陸景
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陸景(りくけい、250年 - 280年)は、中国三国時代の呉の武将。陸抗の次男。字は士仁。母は張承の娘であり、諸葛瑾の孫。
父の死後、兄陸晏とともに後を継いで孫皓に仕え、公主を娶るなど重用された。 しかし、天紀4年(280年)2月、晋が侵攻してきたとき、夷道・楽郷城の戦いで晋の将軍王濬らに敗れ、兄や虞忠とともに殺害された。享年31。
なお、妻とした公主は孫皓の異母妹であり、かつ、孫和の正妃である張氏を母に持つため、陸景とその妻とは血のつながったいとこ同士である。
『三国志演義』では、水軍を率いて迎撃したが、破竹の勢いである晋軍を食い止めることができず、逃亡しようとしたところを敵将の張尚に斬られた。