亀戸
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亀戸（かめいど）は東京都江東区にある地名。亀戸と書いて「かめいど」と読むのは難読地名の一つといえるが、元々は亀井戸と書いたことに由来するようである。江東区のうち旧城東区の総武線沿線、国道14号（京葉道路）沿線の地域である。東京都により副都心として定められており、大繁華街、オフィス街、商店街など大規模な商業地域が広がっている。正確には錦糸町とセットになって「亀戸・錦糸町副都心」として副都心指定を受けているが、錦糸町は大部分が墨田区内、亀戸は江東区内と区が分かれているので行政区画的には、二つの区内にある大繁華街である。しかし「副都心」としては同一の地区であり、地域的には分かれておらず、跨り連なりながら広がっている。
最近は大型ショッピングモールや複合飲食施設も作られたり、荒川に面した地域には高層マンションの建設も相次ぎ、夜になると夜景も美しく東京の新たなベッドタウンとしても栄えている。
亀戸地区が副都心指定されたことにより、江東区は臨海副都心、亀戸・錦糸町副都心と二つの副都心を抱えることとなった。亀戸は台場、有明、青海などの臨海副都心や夢の島などの新興開発地よりは下町情緒を残しているところも多く、国際観光地としても賑わっている。
元々は下総国葛飾郡亀戸、その後東京府南葛飾郡亀戸村、1900年に町制を施行して亀戸町になった。その後1932年に大島町、砂町と合併して東京市城東区に、1947年深川区と城東区が合併して江東区になった。
亀戸は東西を総武線と千葉街道（京葉道路）が貫いており今も昔も、江戸と千葉を結ぶ重要地点である。また亀戸駅からは東武亀戸線が伸びている。亀戸線は元々東武鉄道の本線であり、1910年までは亀戸駅から東武鉄道の電車が総武鉄道（現在の総武本線）に乗り入れていた。当時の亀戸は東京、千葉、埼玉、茨城に跨る葛飾地域の玄関口であったと言える。
町内には菅原道真を祭った亀戸天神があり、受験シーズンには多くの受験生や保護者でにぎわう。
一方で、オウム真理教新東京総本部（ここが登記上の主たる事務所だった）があった場所でもあり、1993年に悪臭騒動を起こした。
