ひぐらしのなく頃に
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ひぐらしのなく頃に | |
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ジャンル | サスペンス、ホラー、ミステリー |
ゲーム | |
ゲームジャンル | サウンドノベル |
対応機種 | Windows 95/98/Me/XP (NEC PC-98シリーズ除く) |
推奨環境 | CPU:Pentium II 400MHz 以上 メモリ:128MB 以上 HDD空き容量: 出題編:400MB以上 解答編:500MB以上 DirectX 8.0a 以降 |
ゲームエンジン | NScripter |
開発元 | 07th Expansion |
発売元 | 07th Expansion |
キャラクターデザイン | 竜騎士07 |
メディア | 出題編:CD-ROM 1枚 解答編:CD-ROM 1枚 |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2002年8月16日 - 2006年8月13日 |
販売価格 | 出題編:1575円(税込) 解答編:2100円(税込) ※それぞれ4編の合本 |
売上本数 | 10万枚 |
レイティング | 未審査 |
画面サイズ | 640×480 |
キャラクターボイス | なし |
メッセージスキップ | あり |
テレビアニメ | |
原作 | 竜騎士07 |
監督 | 今千秋 |
企画 | 及川武、川村明廣、湯浅明博 |
シリーズ構成 | 川瀬敏文 |
脚本 | 川瀬敏文、中瀬理香 |
キャラクターデザイン | 坂井久太 |
アニメーション制作 | スタジオディーン |
製作 | ひぐらしのなく頃に製作委員会 |
放送局 | 放送局を参照 |
放送期間 | 2006年4月4日 - 9月26日 |
話数 | 全26話 |
漫画 | |
原作 | 竜騎士07 |
作画 | 各編の記事を参照 |
出版社 | スクウェア・エニックス (本編の漫画化作品・宵越し編) 角川書店(鬼曝し編・怪) |
掲載誌 | 各編の記事を参照 |
巻数 | 各2巻(予定) |
『ひぐらしのなく頃に』(ひぐらしのなくころに)は同人サークル・07th Expansionが製作した同人ゲーム。また、これを原作とするドラマCD・漫画・アニメ作品である。
原作のタイトル表記が『ひぐらしのなく頃に』と、「な」を赤文字にしていた為、同様に赤文字にする人が多い。
目次 |
[編集] 概要
本作品は、昭和50年代の架空の村落・雛見沢村を舞台に、村にまつわる古い因習「綿流し」を軸にして起こる謎の連続怪死事件を題材にした連作式のサウンドノベル(ビジュアルノベル)である。
同人作品としての人気を背景とした、典型的なメディアミックス展開としてドラマCD化・漫画化・アニメ化などが行われており、アニメは2006年4月から9月まで放映された(一部地域で差異あり)。漫画は累計150万部を突破した。2007年アニメ第二期の製作が決定した。
[編集] ヒットの歴史
当初はコミックマーケットのみで頒布された同人ゲームにすぎず、その為、第3話祟殺し編までは、数ある同人ゲームの一つという扱いしか受けず、話題になっていなかった。しかし、2004年5月頃インターネット上の公式サイトで体験版(第1話鬼隠し編全編を収録)が公開されると、瞬く間に人気が上昇した。
「和製ホラー要素を絡めた猟奇殺人」、「本格的な推理要素を導入」など、従来の同人ゲームにあまり見られなかったジャンルの作品であることや、全編に張り巡らされた謎や伏線、練りこまれたシナリオの完成度の高さ、プレーヤー同士が謎や互いの推理を話し合うコミュニティサイトの存在等が話題となったのである。同人作品としてシリーズ累計10万枚を売り上げ、完全オリジナルの同人ノベルゲームとしては『月姫』以来のヒット作となり、雑誌等にも取り上げられるところとなった。
[編集] ゲーム制作
製作については兄弟だけで行っており、経理は両親が担当している。シナリオ執筆及びキャラクターデザイン・CGは07th Expansion代表の「竜騎士07」。プログラミング(スクリプト)は、竜騎士07の弟である「八咫桜」が担当している。ゲームエンジンには、「NScripter」が使用されている。
BGMに関しては、『ひぐらしのなく頃に』はフリーBGM素材集などから選択されていた。『ひぐらしのなく頃に解』は当作品を愛する同人音楽創作者の呼びかけによって有志を募りゲーム用BGMが製作された。
[編集] 作品
[編集] 原作
- ひぐらしのなく頃に
- ひぐらしのなく頃に解
- ファンディスク
- ひぐらしのなく頃に礼(2006年冬・コミックマーケット71発表予定)
- 番外エピソード「賽殺し編」(「祭囃し編」の後日談)及び「昼壊し編」(黄昏フロンティア「ひぐらしデイブレイク」のノベライズ)を収録。
- ひぐらしのなく頃に礼(2006年冬・コミックマーケット71発表予定)
以下、本項では便宜的に『ひぐらしのなく頃に』を『出題編』、 『ひぐらしのなく頃に解』を『解答編』と呼ぶ。
[編集] 移植版
- プレイステーション2版
- 今冬発売予定。本来は2006年12月21日発売予定だったが延期になった。(開発:アルケミスト、発売:デジタル・ゲイン)。出題編4編と解答編のうち祭囃し編を除く3編に加え、新エピソードの「盥回し(たらいまわし)編」「憑落し(つきおとし)編」「澪尽し(みおつくし)編」が追加される。詳細は「ひぐらしのなく頃に祭」を参照。
- 携帯アプリ版
- au・EZアプリ及びソフトバンクモバイル・S!アプリ(3G対応機種のみ)で、それぞれ携帯アプリ版が配信されている。また、NTTドコモ・iアプリでも2006年10月下旬より順次発売予定のFOMA903iシリーズ発売と同時期に配信が予定されている。
[編集] 派生作品
- ひぐらしデイブレイク [3]
- 黄昏フロンティア開発の2on2アクションゲーム(ネット対戦対応)。詳細はひぐらしデイブレイクを参照。
