志摩スペイン村
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志摩スペイン村(しまスペインむら)は、三重県志摩市磯部町坂崎にある複合リゾート施設。
近畿日本鉄道㈱(近鉄)が、総合保養地域整備法(通称:リゾート法)の施行に合わせ1988年に策定された「三重サンベルトゾーン」構想に基づき、三重県志摩郡磯部町(現志摩市)の協力を得て開発した 施設で、テーマパーク「パルケエスパーニャ」を中核施設に、ホテル志摩スペイン村、天然温泉「ひまわりの湯」の3施設で構成されている。 開発当初は、リゾートマンションやコテージ等、多層的に展開するレジデンシャルゾーンの開発計画もあったが2006年現在では凍結されている。
目次 |
[編集] 志摩スペイン村の概要
[編集] 開発経緯
志摩スペイン村の全体開発面積は113haに及ぶが、その内100haについては近鉄が昭和30年代初期に東京オリンピック開催に合わせ、ゴルフ場や別荘地等を開発するために取得した社有地であった。上:下水道や道路などインフラが未整備のため開発が中止されていたが、昭和50年代後半になりインフラ整備が整い始めるのに合わせ、当時年間1千3百万人から1千4百万人で停滞していた伊勢志摩エリアの観光入込客数の活性化策として、集客力のある新たな大規模レジャー施設の策定に着手した。当初、近鉄は磯部町での志摩スペイン村開発と同時に南鳥羽(スポーツ施設及び別荘)、阿児町横山(文化的要素をもつ新たな開発及び宿泊施設)、阿児町国府(ハワイをイメージしたマリンパーク的な施設)の社有地でもリゾート開発を計画し三重県、国土庁(現国土交通省)に開発を届け出ているが、全てを開発するには莫大な資金がかかるためリゾート法の適応を受けた志摩スペイン村から開発することとした。 近鉄は、伊勢志摩エリアの観光入込客数の停滞の大きな要因を、伊勢神宮や鳥羽水族館、ミキモト真珠島という観光資源に過度に依存し、また、海産物をはじめとする食の豊かさに安堵し観光開発を怠ったため、若年層やファミリー層の観光ニーズに合わない、旧来の観光地とイメージされていることに起因すると分析した。そこで、これらの層を大規模に集客できる施設として、テーマパークを中核とした大規模な複合リゾートの開発を決定した。 尚 志摩スペイン村開発にあたっては、取得済みの社有地100haの他に、周辺の13ha程の敷地を、国土法の特定民間施設の申請をして新たに取得している。
[編集] 基本理念
志摩スペイン村開発計画にあたっては、自然環境の保全を原則に、基本理念を「こころの再発見」におき、テーマをスペインとした。 バブル崩壊の社会情勢から「もの」から「こころ」へ。経済優先からゆとりという流れの中で、「伸びやかな空間のなかでゆったりとした時間を楽しく過ごす」ことのできる場所が求められるとし、これをスペインの人々のゆとりやおおらかさと、スペインの大地の豊かさ。これらの体験、共感を通して、「人間らしさの回復」や「こころの再発見」をすることを全体コンセプトとした。
[編集] テーマとしてスペインが選ばれた理由
オープン当時の月刊レジャー産業やアミューズメント産業等の業界誌に掲載された志摩スペイン村経営陣のコメント等によれば下記のような理由が上げられている。
- 「三重サンベルトゾーン」計画そのものがスペインをイメージしていたこと。
- 三重県は観光立県だが、スペインも人口約4千万人に対して約5千万人あまりの観光客がある観光立国であったこと。
- スペインの北部サンティアゴ・デ・コンポステーラは巡礼の地であり、お伊勢まいりと相通するものがあったこと。
- 計画当時、バルセロナオリンピックとセビリア万博の開催にあたり日本でもスペインへの関心が高まっていたこと。
- 志摩半島の海岸はリアス式海岸だが、リアス式海岸のリアスとはスペイン北西部のガリシア地方でリア(入り江)が多く見られることから命名されたこと(スペイン語でリア (ria) は入り江を意味する)。
しかし、月刊レジャー産業(1994年6月号)に掲載された初代志摩スペイン村取締役社長である谷原武夫へのインタビュー記事によれば、志摩スペイン村開業当時の近鉄社長で志摩スペイン村開発推進者であった故・金森茂一郎(初代志摩スペイン村取締役会長)がテーマパークの開発にあたって文化性を強く出す方向性を示唆した。それに基づきコンセプトワークを策定し検討した結果、日本ではスペインは意外にに紹介されていないが、カルメン、ドンファン、闘牛、ドンキホーテ等いろいろと日本人になじみのある話題が意外に多い点に着目し、スペインという国をテーマとし文化性の強いテーマパークを作り上げようと結論づけた。ただし谷原は「それじゃ何故スペインかということですが、ほかではあまり取り上げられていないからと言うだけではちょっと説得力が弱いかと思いますが、一番ポピュラーなせつめいとしましては、スペインに関して日本人が持つイメージはというのは、明るい太陽と海辺というものが一つのイメージだろう。志摩というイメージが大体合致している。そういうことで良いのではないか思いました。」とも述べている。
[編集] 開発エピソード
志摩スペイン村開発にあたっては、開発エリアが全て伊勢志摩国立公園内にあり自然公園法による「規制計画」等で無秩序な開発や利用を防ぐための特別地域に指定されているため、開発当初に施設として開発できたのは全体開発面積の約30%程度で残りは一時的に工事をした部分については植栽して緑地に戻したほか、テーマパークでは第1駐車場の一部(現在のピレネー部分)に芝生化した駐車区画を設けたり、コロシアムの座席周りに芝生を張るなどして緑地化率を高める工夫がされた。また、先のスペインをテーマに選定した過程を述べた月刊レジャー産業の同じインタビューで「この地域全般の特色ですが漁業権が非常に確立しています。畑のような感覚ですね。畑の中にむやみに立ち入れば叱られる。養殖漁業のために海が使えない傾向をもっていますが、なんとか漁業権との調整をとって将来的にはマリンレジャーも提供できればありがたい」と述べているが、当初計画案があった近鉄志摩磯部駅から船を利用した志摩スペイン村へのアクセス計画は頓挫し、ひまわりの湯を開業するにあたっても海洋への温泉の排水が及ぼす海水濃度への影響で養殖をはじめとする漁業補償問題が起き、本来は掛け流しが可能な湯量があるひまわりの湯は循環ろ過式での営業となるなど現在でもマリンレジャーを開発できる状況にはなっていない。
[編集] 敷地面積
- 全体計画面積:113ha
- テーマパークゾーン:34ha
- ホテルゾーン:8ha(温泉ゾーン含む)※延べ床面積:ホテル/約3.1ha 温泉/約0.21ha
- 保存緑地ほか 71ha
[編集] 総事業費
[編集] *テーマパーク総事業費:約600億円
- ※注1㈱志摩スペイン村の300億円については公共性をもつ事業として日本開発銀行のNTT無利子融資や地域総合整備財団(ふるさと財団)のふるさと融資など受けている。また、三重県と磯部町(現志摩市磯部町)の出資は各1500万円(㈱志摩スペイン村設立時の資本金3億円の10%)であるが、その他、県道の改修、バイパス工事等の側面でのバックアップがあった。
