TM NETWORK
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
TM NETWORK | |
---|---|
出身地 | 日本 |
活動期間 | TM NETWORK(1983年~1990年) TMN(1990年~1994年) TM NETWORK(1999年~) |
ジャンル | J-POP |
レーベル | Epic/Sony Records (1984年~1994年) TRUEKiSSDiSC (1999年) Rojam Entertainment (2000年) R and C (2001年~) |
メンバー | 小室哲哉 シンセサイザー 宇都宮隆 ボーカル 木根尚登 ギター |
TM NETWORK(ティーエム・ネットワーク)は、小室哲哉(シンセサイザー)、宇都宮隆(ボーカル)、木根尚登(ギター)の3人で構成される音楽ユニット。
1984年、デビュー。1990年、「TMN」にリニューアル(改名)。1994年、TMNとしての活動を終了。1999年にTM NETWORKとして再始動。現在はR and C所属。
彼らのファンは「FANKS」(ファンクス)と呼ばれる。
目次 |
[編集] メンバー
- 小室哲哉(こむろ てつや、1958年11月27日 - )シンセサイザー、キーボード、ピアノ、コーラス、作詞、作曲、編曲、リーダー、プロデュース
- 宇都宮隆(うつのみや たかし、1957年10月25日 - )ボーカル、ギター、コーラス 、作曲
- 木根尚登(きね なおと、1957年9月26日 - )ギター、ピアノ、キーボード、ハーモニカ、ベース、コーラス、作曲
[編集] 概要
作曲は小室と木根がそのほとんどを手がけている。いわゆるTMサウンドを編み出している小室の楽曲。そして木根が書く繊細なメロディは定評であり、特にバラードは「木根バラ」と呼ばれ親しまれている。TM NETWORKのサウンドは小室の趣向がとても強い。
作詞の多くはシンガーソングライターで小説家の小室みつ子(アルバム『GORILLA』までは「西門加里」というペンネームを使っている)が手掛けているが、小室哲哉作詞によるものも多く、まれにメンバー3人共作の作品もある。 初期には松井五郎、三浦徳子、川村真澄などといった有名作詞家のほか、TMNに改名した後は脚本家である坂元裕二も詞を提供している。
80年代末よりシンクラビアを導入し、現在では一般化されたハードディスクレコーディングを行うといった点も時代を先取りしていたといえる。
デビューアルバム『RAINBOW RAINBOW』は、デビュー前にEPICソニーに持ち込んだデモテープからの曲がほとんどで、1985年の2ndアルバム『CHILDHOOD'S END』、『TWINKLE NIGHT』までは当時洋楽の主流とされたニューロマンティックの影響が色濃くみられた。1986年の『GORILLA』で、FUNK(ファンク)、PUNK(パンクロック)、FANS(ファン)の要素を組み合わせた「FANKS」という造語を全面に打ち出し楽曲スタイルに変化がみられたが、それでもヒットには繋がらなかった。4thアルバム『Self Control』の頃には小室哲哉の楽曲にオリジナル性が確立され、全国ネットの音楽番組に出演するなどしたがそれでもまだヒットと呼べるにはほど遠く、ディレクター小坂洋二をはじめとするスタッフ間で「売れるシングルを」との協議のすえ誕生したのが1987年のシングル『Get Wild』だった。この曲のヒットによりTM NETWORKの方向性が確信的なものとなり、デジタルロックの名盤『humansystem』を誕生させている。翌1988年には『COME ON EVERYBODY』で紅白歌合戦に出演。同年リリースの『CAROL ~A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991~』ではブリティッシュロック色を全面に打ち出したコンセプチュアルアルバムとして小説やアニメなどのメディア展開もされ、アナログ志向なアルバムとなった。1989年のリプロダクションアルバム『DRESS』では、当時海外で活躍していたナイル・ロジャースたちをサウンドプロデューサーに迎え、ユーロビート、ファンクなどのダンスミュージックをリミックスという形でリスナーに浸透させた。
1990年、TMNリニューアル後の『RHYTHM RED』ではシンセサイザーをフィーチャーしたプログレッシブ・ロックの流れを汲みハードロック路線を全面に打ち出したが、当時のファンの間では賛否の声が聞かれた。1991年の『EXPO』では、テーマを「月とピアノ」と題して、ハウスミュージックを主体としつつも、フォークソング、ハードロックなど様々な音楽性を取り入れTMNのサウンドポテンシャルの広さを実感できるアルバムとなった。91年以降にリリースされたシングルでは、90年代テクノポップといえるデジタルサウンドに回帰したことでTMNとしての終着を見せている。
TM NETWORK復活後にリリースしたシングルはテクノ、クラブミュージックの要素が強い。 2000年にインディーズよりリリースした『Major Turn Round』は1970年代プログレを意識したハードロックとなっており、アナログシンセを中心とした音構成となっている。 2004年の『NETWORKTM -Easy Listening-』では前作の反動からか、トランス要素が非常に強く、収録曲は過去のリメイク曲が多数を占めている。
ここ最近は2004年にCDを出して以来、トリビュート・ツアー以外で目立った活動をしていない。リーダーの小室がglobeと吉本芸人への楽曲プロデュース活動などで忙しいため、ファンの間でTM NETWORKの存続自体を憂慮する声も挙がっている。
[編集] 来歴
- 5月、TM NETWORK結成。
- 8月、フレッシュサウンズコンテストで『1974』を演奏し、 満点の評価を得てグランプリに輝く。Epic/Sony Recordsと契約。
- 4月21日、Epic/Sony Recordsより、1stシングル『金曜日のライオン (Take it to the Lucky)』、1stアルバム『RAINBOW RAINBOW』の同時リリースでデビュー。
- 6月18日、初のライブツアー『DEBUT CONCERT』開催(7月17日まで、2都市3公演)。オフィシャルで公表されていないライブツアーである。
- 7月21日、2ndシングル『1974 (16光年の訪問者)』リリース。北海道地区で大ヒットする。
- 9月1日、オフィシャルファンクラブ『TIMEMACHINE cafe』発足。
- 12月5日、ライブ『ELECTRIC PROPHET』開催(12月27日にも開催、2都市2公演)。
- 6月21日、2ndアルバム『CHILDHOOD'S END』リリース。
- 6月22日、ファンイベント『PARTY OF TM VISION』スタート(11月3日まで、11都市13会場)
- 9月27日、ライブツアー『DRAGON THE FESTIVAL featuring TM NETWORK』スタート(11月27日まで、8都市8公演)。
- 11月28日、1stミニアルバム『TWINKLE NIGHT』リリース。
- 2月21日、TBS開局35周年記念イベント『ANNIVERSARY ROCK FESTIVAL』参加。
- 6月4日、3rdアルバム『GORILLA』リリース。このアルバムよりTM NETWORKの認知度が徐々に上がる。
- 6月10日、ライブツアー『TM NETWORK TOUR '86 FANKS DYNA☆MIX』スタート(7月18日、14都市14公演)
- 8月23日、野外ライブ『FANKS "FANTASY"DYNA-MIX』をよみうりランドEASTで開催。
- 11月29日、『YAMAHA X-DAY』に出演開始(12月7日まで、2都市)
- 12月1日、『SPECIAL LIVE』を福岡マリアクラブで開催。
- 2月11日、ファンイベント『FANKS SUMMIT』スタート(12月20日まで、7都市)
- 2月26日、4thアルバム『Self Control』リリース。
- 3月10日、ライブツアー『TM NETWORK TOUR '87 FANKS! BANG THE GONG』スタート(5月20日まで、26都市28公演)。
