志摩温泉郷

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志摩温泉郷（しまおんせんごう）は三重県志摩市（旧国志摩国）内のエリア内の温泉。

[編集] 概要

志摩温泉郷という呼び名は、元々は志摩市内の温泉を宣伝するために設立されたPR団体、志摩温泉リゾートが用いだした名称である。

志摩市内には浜島町に7施設、阿児町に2施設、磯部町に2施設、大王町に1施設の合計12の温泉施設があり、その中の7施設でPR団体は構成されている。はじまりは、前(株)志摩スペイン村社長の後藤啓一が2001年の志摩スペイン村天然温泉「ひまわりの湯」オープンを契機に発起人となり、温泉のイメージが弱い志摩エリアを共同でPRしようと、合歓の郷、メルパール伊勢志摩、浜島町の4つの旅館（旅情館・紫光、ホテル志摩石亭、宝来荘、シーサイドホテル鯨望荘）と設立したもので、このため志摩温泉郷事務局は(株)志摩スペイン村内にある。当初はPR誌を年2回発行するなど積極的な活動を行なっていたが近年は縮小傾向にあり、オフィシャルHPの更新も滞りがであったが、ドメイン名の更新日（2006年9月21日）までに契約更新していないため現在オフィシャルHPはアクセス不能となっている。

尚、志摩市内の温泉施設でPR団体に未加盟で志摩温泉郷を冠にして温泉をPRしている施設は、シャカペンションの阿児温泉白亜紀の湯のみである。

志摩市内では志摩町を除き温泉が湧出しているが海辺での温泉採掘が多いため、シーサイドホテル鯨望荘の「くじらの湯」と、志摩スペイン村天然温泉「ひまわりの湯」（2施設ともアルカリ性単純泉）以外は全てナトリュウム泉であり、無色から鉄分による褐色を若干帯びた湯が多い。湧出した湯は、主にホテルや旅館で使われており、またほとんどの施設で宿泊客以外でも有料での温泉利用が可能である。

また、浜島温泉などは湯の販売も行っている。これにより、志摩市内では一般家庭でも入浴が可能であるが、ナトリウムの濃度が極めて高いため、薄めないと湯沸かし式の浴槽では湯沸かし器を傷める原因にもなる。