ジョー・モウアー

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ジョー・モウアー（Joseph Patrick Mauer、1983年 4月19日 - ）は、アメリカ合衆国ミネソタ州セントポール (ミネソタ州)出身の野球選手。捕手、右投左打。身長6フィート4インチ、体重220ポンド。現在はMLB ミネソタ・ツインズ所属。

[編集] 経歴

ミネソタ州のクレティン・ダーハム高校在籍中、アメリカンフットボールで2000年の年間最優秀オフェンス選手に選出されたほか、チャンピオンシップに2度出場、うち2000年には優勝を遂げている。バスケットボールではミネソタ州選抜に2度選ばれた他、野球では2001年にはUSAトゥディ紙が選ぶ年間最優秀選手に選出されるなど、卓越した運動神経を持つ。

高校時代に喫した三振は1つのみ。この三振はミネソタ州高校野球トーナメントの一戦で、対戦高校エルク・リバー高校の投手ポール・ファイナーに1－1の同点で迎えた6回満塁の状態でカーブによって奪われている。奪われた当初モウアーはファウルだと思っていたが、主審のコールは空振りだった。高校時代の三振数の話を聞いたイチロー（高校3年時の三振数が3）は「嘘でしょう？」と驚嘆の声を上げたと言う。

高校時代モウアーは投手をつとめており、球速は90mph前半（約144km/h）だった。また7試合連続本塁打のアメリカ高校記録を持っている（タイ）。

2001年2月、アメリカンフットボールにてフロリダ州立大学から奨学金を受ける覚書にサインをした。しかしその後、ミネソタ・ツインズが当初の予定を変更してドラフトでモウアーを指名。515万ドルのオファーを受けたモウアーは、フロリダ州立大のオファーを断り、ツインズへの入団を決意した。その後もフロリダ州立大は、「野球を諦めた際は奨学金をいつでも用意している」とモウアーに約束している。

契約後、マイナーリーグでの成長が著しく、2003年のシーズン終了時には既にメジャークラスでも遜色ないレベルに達していたため、ツインズのフロントは当時正捕手を勤めていたA・J・ピアジンスキーをサンフランシスコ・ジャイアンツの3選手（ジョー・ネイサン、フランシスコ・リリアーノ、ブーフ・ボンザー）とトレードし、正捕手のポストを空けた。

正捕手の座を手に入れたモウアーは2006年、アメリカンリーグの捕手としては史上初の首位打者を獲得した。

ハンサムな外見、地元の出身かつ地元の高校の卒業生とあり、メジャーデビューをしてわずか3年目の2006年にはミネソタ州で大変な人気を誇るようになった。背番号の入った選手Tシャツの売り上げはチーム全体での売り上げ1/4を占めるに至っている。

[編集] 特徴

左翼方向への打球を得意とする左打者。盗塁数こそ少ないものの、捕手としては珍しくバントヒットを得意とするなど俊足である。身長が大きい割に長打力がなく、三振数の少なさもあり、バッティングに関してはイチローと比較される。しかし各方面では、モウアーは近々ホームランをコンスタントに30本程度打つようになると評価する声が多い。

[編集] 年度別打撃成績

年度	球団	試合	打数	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	得点	四球	敬遠	死球	三振	犠飛	併殺打	盗塁	盗塁死	打率	出塁率	長打率	O P S
2004	MIN	35	107	33	8	1	6	17	18	11	0	1	14	3	1	1	0	.308	.369	.570	.939
2005	MIN	131	489	144	26	2	9	55	61	61	12	1	64	3	9	13	1	.294	.372	.411	.783
2006	MIN	140	521	181	36	4	13	84	86	79	21	1	54	7	24	8	3	.347	.429	.507	.936
通算	3年	306	1117	358	70	7	28	156	165	151	33	3	132	13	34	22	4	.321	.399	.471	.870