東京農業大学第三高等学校

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東京農業大学第三高等学校（とうきょうのうぎょうだいがくだいさんこうとうがっこう）は埼玉県東松山市にある高校。榎本武揚創設の東京農業大学と東京情報大学の付属高校。通称「農三（のうさん）」「農大三高（のうだいさんこう）」特別進学コース、普通コース、そしていわゆるスポーツ推薦入学の生徒が所属する体育コース（各学年1・2クラス）の3コース制。部活動にも比較的力を入れている。

東京都石油業健保組合東松山総合グラウンド（通称：健保グランド）という立派な運動施設が校内のグラウンド・野球場に隣接している為よく他校生に「農三は校庭が広くていいね～」などと言われるが、あのグラウンドは学校とは全く関係がない。校訓は、不屈・探求・信頼である。文化祭（浪漫祭）体育祭は2005年度から毎年開催になり、地域でも認知されるべく努力をしている。また、東京農業大学で有名な「大根踊り」(正式名称『青山ほとり』)を浪漫祭で見ることもできる。東松山市の日本スリーデーマーチにも参加する。

[編集] 所在地

埼玉県東松山市大字松山

東武鉄道東上線東松山駅よりスクールバスで9分。JR 高崎線熊谷駅よりスクールバスで30分。秩父鉄道秩父本線行田市駅（JR東日本吹上駅経由）よりスクールバスで35分（20分）。JR高崎線鴻巣駅より、25分。となっている。自転車通学は、もちろん可能であるが、自転車通学モデル指定校となっているため、認められたものしか自転車通学することはできない。また、東武東上線を利用している者の中にも、部活に入部しているものは東松山駅より自転車で通学している者も少なくないが、原則電車通学者は学校までスクールバスで来なくてはならない。

[編集] スクールバス

2000年度までは校内に路線バスの停留所を数箇所置くという形（この為東松山駅、鴻巣駅、熊谷駅始発のバスには「農大三高行き」という路線が存在していた）であったが、2001年4月より独自のスクールバスを導入。学校と東松山駅、熊谷駅、鴻巣駅、行田市駅（吹上駅経由）各駅とを結ぶ4路線を設置した。翌年には混雑緩和の目的で1年生用に森林公園駅路線を増設、周辺駅とのリンクはかなり整備されていると言える。ちなみに熊谷、鴻巣、行田・吹上線で使用される緑色のスクールバスデザインはオリジナルである一方、東松山駅ゆきで使われているスクールバスには、委託されたバス会社のデザインに学校名の入ったマグネットシートを使用しただけの簡易的なものになっている。

[編集] 歴史

1985年4月 - 東京農業大学(榎本武揚創設)の付属校として設立。
1985年10月9日 - 第1回体育祭（第6回まで毎年開催、以降浪漫祭と隔年で実施）
1985年11月2日 - 日本スリーデーマーチに参加（東松山市開催）（以降、1年生が毎年参加）
1986年2月18日 - 第1回長距離走大会（以降校内マラソン大会として毎年実施）
1986年10月28日 - 第1回修学旅行（2年生・九州方面）
1986年11月25日 - 第1回演劇鑑賞会（以降毎年実施）
1990年10月27日 - 第1回農大三高杯争奪中学生英語レシテーションコンテスト（以降毎年実施）
1991年9月2日 - 第6回修学旅行（この年から韓国方面を実施）
1991年9月28日 - 第1回浪漫祭（以降体育祭と隔年で実施）
1992年11月20日 - 第二体育館（1F 柔道場・剣道場・卓球場、2F アリーナ）竣工
1993年4月1日 - 第2代校長就任
1993年8月31日 - グラウンド改修(全天候型100m 4コース)
1996年4月1日 - 英語コース、理数コースを統合し特進コースとする（体育コース・普通コース・特進コース）
1996年7月23日 - 衛星通信アンテナ設置（サテライト講座導入）
1997年9月2日 - 第12回修学旅行（この年からアメリカ西海岸方面を導入）
2001年4月1日 - 第3代校長就任、スクールバス導入（東松山駅、熊谷駅、鴻巣駅、行田駅・吹上駅の4路線）
2002年4月1日 - スクールバス、森林公園駅路線を1年生用として増設
2002年8月27日 - 第17回修学旅行（この年からオーストラリア方面を導入）
2003年2月17日 - 武揚会館（食堂、合宿所、部室棟等）竣工
2003年4月1日 - 学校隔週5日制導、制服一部改正
2003年4月8日 - 購買部設立、美術館設立
2005年3月 - 普通教室（5号棟）（4教室）増築竣工
2005年4月1日 - 第4代校長就任
2007年4月1日 - スーパーセレクトコース（Super select couse 略称SSC）を新設し、現行の3コースから4コースに。一部ネーミング変更（アスリートコース・総合進学コース・特別進学コース・スーパーセレクトコース）
2008年以降未定 - 東京農業大学第三高等学校の付属中学校新設（校舎は現高等学校を共同使用）