- ※注2志摩スペイン村開業にあたり、近畿日本鉄道は、志摩線の複線化に約350億円、志摩磯部駅及び鵜方駅の改良等に約70億円、新型特急「伊勢志摩ライナー」の新造に約60億円、合計約480億円を投資しているので、志摩スペイン村の初期投資とあわせると約1,280億円の投資となる。
[編集] *ホテル総事業費:約200億円
[編集] *温泉総事業費:約11億円
[編集] *開園後の主な大型設備投資額
- 「クエントスの森」約2億4千万円(1996年)
- 第一次営業施設増強/総事業費:約70億円(「ピレネー」約31億円、「ドンキホーテ冒険の旅」約26億円、「コロシアム可動式屋根」約6億円、「エンバシーホール」約7億円)(1996年~1997年)
- 第二時営業施設増強/総事業費:約49億円(「ロストレジェンド」約30億円、「エスパーニャカーニバル」約15億円、「サンタクルス通り延伸」約4億円(1999年)
- 植栽増強(1997年~1999年)約3億円
- 「ドンキホーテバルーン」約2億円(2000年)
- 「マタドール」、「光の宮殿」、「氷の城」及びカンブロン劇場新ソフト導入等で約2億円(2004年)
- 「名称未定[不思議の国のアリスをテーマとした新アトラクション]」、新ミュージカルショー導入で1億5千万(2007年春予定)
[編集] 環境対策
伊勢志摩国立公園内に立地するため開発段階から高度の生活処理排水施設やゴミ焼却施設を導入し環境対策が行なわれているが、近年は環境対策について地球温暖化対策推進法や食品リサイクル法をはじめ、ごみ焼却時のダイオキシン処理や、2003年のロンドン条約(日本国内では2007年度に廃棄物処理法が改定される。)で禁止される汚泥の海洋投棄など、開業当初より高い基準に対応するため新たな処理施設が導入されている。
[編集] *生活廃水処理施設
生活排水については公共機関と同様の第3次処理まで行って無公害の水に処理しており、その処理能力は国や県の排水許可基準を大幅に下回っている。また、処理水はトイレの洗浄水や緑地への散水処理等に2次利用し海洋への排水はほとんどされていない。
- 処理能力:2,250t/1日
- 処理方法:標準活性汚泥法+触媒酸化法+凝集沈殿法+砂ろ過法+活性炭吸着法(生物化学的酸素要求量(BOD)5ppm以下、化学的酸素要求量(COD)3ppm以下、浮遊物質量(SS)3ppm以下までに処理されている。)
- 施設竣工:1993年(平成5年)12月
※水質汚濁防止法:BOD、CODは120ppm以下、SSは150ppm以下。((三重県の条例は、BOD、CODは20ppm以下、SSは70ppm以下。)
[編集] *ごみ焼却施設
開業当初より稼動しているごみ焼却施設については2001年にバグフィルターを導入しダイオキシン濃度を大幅に減少させている。
- 燃焼能力:10t/1日(8時間)×2焼却炉(焼却炉はごみの性質に合わせ燃焼用空気がコントロールされ完全燃焼している。/排ガス濃度は3から4ng-TEO/3N以下)
- 施設竣工:1994年(平成6年)3月
※ダイオキシン対策特別措置法による排ガス濃度基準:10ng-TEO/3N以下
[編集] *自家用発電施設
志摩スペイン村内で使用する年間消費電気量の60%程度を自家発電しており、電力会社からの送電より電力消費ロスが少なく、発電効力が大きいため、使用電力量の削減も可能となった。また廃熱は隣接するシーズンインアミーゴスの温水に利用されており、二酸化炭素の排出量を年間で約250t前後削減している。
- 発電機:1,400kw×3台
- エンジン:2,050馬力、140,000cc、720回転
- 施設竣工:2000年(平成12年)3月
[編集] *生ごみ処理施設
施設が出来るまでは志摩スペイン村内で廃棄される年間約500tの生ごみは焼却処理されていたが、生ごみは通常のごみ焼却より燃焼効率が落ちるため重油消費量が多かった。しかし、施設完成により重油消費量が削減できたため燃焼に伴うダイオキシンの発生や二酸化炭素の発生を低くすることが可能となった。また鳥羽志勢広域連合を通じて海洋投棄されていた生活廃水処理の際に発生する汚泥(排水処理工程で発生するバクテリアの死骸。)についても汚泥脱水処理機を導入しスポンジ状の脱水ケーキとし、ゴミ堆肥プラントにてバクテリアとあわせて肥料とし村内の植栽の土壌改良剤として使用している。
- 処理能力:1t/1日
- 施設竣工:2001年(平成13年)10月
[編集] スポンサー企業
[編集] 現在のスポンサー企業(2006年4月現在)
- 株式会社伊藤園(提供:アミーゴバルーン)
- 伊藤ハム株式会社(提供:レストラン「アミーゴ」、ファストフード「エルマーノス」)◎
- 江崎グリコ株式会社 (提供:ドラゴン城の宝さがし)
- オリックス野球クラブ株式会社(提供:パルケエスパーニャパレード "エスパーニャカーニバル)
- カゴメ株式会社(提供:スウィングサンタマリア)◎
- 株式会社クボタ(提供:太陽の洞窟、ウォーターシンフォニー、ドンキホーテとサンチョパンサ像、シベレス像、フェリペ3世騎馬像、コロンブス像、幸せの鐘、ローマの遺跡)◎
- KDDI株式会社(提供:カンブロン劇場/開業時は第二電電との契約だったが、その後の国際電信電話と日本移動通信との合併により契約社名が変更されている。)◎
- コカ・コーラセントラルジャパン株式会社(提供:スプラッシュモンセラー/開業時は中京コカ・コーラボトリングとの契約だったが、富士コカ・コーラボトリングの合併により契約社名が変更されている。)◎
- サントリー株式会社(提供:きらめく光のファンタジー"光の宮殿”、花とワインのギャラリー、レストラン「エル パティオ」)◎
- シチズン時計株式会社(提供:ガウディカルーセル)◎
- 大正製薬株式会社(提供:アルカサルの戦い)
- 大日本印刷株式会社(提供:クエントスの森/契約更新時にカルメンホールから移行している。)◎
- 東京海上日動火災株式会社(提供:コロシアム/開業時は東京海上保険との契約だったが日動火災海上保険との合併により契約社名が変更されている。)◎
- 日清オイリオグループ株式会社(提供:キャラクターカフェ「チィコ チィコ」)
- 富士フイルム株式会社(提供:フォトハウス「フォト ファンタスティカ」)
- 富士通株式会社(提供:フィエスタトレイン)◎
- リヤドロジャパン有限会社(提供:遊覧タクシー/開業時は物産リヤドロとの契約だったが現在はリヤドロジャパン有限会社に移行している。)◎
- 株式会社ブリヂストン(提供:グランモンセラー)◎
- 株式会社御木本真珠島(提供:パールギャラリー「マルガリタ」)◎
- 三井住友カード株式会社(提供:カルメンホール)
- 三菱電機株式会社(提供:フライングドンキホーテ)◎
- 明治乳業株式会社(提供:チョッキーの不思議な館/契約更新時にカーニバルハウスから移行している。)◎
- 山崎製パン株式会社(提供:ベーカリー&サンドウィッチ「ボニータ」)◎