- 4月8日、10thシングル『Get Wild』リリース。シングル初のオリコンベスト10入りを果たし、TM NETWORKの名前が知れ渡った。
- 6月24日、ライブ『TM NETWORK FANKS CRY-MAX』を日本武道館で開催。
- 7月1日、初のベストアルバム『Gift for Fanks』リリース。当時はまだLPが主流だったが、CDのみのリリースであった。最高1位を記録。
- 11月1日、日本武道館で『YAMAHA BAND EXPLOSION』にゲスト出演。
- 11月9日、ライブツアー『Kiss Japan TM NETWORK Tour '87~'88』スタート(1988年2月25日まで、44都市53公演)。
- 11月11日、5thアルバム『humansystem』、単行本『humansystem』を同時リリース。
- 3月14日、ライブツアー『KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX TM NETWORK ARENA TOUR』スタート(4月6日まで、8都市13公演)。
- 8月25日、ライブ『T-MUE-NEEDS STARCAMP TOKYO Produced by TM NETWORK』を東京ドームで開催。
- 12月9日『CAROL ~DAY IN A GIRL'S LIFE 1991~ TM NETWORK TOUR '88~'89』スタート(1989年8月18日まで、24都市64公演)。
- 12月9日、6thアルバム『CAROL ~A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991~』リリース。自身の全てのCDの中で一番の売上枚数(ミリオン)を記録。
- 12月24日、ファンイベント『T-MUE-NEEDS SUMMIT』スタート(2月25日まで、4都市)。
- 12月31日、『COME ON EVERYBODY』で紅白歌合戦出場。
- 4月2日、SF ROCK STATION FINAL EVENT 『THANK YOU TM NETWORK』を合歓の郷で開催(4月3日にも開催)。
- 5月12日、リプロダクトアルバム『DRESS』リリース。
- 8月25日、ライブツアー『TM NETWORK CAROL TOUR FINAL CAMP FANKS!! '89』スタート(8月30日まで、2都市4公演)。
- 8月30日、『クローズド・サーキット・コンサート』。ライブ『TM NETWORK CAROL TOUR FINAL CAMP FANKS!! '89』の最終公演を全国10箇所で衛星生中継した。
- 12月29日、ファンイベント『FANKS THE PARTY』を東京ベイNKホールで開催。
- 3月21日、『FANKS FILM COLLECTION』スタート(4月8日まで、54都市57会場)。小室のソロライブの映像とアニメCAROLを上映。
- 7月7日、TM NETWORK名義最後のCD、16thシングル『THE POINT OF LOVERS' NIGHT』リリース。
- 8月8日、ファンイベント『ARENA GATHERING』スタート(8月23日まで、3都市)。
- 8月28日、TMNリニューアル宣言記者会見。
- 9月1日、TMNで活動開始。
- 9月28日、TMN名義初のCD、17thシングル『TIME TO COUNT DOWN』リリース。
- 10月25日、7thアルバム『RHYTHM RED』リリース。
- 11月3日、公開ゲネプロ『RHYTHM RED TMN TOUR ~THE FORMATION RAP~』を中野サンプラザで開催(11月4日にも開催)。
- 12月10日、ライブツアー『RHYTHM RED TMN TOUR』スタート(1991年3月13日まで、15都市40公演)。
- 3月21日、『EPIC SONY TMN SPECIAL EVENT』を新宿スペースゼロで開催。
- 5月22日、シングル『Love Train/We Love The EARTH』リリース。自身のシングルの中で一番の売上枚数を記録。
- 9月5日、8thアルバム『EXPO』、単行本『TMN the PAPERBACK "RHYTHM RED" TOUR DOCUMENT』を同時リリース。
- 9月1日、ライブツアー『TOUR TMN EXPO』スタート(1992年4月18日まで、36都市66公演)。
- 9月12日、『EXPO 3D パビリオン』スタート(2月23日まで、12都市)
- 11月30日、NEC パソコン・フェア・スーパー ライブ『WILD HEAVEN』を幕張メッセで開催(12月1日にも開催)。
- 1月14日、LAWSON 冬祭り・TMNスペシャル・イベント『PARTY PAVILION』スタート(2月27日まで、6都市6公演)
- 4月25日、『TMNフォーク/メタル・パビリオン』を日清パワーステーションで開催。メンバーの趣味によるライブのため、TMNの曲は演奏しなかった。
- 8月21日、初のライブアルバム『COLOSSEUM Ⅰ』『COLOSSEUM Ⅱ』を同時リリース。
- 8月21日、 リミックスアルバム『CLASSIX 1』、『CLASSIX 2』を同時リリース。
- 12月1日、Act Against AIDS '93参加。
- 4月21日、デビュー10周年のこの日、突如、朝刊前面広告にてTMN終了宣言。28thシングル『Nights of The Knife』リリース。ニッポン放送「オールナイトニッポン」プロジェクト終了スペシャルOA。
- 5月18日、TMN最後のライブ『TMN 4001 DAYS GROOVE』を東京ドームで開催(5月19日にも開催)。
- 6月22日、それぞれのメンバーが選曲したベストアルバム『TMN BLACK』、『TMN RED』、『TMN BLUE』、VHS『DECADE (TM NETWORK 1984-1994)』リリース。
- 12月12日、ベストアルバム『TIME CAPSULE』リリース。
- 1月30日、TM NETWORK、TMNそれぞれのベストアルバム『STAR BOX TM NETWORK』、『STAR BOX TMN』を同時リリース。
- 3月27日、木根がヴェルディ川崎のサポートソングを「TM NETWORK」で発表すると表明。
- 5月8日、小室のプロジェクト『TRUE KiSS DESTiNATiON Night福岡』のゲストに宇都宮と木根が登場し、「TM NETWORK」として7月に新曲をリリースすると発表。
- 5月31日、新レーベルTRUEKiSSDiSCのお披露目会見。
- 7月22日、TM NETWORK再始動後初のCD、29thシングル『GET WILD DECADE RUN』リリース。
- 10月25日、麻薬・覚せい剤禍撲滅運動千葉大会『YES TO LIFE FESTIVAL』参加。
- 7月27日、再始動後初のライブ『TM NETWORK Log-on to 21st Century supported by ROJAM.COM』を横浜アリーナで開催。
- 12月1日、Act Against AIDS 2000『THE VARIETY 8』参加。
- 12月5日、ライブツアー『TM NETWORK TOUR MAJOR TURN-ROUND Supported by ROJAM.COM』スタート。(2001年1月20日まで、10都市15公演)。
- 12月25日、インディーズレーベルより9thアルバム『Major Turn-Round』リリース。
- 10月1日、『LAUGH & PEACE PREMIUM NIGHT』開催。
- 10月30日、35thシングル『CASTLE IN THE CLOUDS』リリース。
- 1月1日、ベストアルバム『THE LEGEND』リリース。
- 2月5日、蔵出し音源CDとインディーズアルバム『Major Turn-Round』のCD2枚組のアルバム『キヲクトキロク~Major Turn-Round』リリース。
- 2月16日、『LIVE EPIC 25』参加(2月23日まで)。
- 5月27日、ライブツアー『TM NETWORK tribute LIVE UTSU&KINE'S SELECTION FROM TM SONGS』スタート(6月27日まで、6都市11公演)。小室は不参加。
