006年12月現在、登場するコースは以下の7コース(Tunedでは12コース)である。カッコ内にモデルになったと思われる場所を記した。*印のコースはTunedでのみ利用できる。
- 超初級(インディアナポリス・モーター・スピードウェイ)
- 初級(宮島)
- 初級B *
- 中級(阿蘇山、ドリフトモード時に選択可)
- 中級B(お台場、ドリフトモード時に選択可)*
- 上級(モナコ公国)
- 上級B *
- 超上級(妙義山)
- 超上級B *
- 弩級(榛名山)
- 弩級B(赤城山)*
- 超弩級(チュリニ峠)
[編集] ガレージ
携帯電話又はパソコンからネット接続によりガレージを作成することでガレージを使用することが出来る。ネットエントリーキーで作成した車をチューニングするためにはガレージへの登録が必要である。
1つのガレージは1つのアカウントと対応しており、初期状態では1ガレージに3台(ネットエントリーキー3本)が登録できる。この登録枠はBGを使用することで拡張が可能である。同一ガレージに登録された車はBGを共有しており、BGを獲得した車両とBGを消費する車両は同一である必要は無い。
また、ガレージエクステンションと呼ばれる有料機能が用意されており、これによりメッセージの作成、オリジナルステッカーの作成、チームの運営、記録の詳細な分析などが可能となる。
[編集] チューニングパーツ
チューニングできるパーツは以下の通りである。
- エンジン系
- エンジンスワップ(一部車種のみ)
- エンジンチューン(ノーマル+4段階)
- マフラー交換(ノーマル+5種類)
- 冷却系の強化(ノーマル+3段階)
- 駆動系
- ギアボックス交換(一部車種のみ)
- ファイナルギア(SUPER HIGH、HIGH、LOW、SUPER LOWとノーマルの5種類)
- ドライブトレイン(ノーマル+3段階)
- 足回り
[編集] ドレスアップパーツ
ドレスアップパーツは装備しても車や運転席の見た目が変わるだけであり、走行性能には直接影響しない。
など
[編集] 小ネタ
- 車種によるが、スタート前にレッドゾーンまでふかしてスタートすると時間をロスしてしまう。
- スタート前でもオーバーテイクスイッチが入れられる。上記の特性と合わせて使うとスタートダッシュ可能。
- プレイ中スタートボタンを押すとパッシング可能
- ブレーキは思いっきり踏むとロックして効かない模様。
- 回転数が上がっている状態では連続シフトダウンが出来ない様になっている。
- 一部車種で追加タコメーターを装着すると多少邪魔になる事がある。
- Dクラスでは、デミオが113ps/6000rpmと最速だが、他の車の方が加速が良い。これは、車重が1080kgと他の車より若干重めだからであろう。
[編集] 外部リンク
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