- ひぐらしのなく頃に Tactics [4]
- そらゆめ開発のタクティカルRPG。SoftBank 3G端末、WILLCOM W-ZERO3端末向けアプリ。詳細はひぐらしのなく頃に Tacticsを参照。
[編集] 特徴
本作品の特徴とされるのは、同人ゲームの大多数に見られるような「18禁のアダルト的要素」を排除、及びサウンドノベルでありながら「ストーリー展開に影響を与える選択肢が存在しない」事である。
通常のサウンドノベルでは、シナリオのポイントごとにプレーヤーに対し、いくつかの選択肢を用意し、その選択が物語の進行に大きく影響を与える。ところが、本作品ではそのような選択肢が存在しない為、プレーヤーは最初から最後まで文章を読み進めるのみであり、その意味では通常の小説となんら変わらず、本編にゲーム性が一切無い点からいえば厳密にはゲームであるともいえない。
しかし、わざと選択肢を与えず最後まで決まったストーリーとすることで、全てのプレーヤーに事件解決への情報を等しく与え、「プレーヤー自身に物語の謎を推理、想像させる」ことによって、全員が同じ情報、同じ条件で意見を述べる事になり、結果上述のようなコミュニティサイトの盛り上がりを生み出したとされる(PS2版『ひぐらしのなく頃に祭』では、変更されており、選択肢によりシナリオが変化する)。
[編集] 作品の構成
本作品は大きく二つに分ける事が出来る。一つは物語の前編・問題提示編といえる『ひぐらしのなく頃に』4編。そしてもう一つは前編で示した謎の解答を行う後編『ひぐらしのなく頃に解』4編である。
『ひぐらしのなく頃に』(「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」)の4編では物語が同一の時間軸上でパラレルワールド的に展開、様々な角度から謎や手がかりが提示され、プレーヤーは各編を読み進め、または読み比べながら与えられた手がかりを元に事件の真相を推理する。ただし、それぞれのストーリーは何らかの形で結末は迎えるが、謎の解答が示される事はなく、その解答は後編『ひぐらしのなく頃に解』(「目明し編」「罪滅し編」「皆殺し編」「祭囃し編」)にて行われる事となる。
なお「罪滅し編」は「鬼隠し編」、「目明し編」は「綿流し編」、「皆殺し編」は「祟殺し編」、「祭囃し編」は「暇潰し編など」にそれぞれ話の流れの対応が見られる。また、出題編ではオマケの項に各シナリオが終了する毎に本編中のキャラクターが面白おかしく推理談議する「お疲れ様会」が追加される。
[編集] シナリオ
物語は平穏でゆったりとした日常のシーンから始まるが、進行していくにつれて違った趣きを見せてくる。この平穏な日常のシーンをシナリオの冒頭に持ってくることで、いつの間にかプレーヤーは登場人物に対して深く感情移入をし、後半部分の展開の変わりようを印象深いものにしている。これだけならば映画などでよく使われるテクニックなのだが、平均してシナリオの2~3割近くが穏やかなシーンで占められている為、初めて本ゲームをプレイする者にとっては、変哲のない恋愛ゲームをやっているように感じられる。しかし、そのような平穏な日常のシーンの中に、さり気なく重要な伏線が張られていることもある。
[編集] ストーリー
舞台は、鹿骨(ししぼね)市にある雛見沢村と呼ばれる、人口2,000人に満たない寂れた村である。過去に、この村はダム建設による村の水没を、村民の団結した行動で阻止しており、村の連帯感は今も強固である。
ダム建設計画の無期限凍結から5年後の昭和58年、前原圭一はこの村に引っ越してくる。彼は、持ち前の性格と明るさで、新たな学校や友人に打ち解けていく。しかし、そのまま楽しく平和に過ぎていくと思われた日常は、綿流しという祭りの日から、様相を変えていくことになる。
過去4年連続で、綿流しの日に起きたという怪死事件。そもそも、雛見沢村にはどんな秘密があるのか…。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物
以下の声優はドラマCD・アニメ・祭・ひぐらしデイブレイクにおいて共通である(ただし、アニメ・祭は一部声優が異なるキャラがいる)。
推理ゲームとしての性質上、出題編の真相や解答編に関する記述は避ける
[編集] 部活メンバー
- 前原 圭一(まえばら けいいち) 声:保志総一朗
- 出題編3作(鬼隠し編、綿流し編、祟殺し編)及び「ひぐらしのなく頃に祭」の主人公及び「皆殺し編」の中心人物その1。画家である父と母の3人家族。元々は東京で暮らしていたが、昭和58年5月に雛見沢へ引っ越してきた。
- 直情的で熱血漢、また好奇心旺盛である。ただ、女心には相当鈍感。
- 成績優秀で、頭の回転は早い。また口先も大変達者で、特に同性に対しての効果は絶大。まわりを扇動させる天性の才能を指して、梨花から「口先の魔術師」との二つ名が付けられるほどである。ただ詰めが甘いので、主に魅音や沙都子の手痛い被害にあうことも。料理は苦手で、野菜炒めを作ろうとして家を焼きかけたことがある。
- 父親の影響からか「萌えの伝道師」も自認しているらしく、固有結界の持ち主。その思想を口先の魔術によって表現し、多くの人間を引き込み崇拝させているらしい。
- 竜宮 レナ(りゅうぐう レナ) 声:中原麻衣
- 圭一と同級生の女の子。今作のメインヒロインにして「鬼隠し編」のヒロイン。そして「罪滅し編」の中心キャラ。雛見沢出身だが、幼いころ親の仕事の都合で茨城に引っ越していた。しかし、圭一が雛見沢に来る1年前に雛見沢に戻ってきた。本名は礼奈(れいな)だが、雛見沢に帰ってからは“レナ”と自称し、他人にもそう呼ばせている。
- 転校してきたばかりの圭一の面倒を見たりと、献身的な性格で無自覚な善意の塊。奥手な面もあり、圭一と魅音には格好のからかいの対象にされている。性格的に圭一とはいい意味で対称的。「~かな? かな?」、「~だよ? だよ?」など、語尾を繰り返す特徴的な話し方をする。特技は料理でその腕前は逸品。
