ドラムロ
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ドラムロ (Drumlo) は、アニメ『聖戦士ダンバイン』に登場する、架空の兵器。アの国で開発された量産型オーラバトラーである。本項ではそのバリエーションについても記述する。
目次 |
[編集] ドラムロ
| ドラムロ | |
| 所属 | アの国 他 |
| 開発者 | ショット・ウェポン |
| 生産形態 | 量産機 |
| 全高 | 7.4メット（約7.4m） |
| 乾重量 | 6.9ルフトン（約6.9t） |
| オーラ係数 | 0.88 |
| 必要オーラ力 | 10オーラ |
| 限界オーラ力 | 不明 |
| 巡航速度 | 180リル（約720km/h） |
| 最高速度 | 220リル（約880km/h） |
| 主な武装 | オーラソード×1 フレイボム×2 |
| 主な搭乗者 | バーン・バニングス トッド・ギネス 他 |
| ドラムロ（改良型） | |
| 必要オーラ力 | 9オーラ |
| 巡航速度 | 190リル（約760km/h） |
| 最高速度 | 230リル（約920km/h） |
| 主な搭乗者 | アの国一般騎士 |
ドラムロ (Drumlo) は、アニメ『聖戦士ダンバイン』に登場する、アの国で開発された量産型オーラバトラーである。アニメ全話に登場する。
[編集] 機体解説
オーラバトラー・ゲドを参考に、オーラパンツァー・スカラベを基にして開発された、初の量産型オーラバトラー。装甲材となった強獣が豊富だったこともあり、最も量産されたタイプである。基本は赤色で、トッド・ギネス専用に紺色の機体も存在した。
装甲材にはゲドの材料として使われた強獣キマイ・ラグよりも堅い強獣ガッターを使用し、また、オーラの低いコモンでも使用できるよう、オーラコンバーターやオーラマルスも新型のものになっている。重装甲で汎用性が高く、オーラ力が低いコモンの騎士でも使えるが、反面限界性能が低い。
また、ゲドに搭乗した騎士からは、オーラボムの主兵装であるフレイボムを装備してほしいという要望が強かったため、両肩を大型化しその内部にフレイボムの機構を組み込むことでこれを可能としている。しかし、ダンバイン以降の機種にはさらに小型のオーラショットの開発に成功したため、採用されなくなった。
マニピュレーターはゲドで使用していた5本指のものではなく、3本のカギ爪状のものを使用しているが、これは評判が悪かったため、以降の機種には採用されていない。長距離移動の支援用として、ゲドと同じくウィングキャリバー・バラウを使用している。
アの国だけでなく、同盟関係にあったクの国でも多数が量産されたほか、後に必要オーラ力を落としながらも飛行速度が上がっている改良型（後期型）が開発され、戦争末期まで活躍した。
[編集] 劇中での活躍
作中では最初期から登場しており、主にヤラレ役であった。
最終決戦時には「トリオコンビネーション」という三位一体の戦法で最新機と渡り合った。これは、両手のフレイボム（内蔵火器）を3機組み合わせて発射することで、旧式の武器とは思えない強力な破壊力を持つ。
[編集] 備考
メカニックデザインは宮武一貴が担当した。デザインモチーフはカナブンやコガネムシ。手はあえて人型にしたくなかったといい、何とか剣をつかめる三本爪にしたという。
[編集] マサラグ
| マサラグ | |
| 所属 | アの国 |
| 開発者 | ショット・ウェポン |
| 生産形態 | 量産機 |
| 主な搭乗者 | アの国一般騎士 |
マサラグは、出渕裕の雑誌連載『AURA FHANTASM』（バンダイ発行の雑誌「B-CLUB」に連載）に登場する、アの国の試作型オーラバトラーである。
[編集] 機体解説
ドラムロの発展型である。ドラムロの後継機として開発されたが、ビランビーの量産が決定したため、少数が量産されたにとどまった。
[編集] 備考
マサラグとは、元々アニメ『聖戦士ダンバイン』において、宮武一貴によるラフデザインとして存在した。このラフはさらに富野由悠季により再ラフが描かれ、出渕裕によってビランビーとして完成している。この出渕版マサラグは元の宮武版マサラグとはデザイン上の関係はないが、設定はこの経緯を受けたものである。
[編集] ガドラム
| ガドラム | |
| 所属 | アの国 |
| 開発者 | ショット・ウェポン |
| 生産形態 | 試作機 |
| 主な搭乗者 | アの国一般騎士（指揮官） |
ガドラム (Gadram) は、出渕裕の雑誌連載『AURA FHANTASM』（バンダイ発行の雑誌「B-CLUB」に連載）に登場する、アの国の試作型オーラバトラーである。
[編集] 機体解説
ドラムロの発展型である。強獣ガッターよりも硬度の高い水棲強獣グラバスの甲羅を装甲として使用しているため、より強力な装甲を有し、攻撃能力も高い。性能的にはドラムロ4機分に相当するという。
グラバスの甲羅は未加工でもドラムロの三倍の硬度であり、その加工は困難であった。故にコストの関係でビランビーに取って代わることはなく、試作機数機が建造されただけにとどまった。指揮官ように少数が生産されたともいわれる。
ドラムロ系オーラバトラーの開発はこのガドラムで頂点に達し、重オーラバトラーの系統はビランビー系であるレプラカーンに移ることとなった。
[編集] ガーシム
| ガーシム | |
| 所属 | アの国 |
| 開発者 | ショット・ウェポン |
| 生産形態 | 量産機 |
ガーシムは、出渕裕の雑誌連載『新AURA FHANTASM』（メディアワークス発行の雑誌「電撃ホビーマガジン」に連載）に登場する、アの国の試作型オーラバトラーである。
[編集] 機体解説
ガドラムと同時期に開発された、ドラムロの発展型である。ドラムロやガドラムと異なり、非常に人型に近いフォルムとなっている。
[編集] ヴォルバル
| ヴォルバル | |
| 所属 | アの国 |
| 開発者 | ショット・ウェポン |
| 生産形態 | 試作機 |
| 主な搭乗者 | ミュージィ・ポゥ |
ヴォルバルは、藤井昌浩の漫画作品『ショット追撃』（双葉社発行の書籍「スーパーロボットコミック 聖戦士ダンバイン編」収録） に登場する、アの国の試作型オーラバトラーである。
[編集] 機体解説
ミの国の首都、キロン城攻略用に開発されたオーラバトラー。ドラムロの発展型であるとおもわれるが、詳細不明。
[編集] 劇中での活躍
劇中ではミュージィ・ポゥが搭乗したが、暴走して行方不明になってしまう。ショット・ウェポンはトカマク用ダンバインに搭乗し、捜索に向かう。
