巨星ジーグフェルド
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| 巨星ジーグフェルド The Great Ziegfeld |
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| 監督 | ロバート・Ｚ・レオナード |
|---|---|
| 製作 | ハント・ストロンバーグ |
| 脚本 | ウィリアム・アンソニー・マクガイア |
| 出演者 | ウィリアム・パウエル ルイーゼ・ライナー マーナ・ロイ |
| 音楽 | ウォーター・ドナルドソン ハロルド・アダムソン コン・コンラッド |
| 撮影 | オリヴァー・Ｔ・マーシュ ジョージ・J・フォルシー カール・フロイント レイ・ジューン メリット・Ｂ・ガースタッド |
| 編集 | ウィリアム・S・グレイ |
| 配給 | MGM |
| 公開 | 1936年3月22日 ロサンジェルス |
| 上映時間 | 176分 |
| 製作国 | アメリカ合衆国 |
| 言語 | 英語 |
| 制作費 | 約200万ドル（当時） |
| 興行収入 | 約400万ドル以上（当時） |
| allcinema | |
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| IMDb | |
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『巨星ジーグフェルド』（The Great Ziegfeld）は1936年の米国映画。MGM製作。米国アカデミー賞最優秀作品賞および主演女優賞（ルイーゼ・ライナー）を受賞した。
この作品は今世紀初めの半世紀にわたって、美女と一流芸人を配して、豪華なレヴュー (演芸)（踊りと歌とを中心にコントを組み合わせ、多彩な演出と豪華な装置とを伴うショーのこと）やミュージカルを上演した名プロデューサー、フロレンツ・ジーグフェルド・Jr(1867-1932）の伝記をドラマ化し、その中に華やかな舞台をスクリーンに再現した娯楽映画の超大作である。
怪力男サンドゥによってシカゴの博覧会に現れたのは、1983年彼はまだ25歳の時であった。それから2年後ヨーロッパへ渡った彼は、アンナ・ヘルドを見出した。彼女を見出したことは、同時に彼の輝かしいレヴュー界へのスタートでもあった。これ以降ジーグフェルド・フォーリーズの創設をはじめとして、アメリカ・レヴューの歴史の最も輝かしい時代を創り出していった。1896年の「パーラー・マッチ」を最初に「ラ・プーペ」「リトル・ダッチェス」「マドモアゼル・ナポレオン」「ミス・イノセンス」「ピンク・レディ」「サリー」「キッド・ブーツ」「ノー・フィーリング」「リオ・リタ」「ロザリー」「三銃士」「フービー」「ショウ・ボート」等々の作品を矢継ぎ早に発表した。また、その門下にはエディ・カンター、W・C・フィールズ、をはじめとしてメイ・マレイ、メアリー・イートン、アイナ・クレア、ペギー・ホプキンズ・ジョイス、リリアン・タッシュマン、アン・ペニントン、ハリエット・ホクター、ファニー・プライス等々、ブロードウエイの舞台や映画で活躍したりするスターたちが大挙して出演することになる。
また、映画の規模としても驚くほどで、上映時間も3時間近くあるのだが、特に大円柱に寄った螺旋階段を用いたスペタキュラーな場面の壮麗さやレヴュー場面の豪華絢爛さは、どれも巨大な舞台装置を組み立てて、驚くほど贅沢に作られている。撮影監督もオリバー・マーシュが劇の部分を、ジョージ・フォルシー、カール・フロイント、レイ・ジューン、メリット・シーンの一流の名手4名を使いレヴュー・シーンを担当したという万全の体制であった。なお、このスペクタクル・シーンは『ザッツ・エンターテイメント』(1974)でも伺い知ることができるし、超大型のクレーンに載せたカメラワークは現在でも研究対象にされている。実際に、この数多い舞台の様子は、この映画の存在価値があると言っても過言ではなかろう。
[編集] ストーリー
興行師ジーグフェルド（ウィリアム・パウエル）は中年を迎えてなお野心に燃えていた。風刺を中心とした従来のフランス風レヴューにあきたらぬ思いを抱いた彼は、フランスからレヴュー界の大スター、アンナ・ヘルド（ルイーゼ・ライナー）を呼び寄せて、1907年に「ジーグフェルド・フォーリーズ」を上演する。大がかりな舞台装置、世相を皮肉ったコント、美女のコーラス、ダイナミックな踊りを次々と繰り出すこのショーは、アンナの人気も手伝って大当たりをとる。続いて『サリー』『ショウ・ボート』『リオ・リタ』と、名作を次から次へと世に送り出したジークフェルドはアメリカン・レヴューの創始者として有名になっていく。 ブロードウエイ・ミュージカル20世紀最大のプロデューサーとして、後世まで長くその名を讃えられたフロレンツ・ジーグフェルドの生涯を描いた超大作。彼にゆかりの曲が流れ、「ジーグフェルド・フォーリーズ」出身のファニー・プライス、アン・ペニントン、レイ・ボルジャー、ハリエット・ホクターらが実名で登場する。
[編集] エピソード
映画の最初の方で出てくるジークフェルドが組んだ怪力男ユージン・サンドウ（ナット・ペンドレトン）は、実生活ではインテリであり商売の才能もあった。彼はボディー・ビルダーの元祖的な存在で、しかもコナン・ドイル、トーマス・エジソン（サンドウは当時エジソンが発明したばかりの映画のモデルとして残されている）、そしてエドワード7世とも親交があった。彼のキャリアはジークフェルドと組んだ後の方が遙かに有名になっていた。サンドウは、通信販売、トレーニング・ジムの経営、本の出版、そして本人の人気によって、裕福で有名であった。ジークフェルドが事業に失敗して破産してしまう生涯とは対照的であった。
"A Pretty Girl Is Like a Melody" (螺旋階段を用いた有名な場面)はリハーサルと撮影に数週間要して、１つの連続場面になった。180名の出演者と当時22万ドルの予算と4300ヤード（約3900ｍ）のレーヨン布を使用した。このシーンのみの費用は、実際に舞台で演じられた時の予算を遙かにオーバーしている。
元はユニヴァーサルの企画であったが当時30万ドルの企画料でMGMに譲った。MGMではこの映画に200万ドルかけたが、400万ドル以上を稼いだ。
この映画は、伝記映画として初めての米国アカデミー賞最優秀作品賞をもらった作品である。またルイーゼ・ライナーはこの1936年作品と『大地』(1937)で2年連続して主演女優賞を獲得した初めての女優になった。（2回目はキャサリン・ヘプバーンの1967年と1968年の連続受賞の記録がある）
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