- 「かぁいい」ものに目がなく見つけると「かぁいいモード」となり、暴走(超人化)し、大小かかわらず手当たり次第に「お持ち帰り」してしまう悪癖がある。その対象は沙都子・梨花やクラスメイトに留まらず、果ては粗大ゴミまで多岐にわたり、ゆえにダム工事現場跡地の粗大ゴミ置き場(不法投棄場所)が彼女の宝の山である。
- 口癖は、「はう~」「かぁいいよ~」「お持ち帰り~」。
- 園崎 魅音(そのざき みおん) 声:雪野五月
- 圭一やレナの1学年上級生であり、クラスでは委員長を務めるリーダー格。「綿流し編」のヒロイン。雛見沢村御三家の筆頭家である「園崎家」の次期頭首(作中用語:普通は“当主”という)という顔を持ち、頭首としての修行により料理、合気道、裁縫、お華、お琴、銃器、無線機、ヘリの操縦等数々の特技を持つ。園崎家には頭首の名に「鬼」の1文字を加える習慣があり、「魅音」の名前もそれに由来する。
- テンションが高くノリが良いアクティブな性格で、年齢・性別を問わず周囲を退屈させない、快活なノリでクラスメイト達を引っ張っていく。時折おじさん臭くなる(一人称も「おじさん」になる)ことがあるにも関わらず、以外にも女の子らしい一面も数多く持っている。
- 勉強は苦手なのか、下級生である圭一にレナと共に勉強を教えてもらっている光景がしばしば見られる。趣味はカード等の非電源系ゲームで、放課後に「部活」の名目の下、圭一達と様々な遊びで盛り上がることを日課としている。部活創設当初は弱く、自分で定めた罰ゲームの常連であったらしいが、現在は1位を取るためならば手段を選ばないプレイで、周囲を恐れさせるほどに上達した。
- 私服姿では常にモデルガン (?) をホルスターに入れた状態で携帯している。
- 北条 沙都子(ほうじょう さとこ) 声:かないみか
- 圭一の下級生の女の子。「祟殺し編」のヒロイン。相手の動きを予測して巧みにトラップを仕掛けるという、とんでもない趣味を持つ。その種類はイタズラから本格的なものまで様々で、到る所にトラップのちりばめられた裏山は彼女のテリトリーとなっている。
- 「~ですわ。」などお嬢様口調で話すがその文法は間違いが多く、本人は上品なつもりだが周りには挑発的に聞こえる。その口調や特技とあいまってめちゃくちゃな性格に見えるが、実際は仲間内で一番の常識人。生意気盛りなので、事あるごとに圭一に対抗意識を燃やしてちょっかいを出すがまだ幼く、魅音や圭一にからかわれて泣いてしまうことも。負けず嫌いな上に懲りないので、決してめげることはない。
- 外見に似合わず運動神経が大変良く、野球は大得意。ちなみに嫌いな野菜はカボチャを初めとしてかなり多く、何故かブロッコリーとカリフラワーの区別が付かない。
- 古手 梨花(ふるで りか) 声:田村ゆかり
- 圭一の下級生で沙都子と同学年。「暇潰し編」のヒロインにして「皆殺し編」の中心人物その2。古手神社の一人娘で、雛見沢村御三家「古手家」の最後の1人。毎年6月に行われる「綿流し」では巫女役を務める。年齢不相応な冷静さと神秘性を兼ね備えた少女で、村中の人間から可愛がられている。
- 子猫のような愛くるしさで周囲をいつも和ませているのだが、その振る舞いはなかなか狡猾で、猫というよりは狸。人の不幸や失敗が大好きで、そんな人を見つけては頭を撫でて慰めてあげることに無上の喜びを感じている。第一人称が「ボク」であり、口数は少ないが「~なのです」「み~」「にぱ~☆」「ファイト、お~」等の口癖を持ち、不思議な存在感をかもし出している。
- 神社の集会所の裏手にある倉庫小屋にて、親友の沙都子と二人暮らしをしており、外出先でも一緒にいることが多い。年少ながら家事全般が得意で、特に料理のレパートリーは豊富。
[編集] その他・事件に関わる者たち
- 園崎 詩音(そのざき しおん) 声:雪野五月 ※二役
- 魅音の双子の妹。「目明し編」の主人公。髪型や服装は違うもののそれも入れ替えてしまえば、外見は魅音に瓜二つで、基本的には両親ですら見分けることができない。そのため魅音と一緒に暮らしていた頃は度々入れ替わるいたずらもしていたようである。
- 一見お嬢様風だが、姉をも凌ぐ曲者であり、たびたび現れては魅音や圭一たちにちょっかいをかけている。魅音は詩音には対抗できないものの、姉妹仲は決して悪くない。
- 雛見沢の麓の街である興宮(おきのみや)に住んでおり、そこのファミレス「エンジェルモート」でウェイトレスのアルバイトをしている。入江が監督を務める草野球チーム「雛見沢ファイターズ」の幽霊マネージャー。
- 北条 悟史(ほうじょう さとし) 声:斎賀みつき・小林ゆう(アニメ・祭)
- 沙都子の兄で魅音と同学年。圭一が転校する1年前、綿流しの数日後に謎の失踪を遂げた。
- 優しく大人しい性格で、困ると「むぅ…」と口ごもったりと、どことなく頼りなさそうでおっとりとした雰囲気。
- 沙都子とは逆に文系タイプで運動はしないが、入江の勧誘により雛見沢ファイターズには所属していた。チームにおいては3割という打率を誇っていたが、チャンスに弱い。沙都子同様、ブロッコリーとカリフラワーの区別が付かない。ちなみに部活のゲームスタイルは、特に深い読みもなく専ら運によるもので、よく魅音を憤慨させていたとのこと。
- 大石 蔵人(おおいし くらうど) 声:茶風林
- 興宮警察署に勤務する刑事。とある理由から毎年雛見沢で起こる連続怪死事件を、一つの意思(園崎家)に基づいた連続殺人事件と見ており、1年後に迫った定年退職までに事件を解決させようと執念を燃やす。接触した人物が必ず鬼隠しに遭うため、村人からは「オヤシロさまの使い」と呼ばれている。
- 幾重もの経験に裏付けられた自信と知識、老獪さで立ち回る、徹底的な叩き上げのベテラン。しかしそれ故にその捜査手法はかなりアウトローなものであり、しつこく事件を調べる彼を疎ましく思う村人は多い。定年間近の年齢ではあるが、柔道で鍛えられた腕力や握力はかなりのもので、彼に一掴みされると大抵の者は身動きができなくなる。非常にもったいぶった話し方や、粘着質なしつこさは聞く者に不快感を与える。
- 同じく興宮警察署に勤務する老年の鑑識の男性職員(名前は不明)から「悪タレ時代を思い出してみろ」などと言われていることから、若い頃にはそれなりのやんちゃだったことが伺える。
