織田信成 (フィギュアスケート選手)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国籍: | 日本 | ||
出身地: | 大阪府,高槻市 | ||
身長: | 164 cm | ||
体重: | 52 kg | ||
コーチ: | 織田憲子,リー・バーケル | ||
振付: | デイヴィッド・ウィルソン | ||
所属: | 関西大学 | ||
ISU パーソナルベスト | |||
---|---|---|---|
合計: | 244.56 | ||
SP(ショートプログラム): | 83.55 | ||
FS(フリースケーティング): | 161.01 | ||
最近の主な結果: | |||
ISUグランプリファイナル | 3位 | 2006-07 | |
GPシリーズ NHK杯 | 準優勝 | 2006 | |
GPSスケートアメリカ | 優勝 | 2006 | |
世界選手権 | 4位 | 2006 | |
四大陸選手権 | 優勝 | 2006 | |
全日本選手権 | 準優勝 | 2006 |
織田 信成(おだ のぶなり、1987年3月25日 - )は、日本の男子フィギュアスケート選手。身長164センチ、血液型A型。
目次 |
[編集] 概要
大阪府高槻市出身。高槻市立第二中学校 大阪府立阿武野高等学校卒業。現在、関西大学文学部在学。同じ男子フィギュアスケート選手の高橋大輔は同大学の先輩。
戦国大名織田氏の家系。織田信長の17代目の末裔(信長の七男・信高の流れを汲む)として注目され、ニックネームも「殿」・「将軍」などと呼ばれていたように話題が先行(但し本家筋ではなく、かつ彼は長男でないため、第何代目とか名乗るのはおかしいとの指摘もある)していたが、2005年の世界ジュニア選手権での優勝以来の活躍ぶりから、2006年現在では高橋大輔と並ぶ日本男子フィギュアのトップ選手として期待を寄せられている。
コーチはカナダのリー・バーケル(メイン)と、信成の実母織田憲子(関西大学アイススケート部コーチ、国内での練習を主に担当)が、振付はデビッド・ウィルソンが担当。バリエーションが豊富で回転の速いスピン、ランディングの美しいジャンプが持ち味で、大舞台での勝負強さにも定評がある。課題は不得意とされるステップの向上(最近になり克服しつつある)と4回転ジャンプの習得。
織田信長の子孫であることが海外でもよく紹介されており、邦楽的メロディ、あるいは邦楽楽器をフィーチャーした楽曲をフィギュアスケートのテーマ曲として使う機会が多い。その一方でスーパーマリオブラザーズをテーマとしたユニークな演技でも知られる。
2005-06シーズンからシニア参戦。グランプリシリーズのスケートカナダで3位入賞、NHK杯で優勝し、グランプリファイナルに進出した。この結果トリノオリンピック代表有力候補となったが、全日本選手権で2位に敗れ、又代表選考ポイント数でも僅差の2位となり、惜しくも出場を逃した。(代表を逸したいきさつについては高橋大輔の項目にも記述があるので参照されたい)
しかし、このシーズンの活躍は高く評価され、2006年四大陸選手権と世界選手権の代表に選ばれた。四大陸選手権では、男子シングル部門で初出場・初優勝を飾り、(同大会での日本人男子シングルの優勝者は1999年・2003年の本田武史以来2人目。)世界選手権でも初出場ながらはつらつとした演技で4位入賞を果たした。
優勝した時のキスアンドクライ(演技後の選手とコーチが得点の発表を待つ場所)での大泣きで有名。2005-06シーズンのNHK杯で優勝した際は人目も憚らず嬉し泣きしたことは記憶に新しい。
戦国三武将で有名なホトトギスの歌を詠むなら、とのインタビューで、「鳴かぬなら それでいいじゃん ホトトギス」と詠み、話題となった。
[編集] 主な戦績
- 2002 - 2003年
- ジュニアグランプリシリーズ ブラティスラバ大会 2位
- 近畿選手権大会 ジュニア 1位
- 全日本ジュニア選手権大会 3位
- 全国高等学校スケート競技選手権大会 A 2位
- 全大阪選手権大会 シニア 1位
- ムラドストトロフィー ジュニア 1位
- 全関西選手権大会 シニア 1位
- 2003 - 2004年
- ジュニアグランプリシリーズ ブラティスラバ大会 2位
- 近畿選手権大会 ジュニア1位
- ジュニアグランプリシリーズ 岡谷大会 3位
- 西日本選手権大会 ジュニア1位
- 全日本ジュニア選手権大会 2位
- 全大阪選手権大会 シニア 1位
- 全日本選手権大会 5位
- 全国高等学校スケート競技選手権大会 A 1位
- 国民体育大会冬季大会 少年 1位
- 世界ジュニア選手権大会 11位
- 全関西選手権大会 シニア 1位
- 2004 - 2005年
- ジュニアグランプリシリーズ ロングビーチ大会 4位
- ジュニアグランプリシリーズ キエフ大会 3位
- Octoberfest 2004 ジュニア 1位
- 全日本ジュニア選手権大会 1位
- 全大阪選手権大会 シニア 1位
- 全日本選手権 3位
- 全国高等学校スケート競技選手権大会 A 1位
- 国民体育大会冬季大会 少年 2位
- 世界ジュニア選手権 優勝
- 2005 - 2006年
- 2006 - 2007年
- グランプリシリーズ
- スケートアメリカ 優勝
- NHK杯 2位
- グランプリファイナル 3位
- グランプリシリーズ
[編集] 織田信高家の系譜
- 初代織田左衛門佐信高-2代織田高重-3代織田一之-4代織田高元-5代織田信門-6代織田信倉-7代織田信直-8代織田長孺-9代織田長裕-10代織田信真-11代~15代織田氏-16代織田信義-17代信成(スケート選手)但し本家ではない。
詳しくは織田信長を参照のこと。
[編集] 外部サイト
- ISU Crystal Report - Nobunari ODA
- Smile Wind ファンページ
- [1] テレビ朝日 グレートマザー物語
カテゴリ: 織田氏 | 1987年生 | 日本のフィギュアスケート選手