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ロボット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ロボット(Robot)とは、の代わりに何等かの作業を行う装置、若しくは「人のような」装置である。

産業用ロボットによる自動車の溶接
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産業用ロボットによる自動車の溶接

目次

[編集] 主な定義

ロボットとは、主に以下の意味に大別される。

  1. 機械の一種(後述)
  2. インターネットウェブページ)上のリンクをたどり、情報を自動収集するプログラムをロボットということもある。→クローラを参照

なお、人の代わりになんらかの作業を行う装置の場合、ある程度の工程なり手順なりを自動的かつ連続的に行う物であり、単一の動作を行う物や、絶えず人間が操作をする必要がある物はロボットの範疇には含まれない。許容される範疇における限定された物ではあるが、状況を判断して自動的に連続して作業を行う物とされる。

その一方で、人の形をした機械装置であれば手動操作であってもロボットの範疇に含む場合もある。とはいえ、操り人形の類は何かの作業を目的とした装置ではないし、まして自動的に動作する物でもないためロボットとは言えないが、予め設計された一連の動作を特定の操作をきっかけとして行うからくり人形等に、今日あるロボットの原型を見出す事ができるため、間接的にからくり人形をロボットの一種と見なす事も可能である。同時に、モーター等の動力が内蔵され機械的に操作を伝達して動作するマニピュレーターも、ロボットの一種と見なされる。

前述の定義から考えれば、「人の代わりに作業を行う」ものが本来のロボットであり、操縦者が搭乗する必要性があるブルドーザーショベルカーなどは原則としてロボットとは言えない。しかし、「人の形をした乗り物または作業用機械」については、操縦者が搭乗する必要性があっても一般的にはロボットと呼ばれている(特に日本においては、『マジンガーZ』や『機動戦士ガンダム』に代表される巨大ロボットアニメ作品の影響から、この傾向が強い)。特に最近は、それらの作業機械でも高度な自動制御技術の導入が進み、人間が操縦者から単なる作業指示・命令者に近づきつつある事から、一層境界が曖昧になって来ている。

古くからある概念であり、非常に多岐に渡るイメージを含む事もあって、往々にしてその定義は曖昧である。

[編集] 語源

チェコスロヴァキア(現在のチェコスロヴァキアになる前の国)の小説家カレル・チャペックが創作し、1920年に発表した戯曲『R.U.R.』(エル・ウー・エル)の中で使用したものが広まり、一般的に使用されるようになった。ただし『R.U.R.』に出てくるロボットは機械人間ではなく、今で言う人造人間である。語源チェコ語で強制労働を意味するrobotaとされている。

「ロボット」という言葉を作ったのはカレル・チャペック自身ではなく、彼の兄で画家のヨゼフ・チャペックである。カレル・チャペックがR.U.R.のあらすじをヨゼフに話し、彼にどのような名前にしたらよいだろうかと聞いてみたところ、ヨゼフは口に絵筆をくわえていたためもごもごとした口調で「ロボット」はどうだろうかと答えたという。

[編集] 実在のロボット概略

産業用ロボット
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産業用ロボット

ここでは、現実世界におけるロボットの研究・開発状況について解説する。

ロボットは長い間フィクションの中だけに登場する存在であったが、ある範囲内で自律的に人間の代行ができる機械がロボットと呼ばれるようになった(工業(産業)用ロボット:自動車組み立てロボットなど)。主に工場などの生産ラインで力が必要な作業や、高温など危険な環境下での機械関係の点検・保守作業などで、産業用ロボットが活躍している。

[編集] 歩行するロボット(人の形をした物)

二足歩行型「トヨタ・パートナーロボット」
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二足歩行型「トヨタ・パートナーロボット」

現在、ASIMO本田技研工業)・HRP-2/HRP-3(川田工業産業技術総合研究所川崎重工業)・SDR-4X/QRIOソニー)等の二足歩行可能な人型ロボットが開発・発表されており、ROBO-ONEのような企画向けに個人で製作されるロボットにも高度なものが現れ、オーケストラを指揮したり、TPR(トヨタ)等のトランペットを吹いたり、ドラムを叩いたりする物も登場している。

いずれもこれら人の形を目指したロボット開発は、古くからのSF作品で描かれた「人間社会に溶け込んで、人間と共同作業や共に生活するロボット」というイメージに沿った物である。日本においては『鉄腕アトム』の存在が、少なからず開発者に影響を与えたものと思われる。より若い世代には、一連の巨大ロボットもののアニメーション、あるいは『機動戦士ガンダム』の影響も否定できない。またHRP-2/HRP-3の開発者の一部は『機動警察パトレイバー』の影響を受けていることを公言している。