- 赤坂 衛(あかさか まもる) 声:子安武人・小野大輔(アニメ・祭)
- 「暇潰し編」の主人公で、警視庁公安部に所属する刑事。建設大臣の孫の誘拐事件の捜査のため雛見沢を訪れ、大石と梨花に出会う。
- 試験、警察学校では、抜群の成績で常に主席を争っていたエリート。雪絵という妻がいて、暇潰し編の時点(昭和53年)で彼女は出産を目前にしている。
- 学生時代は麻雀にはまっており、都内、特に高田馬場を中心に高レートの雀荘に出入りする、「馬場の衛」の異名で知られた雀士だった。しかしレートを上げすぎて各地で出入り禁止になったうえ、当時交際中だった雪絵にこってりしぼられたため、現在は足を洗っている。とはいえその実力は衰えておらず、今でもプロ級の実力を誇る。
- 富竹 ジロウ(とみたけ ジロウ) 声:大川透
- ダム戦争の少し前から、季節毎に東京から雛見沢を訪れ、一週間ほど滞在するフリーのカメラマン。本人曰く、野鳥と風景の撮影を専門にしているらしい。雛見沢を訪れた数はすでにかなりになるため、その顔と名前は村人に広く知られている。彼自身も村人とは面識があり、爽やかな性格ゆえ評判も悪くない。
- 「富竹ジロウ」はカメラマンとしてのペンネームで、本名は不明。国鉄総武線の沿線に住んでいると思われるのだが、それ以上のことは何もわかっていない。
- 鷹野 三四(たかの みよ) 声:伊藤美紀
- 入江診療所に勤める看護師。
- 普段は知的で物腰柔らかいが、時に他人を見下したような態度をとり、ヒステリックな面も垣間見せる。
- 筋金入りのオカルトマニアで、一部の者にだけ知られているが、雛見沢の暗黒史や残酷な儀式に興味を持ち、民俗学的見地からそれを研究することをライフワークとしている。しかしその好奇心は、純粋な民俗学的見地からと言うよりは、猟奇趣味に基づくところが大きい。連続怪死事件についてもさまざまな説を立てては、村の子供に聞かせている。
- 一方で野鳥観察、ぬいぐるみ集め等まともな趣味も持つ。季節毎に訪れる富竹と仲がいいことが知られており、富竹と一緒にいる時は、二人してカメラを持ち歩き、村の中をあちこち歩き回って撮影しているという。
- 入江 京介(いりえ きょうすけ) 声:関俊彦
- 雛見沢村唯一の医療施設・入江診療所の所長。村の草野球チーム「雛見沢ファイターズ」の監督をやっていることから、圭一たちから「監督」と呼ばれる。他にも、綿流し実行委員会の役員など、村の行事にも積極的に関わっている。園崎本家の侍医でもある。
- 独身で、若そうに見えるが、実際はそこそこの年齢とのこと。その口調や仕種から落ち着いた大人の印象を与え、年代問わず村民の信頼は厚い。しかし、無類のメイド好きであることを所構わず公言している。「メイドインヘヴン」なる固有結界を持っているとのことであり、興奮すると時々暴走し、メイドの魅力を周りに伝導する。
[編集] その他
- 知恵 留美子(ちえ るみこ) 声:折笠富美子
- 圭一達の学校のただ一人の教師。雛見沢ダム戦争当時、ダム推進派の方策により廃校の憂き目にあった雛見沢分校に教育委員会の指示を振り切って着任。ダム戦争終了後町会の働きかけで正式に分校教師に赴任した。子供達の事を第一に考える立派な先生で、村民からの信頼も厚い。
- 壮絶なまでのカレー狂。毎日三食カレーで、カレーの悪口を言う生徒は許さない。挙句の果てには校舎裏に「カレー菜園」なるものまで作っている。
- 月姫の知得留先生のパロディキャラクターである(ただし、TYPE-MOONにきちんと許しを得ている。カレー好きという設定も同様)。なお、声優も真月譚 月姫のシエルと同じである。元ネタの影響で人気投票の際は7位を狙って投票されるのが恒例になっており、公式サイトでの第1回・第2回人気投票、カップリング投票(カレーとカップリング)では実際に7位になっている。ちなみにスパゲッティーは見るのも嫌とのこと。
- 前原 伊知郎(まえばら いちろう) 声:松本保典
- 圭一の父親。職業は名目上画家だが、実際は同人作家らしくペンネームは「前腹画伯」。同人誌が本業なのか副業なのかは不明だが、かなりの大手サークルの人気作家らしい。
- 性格はいたってマイペースで、仕事に詰まると一時的に不機嫌になることが多い。雛見沢への引越しを決めた。
- 金持ち(息子の圭一はあまり自覚が無い)の部類に入り、家はとても大きく、雛見沢に移ってきたばかりであるにもかかわらずかなり大きな家を建てていたことから、「前原屋敷」と村中で噂になっていた。ただし圭一曰く大半が彼のアトリエで、出入りを禁止されており、生活範囲は普通の家と変わらないとのこと。
- 前原 藍子(まえばら あいこ) 声:松井菜桜子
- 圭一の母親。料理上手で推理小説マニア。父の仕事の手伝いで共に東京へ出かけることも。
- 女子大出身であり、圭一の教育にも熱心。それゆえ田舎の人間とはソリが合わないのか、村会には所属しているが村の会議には「婦人会」に一度出たきりで出席しておらず、村民とはあまり親しくないらしい。ただ、レナとは親交があり一緒に買い物をしたり漬物をおすそ分けしてもらったりしている。
- 園崎 茜(そのざき あかね) 声:井上喜久子
- 魅音と詩音の実の母親。「目明し編」にて初登場。
- 魅音と詩音の実父が組長である『園崎組』の大幹部であり、建前上は組の持つ園崎興業株式会社の代表取締役社長。ゆえに大石からは皮肉をこめて「園崎社長」と呼ばれている。
- 本来は魅音でなく彼女が次期頭首なのだが、ある時家出をし結婚相手として現在の園崎組組長を連れ帰ったところ、勘当され次期頭首の資格を失った。彼女の名前「茜」は、園崎家の頭首の名に鬼の一文字を加えるという慣わしにより元は「蒐」と書いたが、本家からの勘当後は「茜」という字を使っている。
- その性格は結構ノリがよく、魅音と詩音を足したようだと葛西に言われた事もあった。(ひぐらしデイブレイク)ちなみに本人はそろそろ上品なイメージを持ちたいと思っており、優雅な振る舞いを心掛けているが、側近達が彼女の目を盗んで昔の武勇伝を話して回っているので、なかなか思い通りにはなっていない。
- 園崎 お魎(そのざき おりょう)声:尾小平志津香
