阿散井恋次
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
阿散井恋次（あばらい れんじ）は、漫画『BLEACH』の登場人物。アニメの声優は伊藤健太郎（少年期は木内レイコ）。ミュージカルでの俳優は森山栄治。
目次 |
[編集] プロフィール
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 人物
朽木ルキアとは幼馴染で共に苦楽を共にした家族のようなものだった。眉毛から額、首から上半身にかけて大仰な刺青を入れている。そのような過激な外見とは裏腹に、性格は安定して落ち着きがあり、同僚や後輩達からの信頼は厚い。上司の朽木白哉とは正反対の甘党。
五番隊所属後一時期十一番隊に所属し第六席を務めたことがあり、斑目一角に戦い方を教わっていた。その為、今でも「勝負は一対一（タイマン）」などの十一番隊の精神は守っている。
家族同然だったルキアを取り戻すため、護廷十三隊に入る以前から朽木白哉を倒すことのみを考えて死ぬ気で鍛錬し続けていたが、結局一度も勝てずにいた。その後、副隊長でありながら卍解を修得し、剣技においても白哉の得意技『閃花』を捌くなど、隊長クラスの死神に迫る実力を持つ。
当初は命令により白哉と共に死神能力の譲渡という重罪を犯したルキアを尸魂界へ連れて行くが、懺罪宮前での黒崎一護との死闘の後、ルキアを助けるため卍解を修得しルキアの処刑是非を巡る騒動の中白哉に戦いを挑むが、卍解修得後の修行まで行き届かなかったため白哉の鬼道に翻弄され、更に白哉の卍解に自身の卍解も破壊され敗北。しかし最後まで戦士としての闘志を失わず戦い続けたため、敗れはしたが白哉から認められた。その後花太郎の治癒（アニメでは卯ノ花が何故か治療している）で回復し再びルキア救出に向かい、一護と共に藍染に立ち向かうも一蹴されてしまうが、真実を知った護廷十三隊の救援もあって結果的にルキアを救うことができた。ルキアの処刑是非を巡る騒動の終結後、破面襲来の報を受け、ルキアらと共に現世へ派遣され一護と再合流する。
初めて登場した時は立場上の問題からかルキアの幼馴染とはとても思えないような口ぶりと態度で本当に殺しかねないくらいの剣幕であったが、次に登場した時はルキアと漫才のような掛け合いをしていた。
ちなみに、九番隊副隊長の檜佐木は学院時代の先輩で、三番隊副隊長の吉良、五番隊副隊長の雛森とは学院時代の同期。2066期生。
[編集] 斬魄刀
斬魄刀の名は『蛇尾丸(ざびまる)』。
能力解放と共に、刀身にいくつもの節を持ち、伸びて蛇のようにしなる形状に変形。伸縮自在であるため直接的な遠距離攻撃も可能。また、縮めた状態での大きさは作中の描写から黒崎一護の斬月とほぼ同程度であると分かる。 解放の掛け声は「咆えろ『蛇尾丸』（ほえろ『～』）」。
[編集] 卍解
【卍解】の名は『狒狒王蛇尾丸(ひひおうざびまる)』。
自身の霊圧で繋ぎ止めた巨大な蛇骨状の刃を振るい攻撃する。斬魄刀そのものによる一撃一撃が非常に強力で、ギリアン級破面の斬魄刀も容易に打ち砕く。又、各パーツは形を持った霊体ではなく、恋次自身の霊圧で繋がれている為、分離も再結合も自由自在。アニメではその特性を活かし「狒牙絶咬」を使用していた。だがそれでも蛇尾丸本体への負担は掛かる。
[編集] 蛇尾丸（本体）
声：古澤徹
蛇の尾を持った白い体毛の狒々。身体と尾で別々の人格を有している。一護との死闘の終、斬月との再戦を望んでいた。
[編集] 技
- 「狒牙絶咬(ひがぜっこう)」
- 節の途切れた蛇尾丸の刀身を一斉に相手に突き立てる、刀身を折られた時の非常用の技。折れた斬魄刀が突然攻撃を仕掛けてくる為、相手の意表を衝いたり隙を作り出すには効果的だが、傷ついた蛇尾丸に無理を強いる技である為、斬魄刀本体への負担が大きく、連続しては使えない。アニメでは卍解状態でも使用していた。
- 「狒骨大砲（ひこつたいほう）」
- 詳細不明。
[編集] アニメ
バウント編では副隊長だが空座町の担当として派遣され一護達と共に戦っている。登場時には70年代ファッションに身を包んで一護の前に現れる。赴任中は破面編より先に浦原商店メンバーと出会い、彼らの元で居候として身を寄せる。居候としての身の上のため浦原商店メンバーに頭が上がらず、「死神図鑑ゴールデン」ではバウント達の尸魂界進出に伴い尸魂界へ帰る前に浦原商店の掃除をするという場面もあった。