- UCC上島珈琲株式会社(提供:カフェテリア「サルー」)◎
- 近畿日本鉄道株式会社(提供:アドベンチャーラグーン/2006年にパルケエスパーニャパレード "エスパーニャカーニバルから移行している。)
- ※◎は開業時から10年間(2004年)のスポンサー契約満了時に契約を更新したスポンサー企業
[編集] 契約が終了したスポンサー
- イベリア・スペイン航空(提供:スペインプロモーションセンター/閉鎖に伴いエンバシーホールへ移行)
- 株式会社小学館(提供:クエントスの森)
- 新日本石油株式会社(提供:アルカサルの戦い/開業時は三菱石油との契約だがその後の日本石油との合併により契約社名が変更されていた。)
- コダック株式会社(提供:フォトハウス「フォト ファンタスティカ」)
- 日本生命保険相互会社(提供:ハビエル城博物館)
- 株式会社福寿園(提供:アミーゴバルーン)
[編集] 沿革
- 1987年(昭和62年)6月 総合保養地域整備法(通称 リゾート法)が施行
- 1988年(昭和63年)2月 近畿日本鉄道から4地区(南鳥羽、磯部、横山、国府)の開発計画を三重県に提出
- 1988年(昭和63年)7月 国が三重県の基本構想を承認
- 1988年(昭和63年)10月 近畿日本鉄道㈱企画室に志摩スペイン村建設計画プロジェクトチーム発足
- 1989年(平成元年)1月 志摩スペイン村環境アセスメント調査を開始
- 1989年(平成元年)6月 近畿日本鉄道㈱伊勢志摩開発室設立(志摩スペイン村建設計画プロジェクトチームが発展)
- 1990年(平成2年)12月 環境アセスメント調査に関する「評価書」公告縦覧、開発申請
- 1991年(平成3年)5月 ㈱志摩スペイン村を設立(資本金3億円)
- 1991年(平成3年)6月 開発許可
- 1991年(平成3年)7月 土木工事に着工
- 1992年(平成4年)6月 建築工事に着工
- 1992年(平成4年)10月 資本金を12億円に増資
- 1993年(平成5年)12月 資本金を24億円に増資/生活廃水処理施設完成
- 1994年(平成6年)3月 ごみ焼却施設完成
- 1994年(平成6年)4月 パルケエスパーニャ開園、ホテル志摩スペイン村開業(4月22日)
- 1994年(平成6年)6月 パルケエスパーニャ入園者100万人を達成(6月17日)
- 1994年(平成6年)11月 パルケエスパーニャ入園者300万人を達成(11月5日)
- 1995年(平成7年)2月 資本金を48億円に増資
- 1995年(平成7年)3月 エントランス内にドンキホーテ&サンチョパンサのグリーテイングカルーセルを新設
- 1995年(平成7年)6月 年間パスポートの発売を開始(6月1日)
- 1995年(平成7年)7月 パルケエスパーニャ入園者500万人を達成
- 1995年(平成7年)9月 近鉄百貨店阿部野店にパイロットショップがオープン(9月8日/現在は閉店)
- 1996年(平成8年)2月 スペイン・ガリシア州フェア「フィエスタ・デ・ガリシア」を開催(2月27日~5月31日)
- 1996年(平成8年)3月 「地域活性化貢献大賞」受賞(日本経済新聞社/3月22日)
- 1996年(平成8年)4月 幸せの鐘を新設(4月22日)、公式ホームページ(4月19日)開設
- 1996年(平成8年)7月 クエントスの森を新設(7月20日)
- 1996年(平成8年)11月 コロシアムに可動式屋根を新設(11月23日)
- 1997年(平成9年)3月 ピレネー、ドンキホーテ冒険の旅、エンバシーホールを新設
- 1997年(平成9年)4月 ホテル志摩スペイン村の営業権が志摩観光ホテルから(株)志摩スペイン村に譲受され直営化(4月1日)/パーク・ホテル間の連絡通路開設/パルケエスパーニャで初のチャペルウエディングを挙行(4月24日
- 1997年(平成9年)6月 パルケエスパーニャ入園者1千万人を達成(6月4日)
- 1998年(平成10年)3月 スペインサロンを新設(現在は閉鎖)、ピカソ版画「スイット・ヴォラール」展を開催(3月1日~19日)
- 1998年(平成10年)4月 フィエスタ噴水がオープン(4月24日)
- 1998年(平成10年)6月 リゾートイン磯部が開業(6月10日)
- 1998年(平成10年)7月 「キャラクター展」~ドンキホーテとその仲間たち~を開催(7月18日~9月27日)
- 1998年(平成10年)10月 スペイン・マドリード州フェア「マドリード・マドリード」を開催(10月1日~12月25日)
- 1999年(平成11年)3月 新パレードエスパーニャカーニバルがスタート、ロストレジェンド広場を新設、サンタクルス通り延伸、近鉄百貨店と近観フーズに委託していた物販、料飲部門を直営化(3月1日)
- 2000年(平成12年)3月 自家用発電施設完成
- 2000年(平成12年)4月 ドンキホーテバルーンが営業開始(4月22日)
- 2000年(平成12年)(平成1年)7月 スペイン・アンダルシア州フェア・スペインフェア2000「アンダルシア!」を開催(7月20日~10月9日)
- 2001年(平成13年)4月 ひまわりの湯が開業(4月22日)
- 2001年(平成13年)10月 生ゴミ堆肥化施設が完成
- 2002年(平成14年)2月 マールエスカレータ内に太陽の洞窟を増設(2月8日)
- 2002年(平成14年)3月 シベレス時計台にからくり時計を増設(3月23日)
- 2002年(平成14年)6月 パルケエスパーニャ入園者2千万人を達成(6月23日)
- 2002年(平成14年)6月 汚泥脱水処理設備が完成(7月10日)
- 2003年(平成15年)2月 資本金を120億円に増資
- 2003年(平成15年)3月 ウォーターシンフォニー、チョッキーの不思議な館、花とワインのギャラリーを新設(3月21日)
- 2004年(平成16年)3月 開業10周年、マタドール、光の宮殿を新設、氷の城を常設(3月1日)
- 2004年(平成16年)10月 ひまわりの湯入館者百万人を達成(10月11日)
- 2006年(平成18年)2月 資本金を9千万円に減資
- 2006年(平成18年)9月1日 株式会社SSV設立(資本金1千万円)
- 2006年(平成18年)9月17日 ひまわりの湯入館者150万人を達成
- 2006年(平成18年)10月1日 株式会社志摩スペイン村は、テーマパーク運営事業を近鉄レジャーサービス株式会社に譲渡し、社名を志摩スペイン村土地建物株式会社に変更。同時に株式会社SSVは、近鉄レジャーサービス株式会社から志摩スペイン村(パーク・ホテル・ひまわりの湯)の運営管理業務を受託し、株式会社志摩スペイン村に社名変更。
[編集] 志摩スペイン村の社会・経済効果
[編集] 開業効果
1995年11月に発表された三菱総合研究所による、志摩スペイン村の社会・経済効果についてのレポートでは、開業後1年間の生産誘発額は全国で9,854億円とされている。
