ジョー・ジャクソン (野球選手)
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“シューレス・ジョー”ジョセフ・ジェファーソン・ジャクソン(Joseph Jefferson "Shoeless Joe" Jackson,1889年7月16日-1951年12月5日)は、アメリカメジャーリーグ1910年代の名選手。
[編集] 野球人の経歴
最高打率.408、通算打率.356は、歴代4位に位置する。しかしながら一度も首位打者を獲った事はない。というのも、同時期にライバルであり親友であった球聖タイ・カッブがいたためである。見る者を唸らせる天才的なバッティングコントロールの持ち主であり、またどのような難しい打球でもあっさりと取ってしまう卓越した守備能力でそのグラブは「三塁打が死ぬところ」とまでいわしめた、史上最高の名外野手の一人である。マイナーリーグ時代に、スパイクが合わず足によくまめが出来たためスパイクを履くよりも素足でプレーした方がいいと思い、実際にしたという逸話から、シューレスの異名がある。ちなみに、ジャクソンやカッブ等を含めた1914年度のカードセットがオークションにかけられたが、これは80万ドル(約8200万円)で、また直筆サイン入りバットは13万7500ドル（約1450万円）で落札された。
1911年、現在の新人王の規定に照らし合わせれば、打率4割8厘、233安打をマークしているので有資格者である。これは2001年、シアトル・マリナーズのイチローの活躍によって更新されてしまうまで、90年間越えられることのなかった「新人最多安打記録」であった。
1919年のブラックソックス事件で球界を追放された「悲運の8人」の一人だが、現在もなお、免罪説は根強い。なぜなら、彼自身は大陪審で八百長をおこない5000ドルを受け取ったと証言しているのだが、これは仲間を見捨てられなかったからだという説が有力だからだ。
彼の無実を主張するものとしては、問題のシリーズでの3割7分5厘という高打率や、シリーズを通じての無失策、相手のヒット性の打球を何度もファインプレーで防いだり、ホワイトソックス唯一のホームランを彼が打っていることを根拠としてあげる。 その反説としては、彼は第1戦でバックホームを大暴投していることや、本気の彼なら5割を打っていたということが挙げられている。
いずれにしても、度重なる復権嘆願にかかわらず、メジャーリーグ機構の公的な判断は裁判で無罪が認められたにもかかわらず、現在も「黒」のままである。
メジャーリーグ追放後はジョージアやサウスカロライナのセミプロリーグでプレイした。後に飲み屋(liquor store)を経営。
1951年に心臓発作で死去。
[編集] 「嘘だと言ってよ、ジョー！」
非常に有名な話ではあるが、大陪審で証言を済ませ、裁判所から出て来た彼に、一人の少年ファンが「嘘だと言ってよ、ジョー！」と叫んだという逸話が残っており、これに対してジャクソンは「ごめんよ、どうも本当らしい。」と応えたという。その後のジャクソンは、野球をするためだけに独立リーグで晩年になってもプレイしていたという噂がある。現在まで「Say it ain't so（嘘だと言ってよ）！」は野球ファンの心からの叫びとして語り継がれており、最近では選手会ストライキによるワールドシリーズ中止やサミー・ソーサのコルクバット使用疑惑の時など、誌面にこの言葉が躍った。
カテゴリ: 修正依頼 | アメリカ合衆国の野球選手 | シカゴ・ホワイトソックスの選手 | 1889年生 | 1951年没
