ドラえもんの道具 (いな-いん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドラえもん > ドラえもんの道具一覧 > ドラえもんの道具 (いな-いん)
ドラえもんの道具 (いな-いん)では、藤子・F・不二雄の漫画及びアニメ『ドラえもん』に登場するキャラクターであるドラえもんが、腹部の四次元ポケットから出す道具(ひみつ道具)のうち、読みが「いな」で始まるものから「いん」で始まるものまでを列挙する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] いないいないシャワー
いないいないシャワーは、『いないいないシャワー』(てんとう虫コミックス10巻に収録)に登場。
このシャワーを浴びると本人の姿は見えなくなり、少し離れた所に幻影が見えるようになる。当然、この幻は殴っても蹴っても、果てはバイクで轢いてもびくともしない。原理は蜃気楼の応用で、シャワーが浴びた者の周囲の光を捻じ曲げてしまう事によって幻影が見える。ただし、(原作中にそれらしきシーンはないが)本体が見えないため、本体が車などにぶつかったりする危険性はある。いないいないシャワーと全く同型の「クリーニングシャワー」を浴びると、この効果を消すことができる。
[編集] いなずまソックス
※ けんかマシンを参照。
[編集] いねむりシール
いねむりシールは、『いねむりシール』(カラー作品集2巻に収録)に登場。
予め予定を立てておいてそれをシールの裏面に書き込み、それを瞑った目の上に張ると本人が熟睡している間に体を動かし、立てた予定をこなしてくれる(但し機械的にしか行動出来ない為、道路工事など突発事態には対応できない)。又、使用者が起きていても最初から出来ないようなことは、この道具をもってしてもする事は出来ない。
[編集] 生命のねじ
生命のねじ(いのち-)は、映画『のび太のねじ巻き都市冒険記』に登場。
このねじを人形やぬいぐるみなどの無生物に対して巻くと、生命を与えることが出来る。それが人間や動物をかたどったものならば本物と同じ生態を見せ、自動車など機械の模型であった場合は本物並みに動かす事が出来るようになる。
[編集] イマニ目玉
イマニ目玉(-めだま)は、『世界沈没』(てんとう虫コミックス4巻に収録)に登場。
この道具を両目に付け、ダイヤルを回して時間を設定すると、未来の出来事を見ることが出来る。ただし、設定した未来の時間に自分が眠っている場合は、夢の光景を見ることになる。
[編集] イメージガム
イメージガムは、『イメージガム』(ぴっかぴかコミックス3巻に収録)に登場。
このガムを噛みながら何かの形を思い浮かべながら膨らませると、考えた通りの形のものができる。ただし、30分経つとガムのかすに戻る。
[編集] イメージ実体機
イメージ実体機(-じったいき)は、『ドラえもんとドラミちゃん』(てんとう虫コミックス「ドラえもんプラス」4巻に収録)に登場。
人の心の中にある欲しい物のイメージを割り出し、そのイメージを分子で合成して実体化する道具。ただし、1回ごとに高額な使用料がかかるらしい。
[編集] イメージ灯
イメージ灯(-とう)は、『イメージ灯』(カラー作品集4巻に収録)に登場。
何かを考えながら手に持って壁に光を当てると、頭で考えていることが壁に投影される。
[編集] イメージベレーぼう
イメージベレーぼうは、『イメージベレーぼう』(カラー作品集4巻に収録)に登場。
この帽子をかぶって物の形を考えると、その形が実体化して現れる。ただし、あくまで出てきたものはイメージであるので、生物であっても動かないし、食べ物であっても食べることは出来ない。
[編集] イメージライトキャップ
イメージライトキャップは、『スネ夫は理想のお兄さん』(てんとう虫コミックス40巻に収録)に登場。
サンバイザーのような道具で、頭にかぶって使用する。この道具で照らされた相手は、かぶっている者のイメージ通りに行動する。キャップをかぶっている人から離れると、効果は消える。
例として作中では、スネ夫が弟のスネツグに、自分は優等生で女の子にモテモテで乱暴者のジャイアンも自分にはへつらう、と偽っていたが、スネツグがこれをかぶることで、先生がスネ夫を褒めたり、女の子たちはスネ夫をキャーキャー言ったり、ジャイアンがスネ夫にペコペコへつらう、といった効果が現れた。
[編集] いやなことヒューズ
いやなことヒューズは、『いやになったらヒューズをとばせ』(てんとう虫コミックス33巻に収録)に登場。
これをつけていて肉体的・精神的に極端に嫌な事があると、ヒューズがとぶように使用者を15分間だけ仮死状態にする。