- 9月6日、ファンイベント『TM NETWORK FAN EVENT in NAEBA'03』開催(9月7日にも開催)
- 12月1日、Act Against AIDS 2003『THE VARIETY 11』に参加。
- 3月24日、10thアルバム『NETWORKTM -Easy Listening- 』リリース。
- 3月31日、限定BOX『WORLD HERITAGE DOUBLE-DECADE COMPLETE BOX』リリース。
- 4月21日、ライブ『TM NETWORK DOUBLE-DECADE“NETWORK”in YOKOHAMA ARENA』開催。DVD『CAROL TOUR FINAL CAMP FANKS!! '89』リリース。
- 5月20日、ライブツアー『TM NETWORK DOUBLE-DECADE TOUR “NETWORK”』スタート(6月9日まで、8都市12公演)。
- 6月24日、ライブツアー『TM NETWORK DOUBLE-DECADE TOUR FINAL “NETWORK” in NIPPON BUDOKAN』開催(6月25日にも開催)。
- 12月22日、ベストアルバム『Welcome to the FANKS!』、DVD『All the Clips』リリース。
[編集] サポートメンバー
サポートメンバー(バックバンド)に、現在はB'zのギタリストである松本孝弘、FENCE OF DEFENSEから北島健二(ギター)、西村麻聡(ベース)、山田亘(ドラム)、そしてaccessのキーボーディストで後に音楽プロデューサーとなる浅倉大介や、ギタリストの葛城哲哉(葛G)、マニピュレーターの久保こーじ、白田朗、小泉洋、ドラマーの阿部薫(べーやん)、ベーシストの日詰昭一郎(故人)などがライブやツアーに参加していた。
[編集] サポートメンバーとのコラボレーション
1988年にはラジオ「小室哲哉のSF Rock Station」(東海ラジオ)内の企画ユニットとして、TMの3人+日詰昭一郎の4人で「ハンバーグ&カニクリームコロッケ」を結成、インディーズでシングル「神社でB/恋のながら族」を限定リリースした(編成は、ボーカル:日詰、ギター:小室、ベース:木根、ドラムス:宇都宮。B面には松本孝弘も参加)。バンド名の由来は当時小室がお気に入りだったファミリーレストランのメニューから。ちなみに、このレコードの価格は東海ラジオの周波数に合わせて、1332円だった。
また、2003年と2005年には、宇都宮と木根の二人と、浅倉大介、阿部薫、葛城哲哉で「TM tribute LIVE」/「SPIN OFF from TM」ツアーが行なわれた。
[編集] TMとシンセサイザー
TM NETWORK、TMNを通じてシンセサイザーは重要な役割を果たしてきた。デジタルシンセサイザーの歩みと一緒にTMも歩みを重ねた。シンセサイザーはTMサウンドを作る上での最重要アイテムとされる。そして彼らの活動は、打ち込みという音楽スタイルを、大衆の音楽として普及させる大きな役割を担うことになった。
[編集] おおまかな流れ
初期はアナログシンセが多く、当時のいわゆるエレクトリックポップの定番的使い方がされていたが、FANKSを提唱するあたりからフレーズサンプリング、YAMAHA DXシリーズ(FM音源)の音色を積極的に使用し始める。音も一気に硬質になる。これは、西欧世界の音楽の流行と合致するものでもある。デジタルサウンドはhumansystemである種の到達点に達し、CAROLからはアナログへの回帰が始まる。デジタルサウンドはもちろん存在するのだが、サウンドの処理の仕方がアナログ的になっている。同時に、ユーロビートをあからさまに取り入れたサウンド指向も小室の中には現れる。CAROLツアーでの機材の変遷にもそれは現れている。ちなみに、シンクラビアをレコーディングに使った初めての曲は「DIVE INTO YOUR BODY」である。
TMNでは、シンクラヴィアによるオールデジタルレコーディングが前提になる。そのため小室自身がシンクラビアを個人所有することになった。FM音は影を潜め、縁の下の力持ちとしての役目をすることになる。代わりに当時台頭してきたPCM音源、Memorymoog、Hammond L-112を多用し始める。EXPOにおいてはMoog Modular、Solinaなどさらにビンテージものが数多く登場する。
復活後のTMは、プログレッシブロックのマストアイテム(Minimoog、Melotron)だったり、トランスのマストアイテム(Fantom-X)がバランスよく取り入れられていた。 Double Decadeツアーにおける小室のパフォーマンスである、リアルタイムミックスは賛否両論が巻き起こったが、クラブシーンでは既に一般的なことである。 ただTMの場合、生演奏というのが特にライブではかなり重要な部分を担っている。「否」側の人たちはそこを理由に戸惑ったものと考えられる。
ソフトシンセに関しては、小室は「フィジカルコントロールの点で使用する気にはなれない」そうだ。
小室はほぼ全てのステージ(globe他含む)において基本的なことは他のミュージシャン、同期に担当させ、当人は「即興」「おいしいフレーズ」を担当している。このスタイルは初期ライブのElectric Prophetからのものだ。
[編集] ライブでの使用機材
TMのライブにおいて使用するシンセサイザー、デジタル機材は物量的に他のバンドを圧倒していた。主たるツアーで使用した機材は以下の通り。資料がないものもあり、全てを書くことを出来ないことはご了承願いたい。
- Electric Prophet
公式に認めるファーストライブ。まだDXは戦力として加わってない。 小室の使用機材:Sequencial Circuits Prophet-600、Wave PPG2.3、Roland SDD-320、Roland SDD1000*2、Vesta DEX810、YAMAHA R1000、Boss BX-800、Guyatone TO2
- Dragon The Festival Tour
- 小室哲哉:YAMAHA DX7、同KX5、OberheimOB-8、エフェクター類
- 小泉洋:YAMAHA DX7、E-mu Systems Emulator Ⅱ(小室のDXからMIDIでリモートされる)、NEC PC-8801、Roland TR-707&TR-727、その他リズムマシンとエフェクター類
- 白田朗:YAMAHA DX7*3、PPG WAVE2.3、Oberheim Xpander、エフェクター類
- FANKS! BANG THE GONG Tour
このツアー時、小室はステージ中央上部に位置し、TM=コンピュータをライブで象徴的に示すことになる。また、Self Controlでテレビ露出をし始めた時期でもあり、小室ブースの機材をそのまま持ち込み、視覚的インパクトをもたらした。
- 小室哲哉:DX7ⅡFD*4、DX7*3、QX1、RX5*2、RX11、NEC PC-9801、MC-2404&MC-1604、TX816*2、PMC1、ドラムパッド*5、MV802*4、SPX90、REV7、MCS2、MJC8(全てYAMAHA)、SDD-320*2、SRV-2000、SDE-1000*2、SDE-2500*2(全てRoland)
- 久保こーじ:YAMAHA DX7ⅡFD*3、E-mu Systems EmulatorⅡ、E-mu Systems E-max、Roland S-50他
- FANKS CRY-MAX
ステージ上に存在する機材の数はリニューアル前までではこのライブが一番多い。直後のインタビューで小室がステージ上の機材が多すぎる、と語った程である。 FANKS BANG THE GONG Tourの機材からの変更点は以下の通り。
- 小室ブースのDX7*3が、DX7ⅡFD*2になり、QX1が2台になる。
- 久保ブースにあるEmuⅡ、E-max、S-50が各2台ずつになる。
- KISS JAPAN Tour