[編集] 地域

みんなの学校へ。をPRに公開市民講座を開く。
- 公開市民講座は、主催、東京農業大学第三高等学校と公開市民講座実行委員会。共催は、東京農業大学第三高等学校と後援会。後援は、東松山市・吉見町・東松山市教育委員会・吉見町教育委員会・東京農業大学。内容は、講演講座や校外体験講座など無料･有料がある。対象者は、主に学校周辺地域の一般人である。地域密着の学校を目指している。

[編集] その他

第3代校長は、農三においてとても影響力のあった人物といえる。
- テスト後の休み（テスト休み）制度を廃止した。
- 学校のチャイムを校歌のメロディーに変えた。（かつては、定番であるウェストミンスターチャイムであった。）
第4代校長は、東京農業大学の教授でもあるため農三にはいつもいるわけではない。むしろ、いない日のほうが多い。（そのために、教頭のほかに副校長がいる。）
一年生男子の体育は、週一時間柔道がある。
卒業時までに、全員が必ず生物を学ぶというまれな学校である。
『松籟』（しょうらい）という校内雑誌が年に一度発行される。
校内マラソン大会は、男子10km・女子5km学校周辺を走ることになる。
かつては、『いもバック』という、学校指定バックがあった。普及しなかった。
東京農業大学開発のカムカムドリンクが農三購買部でも売っている。カムカムとは、果実の事でアセロラの味に似ている。
陸上競技部は、開校以来インターハイには、ほぼ毎年出場している。インターハイ出場は短距離種目が多かったが、最近では駅伝での活躍が目立つ。埼玉県高校駅伝では、全国各地から有力な選手を集めている埼玉栄高校が優勝しているが、そんな中で、農大三高は３年連続２位という苦い思いをしている。
サッカー部は、1991年インターハイ出場を果たしている。
弓道部は男女共に強豪として有名であり、2002年の茨城インターハイに男子が団体で初出場以来、常連である。
特進コースは、一年次の夏休みに4泊5日のサマーセミナー（勉強合宿）がある。
体育コースは、一年次の2月に2泊3日でスキー教室がある。
文系理系の選択は、普通コースが二年次にある。特進コースは二年次には物理と日本史の選択のみで三年次に文理選択をする。
一年次には、芸術選択があり音楽・書道・美術の中から一つ選ぶ。
二年次の普通科は、文系に比べ理系はテスト科目が一つ多い。数学Ｂがある為。
東京農業大学創設者の榎本武揚（えのもとたけあき）の榎本武揚像（えのもとぶようぞう）が武揚会館（ぶようかいかん）の前にある。
武揚会館の食堂は、とてもキレイなつくりになっており文化祭や部活動の交流試合で他校の生徒が来たときには、羨まれる。
武揚会館には、合宿所・食堂・部室棟がある。武揚会館/キャンパスマップ公式ＨＰ
大掃除が年に二回ある。常に最近の音楽がかかっている為か大掃除をすることに対しての不満は少ない。
校内百人一首大会が毎年三月にある。
2月12日は、毎年農大三高創立記念日で休校日となる。
3月6日は、学校法人東京農業大学の法人記念日で休校日になる。
毎月制服検査がある。
モナ・リザの絵画が学校内に数点見られるが誰が飾っているのかは誰も知らない。
2006年 6月1日付で携帯電話に関する校則が変更。以前は、携帯電話の学校持ち込みは禁止（実際は黙認）だったのが変更以降は、携帯電話は学校に所持するのは可能だが校内では使用を禁止。電話の電源を切りバックに入れておくとの事。
毎週金曜日に東京情報大学の遠隔講座を生徒を対象にマルチメディア教室で実施している。内容はエクセルの使い方やプログラミングなどのパソコンに関することや、就職における適職の探し方、アニメ産業の研究など様々な分野の講座をリアルタイムで受講することができる。その講座で疑問に思ったことがあれば、講座終了後に講師に質問をすることもできる。またその講座が行われる"お知らせのプリント"を作成しているのがパソコン部である。