- 御三家の一つである園崎家の現頭首。鬼ヶ淵死守同盟で中心に動き、雛見沢で一番の発言力をもっている。厳格なイメージがあるが、気に入った人間には力を出し惜しみしない。
- 葛西 辰由(かさい たつよし) 声:立木文彦
- 詩音・魅音の実父が組長を務め、鹿骨市一帯を勢力圏に置いている『園崎組』の幹部。「目明し編」にて初登場(綿流し編のTIPSでも登場しているが、立ち絵は実装されていない)。詩音の世話係兼ボディーガードの任を受けている。サングラスと派手なネクタイがトレードマーク。
- 現在は物静かで思量深い性格だが、昔は「散弾銃の辰」と呼ばれ恐れられていた武闘派で、その通り名の示すようにショットガンやライフル等、あらゆる銃器の扱いに精通している。いくつもの抗争で組のために活躍し、茜の過去の武勇伝にはほとんど葛西の名も登場する。茜からは心から信頼されており、常に側におかれていた。それゆえ大石は葛西のことを称して曰く、「園崎茜の懐刀」とのこと。現在は一線から身を引いて組の相談役に納まっているものの、未だ興宮の暗黒街の顔役として有名。
- ちなみに、かなりの酒豪であり、医者から止められているにもかかわらずやめようとしない。また、大の甘党でもある。
- 公由 喜一郎(きみよし きいちろう)声:塚田正昭
- 御三家の一つ、公由家の現当主。雛見沢村の村長で暇潰し編では鬼ヶ淵死守同盟の会長を務めていた。
- 赤坂 雪江(あかさか ゆきえ)声:水野理紗
- 赤坂衛の奥さん。暇潰し編の時は子供出産のため病院で入院している。基本的に優しい人物のようだが、過去の話などから赤坂衛は彼女に頭が上がらない。
- 富田 大樹(とみた だいき)声:松元恵
- 圭一の後輩で、学校のクラスメイト。実家は豆腐屋。メガネをかけており、どことなく理屈っぽそうな印象を与えるが、屁理屈などとは無縁の存在。親友の岡村といつも一緒にいる。沙都子萌え。
- 結果のためには過程を問わないタイプだが、部活メンバーほど常識を逸脱しているわけではない。
- 岡村 傑(おかむら すぐる)声:瀧本富士子
- 圭一の後輩で、学校のクラスメイト。純粋でぽやんとした、ちょっと小太りの田舎少年。親友の富田といつも一緒にいる。梨花萌え。
- 過程を重んじる性格で、結果がよければ過程は問わないという部活の掟とは相容れない。だが、圭一の部活での活躍を見ているうちに、次第にその考えに変化が現れていく。
- 亀田 幸一(かめだ こういち)声:田中一成
- 県立大島高校の野球部に所属するエースピッチャー。だが、部類の甘い物好きで「エンジェルモート」の常連客でもある。前原圭一の事を尊敬している。
[編集] 用語
- Frederica Bernkastel(フレデリカ ベルンカステル)
- 各編の冒頭に現れる謎の詩の執筆者。名前以外の詳細は一切不明。恐らくドイツ語読み。Frederickの女性形で、古代ドイツ語名 Frithuricに由来する。
- 余談ながら、フレデリカに棒を一本加えると「フルデリカ(古手梨花)」になる。この二人の関係は不明ながら、少なくとも別人だという。
- 雛見沢村(ひなみざわむら)
- 詳細は雛見沢村を参照。
- XX県鹿骨市のはずれ、県境(隣県が岐阜県)にある人口二千人に満たない村。古くは鬼ヶ淵(おにがふち)村と呼ばれた。雛見沢「村」と呼んでいるが、自治体ではなく鹿骨市内の集落にすぎない。豊かな自然と澄んだ空気に恵まれる。この作品の主要な舞台。圭一をはじめとして村の半数程度の児童が通う学校、「雛見沢分校」を有する。他の主な施設には診療所、古手神社などがある。
- オヤシロさま
- 雛見沢で崇められている守り神の名前。古手神社に祀られている。
- かつて鬼ヶ淵沼から湧き出してきた人喰い鬼達を調伏、改心した鬼が村で人と共存できるよう人の姿を与え、そして人と鬼が仲良く暮らしていけるよう村に留まり永く見守った、とされている。
- 人と鬼の混血が進み半人半鬼の仙人となった村人たちの生活を見守り続けたが、村人が出て行くこと、そして外界から侵入する者も許さないという俗世との交流の禁止といった、いくつかの戒律も同時に設けたという。
- 綿流し(わたながし)
- 毎年6月の第3~4日曜日を選んで行われる、雛見沢村最大の祭り。ダム闘争以前は、雛見沢御三家や町会の一部関係者が、町会の酒盛りの口実として行うささやかな行事だった。
- 冬の終わりを喜び、寒さを凌ぐために使ってきた布団やどてら(主にその中に詰まった綿)を、古手神社の巫女による奉納演舞(ほうのうえんぶ)を捧げて供養し、祭事用の鍬で裂いた布団の中の綿を千切って沢に流すのが、祭りの趣旨であるという。が、古代鬼ヶ淵村における「綿流し」は、現在の定期的な祭りとはまったく異なるもので、それは凄惨なものであった、とされる。
- 雛見沢村連続怪死事件(-れんぞくかいしじけん)
- 毎年、綿流しの日に人が1人死に、1人行方不明となる事件。それぞれの事件は、殺人事件、事故死、病死ということで解決しており、特に祟りと呼べるほど不審なところはない。しかし、4年連続で決まって綿流しの晩に事件が起こっており、また、被害者がダム計画の関係者であることから、村人は「村をダムに沈めようとしたからオヤシロさまの怒りに触れた」と考え、この事件を「オヤシロさまの祟り」と呼ぶようになった。
- オヤシロさまの祟り(オヤシロさまのたたり)
- オヤシロさまの禁忌に触れた者、村の外に出てはいけない等の戒律を破った者に対して下される神罰のこと。発生形体としては、惨殺、事故死、奇病等がある。故事によるとオヤシロさまの怒りを鎮めるために鬼ヶ淵に生贄を捧げるとされる。そのため、「オヤシロさまの祟り」では、必ず1人の死亡と1人の失踪(鬼隠し)が発生する、とされている。なお、4年連続発生している怪死事件(用語「雛見沢村連続怪死事件」を参照)は村人から「オヤシロさまの祟り」と恐れられている。しかし実際に祟りなのかどうかは怪しく、村人の間では、背後で村を牛耳る園崎家のしわざという説がまことしやかに囁かれている。
- 御三家(ごさんけ)
- 古来から雛見沢を実効支配していた、公由(きみよし)家、古手家、園崎家の三つの旧家を指す。