その場にとどまっていると危険な場合でもとんでしまい、作中ののび太の様に「嫌な事から逃げる」以外の用途がよくわからない道具。
[編集] いやな目メーター
いやな目メーター(-め-)は、『いやな目メーター』(てんとう虫コミックス「ドラえもんプラス」2巻に収録)に登場。
この機械の持ち主が肉体的・精神的に嫌な目に遭った時、その内容に応じた現金を出してくれる。ただし地面に落とすなどのちょっとした衝撃でも壊れる事がある。
[編集] いれかえ表札
いれかえ表札(-ひょうさつ)は、『いれかえ表札』(てんとう虫コミックス28巻に収録)に登場。
表札に誰かの名前を書いて家の門柱に張る。すると家の内部が標識に書かれた家と入れ替わる。又、実際にある家ではなく、一緒に住んでいない人物たちでも、表札に書いて張れば中に同時にいることになる。
[編集] 入れかえロープ
入れかえロープ(い-)は、『入れかえロープ』(てんとう虫コミックス15巻に収録)等に登場。
体はそのままで心だけ相手と入れ替える道具である。使用方は自分と入れ替わる相手が一緒にロープの両端を持つことで入れ替わりが完了する。但し、入れ替わる前の人格がわずかに残っている事もある。
似た道具にトッカエバーがある。
『男女入れかえ物語』(てんとう虫コミックス42巻に収録)『スネ夫の無敵砲台』(同38巻に収録)でも登場するが、互いの心はそのままで体が入れ替わるという設定に変更されている。
[編集] 入れじた
※ けんかマシンを参照。
[編集] 岩細工セット
岩細工セット(いわざいく-)は、映画『のび太と竜の騎士』に登場。
コテやヘラなどがセットになっている。これらの道具を使うと、岩石を粘土のように簡単に加工することが出来る。なお、映画版には登場しない。
[編集] インスタント植物のタネ
インスタント植物のタネ(-しょくぶつ-)は、『異説クラブメンバーズバッジ』(てんとう虫コミックス23巻に収録)に登場。
この種を蒔くと、ミニサイズの植物がすぐに生えてくる。
[編集] インスタントツリー
インスタントツリーは、『重力ペンキ』(てんとう虫コミックス5巻に収録)に登場。
種を蒔くとすぐにプレゼント付きのクリスマスツリーが生えてくる植物。
[編集] インスタントパール
インスタントパールは、『ドラえもん大事典』(てんとう虫コミックス11巻に収録)に登場。
アコヤガイの形をしていて、このケースに入れた物は何でも真珠になる。しんじゅ製造アコヤケースとほぼ同じ道具だと思われる。
[編集] インスタント旅行カメラ
インスタント旅行カメラ(-りょこう-)は、『行かない旅行の記念写真』(てんとう虫コミックス7巻に収録)に登場。
二つのカメラが合わさっているカメラ。一つのカメラで人物を、もう一つのカメラで風景写真などを撮影すると、その人物があたかも風景の場所に本当に行ったような合成写真ができる。
ただし写真に写る風景の場所と人の服装とを整合させないと、他の人に本当はその場所に行っていないことがばれてしまう。
[編集] インスタントルームお湯付き
インスタントルームお湯付き(-ゆつ-)は、映画『のび太と竜の騎士』に登場(アニメ映画版のみ)。
小さな粒にお湯をかけると、様々な部屋があっという間に出来上がる。
[編集] インスタントロボット
インスタントロボットは、『インスタントロボット』(てんとう虫コミックス29巻に収録)等に登場。
ハサミや糊を使って、簡単にロボットを作ることができるセット。コードで人間の頭とロボットの頭をつなげる事により、その人の知能・性格と同じようにロボットが動くように出来る。
[編集] いんちき薬
いんちき薬(-ぐすり)は、『いんちきぐすり』(藤子不二雄ランド6巻に収録)に登場。
「病気ごっこ」に使う薬。飲むと顔が熱を帯びたり、身体が風船のように膨らんだりする。「葬式ごっこの薬」もあり、それは飲むと一時的な仮死状態になる。
[編集] インディラジョンソンの冒険
インディラジョンソンの冒険(- ぼうけん)は、映画『のび太の南海大冒険』の原作漫画に登場する。
22世紀で大流行の体感型アドベンチャーゲーム。箱の中に帽子、ロープなどの探検道具が入っており、帽子をかぶると周囲に立体映像が投影されて洞窟のような光景と化し、様々なトラップを切り抜けつつ、失われた財宝を求めて冒険を繰り広げる。
名称は映画『インディ・ジョーンズ』のもじり。なお、映画には登場しない。
[編集] 引力ねじ曲げ機
引力ねじ曲げ機(いんりょく-ま-き)は、『引力ねじ曲げ機』(藤子不二雄ランド1巻に収録)に登場。
時計のような外見をしている。この道具の針を動かす事で、道具を持った人の周辺の引力の向きを、針の方向へ変えることができる。