アルフ

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『アルフ』 (ALF) は、アメリカのテレビドラマ。UFOごと落下してきた宇宙人が居候となるという、ホームコメディ。

アメリカNBCで、1986年から1990年まで放送。全4シーズン、102話。日本では、NHKが衛星放送 (BS) 本放送（当時のNHK衛星第2テレビ、現在のNHK BS2）を開始した際、海外バラエティードラマの主力番組として『アルフ』を投入。所ジョージ、小松政夫など多彩な声優陣が活躍した。アルフの日本語版の曲はクニ河内が作詞・作曲を手がけた。

ちなみに、ALFとはAlien Life Form（地球外生命）の略である。

ＮＨＫでは1989～1997.3まで放送された。

[編集] 登場人物

アルフ（声：所ジョージ）: 本名はゴードン・シャムウェイ。メルマック星の宇宙飛行士だったが、メルマック星は大規模な核戦争によって爆発し滅亡してしまったため宇宙船で脱出し、飛行中にロサンゼルス近郊に住むタナー家のガレージに墜落。そのままタナー家の居候となった。; 茶色く、毛むくじゃらで背が低い。228歳という年齢（ちなみにメルマック星人の寿命は650歳）とは不相応に性格は子供っぽく、お調子者で大食漢｡やること成すこと無茶苦茶で様々な騒動を巻き起こすトラブルメーカー。好物は猫だが、地球に来てからは食べていない（メルマック星では猫は食用動物という設定）。英語のほかにはスペイン語も喋れる（日本語版ではこのシーンは所ジョージがスペイン語で吹き替えをした）。また、クリスマスツリーを買った時には日本語の説明書が読めると自負していた。

ウィリー・タナー（マックス・ライト声：小松政夫）: タナー家の主。職業はソーシャルワーカー｡気弱だが性格はとても良く、真面目で家族思いである。; アルフを外部の人間に発見されないようかくまっているが、アルフの巻き起こす様々な騒動に巻き込まれ、神経をすり減らしている。アマチュア無線を趣味としており、近所で自主パトロール隊を作った時には無線機器を提供した。

ケイト・タナー（アン・シェディーン声：吉田理保子）: ウィリーの妻。夫とは対照的に気が強く、よく部屋を散らかすアルフに対しては最も厳しい。若い時は非常にモテていたようだ。

リン・タナー（アンドレア・エルスン　声：岡本麻弥）: タナー家の長女。活発な性格でボーイフレンドも多い、大学生の恋多き娘。アルフにまで一度告白されたことがある。アルフとは仲がいい。; 自動車の運転免許を持っているが、車を運転する時に限ってなぜか車が調子が悪くなるか故障するか、アルフの騒動などで車で出かけることができない。

ブライアン・タナー（ベンジー・グレゴリー　声：折笠愛）: タナー家の長男。小学生。アルフの一番の友達。2人でよくいろいろないたずらや遊びをしている。

ラッキー: タナー家で飼っている猫（キジ白）。ちなみにオスらしい。アルフは隙あらば彼を食べようと画策している。しかしアルフ本人（？）は冗談でやっているつもりであり、ラッキーもそれを知っているためか、いたって余裕な態度を見せている。

ドロシー（声：佐々木すみ江）: ケイトの母。たまにタナー家に遊びに来る。; ケイトと親子問題で争った時、アルフが仲裁役を買って出た。タナー家以外でアルフの存在を知るひとり。アルフとは仲が悪いが、お互い憎み合っているわけではない。

ウィザー: ドロシーの再婚相手。アルフの存在を知っている。

トレバー・オクモニック（声：大塚周夫）: 通称「オクモニックのおじさん」。かなり特徴的なタナー家の隣人。; タナー家とは持ちつ持たれつの関係で、トレバーはかなりタナー家に迷惑をかけているが悪気は無く、実際はいい人。アルフの存在は知らないがアルフはよく知っており、笑いのネタにしている。また、ドジャースファンでもある。

ラケル・オクモニック（声：高橋和枝）: 小太りのヒステリックなおばさん。トレバーの妻であり、2人は常に夫婦漫才をやっているような関係である。; アルフの存在は半信半疑であるが、アルフのほうはよく知っていてネタにしている。一度アルフと接し、ショックで家に引きこもってしまったが、アルフが間接的にラケルと話をして救った。

ジェイク・オクモニック: トレバーの弟の息子。父が警察の厄介になっている間だけ預かっていた。; 暗い過去があるのだが、性格は陽気でやんちゃな少年。ブライアンを子分扱いし、リンを見かけるたびにナンパしているが常に失敗。偶然アルフと顔を会わせ、最初は驚いていたが後に良き友人になる。

[編集] 補足

さまざまな商品化の希望を申請するサイトたのみこむでの希望商品第一位であるが、都合上ソフト化が難しい番組とされている。アメリカではDVD化はされているがシンジケート版であり、画質が低かったり一部撮りなおしが行われているなど評価は残念ながら低い。
また、1話撮影にかかる時間は20時間以上、1日を超えることもあり、出演者はこの番組にいい思い出は持っていないようである。唯一ブライアン役のベンジー・グレゴリーだけが「いいお金になった」と述べていた。