志摩スペイン村建設費、鉄道投資などを含む開業1年後までの総投資額は2,824 億円で、開業前に第二次産業を中心に4,578億円、開業後にサービス業、商業を中心に5,276億円の生産が全国で誘発されたとしている。そのうち、三重県内への生産誘発額は6,164億円で、三重県の1992年度産出額15兆2千億円の4.0%を占めた。
[編集] 伊勢志摩の観光入込客数への波及効果
三重県観光レクリエーション入込客数推計書によれば、1994年度の伊勢志摩国立公園の入込客数は、志摩スペイン村の開業と伊勢市で開催された「まつり博・三重」による入込客増で1千953万7千人と前年より445万7千人も増えたが、翌年には1千416万9千人まで減少し、1999年度以降は約1千万人程度に落ち込んでいる。
2005年度の県全体での観光レクリエーション入込客数は4千469万5千人(04年度:4千396万4千人)で、伊勢志摩国立公園は23.4%(04年度:23.1%)にあたる1千45万6千人(04年度:1千17万3千人)を集客している。その内訳は、伊勢神宮が565万9千人(04年度:546万人)で54.1%(04年度:53.7%)、志摩スペイン村が156万8千人(04年度:179万8千人)で15%(04年度:17.7%)、鳥羽水族館が87万7千人(04年度:95万1千人)で8.4%(04年度:9.3%)を集客しており、愛知万博の影響で伊勢神宮を除き入込客数が減少したが、それでもこの3施設で伊勢志摩国立公園の入込客の77.5%(04年度:80.7%)を集客している。また、県内の主要有料観光施設で百万人以上集客しているのは、長島温泉の448万5,000人(04年度:446万人)をトップに、鈴鹿サーキットの245万3千人(04年度:246万3千人)、志摩スペイン村の156万8千人(04年度:179万8千人)までとなっている。
※県観光レクリエーションでの志摩スペイン村、長島温泉、鈴鹿サーキット等の入込数が、季刊エンターテインメントビジネスや三菱UFJリサーチ&コンサルティングによる「東海3県主要集客施設・集客実態調査」等と異なるのは、県観光レクリエーションのみ集計期間が1月から12月までの年度単位で集計するのに対し、民間企業の発表数は事業年度の4月から翌年3月(㈱志摩スペインは3月から翌年2月)までで集計しているため。
[編集] 志摩スペイン村関連事業の再編と現状
[編集] 志摩スペイン村関連事業の再編
2006年7月25日に近鉄は志摩スペイン村事業の経営再編策を発表したが、内容は減損処理会計導入に伴う資産の買上げ等の支援策の再に複雑化した志摩スペイン村関連資産(テーマパーク、ホテル、温泉)の所有権と経営主体を整理し事業の効率化を目指すもの。テーマパークに関する資産は現有どおり近鉄と㈱志摩スペイン村から商号変更する志摩スペイン村土地建物㈱が保持し、ホテル関連資産及び経営事業については(株)近鉄志摩ホテルリゾートから近鉄レジャーサービス㈱に譲渡し(株)近鉄志摩ホテルリゾートは解散する。また、㈱志摩スペイン村が持つテーマパーク運営事業についても近鉄レジャーサービス㈱に現有の㈱志摩スペイン村から譲渡され志摩スペイン村関連事業の経営主体は全て近鉄レジャーサービス㈱が受持つものとなる。これにより、近鉄レジャーサービス㈱が志摩エリアで経営する賢島宝生苑や志摩マリンランド等との効率的な運営が図るものだが、志摩スペイン村の運営体制については新たに㈱志摩スペイン村が設立され近鉄レジャーサービス㈱から運営事業を委託されるので現状と変わりはない。
※近畿日本鉄道・志摩スペイン村関連事業の再編についてのお知らせ
[編集] 志摩スペイン村の現状
- 開園初年度の1994年度2月期は単年度黒字だったが翌年からは8年連続の赤字に陥っていた。しかし、2001年度に近鉄が2006年度3月期から導入される減損処理会計導入を見据え、志摩スペイン村よりアトラクション施設等の一部を167億円で買取る支援策を実施。これにより資産評価及び償却負担の減少、借入金の金利も軽減したのに加え人件費(早期退職制度導入等)や外注費、広告宣伝費を削減しコストも抑えた。また、新規施設として天然温泉「ひまわりの湯」を建設にあわせテーマパークのコンセプトテーマを「スペイン」から南米等を含む「スペイン語文化圏」までに要素を拡大し物販アイテムの拡充を図るなどした結果、2004年度2月期は単年度黒字となったが、帝国データバンクの企業データによれば売上高は1994年度に約293億円あったものが2005年度には約48億円まで落ち込んでいる。(近鉄に買い取られた施設については、現在は賃借で使用している。)
- 開業10周年の2004年度には、ゲストに不評であった「スペイン語文化圏」からコンセプトテーマを原点の「スペイン」に戻し、闘牛とフラメンコをテーマにアトラクションも新設されスペインを感じさせるイベントも多く開催された。
- 2005年度は、2004年に実施されて10周年イベントの反動と9月まで開催された愛知万博の影響で上期の入園者が減少しており、UFJ総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)がまとめた「2005年・東海3県主要集客施設・夏休み集客実態調査」によれば、夏休み期間の入園者については前年の52万7千人から43万5千人のマイナス17.5%と報告されており、最終的に発表されて2005年度の入園者数は156万6千人で対前年度マイナス13.5%と大幅な減少となった。
- 2006年度の入園者目標数は170万人と発表されており、「今しかない家族の時間」をキャッチコピーに、小学館とのタイアップにより「ドラえもん」関連イベント等が春から開催されており、三菱UFJリサーチ&コンサルティングによる「2006年・東海3県主要集客施設・GW集客実態調査結果」によれば、GW期間(4/29~5/7:9日間)の入園者数は13万4千人と、05年度GW期間(4/29~5/8:10日間/12万2千人)より期間が1日短かったにも関わらず9.8%増と好調でった。また夏休み期間(7/21~8/31:42日間)についても三菱UFJリサーチ&コンサルティングの「2006年・東海3県主要集客施設・夏休み集客実態調査結果」によれば44万5千人と11%増と好調を維持している。
[編集] 入園者数(集計期間:3月から翌年2月末までの事業年度ベース)
- 1994年度:3,755,500人※1
- 1995年度:3,0145,00人 (対前年度△741,000人・△19.7%)
- 1996年度:2,457,000人 (対前年度△557,000人・△18.5%)☆新規投資/クエントスの森、大型イベント/スペイン・ガリシア州フェア
- 1997年度:2,473,000人 (対前年度16,000人・0.7%)☆新規投資/ピレネー、ドンキホーテ冒険の旅、エンバシーホール
- 1998年度:2,031,500人 (対前年度△441,500人・△17.9%)☆大型イベント/「キャラクター展」~ドンキホーテとその仲間たち~、スペイン・マドリード州フェア
