マロニエ新宿号

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マロニエ新宿号（まろにえしんじゅくごう）とは、ジェイアールバス関東宇都宮支店が運行する昼行高速バス路線である。

[編集] 歴史

[編集] 開設の経緯

JRバス関東では、支店ごとの独立採算性を重視しており、宇都宮支店においても東京発の高速バス路線の一部を担当していたため、営業便による東京支店までの乗務員送り込みにより効率化を図る目的で開設された路線である。

当初は関東自動車との共同運行で、宇都宮～東京間において、新幹線より安価な交通手段を選択する利用者をターゲットとして設定された。しかし、何度か平日割引等の利用促進策や経路変更が行われたものの利用は振るわず、2006年に関東自動車は撤退を余儀なくされた。また、JRバス関東も間合いで吉川・松伏線も担当するなどしていたが、これは吉川・松伏線自体が不調に終わったため、根本的な解決にはならなかった。利用不振の要因としては、宇都宮都市圏での高速バスの評価が高くないことが考えられる（詳細は宇都宮都市圏#高速バスも参照されたい）。

しかし、そもそもの目的が乗務員の送り込みのため廃止とはならず、佐野プレミアムアウトレット乗り入れと同時に栃木県内利用も可能にするなど、利用促進の取り組みは続けられている。

[編集] 沿革

2001年 7月11日　新宿駅～宇都宮駅～柳田車庫の高速バスとして開業。当初は1日10往復運行で、関東自動車との共同運行。新宿発最終便のみ東京駅経由。
2002年 5月1日　平日のみ運賃を値下げ（東京～柳田車庫間で2000円を1700円に）。2003年 3月31日までの期間限定。
2002年 12月20日　新宿発便を全便東京駅経由に変更。
2004年7月　一部便が佐野プレミアムアウトレットに停車。一部便が宇都宮駅始終着になる。宇都宮～佐野の相互乗車も可能となった。
2006年 2月20日　宇都宮駅～柳田車庫を廃止、全便宇都宮駅始終着となる。関東自動車が撤退、JRバス関東の単独運行となる。
2006年 8月10日　新宿発便の東京駅経由を廃止、代わりに王子駅に停車。全便が佐野プレミアムアウトレット・鹿沼バスターミナル経由となり、鹿沼折り返し便を設定。

[編集] 停留所

新宿駅新南口
池袋三越前（上り降車のみ）
王子駅
佐野プレミアムアウトレット（乗降とも扱い）
鹿沼バスターミナル
砥上
滝谷町
東武宇都宮駅西口
県庁前
宇都宮駅

[編集] 経路の変遷

2001年7月～2002年12月（下り最終便は次項参照）: 明治通り～池袋駅東口（ビックカメラ池袋本店パソコン館前：上りのみ）～明治通り～王子駅（上りのみ）～国道122号（北本通り）～環七通り～鹿浜橋出入口（下り）／東領家出口（上り）～首都高速道路川口線～川口JCT～東北自動車道～鹿沼IC～～鹿沼IC入口～鹿沼インター通り～砥上車庫～鹿沼インター通り～滝谷町～国道119号～東武宇都宮駅西口～大通り～県庁前～大通り～宇都宮駅西口～国道123号～宇都宮大学～県道64号

2002年12月～2006年8月（C2王子線開通に伴う経路変更、佐野プレミアムアウトレット停車は2004年7月から）

（下り：江北JCT以南）

国道20号（新宿通り）～半蔵門～内堀通り～日比谷～国道1号（日比谷通り）～馬場先門～鍛冶橋通り～東京駅八重洲口～呉服橋出入口または宝町出入口～首都高速道路都心環状線～江戸橋JCT～箱崎JCT～6号向島線～堀切JCT～C2中央環状線～江北JCT

（上り：江北JCT以南）

江北JCT～C2中央環状線～王子北出入口～国道122号～王子駅～明治通り～池袋駅東口～明治通り

（江北JCT以北）

江北JCT～首都高S1川口線～川口JCT～東北自動車道～佐野藤岡IC～国道50号～佐野プレミアムアウトレット～国道50号～佐野藤岡IC～東北自動車道～鹿沼IC～鹿沼IC入口～鹿沼インター通り～砥上車庫～鹿沼インター通り～滝谷町～宇都宮市内

2006年8月以降: 明治通り～池袋駅東口（上りのみ）～明治通り～王子駅～国道122号～王子北出入口～首都高C2中央環状線～江北JCT～首都高S1川口線～川口JCT～東北自動車道～佐野藤岡IC～国道50号～佐野プレミアムアウトレット～国道50号～佐野藤岡IC～東北自動車道～鹿沼IC～鹿沼バスターミナル～鹿沼インター通り～砥上～鹿沼インター通り～滝谷町～国道119号～宇都宮市内