[編集] 一般社会に普及し始めたロボット

古くはリモートコントロールや簡単なマイクロコンピュータで制御された物が、博覧会や展示施設で訪れた者の目を楽しませていたが、近年ではコンピュータの高度化に伴い、施設案内業務等の実質的な「仕事」を果たすロボットが登場している。

前出のASIMOに到っては、イベント会場の客寄せにレンタルされたり、2002年にはニューヨーク証券取引所で、史上初めて「人間以外では初めて」取引開始の鐘を鳴らす等して、最近では日本科学未来館ツインリンクもてぎ鈴鹿サーキットホールメープル・Hondaウエルカムプラザ青山に常設され、訪れた人々の間を歩き回ったりもしている。

一部では(歩行する人間型の物ではないにせよ)自動的に建物内を巡回・警備するロボットがレンタル開始されたり、病院内の物資運搬にロボットカートが採用されるなど、非人間型ロボットを中心に、人間社会に浸透しつつある。

[編集] 一般家庭に普及し始めたロボット

AIBO
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AIBO

近年では、ソニーのAIBOに代表されるエンターテイメントロボットの登場により、一般家庭に愛玩品や娯楽品、果ては「家族」という位置付けで様々な家庭用ロボットが発売されている。これらは人間とコミュニケーションを取ったり、自由に動き回って目を和ませたり、更には「ロボットの居る生活」という「近未来的な暮らしをしたい」という欲求に応えている。これらは主に、ペットという性格付けが強い事から、動物型の物が多く市場投入される傾向にある。

その一方で、世界初の調理ロボットといわれているビタクラフトのRFIQ自動調理システムをはじめ、これらロボットに本格的な家事を手伝わせたり、要介護者の介護作業を助けさせたり、ホームセキュリティの一環で、家庭内を巡回・警邏させる試みも始まっている。

[編集] 搭乗型ロボット

マジンガーZ』やガンダムシリーズなどの影響で、搭乗型二足歩行ロボットに対するあこがれも強い。これに近い位置にあるのは、上半身ではテムザック社のT-52「援竜」であろう。T-52は災害現場における大型レスキューロボットで、身長3.45m、体重5t。無限軌道で移動し、遠隔操縦もしくは有人で操縦できる。二本のマニピュレータは操縦者の腕の動きにあわせて動く。

トヨタは、下半身のみの搭乗型二足歩行ロボットの研究開発も行っており、歩行障害者の使用する車いすの代替をめざしている。これは、i-footと呼ばれ、2005年日本国際博覧会(愛・地球博)で実際に活躍している。高さは2.36mと、動歩行の二足歩行ロボットとしては最大級のサイズを実現し、階段の昇降も可能という。

下半身では榊原機械のLAND WALKERが、すり足ではあるが有人での二足歩行を実現している。

[編集] 兵器としてのロボット

ロボット兵器の例・無限軌道とカメラ類を装備し、リモートコントロールで偵察を行うほか、武器を装備して遠隔操作により積極的に攻撃を行うことも可能である(→英Military robot)
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ロボット兵器の例・無限軌道とカメラ類を装備し、リモートコントロールで偵察を行うほか、武器を装備して遠隔操作により積極的に攻撃を行うことも可能である(→英Military robot

現在、世界の先進国では人的被害を避けるために無人兵器・ロボット兵器の類が数多く研究・開発されている。代表的なものとしては、無人偵察機、地雷処理車、爆弾処理車、無人潜航艇などで、いずれも危険度の高い任務を人間に代わってこなすことを求められている。なお第二次世界大戦当時、ナチス・ドイツゴリアテと呼ばれる自走爆弾(有線リモコン式)を運用していた。

特にアメリカではこの分野に熱心で、アフガニスタン攻撃イラク戦争、その後の治安安定化作戦において数々の無人兵器を実戦投入し、効果をあげている。 人間が無線で操縦するものが多いが、無人偵察機グローバルホークのように高度なAIを搭載し、自律行動するものもある。その一方で戦場などでの物資・人員輸送も無人化が研究されており、米国国防総省高等研究計画局(DARPA)主催のロボットカーレースが行われているほか、“BigDog”と呼ばれる四足歩行ロボットは不整地の物資輸送に期待が持たれている 近年は無人偵察機に武装タイプが登場し、実際に操縦者の指示で敵勢力を攻撃した事例もある。対歩兵用の兵器としては一種のトラップ的運用でも在るが、RQ-1 プレデターのように空中戦に用いられたケースもある。いずれは自ら敵味方を識別して攻撃を行う機能も実現されると考えられるが、現状では敵味方の識別が困難であったり、登録された味方兵士以外(非武装な市民を含む)に攻撃しかねないことや、味方兵士を人質ないし人間の盾として使われると攻撃できない・そのような目的での誘拐を誘発させかねないといった理由で、開発や導入が難航することも予測される。