- 1999年度:2,313,000人 (対前年度281,500人・13.9%)☆新規投資/新パレード「エスパーニャカーニバル」、スペクタクルショー「ロストレジェンド」、サンタクルス通り延伸
- 2000年度:1,907,000人 (対前年度△406,000人・△17.6%)☆新規投資/ドンキホーテバルーン
- 2001年度:1,580,000人 (対前年度△327,000人・△17.1%)☆新規投資/ひまわりの湯
- 2002年度:1,861,000人 (対前年度281,000人・17.8%)※2
- 2003年度:1,838,000人 (対前年度△23,000人・△1.2%)☆新規投資/ウォーターシンフォニー、チョッキーの不思議な館、花とワインのギャラリー、ドラゴン城の宝さがし
- 2004年度:1,804,000人 (対前年度△34,000人・△1.8%)☆新規投資/マタドール、光の宮殿を新設、氷の城
- 2005年度:1,562,000人 (対前年度△242,000人・△13.4%)
※1:開業1年間の1994.4/22~1995.4/21では4,265,500人
※2:2002年度より、複合リゾート志摩スペイン村(テーマパーク、ホテル、温泉)として3施設合計の入込み客数発表となっている。
※入園者数データは、㈱志摩スペイン村広報資料及び季刊エンターテインメントビジネス(旧AMビジネス)を参照
[編集] テーマパーク「パルケエスパーニャ」
スペイン語で「パルケ」は公園、「エスパーニャ」はスペインの意味で、直訳すればスペイン公園。パーク内は4つのエリアで構成され、スペイン各地の建物をモチーフとした街並みやアトラクションが配置されており、スペイン人エンタティナーによるショーやパレードもある。
- 遊戯施設:24(アトラクション:21施設、展示施設:3施設)※1994年開園時/アトラクション:15施設、展示施設:1施設
- エンターテイメント施設:3(うち1施設は夏休みのみ営業)
- レストラン・ファーストフード:24(レストラン・FF:16店舗、フードスタンド:8店舗)
- ショップ:20
- 駐車場:約6,400台(臨時駐車場2,600台含む)
- シウダード:都市のスペイン
- エントランス周辺の一帯にあり、バルセロナのランブラス通りや、マドリードのマヨール広場をそれぞれエスパーニャ通りやマヨール広場として、都市の広場を再現している。ギリシャ神話の女神シベレスの噴水のあるシベレス広場からパレードはスタートする。
- ティエラ:大地のスペイン
- テーマパークの中央部にあり、ハビエル城博物館ではバスク地方にあるフランシスコ・ザビエルの生まれ育った城の概観を再現。旧石器文明の「アルタミラ洞窟の壁画」の実物大レプリカをメインにスペインの文化・歴史・風俗を展示している。
- マール:海のスペイン
- スペインの海洋リゾート地コスタ・デ・ソルの中心でピカソが生まれたマラガをイメージして再現されたコロンブス広場には、第1回目の航海から帰ってきたコロンブスが、イザベル女王のもとへ新大陸発見の報告にやってきたことを記念として建てられた塔をモチーフにしたコロンブス像がある。
[編集] アトラクション
- ピレネー:設備投資額約31億円、コース全長1,234m、最高地点45m、最高時速100km/h、最高重力加速度4.3G、ライド定員32名(4席×8両×3編成)、乗車時間3分15秒、製造メーカーBolliger & Mabillard社(スイス)。インバーテッド(吊り下げ型)コースターで開業当時は同型のコースターとしては世界最長、最速、最高だったが現在はコース全長のみ世界一(国内では現在もフルスペックNO1)。製造メーカーであるBolliger & Mabillard社の特徴で、1両の全長が短い車両なので高速での回転が可能で、定員も多いため回転率も高い。フランスとの国境にあるピレネー山脈をイメージしている。(ピレネー山脈はスペイン語で忠実に発音するとピリネオス/Pirineosだが日本人に一般的なフランス語の発音のピレネー/Pyreneesが採用された。)
- グランモンセラー:コース全長815m、最高地点20m、最高時速85km/h、最高重力加速度3.8G、ライド定員16名(2席×8両×3編成)、乗車時間2分20秒、製造メーカーMack社(ドイツ)。「モンセラー」とはスペイン語でのこぎりの歯という意味で、バルセロナ郊外にある岩山のモンセラー山脈をイメージしている。コースレイアウトが特徴的で、アップダウンやドロップーオフ等の高低差を利用した構成は少ないが水平ループが非常に多い旋回系が売りのコースター。ライドを発進させるためのゴム製のタイヤが雨が降るとスリップしやすいためショーダウンしやすい。
- マタドール:設備投資額約15億円(マタドールへの改修費含まず)、コース全長400m、最高地点13m、最高時速52km/h、最高重力加速度2.7G、ライド定員24名(2席×12両×2編成)、乗車時間2分43秒、製造メーカー泉陽興業㈱並びに三精輸送機㈱(幻のイベリア超特急からマタドールへの改装企画は㈱ドリームスタジオ)。「幻のイベリア超特急」を改装したコースターで、闘牛をモチーフとする屋内型コースター。外観ファサードはカスティーリャ高原のアランフェス離宮をモチーフにしている。
- アドベンチャーラグーン:設備投資額約36億円(躯体建設費除く)。インドアとアウトドアの双方向に渡る日本初のウォーターライド。パルケエスパーニャでは一番設備投資額が高額なアトラクション。かって世界の海を制覇した海洋国家スペインの大航海時代の海洋冒険がテーマ。
- スプラッシュモンセラー::コース全長446m、最高地点12.5m、最高時速47km/h、最高重力加速度1.96G、ライド定員5名、乗車時間3分20秒。急流下りタイプのウォーターライド。
- フィエスタトレイン:チャーミングな踏切を通りながらフィエスタ広場を一周する汽車。
- フライングドンキホーテ:高さ45mまで上昇する展望型アトラクション。
- ミュージカルサーカス:設備投資額約18億円、コース全長48m、ライド定員60名(60席×3台)、乗車時間12分(乗降時間含む)。ミュージカル仕立てのアトラクションで、3D映像も取り入れられている4つの不思議の森をイメージした円形ステージを日本初の60人乗りの移動式客席で移動する。音楽はロックグループ・ゴダイゴのタケカワユキヒデ、演出はゴダイゴの主な曲の作詞を手掛けた奈良橋陽子が担当。
- アミーゴバルーン:設備投資額約8千万円。回転する風船型ライド。
- ガウディカルーセル:設備投資額約2億円。ガウディ風のデザインのメリーゴーラウンド。
- アルカサルの戦い:ライド(4人乗り×20台)に乗り4つのシーンからなる舞台上の敵をレーザー銃で攻撃して得点を競うシューティング型アトラクション。「アルカサル」はトレドにある要塞の名称。
- スウィングサンタマリア:設備投資額約1億7千円。バイキング。「サンタマリア」はコロンブスがアメリカ発見の航海で使用した船名。