ここから小室一人でシステムをコントロールするようになる。同時に小室が直接弾く鍵盤が再び激減(正面に2台のみ)する。 以前はサンプリングボイスのほとんどを手弾きしていたため鍵盤数が多かった、と小室はこのツアー時期のKeyboard Magazineの取材で語っている。そのサンプリングボイスを担うサンプラーはほぼTX16Wに統一される。そして小室が手で弾いていたサンプル発音も大部分同期がすることになる。なお、このツアーから浅倉大介がシステム設計に関わる。ここでのシステムは後の小室のライブにおけるMIDIシステム全体の根幹となる。その根幹とは「手弾きと同期の機材を完全に分ける」ということだった。当時これをするのは経済的にかなり贅沢なことだったが、トラブルを少しでも減らすために考えられた合理的なものだった。この時代のセッティングもまた、テレビ露出において視覚的インパクトをもたらした。
- DX7ⅡFD*2、TX816*3、TX16W*6、MV802*3、DMP7*4、QX3、PC-9801*2、RX5*2、MJC8*2、エフェクター類
- KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX
基本的にはKISS JAPANと大きな変更はない。このツアーあたりから小室がシンセに対して荒っぽい扱いを始める。このころはまだシンセに乗っかることくらいだが。
- 変更点は、TX16Wが7台になったこと、Oberheim OB-8と Oberheim Matrix-12が追加されたこと、キーボードスタンドにステップが付いたこと。
- T-MUE NEEDS STARCAMP TOKYO
ここからベースパートもシンセサイザーの同期演奏となる。小室の手弾きキーボードが小室の左右に2台ずつ、計4台となる。 KISS JAPAN DANCING DYNA-MIXからの変更機材は以下の通り。
- YAMAHA EOS YS200(小室の手弾きリモートとして)*2、E-mu Systems Emulator Ⅲ追加。
- Oberheim OB-8がラインから消える。
- PC-9801が1台になる。
- CAROL Tour一部、三部(ステージに向かって右下)と二部(ステージに向かって右上)でステージ機材が異なる。
- 第一部、第三部用のステージ機材
- YAMAHA EOS B200*4、KX88(PF1500をMIDIコントロール)、QX3、KX5、武道館あたりからドラムパッドが追加。
- 第二部用のステージ機材
- YAMAHA EOS B200*2、DX7ⅡFD、PF1500、KX5
- ステージ脇にある機材(ツアー途中で追加、削除などの変更がなされているものがある)
- TX816*2、MV802*2、Q2031*2、TX16W*12、DMP7*4、DMP11、MJC8*2、QX3(緊急用)、TX802*3、V50*3、TQ5*2、MEP4、PLS1(全てYAMAHA)、Rocktron HUSH ⅡC*5、Oberheim Matrix-12、Oberheim Xpander、Sequencial Circuits Prophet-VS
- CAROL FINAL CAMP FANKS!! '89
前半部がCAROL(小室は右上)、後半部がFANKS!!'89(小室は右下)。 大きな変化なし。ただし、後半部のステージ上の小室の機材、リモートされる音源に変更あり。
- EOS B200*5、QX3、RX5、ドラムパッド、Moog Memorymoogの体制となる。
- 音源:Ensoniq VFX、Sequencial Circuits Prophet-VS(両方とも小室EOSのリモートで動く)
- RHYTHM RED TMN TOUR
小室ブースのキーボードスタンドは特注品。3セット作られ、スタンドの上を歩けるようにしっかりとした作りになっていた。EXPOツアーでもそのうち1セットを使用していた。そして、このツアーからKX5の浪費が始まった。
- 小室哲哉:YAMAHA EOS B500*4、SY77(TX16Wのリモートのみ)、Moog Memorymoog、
- ステージ上に見えるラック内の機材:Simmons SDX Pad System、MIDI MOOG(Tetsuya's Mind Control、2種類のKX5(破壊しない鏡張り、破壊用のプロダクトモデル)用の音源)、T.C.Electric TC2290、YAMAHADMP7
- 浅倉大介:YAMAHA EOS B500*2、SY77*2(EOSでそれぞれのSY77をリモート。SY77はそれぞれベース用、その他用と分けられていた。)
- ステージ脇の主な機材:YAMAHA SY77、TG77、TX16W、DMP7、Synclavier 6400
- TMN LAST GROOVE 4001
これまでで一番機材が多い。
- 小室ブース内:Roland JD-800*2、Waldolf Wave、YAMAHA VP1、Moog Memorymoog、HammondL-112、YAMAHA EOS B700*2
- 小室ブース後のコントロールルーム:YAMAHAミキサー、KORG WavestaionA/D、Roland S-550、S-550用モニター、Synclanier 6400
- 久保こーじブース:YAMAHA SY99、Machintosh(with Studio Vision)*2、TG77他のラック音源、DMP7、Alesis ADAT
小室は弾くことに徹していた。
- 小室哲哉:Clavia Nord lead 2、Hammond L-112、HammondC-3、Moog Minimoog*2、Melotron*2、Roland XP-80、KORG MS2000(破壊用キーボード)、Oberheim OB-8、YAMAHAのグランドピアノ、KORG Triton Pro
- 木根尚登:KORG Triton Pro、ローズのエレピ、KORG CX-3
- ステージ脇に同期用機材。
- Double Decade Tour
globeで既に行われていたリアルタイムでのミックスをTMで初めて行う。他のミュージシャンにとってのきっかけになる音が、小室にその場の感覚で消えたりするなど、見た目に反してかなりスリリングである。このライブではリズム含めたほとんどの音が小室ブース内にあるPro Toolsから出ていた。
- 機材:Roland Fantom-X、Machie 32・8、YAMAHA STAGEA、Access Virus Indigo、Apple PowerMac G4 (Pro Tools)*2 他
[編集] 小室が好んで使った、または使用頻度が多かったシンセサイザー
- YAMAHA DXシリーズ(DX7、DX7Ⅱ、TX816、V50、TQ5):FMシンセ。いわゆるFANKS!以降のTMの象徴である「カカカカッ」というシーケンスフレーズ、チョッパーっぽいベース音もこのDXの音。プロジェクト終了まで日向に日陰にTMサウンドを支えることになる。
- Oberheim Matrix-12:アナログシンセ。目立って使うことはなかったがパッド音などの持続音はこれの音が多用されている(Beyond The Timeなど)。
- Ensoniq VFX:PCMシンセ。CAROLツアー本編の終盤からRhythm Redツアーまで小室の手弾きシンセとして登場。Saxに似た音色、派手なブラスっぽいコード音を担当。小室は「これで作れる音色は全て作った」と後に語るほど使い込んでたようだ。
- Roland JD-800:PCMシンセ。EXPOツアーから使用。ブラス音とピアノ音に顕著に現れる。終了ライブのメイン鍵盤でもあり、その後のTKとしての活動でも中核として使われる。
- Synclavier:Dive Into Your Bodyで初めて使用。その後、終了までサンプラー、レコーダーとして小室の活動の核となった機材。ステレオで100KHzサンプリングが可能。FM合成も可能。価格は数億円した。ちなみに、小室が所有していたのは6400と言う、かなりコンパクトなもの。
- Clavia Nord Lead(2含む):バーチャルアナログシンセ。TK時代から使用し、Major Turn Roundまで使用。ブラス音、パッド音、つまみを使用したリアルタイムでの音色変換などあらゆる場面で使用。
- Roland Fantom-X:PCMシンセ&サンプラー。使用開始自体はglobe時代だが、Double-Decadeツアーにおいて積極的に使用。現在のメイン音源と思われる。