- かつての公由家は村を代表して村長を務め、古手家は信仰の中心たる古手神社の神主、園崎家は昔から村の警察的側面を担当してきた。古来においては力関係は一応均衡しており、村の重要事項はこの御三家が合議を行って決めていた。
- 現在においての御三家のパワーバランスは、戦後の復興事業に大成功した園崎家が筆頭かつ圧倒的で、次に公由家、最後に太平洋戦争によって分家筋が途絶えた古手家となっている。ゆえに御三家の合議はもはや形骸化しており、実質的に雛見沢の取り決めは園崎家が握っている。
- 部活(ぶかつ)
- 昭和57年に園崎魅音が創設したもの。その概要は「(主に)放課後に教室などで色々なゲームをする」というもの。ゲームの内容は魅音の非電源ゲームのコレクションを使ったテーブルゲームから運動場での体を使ったゲームなど様々。ゲームに負けると容赦なしの恐ろしい(または恥ずかしい)罰ゲームが待っている。また、部活には「勝つためには常識無用」「手段を選ばない」ため、あらかじめ決められたルールをギリギリまで駆使し、ときには公序良俗に違反しながら、容赦ない熾烈な争いが繰り広げられ、周りを巻き込むことも多々ある。
- ビリ確実な状況においてまれに発揮される前原圭一の逆転劇は、見事としか言いようが無く、プレーヤーを熱狂させるほどである。
- 雛見沢ダム建設計画(ひなみざわダムけんせつけいかく)
- 雛見沢の土地一帯を丸ごと水没させるほどの、大規模なダムを建設する計画。日本の高度経済成長に伴って治水と電力供給が急務となり、全国でダムが集中的に作られた時代背景の中持ち上がった。
- 無論、村民はこれに猛反発。「ダム戦争」とまで呼ばれ全国を賑わせるほどの過激な抵抗運動を展開した結果、昭和54年末にダム建設計画は無期限凍結された。
- 鬼ヶ淵死守同盟(おにがふちししゅどうめい)
- 雛見沢ダム建設計画を撤回させるために、村住民が結成した抵抗団体で、あらゆる手段をもって抵抗運動を行った。御三家の一つ・公由家の頭首でもあり村長でもある公由喜一郎が名目上会長を務めていたが、実質的に実権を握っていたのは、園崎家頭首・園崎お魎(おりょう)(魅音の祖母)であった。
- その結成から計画凍結による解散まで、本編より過去の出来事。ただし、暇潰し編は同盟が活動した時代を舞台とする。
- 雛見沢大災害(ひなみざわだいさいがい)
- 政府の公式発表では、発生は昭和58年6月21日から22日にかけての深夜。雛見沢地区水源地の一つ・鬼ヶ淵沼直下のマグマ溜りと温泉より、猛毒の火山性ガス(硫化水素 二酸化炭素)が噴出。ガス流となって数時間をかけて村内全域を覆いつくし、死者1200余名、行方不明者20余名を出し、周辺自治体から約60万人が避難することとなった未曾有の大災害、と報道される(ただし「綿流し編」、「目明し編」等一部の編においてこの災害は発生しておらず、「祟殺し編」、「暇潰し編」、「皆殺し編」、「祭囃し編」、「鬼曝し編」、「宵越し編」においてこの災害の話が触れらている。なお、作中では語られていないが、「鬼隠し編」でも発生している)。
- 雛見沢症候群(ひなみざわしょうこうぐん)
- 雛見沢村の風土病。鷹野三四のスクラップに、宇宙人仮説や地底人仮説とともに、寄生虫仮説として登場する。
以上で、作品の核心的な内容についての記述は終わりです。
[編集] 漫画
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スクウェア・エニックス刊の「ガンガンパワード」・「月刊ガンガンWING」・「月刊Gファンタジー」・「月刊少年ガンガン」でそれぞれ「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」の漫画化作品が連載された。いずれも短期集中連載で、遅れて2006年3月号より連載が始まった「暇潰し編」以外は2006年3月から5月にかけて、「暇潰し編」は10月に完結。このうちガンガンパワードでは「鬼隠し編」の、ガンガンWINGでは「綿流し編」の連載終了に続けてそれぞれ同じ作画者による「罪滅し編」と「目明し編」の連載が開始されているが、Gファンタジーでは竜騎士07原案書き下ろしの外伝「宵越し編」が2006年8月号より開始されている(作画担当者は祟殺し編とは異なる)。コミックス累計150万部を突破した。
これとは別に、角川書店刊「コンプエース」では竜騎士07原案書き下ろしの外伝「鬼曝し編」がVol.1から2006年7月発売のVol.8まで連載され、2006年12月発売号(Vol.10)より同じ作画者による「ひぐらしのなく頃に 怪」が連載開始予定である。
各作品の詳細は個別記事を参照。
[編集] 本編の漫画化作品
- 出題編
- ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編(作画:鈴羅木かりん ガンガンパワード連載)
- ひぐらしのなく頃に 綿流し編(作画:方條ゆとり 月刊ガンガンWING連載)
- ひぐらしのなく頃に 祟殺し編(作画:鈴木次郎 月刊Gファンタジー連載)
- ひぐらしのなく頃に 暇潰し編(作画:外海良基 月刊少年ガンガン連載)
- 解答編
- ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編(作画:鈴羅木かりん ガンガンパワード連載中)
- ひぐらしのなく頃に解 目明し編(作画:方條ゆとり 月刊ガンガンWING連載中)
[編集] 外伝
- いずれも竜騎士07が原案を書き下ろしたオリジナルの外伝作品。
- ひぐらしのなく頃に 鬼曝し編(作画:鬼頭えん コンプエース連載)
- コンプエースVol.1(2005年3月26日発売) - Vol.8(2006年7月25日発売)連載。時代設定は本編に準じる昭和58年本編の事件直後。事件の影響を受けたある家庭を舞台とする。
- ひぐらしのなく頃に 宵越し編(作画:みもり 月刊Gファンタジー連載中)
- 祟殺し編の漫画化作品が連載されていた月刊Gファンタジーで2006年7月号に予告編(第0話)掲載後、8月号より連載開始。平成18年(2006年)の雛見沢村が舞台。また、本編に倣って携帯サイト「ガンガンMOBILE」でTIPSが配信されている。