- 光の宮殿:設備投資額約18億円(ドンキーズシェリーの投資額で光の宮殿への改修費含まず)。フラメンコと花をテーマに、約10万個のカラフルなイルミネーションで彩られた光のトンネルや赤いバラのアーチ、フラメンコシーンなどを走行する元ドンキーズシェリーを大規模改修したアトラクション。外観はシェリー (ワイン)の産地ヘレス・デ・ラ・フロンテラに数多く集まるボデーガと呼ばれる酒造工場をイメージしている。シェリーという名称は、地名のヘレス(jeres)が英語訛りになって「シェリー」になったものに由来している。
- ドンキホーテ冒険の旅:設備投資額約26億円。空飛ぶ帆船型ライド。外観ファサードの風車はスペイン東部の地中海に浮かぶマヨルカ島の風車をイメージしている。
- 氷の城:2002年に期間限定のアトラクションとしてオープンしたが、2004年に場所を元の花とワインのギャラリーに移し常設された。室温は-30℃で、氷の家具や氷の中の花などがある。
- カンブロン劇場:設備投資額約7億円。外観ファサードは、1576年西ゴート族によってトレド作られたカンブロン(枸杞/くこ)の門をモチーフに再現。館内は大画面シアター(大型映像システム・アイマックスを使用した上映は2004年2月で終了)。「”ビバ・ブランカ・パロマ」はアイマックスでは初の本格的ドキュメンタリー作品だった。有料アトラクションだったが1999年3月に無料化された。
- チョッキーの不思議な館:アクセサリーショップ「アルコイリス」を改装してオープンしたミステリーハウス。
- ドラゴン城の宝探し:2003年に期間限定宝のアトラクションとしてオープンしたが、好評のため常設された。袋を探し当てると景品が貰える。元はキャラクター館。
- クエントスの森:設備投資額約2億4千円。「オオカミと3匹の子ヤギ」、「キツネがつくった王様のおふれ」、「働き者のガチョウと怠け者のキツネ」、「月をチーズだと思ったオオカミ」の4つの童話を聞きながら散策できる全長305mの散歩道。
- キャラクターランド「ダルシネアの"パーティー・パーティー・パーティー"」:多目的イベントホールであるエンバーシーホールに近年常設されているプレイランド型アトラクション。
[編集] 展示施設
- ハビエル城博物館:設備投資額約11億。フランシスコ・ザビエル(ハビエルはザビエルのスペイン語読み)の生家ハビエル城を再現し内部をミュージアムとしている。スペインの歴史をはじめ、独特の文化や生活を知ることができる。また、「アルタミラ洞窟の壁画」の実物大レプリカが展示されているが、これはハビエル城博物館以外ではアルタミラ博物館(スペイン現地)、国立考古学博物館(スペイン・マドリード市)にしかない大変貴重なものである。
- エンバーシーホール:設備投資額約7億。外観はスペイン北部に見られる建物がモチーフとされ、内部はイベントホールとして多目的できるスペースになっている。現在は、キャラクターランド「ダルシネアの"パーティー・パーティー・パーティー"」として利用されている。
- 花とワインのギャラリー:ドンキーズシェリーショップ「ビバ・ドンキー」を改装して作られたワインの産地や醸造工程などの基礎知識を紹介するギャラリーだったが、2004年に行なわれた氷の城の常設工事に伴い展示場所をサンタクルス通りの元スペイン工芸館「アルテ」に移設された。
[編集] エンターテイメント施設
- コロシアム:バレンシア郊外のカルデロナ山脈のすそ野サグントに残る古代ローマの円形劇場イメージ。キャラクターショーやスペイン人エンターテイナーによるショー等を上演。
- カルメンホール:カタルーニャ地方タラゴナのバルモル村にある教会をモチーフとしたホールで、フラメンコを上演している。「カルメン」は有名なオペラの題名およびその主人公の名。有料
- ロストレジェンド広場:炎・洪水・爆発など映画のワンシーンに迷い込んだような臨場感が体験できるスペクタクルショー「ロストレジェンド~失われた大陸の伝説~」を上演。※夏季限定
[編集] エンターテイメント
- パルケエスパーニャパレード「エスパーニャカーニバル」:スペインの祭りや文化をモチーフにした8つのフロート(山車)を飾るファージャ人形は、バレンシアの火祭りで使用される物と同じでスペインで製作された。また、フロートには仕掛けもあり、見るだけではなく、ゲストも参加できる演出があり、有料でフロートに乗車してパレードに参加することも出来る。※2002年に、オープニング、ルーティーン(行進)、プロダクションナンバーの音楽、及びフロートの並び順等の演出の変更が行われた。また、2006年3月よりアルタミラフロートが廃止され、フロート数が9台から8台に変更された。2006年7月(夏季営業)より、ナイトパレード用に各フロートのイルミネーションがLED(発光ダイオード)照明や光ファイバー等により八万個に増強された。
- キャラクター・ファンタジーショー「アレハンドロの真実の勇気」:パルケエスパーニャのキャラクターたちが総出演するショー。暗黒魔王から輝きの女王を救い出すというストーリーで、マジックを楽しんだり、ゲストが一緒に参加できるシーンもある。
- フラメンコショー「フラメンコ-フラメンコ」:フラメンコの基本とも言われる「セビリャーナス」を4つのシーンで展開しながら、伝統的なフラメンコや、スペインで流行中のモダンなフラメンコなどシーンにより楽しめる。
- スパニッシュ・バラエティ「ビバ!パエリア」:ラップなどの軽快な音楽にあわせて、大きなパエリア鍋を舞台にパエリアの具材に変身したスペイン人エンターテイナーたちがダンスやパフォーマンスを繰り広げるスパニッシュ・バラエティショー。ショーの途中でゲストをステージに引き込み一緒に楽しむ演出もある。
- スペクタクルショー「ロストレジェンド~失われた大陸の伝説~」※季節限定:USJ開業を控え、バックドラフトやウォータワールド等の特殊効果が売りのアトラクションを意識し、日本初の本格的な特殊効果“爆発”“炎上”“大洪水”を最大のポイントとしたスペクタクルショーとして1999年から上演。通年上演から近年は夏季上演に変更されているが、年々スタントシーンの演出変更や、クライマックスの大洪水シーンの変更などにより迫力が増している。
- 上演終了したエンターテイメント
- パルケエスパーニャ・パレード「ストリートパーティー」1994年初演:(1995年の夏季のみナイトパレードの変形バージョンとしてスペイン風提灯でフロートを彩った「フェリア・ア・デ・ラ・ノチェ」が上演される。
- ミュージカルレビュー「ラダンサ」1994年初演
- パフォーマンスショー「パルケ-ニャ・フィエスタ」1994年初演
- ミュージカルバラエティー「シルコデ・デ・ラ・バンバ」2002年初演
- ミュージカルショー「フィエスタ・デ・インビエルノ」1994年初演
- ミュージカルショー「ファンタシア・デ・ラプリマベラ」1995年初演
- ミュージカルショー「ミステリアス・エポカス」1996年初演
- セレブレーション「ドンキホーテのフェリアマヒカ」1994年初演
- キャラクターショー「アモールカンパーナ」1994年初演
- キャラクターショー「ドンキホーテのダンキー!ファンキー!ドンキー!」1996年初演
