いすゞ・ミュー
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| いすゞ・ミュー | |
|---|---|
| 製造期間 | 1989年 – 2004年 |
| 初代（ミュー、ミューウィザード） | |
| ボディタイプ | 3ドア ハッチバック 5ドア ステーションワゴン |
| エンジン | 直4 2.6L 120PS 直4 2.8L 120PS |
| トランスミッション | 4速AT 5速MT |
| 全長 | 4135 - 4585mm |
| 全幅 | 1765 - 1780mm |
| 全高 | 1695 - 1750mm |
| 車両重量 | 1520 - 1890 kg |
| 乗車定員 | 4 - 5人 |
| 駆動方式 | 4WD |
| 2代目（ミュー） | |
 |
|
| ボディタイプ | 3ドア ハッチバック |
| エンジン | 4JX1型 直4 3.0L 145PS 6VD1型 V型6気筒 3.2L 215PS |
| 全長 | 4305mm |
| 全幅 | 1815mm |
| 全高 | 1750mm |
| 車両重量 | 1720kg |
| 乗車定員 | 5人 |
| 駆動方式 | 4WD |
| 姉妹車、OEM | ホンダ・ジャズ（初代） ホンダ・パスポート（初代、2代目） |
| 車台が共通の車種 | いすゞ・ウィザード |
| 同クラスの車種 | トヨタ・ハイラックスサーフ 日産・テラノ |
| この表は自動車のスペック表テンプレートを使用しています | |
いすゞ・ミュー (Mu) はかつていすゞ自動車が生産していたSUV型の自動車。
1989年に登場、1998年にフルモデルチェンジが実施された。フルモデルチェンジの際に、5ドアをいすゞ・ウィザードとして独立モデル化させた。1989年から1998年にわたって生産された初期型の方が生産台数が圧倒的に多い。車中心のピラー後方のキャビン部にバリエーションがあるのが特徴である。鉄製の屋根だけでなく、キャンバス生地のものも存在した。キャンバス生地のものは折りたたみが可能で、車両後部のみオープン状態にすることができた。また、初代モデルは、キャビン部を廃しカバーを取り付けて荷台化した、ピックアップトラックのような外観の2人乗りモデルが存在した。名称のミュー（Mu）は「ミステリアス ユーティリティ」の略。アメリカでは「アミーゴ」の名称で販売。生産拠点は、初代は日本と富士重工業との合弁であった、アメリカのSIAの2工場で製造が行われた。2代目はSIAのみであった。
目次 |
[編集] 歴史
[編集] 初代
1989年に登場したミューの初期型はハードカバーと呼ばれる樹脂製の荷室カバーを持つものと、ソフトトップと呼ばれる幌仕様の２種類がラインナップされた。エンジンは直4SOHC,2.6Lガソリンエンジンを搭載。ミッションも5MTのみであった。「3ナンバーのガソリン車で荷物も詰めない2人乗り,さらに5MTのみ」と、名前の通り「実用性は謎」であった。しかし、チョロQを実車にしたようなファニーなスタイルは非常にインパクトが強く、若者の心を鷲掴みにした。生産はオープン構造の車の生産を得意とする高田工業に委託されていた。
1990年年に荷室部分に鉄製屋根をつけ、4人乗りに変更したメタルトップを追加し、エンジンも直噴4JB1 2.8Lディーゼルターボを追加、MTも４AT仕様が追加された。その後､フロントマスクのデザイン変更やサイドアンダーミラーの追加、後席ヘッドレストの追加など小変更を経るが、インパネ周りはクラスタスイッチ、サイドブレーキはステッキタイプ、三角窓（これは結構便利だった）と内装も強烈な個性をアピールしていた。リアサスはリーフリジット。デザインは先進的だがその実態は、どこまでも質実剛健ないすゞらしい無骨な車だった。
1993年排ガス規制等の対策のため、エンジンを過流室式4JG2 3.1L過流式ディーゼルターボエンジン（インタークーラーなしに変更。2人乗りハードカバーとガソリンエンジン仕様の生産中止。これにより、３グレード、ディーゼルターボ４人乗りに統合。内装も一新。
1995年4ドア５人乗りミュー・ウィザードを姉妹車種として新たに設定。それまで北米でロデオ名で販売していたものを国内でも販売。これにあわせてグレードもSとXの2グレードに統合。
1997年燃料噴射システムを電子式に改良。
[編集] 2代目
1998年フルモデルチェンジ、ウィザードを分離､独立。生産を SIAにすべて移管し、国内で整備販売。 フロントマスクにやや面影を残すものの、初代と比べておとなしいデザインとなる。エンジンにはいすゞが新たに開発した新型コモンレール式ディーゼル(Dd)ターボ（インタークーラーなし）を搭載し、燃費の向上､環境負荷の低減を両立。
2000年マイナーチェンジ、グレードを従来のXとSを「レジントップ」に統一し、エンジンはディーゼルのみ、「オープントップ」のエンジンに新たに6VD1 V6 3.2Lガソリンエンジンを採用。フロントグリルの変更、マルチリフレクターヘッドランプの採用など､スポーティーなイメージに。
2001年「レジントップ」のエンジンをガソリンエンジンに変更。これにより、ミューのエンジンはガソリンエンジンに始まりガソリンエンジンに終わることとなる。ちなみに､モデルチェンジ後の国内販売台数は1261台。（うちガソリンエンジン搭載のMuは229台）ビークロスの国内生産台数よりもさらに少ない。
2002年のいすゞ自動車SUV撤退を受け、日本国内での販売を終了。その後、2004年までアメリカで生産が続けられた。
2005年現在アメリカでの販売も終了。
[編集] 外部リンク
- いすゞミュージアム（生産車の歴史等を紹介）