- ひぐらしのなく頃に 怪(作画:鬼頭えん コンプエース連載予定)
- コンプエース2006年12月発売号(Vol.10)より連載予定。
- ひぐらしのなく頃に 鬼曝し編(作画:鬼頭えん コンプエース連載)
[編集] 4コマ・アンソロジー
- 一迅社(旧・スタジオDNA)
- ひぐらしのなく頃に コミックアンソロジー
- 2004年12月25日初版 ISBN 475800224X
- 謎乱し編 2005年2月25日初版 ISBN 4758002347
- 迷放し編 2006年6月24日初版 ISBN 4758003254
- 遊倒し編 2006年7月25日初版 ISBN 4758003319
- 解顕し編 2006年10月25日初版 ISBN 4758003491
- (未定) 2006年12月25日発売予定 ISBN 4758003602
- ひぐらしのなく頃に コミックアンソロジー
- エンターブレイン
- ひぐらしのなく頃に アンソロジーコミック
- 2004年12月初版 ISBN 4757721455
- 2005年2月初版 ISBN 4757721781
- 2006年12月初版 ISBN 4757731205
- マジキュー4コマ ひぐらしのなく頃に
- 2006年8月31日初版 ISBN 4757729596
- 2006年12月6日初版 ISBN 4757730527
- ひぐらしのなく頃に アンソロジーコミック
- 宙出版
- アンソロジー ひぐらしのなく頃に
- 2004年12月初版 ISBN 4776715120
- the second case 2005年2月初版 ISBN 4776715457
- the third case 2005年4月初版 ISBN 4776716011
- the fourth case 2005年6月25日初版 ISBN 4776716518
- the fifth case 2006年11月24日初版 ISBN 4776720892
- アンソロジー ひぐらしのなく頃に
- 双葉社
- ひぐらしのなく頃に 4コマKINGDOM
- 2006年9月11日初版 ISBN 4575940283
- ひぐらしのなく頃に 4コマKINGDOM
[編集] 小説
- ひぐらしのなく頃に アンソロジーノベル
- Softgarage・ソフガレノベルズ刊。複数人の執筆者によるアンソロジー集だが、公式設定に基づいている訳ではない。
- 2005年7月初版 ISBN 486133053X
- 弐 2005年11月初版 ISBN 4861330610
- 惨 2006年2月初版 ISBN 486133067X
- 肆 2006年5月初版 ISBN 4861330785
- 伍 2006年8月初版 ISBN 4861330831
- 陸 2006年11月初版 ISBN 4861330912
- ひぐらしのなく頃に外伝 猫殺し編
- 詳細はひぐらしのなく頃に外伝 猫殺し編を参照。
- "ねこごろしへん"。スクウェア・エニックス刊の鬼隠し編・綿流し編・祟殺し編のコミック第1巻購入者を対象にした竜騎士07書き下ろしの全員サービス特典。綿流し直前の部活動の一コマを描く短編小説である。挿し絵は鬼隠し編・綿流し編・祟殺し編の漫画家3名が描いている。2006年6月刊行。
- ひぐらしのなく頃に 語咄し編
- "かたりばなしへん"。スクウェア・エニックス主催の二次創作を対象にした文学賞・ひぐらしのなく頃に大賞の受賞作品を収録したアンソロジー集。
- 2006年10月31日発売 ISBN 4757516940
- ひぐらしのなく頃に 蔵出し編
- "くらだしへん"。スクウェア・エニックスより2006年12月刊行の暇潰し編コミック第2巻と罪滅し編第1巻、2007年1月刊行の目明し編・宵越し編各1巻の4冊同時購入特典。猫殺し編と同様に各編の漫画家が挿し絵を担当し、ゲーム本編で削られた未公開シーンを収録する。なお、マックスファクトリー発売のトレーディングフィギュアが「御蔵出し編」であるが、特に関連性は無い。2007年中に刊行予定。
[編集] アニメ
2006年4月から9月までテレビアニメが放送された(一部地域は放送時期が異なる)。アニメでは、出題編の4作と解答編のうち目明し編・罪滅し編までの2作が題材とされ、全26話。監督は今千秋、アニメーション制作はスタジオディーンが担当した。
これまで基本的に静止画でしか表現されていなかった作品に、声優による音声とアニメーション映像が加わった事で、世界観がより理解しやすくなった。アニメ版から作品を知り、ゲームを体験することにしたユーザーも少なくない。しかし、アニメ版では省略されている要素やネタバレされている情報も少なくない。その為、本作の真の魅力を知りたいのであればアニメを見る前にゲームを体験すべき、と主張する者も原作ファンの中には存在する。アニメは出題編までであればネタバレは少ないが、綿流し編以降(特に祟殺し編)は省略が多いので、アニメの出題編だけを見て原作の解答編に進んでも正しい推理は困難だからというのが主に挙げられる理由である。もっとも、原作ゲームは同人作品なので、地域によっては入手が容易ではない。
なお、2007年にアニメ第二期の制作が決定したと、アニメ版公式サイトで発表されているが、詳細は不明。
[編集] スタッフ
[編集] サブタイトル
鬼隠し編
|
綿流し編
|
祟殺し編
|
暇潰し編
|
目明し編
|
罪滅し編
|
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ 「ひぐらしのなく頃に」
- エンディングテーマ「why, or why not」
- 作詞:interface、作曲・編曲:大嶋啓之、歌:片霧烈火
- サウンドトラック
[編集] 放送局
放送局 | 放送期間 | 放送曜日・時間 | 系列 | エンドカードの表示の違い |
---|---|---|---|---|
関西テレビ (幹事局) |