- キャラクターショー「ドンキホーテのゴーゴー!アドベンチャー」1999年初演初演
- キャラクターショー「ドンキホーテのバンドdeゴー!」2002年初演
- キャラクターショー・ダルシネアの「みんなで愉快にあ・そ・ぼ・う・ニャン!」2003年初演
- タブラオショー「フラメンコファンタジー」1994年初演
- タブラオショー「コラソンフラメンコ」2000年初演
- スパニッシュレビュー「ブライト・エンジェル」2002年初演
- フラメンコレビュー「ブライト・エンジェル」2003年初演
- フラメンコレビュー「ブライト・エンジェル2004」2004年初演
- パイレーツショー「スペインの大海賊」1994年初演
- グランテアトロ1994年初演
- シルコマヒコ1994年
- トゥナ1995年初演
- ソレア・エン・フロール1995年初演
- ルンバ・カランバ
- エスパーニャコンボ
[編集] キャラクター
スペインの代表的な文芸作品「ドンキホーテ」ベースに、新しい物語を設定。動物達をモチーフに、メインキャラクターは、勇気と冒険心にあふれるドンキホーテとパートナーであるサンチョパンサ、その他に5人のファミリーキャラクターが設定されている。製作は当初、バルセロナオリンピックのマスコットキャラクター・コビーをデザインしたスペイン人画家のハビエル・マリスカルを予定していたがスケジュール的に折り合わず、アメリカ・ロサンジェルス在住のデザイナーのトビー・シェルトンに依頼した。トビー・シェルトンは現在はディズニーのOVA製作にも参加しており、オリジナルDVDアニメ「アラジン~ジャファーの逆襲~」では、監督として製作の指揮を取っている。
- 「ドンキホーテ」(犬がモチーフ)の声を担当している声優は、当初は富山敬だったが1995年9月に急逝されたため、山崎たくみに変更された。この時の声は、甲高くひょうきんな担当キャラの多い山崎のイメージを覆す、低く渋い声である。この声はキャラクターショーや、からくり時計のアナウンスで聞く事ができる。
- 「サンチョパンサ」(ハリネズミ&小熊がモチーフ)の声は桜井敏治が担当。
- ヒロイン「ダルシネア」(白猫がモチーフ)の声は、冬馬由美が担当。冬馬は「チョッキービビート」(ロップイヤー兎がモチーフ)の声も担当しているため、一人二役となる。
- 「フリオラニャーナ」(蛙がモチーフ)の声は三ツ矢雄二が担当。
- 「アレハンドロ」(狼がモチーフ)の声は置鮎龍太郎が担当。
- 「トロヴァール」(牛がモチーフ)の声は銀河万丈が担当。
[編集] シンボルマーク及びロゴタイプ
- シンボルマークはフラメンコの踊り子をモチーフとし、躍動感あるれる力強い線で描かれており、パークを構成する4つのエリアを、それぞれのイメージカラーである「シウダート(赤)」「ティエラ(緑)」「マール(青)」「フィエスタ(橙)」で表現している。
- 日本語ロゴタイプは、様々なスペインのイメージの中から、「太陽」、「海」、「陽気さ」、「人間的」、「躍動感」をイメージし、フリーハンドのシンボルマークに合わせ躍動感ある手書き文字が使用されている。また、スペイン語ロゴタイプは、クラシックで伝統的なスペイン書体が用いられている。
- シンボルマーク及びスペイン語ロゴタイプの製作者は、ホセ・マリア・トリアス・フォルク(クォドデザイン・マーケティング社代表。バルセロナ美術工芸学校・芸術学院卒、バルセロナオリンピックのシンボルマークをはじめ、企業のCI、VIやパッケージデザインなどを手掛ける、スペインを代表するデザイナー)。また、日本語ロゴタイプは、村禎介(株式会社デザインマック代表取締役社長。金沢工芸美術大学卒、ニューヨーク・プラットインスティテュート大学卒、独自のパッケージデザイン理論を基に、AGIなど数多くのCI、VI、商品開発を手掛けている)。
[編集] ホテル志摩スペイン村(都ホテルズ&リゾーツ)
白壁・オレンジ色の屋根という、アンダルシア地方をイメージした外観のリゾートホテル。 パティオ(中庭)を取り囲み、ロビー・宴会場棟と、3つの客室棟がロの字に建つ。また、コルドバ、セビリア、グラナダと名づけられた各客室棟にもパティオがあり、客室は全て40㎡以上でリゾートホテルにふさわしいくゆとりをもった作りとなっている。 開業から1997年3月までは志摩観光ホテルが営業権をもち運営していたが、1997年4月に(株)志摩スペイン村に営業権が譲受される。この直営化により、テーマパークとホテル間に直接往来ができる連絡ゲートが開設されるが、2003年からは、近鉄によるホテル志摩スペイン村の減損処理に伴い、新たに設立された(株)近鉄志摩ホテルリゾートが経営し㈱志摩スペイン村が経営受託しているが、2006年7月25日に発表された近鉄による志摩スペイン村事業再編により㈱近鉄志摩ホテルリゾートは10月1日をもって事業を近鉄レジャーサービスに譲渡し(株)近鉄志摩ホテルリゾートは11月に解散する。
- 客室:252室(ツインルーム:246室、ツインルーム(テラス付):3室、スイートルーム:3室)
- 料飲施設:6ヶ所
- 宴会場:5室(大宴会場:1室、中宴会場:2室、小宴会場:2室)
- 付帯施設:ガーデンプール(夏季のみ営業)、インドアプール、テニスコート2面(ナイター施設付)、ゲームコーナー、スーベニアショップ、カラオケバー&ルーム
- 駐車場:約170台(天然温泉「ひまわりの湯」駐車場兼用)
- その他の宿泊施設
低料金のB&B形式(Bed and Breakfast)のホテルとして、志摩磯部駅前に「リゾートイン磯部」、駐車場そばに「シーズンインアミーゴス」がある。後者は、その名のとおり季節営業である。両ホテルとも従業員寮として建設された物である。
その他、同じ近鉄グループの、志摩観光ホテル、賢島宝生苑が、2005年よりオフィシャルホテルに指定される。
[編集] 志摩スペイン村天然温泉「ひまわりの湯」
ボーリングにより地下約1,800mから湧き出す38.6度の温泉で、泉質はアルカリ性単純温泉。1分間に160リットルの湧出量がある。名湯として有名な由布院温泉(大分県)や道後温泉(愛媛県)に似た泉質で志摩温泉郷の一つでもあり、露天風呂やサウナ(女湯は塩サウナ)もある。(加温・循環ろ過式) 2003年からホテル志摩スペイン村と共に、新たに設立された(株)近鉄志摩ホテルリゾートが経営し㈱志摩スペイン村が経営受託していたが、2006年7月25日に発表された近鉄による志摩スペイン村事業再編により(株)近鉄志摩ホテルリゾートは10月1日をもって事業を近鉄レジャーサービス㈱に譲渡し(株)近鉄志摩ホテルリゾートは11月に解散する。
- 屋内風呂:男女各約200㎡
- 露天風呂:サウナ(男女各約140㎡)
- 脱衣所:男女各200人分ロッカー設置
- 売店:和式宴会場兼休憩室(120畳)
[編集] ㈱志摩スペイン村・会社概要(2006年2月決算現在)
[編集] 事業内容
- テーマパークの経営、ホテル・温泉施設の運営受託
[編集] 本社所在地
[編集] 資本金
- 9千万円(2006年2月)
※資本金増減
- 3億円(1991年5月設立)
