カロリーナ・コストネル
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カロリーナ・コストネル（Carolina Kostner, 1987年2月8日 - ）は、イタリアの女子フィギュアスケート選手。ソルトレークシティーオリンピックの旗手を務め、アルペンスキーで銀メダルを獲得したイゾルデ・コストネルは従姉にあたる。
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[編集] 経歴
ボルツァーノ自治県のオルティセイ（第一次世界大戦まではオーストリア領）生まれ。アイスホッケー選手の父とフィギュアスケート選手の母を持ち、4歳からスケートを始めた。早くから頭角を現し、14歳の2001年にジュニアの国内選手権で優勝。直後､ドイツのスポーツ専門学校に留学して、旧東ドイツ出身のミハエル・フース氏に師事した。 2002-03シーズンにはジュニア・グランプリ・ファイナルで2位、ヨーロッパ選手権ではシニアに混じって4位に入った。翌2003-04シーズンからはシニアの大会に出場を続け、2005年世界選手権では3回転フリップ＋3回転トウループ＋2回転ループの難易度の高いジャンプをハイスピードで美しく決め、イリーナ・スルツカヤ、サーシャ・コーエンに次ぎ3位で銅メダルを獲得して、イタリア女子に27年振りのメダルをもたらした。
2006年ではトリノオリンピックが自国開催ということもあり、かなり注目されていたが、ショートプログラムで3回転フリップ＋3回転トウループのコンビネーションジャンプの1つ目で転倒し、またフリーでもミスが目立ってしまい、9位に終わった。
コストネルはトリノオリンピックの開会式で、選手団の人数が2番目に多いイタリア選手団の旗手を務めた（1番多かったのはアメリカ）。
[編集] 演技について
左利きで、ジャンプ、スピンの回転は多くの選手とは逆である。
スケーティングスキル、伸びやかさ、ダイナミックさなどは世界のトップレベルであるが、ミスをすることが多く、よく転倒をする。もしノーミスの演技ができるならばミシェル・クワン、村主章枝などの選手と肩を並べるほどの実力を持っているとも言われる。
ループ、アクセルジャンプを得意としているが、ルッツ、サルコウジャンプなどは苦手らしく、成功率が低い。
3回転-3回転を容易にこなすジャンプ技術の高さと、長い手足を生かした表現力と男子並みのスピードが武器であるが、やや持久力、ジャンプの確実性に欠ける点が課題。イタリア語、ドイツ語、ラディナ語、英語、フランス語を話す。
[編集] おもな成績
- 2001年
- ジュニア国内選手権 : 優勝
- ジュニア世界選手権 : 11位
- 2002年
- ジュニア・グランプリ・クーシュベル : 優勝
- ジュニア世界選手権 : 10位
- 2003年
- 世界選手権 : 10位
- ジュニア世界選手権 : 3位
- ヨーロッパ選手権 : 4位
- イタリア選手権 : 優勝
- 2004年
- イタリア選手権 : 2位
- ヨーロッパ選手権 : 5位
- 世界選手権 : 5位
- 2005年
- イタリア選手権 : 優勝
- ヨーロッパ選手権 : 7位
- 世界選手権 : 3位（銅メダル）
- NHK杯 : 6位
- 2006年
- ヨーロッパ選手権 : 3位
- トリノオリンピック: 9位
- 世界選手権 : 12位