爆弾処理分野では1980年代には既に対テロ用として英国が安全地帯まで爆弾を運搬するためにリモートコントロール式のロボットを運用、必要とあらば取り付けられた散弾銃爆弾を爆破処理したケースもあり、イスラエルでもそのような爆弾処理ロボットが運用されているほか、2006 FIFAワールドカップではドイツでも同種ロボットが警備で運用され、爆発物特有の揮発物の匂いを探すことでテロ防止に努めた。

日本では文部科学省の呼びかけ([1])で対人地雷撤去用のロボット開発が進められており、大学の研究室レベルから機械メーカーまで様々な研究者・開発者が参加している。これらには多脚ロボットやクローラー(無限軌道式の自走式ロボット)、さらには地雷探知のための無人小型ヘリコプター(産業用ラジコンヘリの発展型)のほか、地雷処理車両の無人運用まで視野に入れられており、川崎重工による実証実験という話も聞かれる(同プレスリリース)。

[編集] 特殊な環境で活躍するロボット

宇宙開発においては、その苛酷な環境から自動的に状況を判断して行動するロボットの方が、環境維持にコストの掛かる人間よりも、様々な面で運用性が高い事もあり、近年の宇宙開発事業において、その重要性は益々高まっている。

古くから、一度打ち上げたら二度と地球には帰ってこられない探査任務においては、(人道的見地から)よもや人間を載せて打ち上げる訳にもいかないため、また火星の裏側など、無線による直接的な操縦が出来ない環境では、ある程度の自己判断能力のある無人探査機の開発が求められていた。その結果、近年では火星上を探索するローバーにおいて、自分で移動経路を判断して探査任務を続行する物が開発・実用に供されている。

日本では、自国製ロケットの運搬能力が(生命維持装置を含めた)人間を軌道上に打ち上げるのが難しい事もあり、国際宇宙ステーションへの物資輸送においては、自動的に軌道修正を行ったりできるロボット宇宙船(無人のスペースシャトル)の構想が、国内での宇宙開発における主要方針となっている。他にも宇宙救命ボートとして開発中のX-38(Xプレーンシリーズ)は国際宇宙ステーションからパイロット無しで脱出・地球への帰還ができるよう、完全自動化する構想もあり、これも一種のロボット宇宙船といえよう。

その一方で、宇宙と並んでもう一つの未踏破領域である海底探査において、小型で安価な大量のロボット潜水艇を投入しようという計画もあり、将来的な海洋資源開発に、期待がもたれている。

[編集] 人の動作を補助するロボット

パワードスーツ、強化外骨格などともいう。現在の医療での回復が見込まれない、脊髄損傷による歩行ができない人や、それ以外に病気などで歩行が困難な人を対象に、歩く動作を補助する目的で「ロボットスーツ」なるものが開発されている。開発は、筑波大学大学院システム情報工学研究科 山海嘉之教授が中心となって行っており、実機も動作している。イメージとしては小説「宇宙の戦士」などに登場する架空の兵器であるパワードスーツといったらわかりやすいかもしれない。通常、ロボットと呼ばれる物と違い、人が装着しないと、単体ではまったく意味のないものである。実際に稼動するようになれば、介護補助や工事現場など広く民生用に応用できる。軍事用に米軍がマサチューセッツ工科大学と共同で強化外骨格の研究をしているといわれる。

[編集] 定義(JIS)