2006年4月4日~9月26日 | 火曜26:00~26:30 | フジテレビ系 | オープニングタイトルと「この物語はフィクションです」 |
東海テレビ | 2006年5月4日~10月26日 | 木曜27:27~27:57 | 青バックに『この作品における人物、事件その他の設定は、全てフィクションであります』 | |
チバテレビ | 2006年4月5日~9月27日 | 水曜25:30~26:00 | 独立UHF局 | (提供表示後のエンドタイトルなし) |
テレ玉 | 水曜26:00~26:30 | 青バックに『この作品における人物、事件その他の設定は、全てフィクションであります』 | ||
tvk | 2006年4月8日~9月30日 | 土曜25:00~25:30 | ||
AT-X | 2006年5月27日~11月18日 | 土曜13:30~14:00 (再放送あり) |
CS放送 |
- 提供クレジットについて
- 関西テレビに限り、本作のDVDのCMが放送される時は提供クレジットが表示されなかった。
- エンドカードにおける警告表示の青バックについて
- エンディングでは、青バックに警告表示がされる(関西テレビ、チバテレビ除く)とあるが、これは制作側でアニメ画面において作られたものであり、テレビ画面を示すと思われる縁取りもある。放送局の技術表示の青バックとは違う。
[編集] DVD
DVD全巻購入特典として、DVD「ひぐらしのなく頃に 外伝 猫殺し編」がもらえる。また、一部の残酷描写が無修正になっている。 参考リンク
- アニメに対する評価
月姫のアニメ版がそうであったように、本作も原作ファンから厳しい評価を下される事が多い。 主として挙げられる要因は、以下の通りである。
- ・一部の人気シーンの省略
- ・各キャラの心理描写の不鮮明さ
- ・全般的な作画の不安定さ
- ・一部、ドラマCDと異なるキャスティング
しかし、ドラマCDとほぼ同じキャストを起用した事や、残酷な暴力描写(非地上波も含めるとエルフェンリート(無修正版)に次ぐ)や恐怖演出をほぼ原作通りに再現した事を評価する視聴者もいる。
[編集] 携帯配信
2006年11月29日より、毎週水曜日にiモード用に(animate(12月1日よりモバイルアニメイトへ改称)で配信される。参考
[編集] ドラマCD
- WAYUTAから発売。
- 鬼隠し編(2005年5月27日発売)
- 綿流し編(2005年12月22日発売)
- アペンドディスク01(2006年1月20日発売)
- 祟殺し編(2006年6月28日発売)
- 暇潰し編(2006年12月27日発売予定)
- フロンティアワークスから発売。
- アンソロジードラマCD 第1巻(2005年12月22日発売)
- アンソロジードラマCD 第2巻(2006年3月24日発売)
[編集] 関連書籍
- ひぐらしのなく頃に 特別編 雛見沢村連続怪死事件 私的捜査ファイル(仮)
- スタジオDNA 2004年12月21日初版 ISBN 4758010269
- ひぐらしのなく頃に ビジュアルファンブック
- 一迅社 2005年6月24日初版 ISBN 475801034X
- TVアニメ ひぐらしのなく頃に 公式ファンブック 爆闘部活編
- スクウェア・エニックス 2006年10月20日初版 ISBN 4757517661
- ひぐらしのなく頃に 公式キャラクター&アナライズブック
- ジャイブ 2006年12月8日初版 ISBN 4861763398
[編集] モデルとなった土地
- 白川郷
- 岐阜県大野郡白川村は、雛見沢村のモデルでありロケ地でもある。また白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている事で有名。また、余談だが、原作者は白川郷が富山県にあると思っていたとのこと。しかし、同じ岐阜県でも徳山村の徳山ダムがモデルになっているらしい
- 土気駅周辺
- 千葉県千葉市緑区土気町は、雛見沢村のふもとの町、興宮の中心のモデル。土気駅は興宮駅のモデル。また土気駅付近は興宮の町のモデルである。土気町の隣には高津戸町もある。
- 東京都江戸川区
- 劇中で出てくる「興宮」「鹿骨」「葛西」などの地名人名が実在の地名として存在する。
[編集] 関連項目
- ヒグラシ
- タイトルにもなっているセミの一種。劇中にも効果音としてその鳴き声が使われている。鳴き声から、カナカナゼミとも言う。
- 黄昏フロンティア
- 07th Expansion監修による二次創作物『ひぐらしデイブレイク』をリリースした。
- RADIOアニメロミックス
- 文化放送他のラジオ番組。2006年11月4日より「RADIOアニメロミックス ~ひぐらしのなく頃に編~」として中原麻衣・小林ゆうの2名がパーソナリティを務める。また、animate.tvではインターネットラジオ「こぼれ話編」を放送(本放送とは別内容)。
- 怪談と踊ろう、そしてあなたは階段で踊る
- 作者である竜騎士07による短編小説。本作と共通の世界観を有する。
[編集] 外部リンク
- 公式サイト
- 非公式サイト
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【本編】 | (出題編)鬼隠し編 - 綿流し編 - 祟殺し編 - 暇潰し編 (解答編)目明し編 - 罪滅し編 - 皆殺し編 - 祭囃し編 (ファンディスク)礼‥賽殺し編 - 昼壊し編 (PS2版)祭‥盥回し編 - 憑落し編 - 澪尽し編 (未公開) 蔵出し編 |
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【外伝】 | 猫殺し編 - 鬼曝し編 - 宵越し編 - 怪 | ||
【関連作品】 | デイブレイク - 大賞 - Tactics | ||
【用語】 | 雛見沢村 | 鹿骨市 | ||
【音楽】 | why, or why not | Thanks/you | サントラ | かけらむすび | ||
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