- Access Virus Indigo:バーチャルアナログシンセ。Roland Fantom-Xと同じくglobe時代から使用されている。これも小室の現在のメイン音源と思われる。
- YAMAHA KX5:MIDIコントローラー。音源ではないが、キーボーディスト小室哲哉を語るのにかかせないもの。TM NETWORK時代は割と大切に扱われたが、小室ソロツアーであるDigitalian is Eating Breakfastで破壊し始めて以来、TMNでもRhythm Redツアーから曲中、ラストで破壊されるようになった。小室のサインの後、スクラップにされたKXは客席に投げ込むというのが、途中から通例になった。これは初期globeのライブ(Love Againツアーまで)でも行われた。ちなみに現在は生産完了のため生産していない。
- YAMAHA EOS:FMシンセ(YS200.B200)、PCMシンセ(B500,B700)。小室がイメージキャラクターをつとめたオールインワンシンセ。当時小室のEOSから音が出てると信じられていたが、EOSはステージ脇にある音源をリモートするためのMIDIキーボードとしての役割であり、音は出ていなかった。ちなみに当時RolandからD-5というシンセ(オールインワンタイプではない)が発売されたが、その時のイメージキャラクターは今野登茂子(元プリンセス・プリンセス)だった。B200は、小室ソロツアーでOpera Night演奏時にKX5を叩き付けられて壊され、B500は、Rhythm Redツアーでスピーカー部分がKX5を叩きつけたせいで凹んでおり、更にエキサイトしてB500自体が壊されることもあった。
[編集] ユニット名
ユニット名の「TM」はメンバーが住んでいたと同時に、音楽活動を始めたホームタウンとも言える東京都多摩地域の「多摩」(TaMa)がその由来である。小室哲哉がChicagoのように、多摩という地域名を略語化したTMとして入れたいと拘ったのであった。ユニット名の由来があまりパッとしないという理由で、レコード会社・事務所からユニット名の再検討が行なわれ、「メロー・イエロー」、「ピーカーブー」、「スロー・ダンサー」、「ジェニファー・ジェニファー」などの案が出るがどれも採用されず、最終的にユニット名として「TM NETWORK」の「TM」は、公式には「タイムマシン」(Time Machine)の略という事になった。よって、「TM」は「多摩」と「Time Machine」のダブルミーニングとなっていると考えられる。本当の由来は1994年まで公にされなかった。(TMデビュー頃までを書いた『電気じかけの予言者たち』にて公表)この名前の由来について木根尚登が2006年9月6日放送の「トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~」でも語った。
小室はTMNリニューアルの際、「本当は『TM-Internet-work』にしたかった」という。だが諸事情により没になった(再始動後に明らかになった)。しかし、Major Turn-Round プロジェクトのキーワードの一つとして採用される。
[編集] T.M.Revolution、TMGとの関係
TM NETWORK(TMN)に名前の似た邦楽アーティストにT.M.RevolutionとTMGが挙げられる。TM NETWORKとT.M.Revolution、TMGはサポートミュージシャンを介して密接な関係にある。浅倉大介はボーカリストの西川貴教をT.M.Revolutionとして楽曲提供をしている(以前はトータルプロデュースをしていたが、現在は西川によるセルフプロデュース)。また松本孝弘はB'zとは別にTMGというバンドを結成しているが、これは松本孝弘がマイケル・シェンカー・グループ(MSG)の大ファンだったことから「Tak Matsumoto Group」の頭文字をとってTMGと名付けたものであり、即関連性を持つのは少々疑問も残るところ。TMという名前は偶然か、意図されているかは不明だが、サポートミュージシャン達にも「TM NETWORK」は引き継がれている。
なお、T.M.Revolutionの由来はTakanori Makes Revolutionである。T.M.Revolutionの由来にTM NETWORKが関係あるのかと、とある雑誌のインタビューで浅倉は全くそういうことは考えていなかったと答えているが、T.M.Revolutionの名称を付ける際に、浅倉大介はTM NETWORKの3人に「TMの名前を使わせてもらいます」と仁義を切りに行ったという。そう考えると1999年のTM NETWORK再始動と同時にthe end of genesis T.M.R.evolution turbo type Dと名前が変わった訳が分からなくもない(表向きは次なるステップへの進化としている)。また、TMGの由来は、Tak Matsumoto Groupの略であり、Michael Schenker Group(MSG)にあやかったと言われる。こちらのほうは偶然一致したと考えるのが妥当であろう。
TMという略称は1990年のTMNに改称後も引き続きファンの間では使われていたが、1996年にT.M.Revolutionがデビューし、1997年の「HIGH PRESSURE」や「WHITE BREATH」のヒット以降1999年のTM NETWORKの再始動後の活動が緩やかだったせいか、西川貴教のことを「TMさん」や「TM西川」と呼ぶなどしばしばT.M.Revolutionのことに用いられるケースが多くなってしまった。そのため、TM NETWORKに戻ってからもT.M.Revolutionと区別するために、TMNという呼称が略称として引き続き用いられることがある(なお、T.M.Revolutionは明確に区別するためにT.M.Rと略称される)。また、TMGをTMと略されるのは極めて稀であり、通常はそのまま呼称され、混同されることはT.M.Revolutionよりは少ないと思われる。
余談だが、1995年デビューした「TWO-MIX」も略称がTM(もっともTWO-MIXファンはあまり使用しないが)となるが、こちらのアーティスト名の由来は音楽用語に関連するものであり(この項を参照)、偶然の一致レベルである。当然TM NETWORKとの関わりも全くない。
[編集] ベスト盤の多さ
ファンからもしばしば指摘されるものとして、TM NETWORKはベストアルバムが多いということがある。後述のディスコグラフィーに掲載したように、リミックス、ライブ盤、そして未発表音源等を収録した、いわゆる「蔵出し」音源集を含めると18タイトルにも及ぶ。これに対し、セルフカバー曲が3曲収録されており、純然たるオリジナルアルバムといえるかどうか議論のある「NETWORKTM -Easy Listening-」を含めても、オリジナルアルバムは11タイトルである。
これらのベストアルバムの発売時期はTM NETWORK(TMN)がメンバーそれぞれのソロ活動に入った時期である1989年と1992年以降に集中している。また、「STAR BOX TM NETWORK」、「STAR BOX TMN」以降のベストアルバムについては所属レコード会社であったEPIC/SONY社がメンバー3人の意志とは別に発売したものだといわれている。「TIME CAPSULE」が発売された1996年当時にもオリジナルアルバムのリリースに対し、ベストアルバムが多すぎるのではないかというファンの声があった。
このように、ベストアルバムが多くリリースされる一方で、全くTM NETWORKを知らない人たちに紹介できるような選曲がされたベストアルバムは少ない。また、シングル曲から選曲された「TMN BLACK」が1994年に発売されたが、その2年後には全てのシングル曲を網羅し、リマスタリングされた「TIME CAPSULE」が発売されるなど、以前に発売されたベストアルバムの存在意義に疑問を呈すようなリリースもある。ベスト盤ではないにせよ、「"WORLD HERITAGE" DOUBLE-DECADE COMPLETE BOX」は"COMPLETE"と謳っているにもかかわらず、アルバム未収録のカップリング曲が収録されず、これらの楽曲は「Welcome to the FANKS!」で初めて収録されている。
