トッド・ギネス

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トッド・ギネスは、アニメ『聖戦士ダンバイン』に登場する架空の人物（声：逢坂秀実）。アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストンの出身で、空軍のパイロットをしていた。年齢は23歳。

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

ショウ・ザマ、トカマク・ロブスキーとほぼ同じ時期に、ドレイク・ルフトによりバイストン・ウェルに召還され、聖戦士として扱われる。そのままドレイクに掌握されたアの国陣営の一員として、ショウ・ザマ、マーベル・フローズンらギブン家側と何度も戦闘を繰り広げる。空軍で同僚パイロットだったアレンが召還されると立場の危うさを悟り、ショウに猛攻をかける。しかし敗れて機体が大破、重傷を負い一時行方不明となるものの、ナックル・ビーに助けられて一命を取り留める。その後、ドレイク・ルフトと同盟を結んだクの国の国王ビショット・ハッタの配下となり、与えられたビアレスで執拗にショウ・ザマに戦いを挑み続ける。最終決戦の直前にライネックでハイパー化するが、ショウ・ザマに討たれて死亡した。

ドレイク・ルフトの野望を知った後も、それを阻止することより聖戦士として優遇されることを優先するなど、現実主義者である。また母親想いであり、出世することで孝行を考えていた節もある。バイストン・ウェル勢が地上に浮上した際には、故郷であるボストンが戦火に巻き込まれるのを恐れ、アの国の軍勢とアメリカ合衆国との橋渡し役となった。ドラムロ三機による戦法「トリオコンビネーション」を考案したのも、元米空軍上がりで近代戦を熟知しているトッドの可能性が高い。ドレイクはトッド戦死の報告を受け取った際、その生前の功績を認め、彼の母親が住むボストンには手を出さない旨を部下に通達するのであった。

序盤はショウのダンバインに翻弄される場面が目立ったが、クの国の聖戦士として戦線に復帰してからはオーラ力も増大し、度々ショウ達を苦戦させている。ラストシーンを除けば本編で活躍する場面は多くないが､悪役になりきれない人間味あふれるキャラクターが印象的であったのか、ゲームスーパーロボット大戦シリーズではショウの説得（かなりの手順を踏む）に応じて仲間になるというパターンが多い。また、スーパーロボット大戦Fにて既に声優を引退していたトッド役の逢坂秀実氏をトッドの声を録るために興信所を使ってまで捜し出したことは有名である。