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[編集] 歴史

  • 1920年カレル・チャペックが「ロボット」の造語を使用し、その概念が広まった
  • 1928年、ロボット学者の西村真琴制作による東洋初の人間型ロボット「學天則(がくてんそく)」が京都博覧会に出品される。
  • 1940年代にはSF作家のアイザック・アジモフが、作中でロボット工学三原則を発表、ロボットと人間の共存に関する議論の的となる。
  • 1952年から1968年鉄腕アトム手塚治虫によって描かれ、後の日本におけるロボット工学発展において大きな要因の一つとなった。
  • 1970年に開催された大阪万国博覧会にて、ロボット関連の展示が多く出展され、日本人の多くは、家庭にロボットが普及する事を、大いに夢見た。
  • 1980年代から、自動車などの生産ラインに、溶接や部品の組み付けなどの作業を行う産業用ロボットが導入され始める。また同時期、マイコン制御による自律自走式のマイクロマウス競技が流行し、様々な企業や個人が、優れた迷路脱出能力をもつロボットを開発・発表する。更にアメリカ等の国々で、マイコン制御の家庭用ロボットが複数市販された。これらは、ROMチップに焼き付けたプログラムをStepByStepで実行する関係で扱いが難しく、また高価である事からあまり普及しなかったものの、消費者の関心を集めた。そのブームに乗り、パソコンやゲーム機で制御する「ロボット玩具」が普及したり、テレビアニメ等で様々なロボット物の番組が提供され、ロボットブームとなる。
  • 1985年筑波研究学園都市国際科学技術博覧会(つくば科学博)が開催され、ロボット関連の展示物も多く、当時のロボットブームとあいまって、非常に人気を博した。
  • 1997年1998年ソニーが家庭用ロボットとして、後のAIBOとなるエンターテイメントロボット試作機を発表、商品化を待ち望む声が随所から上がる。1999年にインターネット上でAIBO発売が行われ、受け付け開始から僅か20分で完売と云う状況をメディアが報じると、同社の販売を知った更に多くの予約が殺到するという状況に陥り、「家庭用エンターテイメント・ロボット」という市場が生まれた。
  • 2002年2月4日に第一回が開催されたROBO-ONE競技により、二足歩行ロボット研究が、個人レベルにまで浸透。
  • 2005年10月8日にアメリカのモハべ砂漠においてアメリカ国防省主催のロボットの操縦による自動車レースが行われた。参加車両23台のうち、4台が完走(211km)。

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[編集] ロボットが登場する作品など

ロボットは、人間が機械装置を発明した段階で、必然的にその発想が生まれた。工学的に精巧な装置を組み合わせていけば、最終的には神の手による最高の創造物たる人間に、限りなく近い物が出来上がるだろうという予測から、古今東西・様々な架空のロボットが創造(想像)されている。

[編集] 伝説・神話

完全に破壊されるか、適切な停止措置が取られない限り戦い続ける土で作られたゴーレムは、人工生命というより、命令に忠実なロボットの原型だと見なす事ができる。

[編集] 文学

この作品において有名な「ロボット工学三原則」が示され、旧来のフランケンシュタイン的怪物と一線を画する理性的な道具としてのロボット観が確立された。

[編集] アニメ・漫画・ゲーム

日本には多数のロボット登場作品があり、ロボットに親近感を感じている日本人らしい文化と言えるかもしれない。ここでは代表的なものを揚げる。

[編集] 映画

海外の作品でのロボットは人間とは異質な存在として描写されることが多い。ここでは代表的なものを揚げる。

[編集] 書籍

  • 門田和雄ほか著、『人生の教科書「ロボットと生きる」』(筑摩書房)
  • 田近伸和著、『未来のアトム』(アスコム)

[編集] 歌・詩・俳句

[編集] ロボットの研究者

[編集] 実在のロボットについて

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 関連書

  • ロドニー ブルックス 五味隆志 訳 『ブルックスの知能ロボット論』なぜMITのロボットは前進し続けるのか? オーム社 ISBN 4274500330
  • スティーヴ・グランド 『アンドロイドの脳』人工知能ロボット"ルーシー"を誕生させるまでの簡単な20のステップ アスペクト ISBN 4757211015
  • 月本洋 『ロボットのこころ』想像力をもつロボットをめざして 森北出版 ISBN 4627827814
  • 下山勲、柴田智広、波多伸彦、谷淳、生田幸士、松井俊浩、比留川博久 『ロボットフロンティア 岩波講座』ロボット学 岩波書店 ISBN 4000112465
  • 安西祐一郎、井上博允 編 『ロボットインフォマティクス』岩波講座 ロボット学 岩波書店 ISBN 4000112457
  • 内山勝、中村仁彦 『ロボットモーション』岩波講座 ロボット学 岩波書店 ISBN 4000112422
  • 安西祐一郎、瀬名秀明 井上博允、金出武雄 編 『ロボット学創成』岩波講座 ロボット学 1 岩波書店 ISBN 4000112414
  • 土井利忠、藤田雅博、下村秀樹 編 『脳・身体性・ロボット』インテリジェンス・ダイナミクス シュプリンガー・フェアラーク東京 ISBN 4431711597
  • 瀬名秀明 『ロボット21世紀』 文春新書 文藝春秋 ISBN 4166601792
  • 長田正 『ロボットは人間になれるか』 PHP新書 PHP研究所 ISBN 4569641555
  • 石黒浩、神田崇行、宮下敬 人工知能学会、JSAI 編 『コミュニケーションロボット』人と関わるロボットを開発するための技術 知の科学 オーム社 ISBN 4274200655

[編集] その他

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