全てのファンを納得させることは非常に難しいが、今後発売されるであろうベストアルバムのリリースに関しては選曲について細心の注意を払ってほしいと願う者は多い。
[編集] ブートレッグ
(注:この項目で紹介されるものは、製作および販売・頒布は違法行為です。これらの製作や販売を肯定し推奨するものではありません。)
邦楽アーティストでありながら、TM NETWORKは未発売のブートレッグが多数出回っている珍しいアーティストである。その内容は10周年記念BOX『GROOVE GEAR』に収録されている『Get Wild Ver.0』のように宇都宮がボーカルを入れる前の小室の仮歌とラフアレンジのなされたテイクやデビュー直後に行われ、TMの正史からは消されたライブの密録テイクである。それらは小室が業界関係者にデモテープとして渡したものがファンに流出したものと言われるが、詳細は不明である。インターネットオークションにて高額な値段で取引されたり、WinMXやWinnyなどのP2Pソフトを介してやりとりされたりして、入手するのは非合法である。
『Nervous』の原曲となったといわれる『I wanna be with you』や初期のライブで演奏されながら、CDやビデオ等に一切収録されることのなかった『17 to 19』、そして『All-Right All-Night』や『Self Control』の小室ボーカルのデモテイクなど、ファンならば一度は聴いてみたいと思う楽曲ばかりである。
このことを反映してか99年の再始動後の蔵出し音源集『キヲクトキロク』が発売されたり、『Welcome to the FANKS!』では長らく非売品であった『Dive Into Your Body』と『Love Train』のリミックスバージョンを収録したりと後に合法として発売されるケースもある。また一方で『グリニッジの光を離れて』など存在が明示されながら、まったく出回らない音源もあり、TMファンの中には未発表音源の製品化を望む声が聞かれる。
またCDではないが、権利などの問題からリリースされたFinal Live Last Groove 5.19ではカット及び視聴者に認識出来ないように編集されたB'zの松本孝弘の出演シーンが、まるまる収録された映像(アングルなどから、リリース版を製作する際に作られた編集テープの一部からの映像と思われる)がYouTubeにアップされたりと、映像にもこだわりを持っていたユニットらしく、まだまだ未公開の映像がたくさんあるのではと言われている。
[編集] 代表曲
- Self Control
- 1987年2月1日発売。作詞:小室みつ子、作曲、編曲:小室哲哉。いわゆるTMらしいデジタルポップサウンドで、TM NETWORKがブレイクするきっかけとなる。2月26日発売の同名のアルバムにも収録。
- Get Wild
- 1987年4月8日発売。作詞:小室みつ子、作曲、編曲:小室哲哉。最大の出世作。YTV「シティーハンター」EDテーマソング。89年、99年にリミックスバージョンをシングルとしてリリースしている。TM NETWORKの歴史を語る上では外せない曲である。2004年3月31日に限定発売されたコンプリートボックスにはGet Wild全10バージョンを収録したアルバムが含まれている。後に玉置成実が小室プロデュースでカバーした。
- BE TOGETHER
- 1987年11月11日発売アルバム『humansystem』収録。作詞:小室みつ子、作曲、編曲:小室哲哉。松本孝弘がギターで、レベッカの小田原豊がドラムで参加。ライブで演奏される時には、イントロが違うバージョンがある。後に鈴木あみが小室プロデュースでカバーし、ヒットした。
- Come On Everybody
- 1988年11月17日発売。作詞、作曲、編曲:小室哲哉。アルバム『CAROL ~A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991~』にも収録。紅白歌合戦に出場した時の曲。松本孝弘がギター参加。
- Still Love Her (失われた風景)
- 1988年12月9日発売アルバム『CAROL ~A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991~』収録。作詞:小室哲哉、作曲:木根尚登、小室哲哉、編曲:小室哲哉。翌年3月21日発売のシングル『JUST ONE VICTORY (REMIX VERSION)』のカップリング(実質的には両A面シングル)としてもリリース。「シティーハンター2」EDテーマソング。アコースティック色の強いミドルバラードで、ファン以外にも広く受け入れられ、人気の高い曲。
- Love Train
- 1991年5月22日発売。作詞、作曲、編曲:小室哲哉。TMNリニューアル後の最大のヒット曲。両A面である『We Love the Earth』、そしてアルバムEXPO収録の『大地の物語』ともにカメリアダイヤモンドCF「LOVE-EARTH」イメージソングとして、初の3曲連続採用となった。
[編集] ディスコグラフィー
リリース年月日は全て日本盤のオリジナルの発売日を記載。
[編集] シングル(12インチアナログ・マキシを含む)
- 金曜日のライオン (Take it to the Lucky)(1984年4月21日)
- 1974 (16光年の訪問者)(1984年7月21日)
- アクシデント(1985年5月22日)
- DRAGON THE FESTIVAL (Zoo Mix)(1985年7月21日)
- YOUR SONG ("D"Mix)(1985年11月1日) OVA『吸血鬼ハンターD』テーマ。
- Come on Let's Dance (This is the FANKS DYNA-MIX)(1986年4月21日)
- GIRL(1986年8月27日、CD 1989年9月21日)
- All-Right All-Night (No Tears No blood)(1986年11月21日)
- Self Control (方舟に曳かれて)(1987年2月1日)
- Get Wild (1987年4月8日) YTV『シティーハンター』エンディングテーマ。
- Kiss You (世界は宇宙と恋に落ちる)(1987年10月1日)
- RESISTANCE(1988年1月1日) TBSドラマ『痛快!ロックンロール通り』主題歌。
- BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~(1988年3月5日) アニメ映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』主題歌。
- SEVEN DAYS WAR(1988年7月21日) 映画『ぼくらの七日間戦争』主題歌。
- COME ON EVERYBODY(1988年11月7日)
- JUST ONE VICTORY (たったひとつの勝利) (1989年3月21日) OVA「CAROL」エンディングテーマ。
- Still Love Her (失われた風景) YTV『シティーハンター2』エンディングテーマ。
- COME ON EVERYBODY (with Nile Rodgers)(1989年4月15日)
- COME ON LET'S DANCE (DANCE SUPREME)
- KISS YOU (KISS JAPAN)(1989年4月15日)
- GET WILD '89(1989年4月15日)
- DIVE INTO YOUR BODY(1989年7月21日)
- THE POINT OF LOVERS' NIGHT(1990年7月7日) マクセルUDCMソング。本人出演。
- TIME TO COUNT DOWN(1990年9月28日) マクセルUDシリーズCMソング。本人出演。
- RHYTHM RED BEAT BLACK(1990年12月21日) ハウス食品オーザックCMソング。本人出演。
- RHYTHM RED BEAT BLACK (Version 2.0)(1991年2月1日)
- RHYTHM RED BEAT BLACK (Version 300000000000) by 電気グルーヴ
- Love Train(1991年5月22日) カメリアダイヤモンドCMソング。
- We Love the Earth カメリアダイヤモンドCMソング。