- 12億円(1992年10月増資)
- 24億円(1993年12月増資)
- 48億円(1995年2月増資)
- 120億円(2003年2月増資)
- 9千万円(2006年2月減資)
[編集] 売上高
- 2005年度:48億5千678万4千円(営業損失:6千757万9千円/経常損失:3億91万6千円/当期純利益:3億4千918万3千円)※1
- 2004年度:55億1千130万3千円(営業利益:3億6千383万3千円/経常利益:2億3千824万3千円/当期純利益:2億3千444万3千円)
- 2003年度:59億8千430万1千円(営業利益:5億823万7千円/経常利益:4億662万円/当期純利益:4億282万円)
- 2002年度:86億4千500万円(営業損失:19億1千万円/経常損失:22億5千3百万円/当期損失:109億6千1百万円)
※1:投資有価証券の売却益で最収益を計上。
[編集] 決算
- 2月
[編集] 設立
- 1991年5月15日
[編集] 役員
- ㈹社長:丸山隆司(近畿日本鉄道ホテル・レジャー事業本部副本部長/近鉄レジャーサービス取締役社長)
- 常務:眞鍋耕二(テーマパーク支配人)
- 取締役:岡山孝次(営業企画部長)
- 取締役:米田宗弘(総務部長)
- 取締役:大森久(三重県農水商工部観光局長)
- 取締役:竹内千尋(志摩市長)
- 取締役:小林哲也(近畿日本鉄道専務/流通事業本部長/ホテル・レジャー事業本部長)
- 取締役:太田孝(近畿日本ツーリスト社長)
- 常監:辻本憲信
- 監査役:辻本雅英(近畿日本鉄道常務/近鉄不動産監査役)
[編集] 社員数
- 299人(男子社員203人/平均年齢37.9歳、女性社員96人/平均年齢33.2歳)
[編集] 株主(株主数47/発行済株数:384,000株)
※データは、㈱志摩スペイン村広報資料及び近畿日本鉄道㈱IR資料、日経テレコン21、帝国データバンクを参照
[編集] アクセス
- 近鉄志摩線志摩磯部駅から直通バスで約14分。
※2007年3月より鵜方駅発着に移行が決定、志摩磯部駅発着は本数が削減される。これに伴い、所要時間は現在より2分短い12分となる。
- 鵜方駅・賢島駅からも三重交通バスが運転されているが運行本数は少ない。
- 志摩市内のホテル、旅館などでは送迎を行っている事が多い。
- 鳥羽方面からは、リアス式海岸美が楽しめるパールロードが魅力のあるアクセス道路。2003年4月から無料の鳥羽~的矢間の18.3kmに続き、2006年7月1日から的矢~鵜方間も無料化され全線が無料化された。
[編集] 関連項目
[編集] その他
- 志摩スペイン村を中心会場に近鉄グループの近鉄百貨店や都ホテルズ&リゾーツでスペイン・17州を紹介する州フェア・イベントを行なっていたが、2000年に開催されたアンダルシア州フェア・スペインフェア2000「アンダルシア!」(1996年にガリシア州ファア、1998年にはマドリード州フェア開催を済み)を最後に開催されていない。
- スペイン国前首相ホセ・マリア・アスナールや元副首相のマヌエル・フラガ・イリバルネをはじめ、スペインが生んだ20世紀後半のもっとも偉大なリリコ・テノール歌手とされているアルフレード・クラウスなど多くのスペイン政府の要人や文化人が来日の際には来園していたが近年は稀である。
- 国賓クラスの要人やスポンサー企業が自社の招待者を接待する際などに利用できるVIPルーム(一般のゲストの利用は不可)がマヨール広場の2Fに4部屋(グレード別にA、B、C、Dと部屋の内装が異なる。)用意されている。
- 在日スペイン大使婦人が志摩スペイン村の名誉村長を歴任している。
- 2000年代前半まではには一般のゲスト向けにはパルケエスパーニャ情報誌「チャチャラ」が、キャスト(従業員)向けに社内報のコモエスタが発行されていたが現在は両誌とも廃刊されている。
- CM等で使用されているテーマソングは「きっとパルケエスパーニャ」
- 1996年秋季から1997年夏季までの1年間、宣伝イメージキャラクターとして女優の岩下志麻を起用。平面ビジュアルでは「岩下、志摩へ」、「もうのらへんで」、「ノリノリ」のコピータイトルで3作品が作られた。
- 志摩スペイン村のCM放送エリアは通常は中部、関西地区だけだが、1997年の夏季期間は関東エリアでも「どないするつもりや」編、「もうのらへんで/お茶室」編、「ノリノリ」編の岩下CM3部作が放映され、極妻のパロディーCMという内容で関東の視聴者に強い衝撃を与えた。
- なお、岩下は「岩下、志摩へ」でフラメンコ衣装を着用しているが、岩下は1975年に発売したLPアルバム「炎のごとく」の中にも「恋のアランフェス」を収録するほど昔からスペインが好きで、このアルバムのジャケット写真のポーズもフラメンコの振りをイメージさせるものとなっている。
- 2000年4月から2002年9月まで、テレビ大阪、テレビ愛知、三重テレビ視聴可能エリアではキャラクタが登場する子供向け番組(ゴーゴー!パルケキッズ)がで放映されていた。2002年4月から9月のMCは双子のタレントとして人気の三倉茉奈、三倉佳奈が務めていた。
- TBS・CBCの「はなまるマーケット」1999年の視聴者からよせられた「気になるおめざ」リクエストベスト10の下期ベスト8に、菓子工房「ポルボロン」のスペイン伝統菓子ポルボロンが選ばれる(はなまるカフェのおめざでポルボロンを紹介したのは、女優の黒田福美)。
- 2000年に公開されたアニメ映画「名探偵コナン 瞳の中の暗殺者」で舞台となっているトロピカルランドは、パルケエスパーニャへの取材をベースに、その他の遊園地も取材し、美術監督が発案したオリジナルアトラクションもいくつか配置して作られた架空のテーマパーク。エンドクレジットには取材協力・志摩スペイン村と表記されている。
- 志摩スペイン村初のオフィシャルガイドブック「志摩スペイン村まるごとパルケエスパーニャ」は1995年5月に発売(1999年7月に一度だけ改訂版が発売されている)。
- パルケエスパーニャ初のオリジナルCD「きっとパルケエスパーニャ」は1995年12月、「パルケエスパーニャ・ベスト・オブ・エンターテイメント(MAX)」、ドンキホーテの「ダンキ!ファンキー!ドンキー!」は1996年7月に発売。
- パルケエスパーニャ初のオリジナル絵本「げんきにごあいさつ」、「みんなでおてつだい」、「じゃぶじゃぶこのきょうりゅう」、「ドンキホーテむらへようこそ!」は1996年4月に発売。
[編集] 参考文献
- 月刊レジャー産業/綜合ユニコム㈱
- 季刊エンターテインメントビジネス(旧AMビジネス)/綜合ユニコム㈱
- レジャーランド&レクパーク総覧 /綜合ユニコム㈱
- 月刊アミューズメント産業/㈱アミューズメント産業出版
- 帝国データーバンク
- 日経テレコン21
- 三菱UFJリサーチ&コンサルティング㈱/東海3県主要集客施設・GW集客実態調査結果/夏休み集客実態調査結果
- 三重県観光レクリエーション入込客数推計書
- (株)志摩スペイン村広報資料
- 近畿日本鉄道㈱広報資料