インテック
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種類 | 株式会社 (東証1部:9738) |
本社所在地 | 富山県富山市牛島新町5番5号 |
設立 | 1964年1月11日 |
業種 | 情報通信 |
事業内容 | ITコンサルティング システムインテグレーション ソフトウェア開発 アウトソーシング ネットワーク |
売上高 | 1,098億85百万円 (2006年) |
関係する人物 | 中尾哲雄 (代表取締役会長・CEO) 宮地秀明 (代表取締役執行役員社長) |
外部リンク | www.intec.co.jp |
インテック(いんてっく、INTEC INC.)は、大手独立系システムインテグレーターである。
目次 |
[編集] 概要
ITコンサルティング、システムインテグレーション、アウトソーシング、ソフトウェア開発、ネットワークサービスを提供する、総合ITベンダーである。社名のINTECは、INformation TEChnologyが由来の一つである。
大型汎用機が高価だった時代に共同利用する構想で設立された「富山計算センター」として創立され、後に商号をインテックに変更している。
地方の情報処理会社から、積極的な全国展開を行い日本を代表する独立系システムインテグレーターへと成長していった。
企業向けのビジネスを展開しているため、一般消費者には馴染みが薄いが、過去に「Tri-P」というパソコン通信向けVANサービスを展開していた。電話料金が高く、全国にアクセスポイントが無い時代に、距離に関係なく一律料金でホスト局に接続できたため、重宝したユーザーも多かった(2005年1月31日サービス終了)。また、1989年から1990年代前半にかけて家庭用ゲーム機・PCエンジン用ソフトの開発・販売も行っていた。
研究開発にも取り組み、インテックシステム研究所(現在のインテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス)を設立し「ネットワークのインテック」の基礎を築く。その後、IPv6の基盤研究を目的としたインテックネットコアを設立している。
研究開発により、通信事業者としては初のISDNサービスの実施や、通信カラオケシステムの構築を実施するなど、独自の技術開発力と通信へのノウハウをソフトウェア開発と結びつけたビジネス展開を得意とする。
1994年に本社ビルとなる23階建て超高層ビル・タワー111を建設した。 2005年に通信事業を行っていた、インテック コミュニケーションズを吸収合併。機器販売のアイユーケイとソフトウェア開発のインテック ソリューションパワーの株式を100%取得し完全子会社化。本体のユースウェア事業をアイユーケイに移管する、などのグループ会社再編を実施した。また、宮地専務取締役が代表取締役執行役員社長に昇格し、中尾哲雄社長が代表権のある会長に就任する人事を発表した。
また、インテック(東証1部)とインテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス(東証マザーズ)は、平成18年10月2日に株式移転による共同持株会社「株式会社インテックホールディングス」を設立した。純粋持株会社へ移行することにより、経営効率化と収益力向上を目指すとしている。これによりインテック株及びインテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス株は上場廃止となり、それぞれの株主はインテックホールディングスの株主となった。
なお、ワールドインテックとは無関係である。
[編集] 沿革
- 1964年 - 富山計算センターを設立。
- 1970年 - 株式会社インテックに商号を変更。
- 1982年 - 名古屋証券取引所市場第2部上場。
- 1984年 - 東京証券取引所市場第2部上場。
- 1986年 - 東京・名古屋証券取引所市場第1部上場。
- 1989年 - インテック・システム研究所設立。
- 1994年 - 本社ビル「タワー111(トリプルワン)」竣工。
- 1999年 - 東京ビル(東京都江東区新砂1-3-3)竣工。
- 2000年 - 東京電力ならびに東京通信ネットワークとインターネット・データセンター事業会社(株)アット東京設立。
- 2002年 - 次世代インターネット戦略企画・研究のインテック・ネットコア設立。
- 2003年 - 中国遼寧省に大連センター開設、中国湖北省武漢にINTEC武漢設立。
- 2006年 6月 - インテック本社前ビル「ポートラムスクエア」竣工。
- 2006年 9月末 - インテック(東証1部)、インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス(東証マザーズ)による純粋持株会社制への移行に伴い、上場廃止。
- 2006年10月2日 - 純粋持株会社制へ移行。株式会社インテックホールディングス設立。東京証券取引所 市場第1部へ上場。
[編集] ゲームソフト
いずれもPCエンジン用。現在は、ゲーム開発は行っていない。
- これがプロ野球'89 / これがプロ野球'90
- ザ・プロ野球 / ザ・プロ野球SUPER / ザ・プロ野球SUPER'94
- 格闘覇王伝説アルガノス(フィル・イン・カフェ開発。ジャケットにも使われたイメージイラストは、義仲翔子が手掛けている)
- GALAXY刑事GAYVAN(フィル・イン・カフェ開発)
- 戦国関東三国志
- 太平記
- チャンピオンシップラリー(フィル・イン・カフェ開発)
- 都留照人の実践株式倍バイゲーム
なおスーパーファミコン用ソフトとして、本宮ひろ志の同名マンガを原作としたリアルタイムシミュレーション『夢幻の如く』も発売している。
[編集] 雑記
[編集] インテック本社前駅
2006年4月に開業した富山ライトレール(富山港線)は、タワー111北側の都市計画道路に併用軌道が敷設され、停留場がタワー111前に設置された。富山ライトレールが販売した命名権をインテックが1,500万円で買い取り、停留場名は「インテック本社前駅」となった。
[編集] ソフトウェア工場化
2003年に相次いで、中国二箇所にソフトウェア開発の拠点を設置し、オフショア開発を積極的に進める一方、本社のある富山に人員リソースを集中させ、中国拠点を組み合わせた低コストなソフトウェア開発を目指す「ソフトウェア工場」構想を掲げ、推進している。2006年6月28日、本社ビルの北側にソフトウェア開発集約の拠点として、新しいオフィスビルが竣工、愛称は「ポートラムスクエア」となった。
[編集] グループ企業
- インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス
- アイ・ユー・ケイ
- インテックソリューションパワー
- 高志インテック - 2005年7月にインテックソリューションパワー北陸本部を分社化し、設立。
- インテック・ネットコア
- INTEC LG CNS
- 英特克信息技術(武漢)有限公司(インテック武漢)
- 北国インテックサービス
- ウィズインテック
- 北海道インテック
- インテックリース
- インテック興産
- スカイインテック
- マイシティ
- ヒューマ
- インテック・アイティ・キャピタル
- プラネット
- マイテック
- イーソリューションズ
- アサヒ・インテック
- 新川インフォメーションセンター
- アット東京
[編集] インテックグループが出資している主な企業
- チューリップテレビ - 三協・立山ホールディングス、東京放送と並び筆頭株主
- 日本海ガス - 新田八朗代表取締役社長はインテックの監査役 - 主要株主(第9位)
- 富山第一銀行 - 金岡純二代表取締役頭取はインテックの取締役 - 主要株主(第9位)
- 富山エフエム放送 - 主要株主(第3位)
- 廣貫堂 - 主要株主(第5位)
- ユニバーサルソリューションシステムズ(JASDAQ上場) - 主要株主(第4位)
- 日本コンピュータ・ダイナミクス(JASDAQ上場) - 主要株主(第9位)
- ケーブルテレビ富山 - 主要株主(第5位)
- 高岡ケーブルネットワーク - 主要株主(第5位)
- 佐藤鉄工 - 主要株主(第8位)
- 富山観光開発 - 主要株主(第7位)
- エクシング - 主要株主(第2位)
- テックファーム - 主要株主(第3位)
[編集] 外部リンク
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