- WILD HEAVEN(1991年11月15日) テレビ朝日ドラマ『ララバイ刑事'91』オープニングテーマ。
- 一途な恋(1993年9月29日) ブティックJOY CMソング。
- Nights of The Knife(1994年4月21日)
- GET WILD DECADE RUN(CD 1999年7月22日、LP 1999年9月8日)
- IT'S GONNA BE ALRIGHT ヴェルディ川崎1st stageサポートソング。
- 10 YEARS AFTER(1999年7月28日) ヴェルディ川崎2nd stageサポートソング。ハワイのサーフ・バンドkalapanaによってカバーされた。
- Happiness×3 Loneliness×3(1999年12月22日) 麻薬・覚せい剤乱用防止テーマソング。
- MESSAGE(2000年7月21日)
- IGNITION, SEQUENCE, START(2000年10月25日) NTV『どっちの料理ショー)のエンディングテーマ。
- WE ARE STARTING OVER(2000年11月27日)
- CASTLE IN THE CLOUDS(2002年10月30日) 日本テレビ開局50周年・吉本興業創業周年プロジェクト「LAUGH&PEACE 笑いはニッポンを救う。」キャンペーンソング。
- NETWORKTM(2004年2月25日)
- SCREEN OF LIFE
- TAKE IT TO THE LUCKY(金曜日のライオン) フジテレビ系『ジャンクSPORTS)エンディングテーマ。
- 風のない十字路
[編集] オリジナルアルバム(ミニアルバムを含む)
- RAINBOW RAINBOW(1984年4月21日)
- CHILDHOOD'S END(1985年6月21日)
- TWINKLE NIGHT(1985年11月28日) ミニアルバム。
- GORILLA(1986年6月4日)
- Self Control(1987年2月26日)
- humansystem(1987年11月11日)
- CAROL ~A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991~(1988年12月9日)
- RHYTHM RED(1990年10月25日)
- EXPO(1991年9月5日)
- Major Turn-Round(2000年12月25日) 『Major Turn-Round』麻薬・覚せい剤乱用防止キャンペーンソング。
- NETWORKTM -Easy Listening-(2004年3月31日) シングル曲、過去の曲のリミックスが多い。
[編集] ベストアルバム(オリジナル音源のまま収録)
- Gift for Fanks(1987年7月1日)
- TETSUYA KOMURO PRESENTS TMN BLACK(1994年6月22日)
- TAKASHI UTSUNOMIYA PRESENTS TMN RED(1994年6月22日)
- NAOTO KINE PRESENTS TMN BLUE(1994年6月22日)
- TIME CAPSULE(1996年12月12日)
- BEST TRACKS ~A message to the next generation~(2000年3月23日)
- Welcome to the FANKS!(2004年12月22日)
[編集] リミックスアルバム
[編集] ライブアルバム
- COLOSSEUM 1(1992年8月21日) ライブ音源を使った仮想のライブをコンセプトとしたアルバム。
- COLOSSEUM 2(1992年8月21日) ライブ音源を使った仮想のライブをコンセプトとしたアルバム。
- final live LAST GROOVE 5.18(1994年8月11日)
- final live LAST GROOVE 5.19(1994年8月11日)
[編集] 映像作品(VHS、LD、8mm、DVD含む)
- VISION FESTIVAL(β/VHS/LD 1985年8月25日、DVD 2005年3月9日)
- FANKS "FANTASY" DYNA-MIX(β/VHS/LD 1986年12月1日、DVD 2005年3月9日)
- SELF CONTROL and the Scenes from "the Shooting"(β/VHS/LD 1987年8月1日、DVD 2005年3月9日)
- Gift for Fanks Video since 1985-1988(β/VHS/LD 1988年8月21日、DVD 2005年3月9日)
- FANKS the LIVE 1 FANKS CRY-MAX(β/VHS/LD 1989年8月21日、DVD 2005年3月9日)
- FANKS the LIVE 2 KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX([β/VHS/LD [1989年]]9月21日、DVD 2005年3月9日)
- FANKS the LIVE 3 CAMP FANKS!! '89(β/VHS/LD 1989年10月21日、DVD 2005年3月9日)
- CAROL the LIVE(DVD 2004年4月21日) 木根の小説『CAROL』(加筆版)が付属。
- RHYTHM RED BEAT BLACK(1990年12月21日、DVD 2005年3月9日)
- Rhythm Red Live WORLD'S END Ⅰ(β/VHS/LD 1991年3月29日、DVD 2005年3月9日) DVDはI+IIのセットでリリース。
- Rhythm Red Live WORLD'S END Ⅱ(β/VHS/LD 1991年5月22日、DVD 2005年3月9日) DVDはI+IIのセットでリリース。
- EXPO ARENA FINAL(VHS 1994年5月26日、DVD 2005年3月9日)*:VHSは限定BOX『TMN GROOVE GEAR』に入っているものである。
- DECADE (TM NETWORK 1984-1994)(VHS/LD 1994年6月22日、DVD 2000年1月21日、廉価版DVD 2003年12月17日)
- Final Live Last Groove 5.18)(VHS/LD 1994年8月1日、DVD 2000年1月21日、廉価版DVD 2003年12月17日)
- Final Live Last Groove 5.19)(VHS/LD 1994年8月1日、DVD 2000年1月21日、廉価版DVD 2003年12月17日)
- LIVE TOUR Major Turn-Round 1 -Turn-Round Edition-(VHS/DVD 2001年11月21日)
- LIVE TOUR Major Turn-Round 2 -Encore+D.Harada V-Mix Edition-(VHS/DVD 2001年12月5日)
- LIVE IN NAEBA'03 -FORMATION LAP-(2004年)
- TM NETWORK DOUBLE-DECADE TOUR "NETWORK"(2004年)
- All the Clips(2004年12月22日)
- TM NETWORK tribute LIVE 2003(2005年)
- SPIN OFF from TM -tribute LIVE 2005-(2005年)
[編集] 限定BOX
- TMN GROOVE GEAR(1994年5月26日) CD3枚とVHS1本の他、ブックレット、Tシャツ、キーホルダーが付属。
- WORLD HERITAGE DOUBLE-DECADE COMPLETE BOX(2004年3月31日)
- 1994年までの全てのアルバム(ベスト含む)20枚を紙ジャケット・リマスター化したもの。特典ディスク6枚付属。
[編集] その他 (企画物など)
- TM NETWORK LIVE IN POWERBOWL(1989年12月22日) ファミコンのゲームカセット。
- CAROL(β/VHS/LD/8mm 1990年5月21日、DVD 2002年12月4日) アニメビデオ。
- GET WILD/GET WILD '89/BE TOGETHER(1999年8月21日)
