宣武帝

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**北魏　第六代皇帝**
姓名	拓跋恪（元恪)
年号	景明 500年 — 503年正始 504年 — 508年永平 508年 — 512年延昌 512年 — 515年
廟号	世宗
字	-
諡号	宣武皇帝
生没年	483年-515年
在位	499年-515年
父	孝文帝(次子)
母	高貴妃

宣武帝（せんぶてい、483年 - 515年、在位499年 - 515年）は、北魏の第七代皇帝。姓は元。諱は恪。第六代皇帝・孝文帝の次男。

皇太子だった長兄の元恂が父・孝文帝が推し進める漢化政策に反対し、反乱を企てようとしたため皇太子の地位を廃された挙句に父帝によって誅殺されたとも、自殺したりしたので彼が代わりに皇太子に立てられ、499年に父の孝文帝の死によって17歳で即位した。当初は、宗室で叔父の咸陽王･元禧（献文帝の次子で孝文帝の次弟）･尚書令の王粛らの補佐を受けたという。

在世中、しばしば梁を攻撃し四川方面に領土を拡大し、北方では柔然に大打撃を与えた。だが、熱心な仏教信者である故に、次第に仏教信仰に溺れた。501年(景明二年)、国政を側近や外戚の高肇に委ねて親政を始めた。やがて宗室を遠避けたという。508年に、さらに高肇の進言で、皇族の長老の叔父の元禧とその末弟の彭城王･元勰、またさらに異母弟の京兆王･元愉らの多くの皇族諸王を誅殺した。そして、王粛に対しても死を賜ったという。

父と同じく33歳の若さで崩御し、洛陽郊外に葬られた。1992年に盗掘に遭ったため、遺跡保護のため緊急発掘された。版築で作られた円形の稜は径112メートル、高さ約23、24メートルあり、中心の地下にある方形の墓室から南に甬道が伸びる。延長線上の入口に当たる所に高さ4メートルの石人像があった。