- STAR BOX TM NETWORK (1999年1月30日) STAR BOXシリーズ。
- STAR BOX TMN(1999年1月30日) STAR BOXシリーズ。
- Happiness×3 Loneliness×3(1999年12月22日) 海外アーティストとのコンピレーションシングル。
- キヲクトキロク ~ Major Turn-Round(2003年2月5日)*:蔵出し音源CDとインディーズで発売されたアルバム『Major Turn Round』との2枚組。
- The Legend(2003年1月1日)
[編集] 書籍
[編集] バンドスコア・楽譜
- VISION MELODIES(1986年5月30日)
- GORILLA(1986年9月20日)
- SELF CONTROL(1987年6月10日)
- Gift for Fanks(1987年8月10日)
- TMネットワーク・ピアノ弾き語り集(1987年10月20日)
- humansystem(1988年2月20日)
- TMネットワーク・ピアノ弾き語り集(1988年3月20日)
- FUNK,PUNK,FANS(Electone) (1988年4月25日)
- FUNK,PUNK,FANS(Piano&Vocal) 1(1988年4月25日)
- CAROL(1988年12月30日)
- TMネットワーク プレイ・オン・ザ・ピアノ(1989年6月)
- DRESS (1988年7月10日)
- TMネットワーク 実戦バンド塾・いっきにBAND(1988年10月)
- File`90(Piano&Vocal)(1990年6月25日)
- File`90(Electone)(1990年6月25日)
- RHYTHM RED/TMN(1990年11月20日)
- RHYTHM RED/TMN(Electone)(1990年11月20日)
- RHYTHM RED/TMN(Piano&Vocal)(1990年11月20日)
- SPEED OF SOUND(1990年12月10日)
- TMNピアノ・ソロ・アルバム (1991年5月15日)
- TMN EXPO(Piano&Vocal)(1991年9月25日)
- TMN EXPO(Electone)(1991年9月25日)
- TMN EXPO(1991年10月20日)
- TMN best sound(Electone)(1991年10月30日)
- TMN PLAY ON THE PIANO/BEST SONGS(1992年4月30日)
- TMNベストコレクション―バンドスコア〈1〉(1992年6月)
- TMNベストコレクション―バンドスコア〈2〉(1992年6月)
- TMN PLAY ON THE PIANO/BEST SONGS VOL.2(1992年9月30日)
- TMN TIME CAPSULE THE BEST SCORE (1997年7月)
- TMN MEMORIAL SONGS(2000年9月30日)
- 「Major Turn-Round」ピアノスコア(2000年9月30日)
- TM NETWORK ARCHIVES ベスト・ソング・ブック(2005年5月18日、リットーミュージック)
- 譜面の他、キーボードマガジン誌上のインタビューなども掲載。
[編集] 単行本、写真集
- TM NETWORK PERSONAL BOOK EARTH(1986年12月10日、CBS・ソニー出版)
- SELF CONTROL(1987年5月28日、音楽専科社) ARENA 37℃臨時増刊。
- humansystem(1987年11月11日、CBS・ソニー出版)
- Kiss Japan Tour Memorial ~一億分の一のチャンス~(1988年4月20日、八曜社)
- STARCAMP TOKYO(1988年9月9日、CBS・ソニー出版) ギターブックGB別冊。
- CAROL GRAFFITI(1989年9月16日発行、CBS・ソニー出版)
- RHYTHM RED(1990年10月24日、CBS・ソニー出版)
- MR.GABOURのメッセージカードと初回特典としてTMNオリジナルフォトカードが付属。
- TMN "RHYTHM RED" TOUR DOCUMENT(1991年4月25日、ソニー・マガジンズ)
- 藤井徹貫によるライブレポートと写真を掲載。
- TMN the PAPERBACK"RHYTHM RED" TOUR DOCUMENT(1991年9月5日、ソニー・マガジンズ)
- 『TMN "RHYTHM RED" TOUR DOCUMENT』の内容を追記し、単行本サイズにしたもの。
- あの夏を忘れない(1991年10月26日、ソニー・マガジンズ)
- TMN FINAL 4001(1994年9月9日、ソニー・マガジンズ) 初回予約限定写真集。
- Nights Of The Knife 1984-1994(1994年7月25日、ソニー・マガジンズ)
- TM NETWORK TOUR "Major Turn-Round"-FAST IMPRESSION-(2001年、Rojam Entertainment Limited.)
- TM NETWORK TOUR "Major Turn-Round"-SECOND IMPRESSION-(2001年4月16日、Rojam Entertainment Limited.)
- TM NETWORK TOUR "Major Turn-Round"-THIRD IMPRESSION-(2001年6月8日、Rojam Entertainment Limited.)
- CD-ROM付属。
- TM NETWORK 20周年メモリアルBOOK『ETERNAL NETWORK』(2004年) 完全予約限定版。DVD付属。
[編集] 参考文献
- CAROL(木根尚登:著、単行本 1989年4月15日、ソニー・マガジンズ、文庫本 1991年4月10日、角川書店)
- 電気じかけの予言者たち -TM NETWORK HISTORY 1983(木根尚登:著、1994年5月14日、CBS・ソニー出版)ISBN 4789708772
- 続・電気じかけの予言者たち』(木根尚登:著、限定版 2000年12月5日、通常版 2001年2月16日、メディアファクトリー)ISBN 484010204X
- 新・電気じかけの予言者たち -新世紀篇-(木根尚登:著、2004年5月14日、メディアファクトリー)ISBN 4840110816
- 真・電気じかけの予言者たち -眺望篇-(木根尚登:著、2004年12月3日、メディアファクトリー)ISBN 4840111782
- ファイブ・ソングス five songs for one night(小室みつ子:著、単行本 1988年2月5日、CBS・ソニー出版、文庫本 1991年4月10日、角川書店)ISBN 4041793017
- ファイブ・ソングス(2)Five Songs in NEWYORK(小室みつ子:著、単行本 1989年3月、CBS・ソニー出版、文庫本 1991年9月10日 、角川書店)
- ファイブ・ソングス(3)Five Songs in LONDON(小室みつ子:著、単行本 1990年4月、CBS・ソニー出版、文庫本 1992年9月10日 、角川書店)
- TMN EXPO ストーリー(上)(藤井徹貫:著、単行本 1992年2月4日、文庫本 1993年9月22日)
- TMN EXPO ストーリー(下)(藤井徹貫:著、単行本 1992年6月5日、文庫本 1993年9月22日、ソニー・マガジンズ)
- TMN 最後の嘘(トリック)(藤井徹貫:著、1994年9月9日、ソニー・マガジンズ)
[編集] 出演
[編集] レギュラーラジオ
- TM NETWORK Come on FANKS!(TBSラジオ)
- TMN ROCK'N UP (TBSラジオ)
- スーパーギャング TMN EXPO '91 (TBSラジオ)
- TMN ユナイテッド(TOKYO FM系列)
- サークルKプレゼンツ BEAT CLUB それ行けTM NETWORK(FM愛知ほか)
- TMN ウツと木根君(TBSラジオ)
- SF Rock Station(東海ラジオ)
カテゴリ: 日本のバンド | TM NETWORK