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笑点の大喜利

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

笑点 > 笑点の大喜利
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笑点の大喜利」(しょうてんのおおぎり)では、日本テレビの「笑点」の大喜利コーナーについて記載する。それ以外については笑点を参照。

目次

[編集] 概説

いわゆる大喜利である。

大喜利は通常、後述の演芸コーナーの後に行われる。回によっては演芸コーナーでも大喜利が行われるが、その際は大喜利常連メンバーが司会や座布団運びを務め、回答者はアナウンサーや芸能人である場合が殆どである。

三波時代まではCMが終わり画面が切り替わった時点で既に席に着いていたが、圓楽時代以降、笑点のオープニングテーマにあわせて小遊三好楽木久蔵昇太楽太郎たい平山田の順に席に着き、一旦全員の姿が映された後で司会(現在は歌丸)が現れ、席に着いた直後に扇子を一打ちして(歌丸の場合、その際にしばしば咳払いをすることが多い)オープニングテーマが終わり大喜利が始まる。

大喜利を始める前にメンバーと座布団運びが挨拶として短めの話(落語会などの行事の告知が多い)を披露する。

1年間の締め括りでは3本締めとして会場の御客さんと共に同儀式をしてその年を締めるが2006年5月14日の放送開始40周年記念特別番組の最後でもこの3本締めが急遽、行われた。毎年11月ごろになると大喜利が終わった後に、次の年の笑点カレンダー(チャリティー付)の告知が放送される。

[編集] ルール

司会者が3問出題し、回答者が機知を利かせた答えを返す。良い回答には座布団が与えられ(答えなくても表情がよければ座布団がもらえるケースも)、悪い回答や間の悪い回答、その他、出題以外でも文句の言い出しや司会者の気分等によっては剥奪される。剥奪される枚数は司会者の気分等によって変わるが、たいていは1~2枚。多いと3~5枚、最悪の場合は全部没収されることもある。扱う枚数が多い場合はアシスタントと2人がかりで運ぶ。司会者の容認さえあれば、司会者以外でも回答者や座布団運びが座布団を与えたり、没収したりする権限が与えられる。(例えば、隣の回答者をよいしょした場合、隣の回答者が自分の座布団を譲与する事がある。また、座布団運びを罵倒するとほぼ必ず座布団運びによって全部持っていかれる。林家こん平林家たい平など袖に近い、最も右側の席の回答者に多い。)

答えるのに躓いたり、あるいは回答の結果が面白くなかったりした場合は、回答者自ら1枚座布団を返上することもある(特に木久蔵、昇太)。また、時には、「○○君、あとは任せます」と座布団配りに判断が委ねられることもあるが、多くの場合は剥奪していく。

10枚獲得すると、アシスタント達から紙吹雪による祝福を受けながら「豪華賞品」が贈られる。

その豪華商品であるが、かつては単純に「豪華賞品」であったが、現在はバラエティー番組として一癖ある「豪華賞品」が贈られるようになった。数週に1度はあわや10枚達成かというシーンがあるが、実際は年に1~4回程度しか発生しない。場合によって、年に1回も座布団10枚が発生しないこともある。近年に座布団10枚が1度も出なかったのは1998年

過去には、10枚を達成したにも関わらず、圓楽がそれに気付かず大喜利が進行してしまったことがあり、最高で座布団を12枚獲得した記録が残っている。(本来は座布団運びらが王手であることを教えなければならない)

また、10枚獲得後に全部取られても、(特にネタ賞品の場合)10枚獲得の記録は賞品の贈与とともに有効である。

なお、座布団10枚が達成された場合、翌週は全員座布団1枚からのスタートとなる(0枚ではない→噺家は座布団一枚で仕事=落語をすること、また0枚は罰則であることなどから)。

[編集] 座布団

座布団が用いられるのは、昔の牢屋では畳を重ねた枚数で牢名主を頂点とした序列を表したことのパロディであり、座布団は畳の替わりと言われる。一説には番組開始当時絶大な人気を誇っていたアップダウンクイズで、正解するとゴンドラが上がるシステムのパロディーである、と言及する制作スタッフもいる。

また、良い答えに対し褒美が貰えると言った設定は、それまでの大喜利が悪い答えに対し罰を与える物が殆どであった事へのアンチテーゼだったと言われる。

因みに座布団を作っている会社は荻原舞台美術で、重さは1枚4キログラム、10枚重なったときでもバランスが保てるといわれている。

[編集] 出題

最初のお題の多くは、最近のニュースや話題をネタにしたものや、「あったらいやなシリーズ」「誰だったらどんなシリーズ」が多い。ご当地での収録のときは土地柄にちなんだ問題が用意される。

問題で小道具が用いられることがある。「パターン(フリップ)」を使った問題が多い。「折り込み句」(ご当地名等を平仮名にし、一文字ずつ文の最初に置いて川柳都々逸調に詠む)シリーズや穴埋め問題などで登場する。「例のもの」として小道具が登場し、「かつら」が出てくることがある。このときには、歌丸がかつらを被った姿が必ずと言っていいほど映し出される。(他の回答者を見て「なんだよぉ!」とぼやく)その他の定番としてチャイム(5音鉄琴)など。

ルーティーンとして、司会者が「山田君、皆さんに例のもの(又はパターン)を配って下さい」と言った際には、山田は「はい、かしこまりました」と言い、その後、メインを含めて3人の座布団配り係が「例のもの(パターン)」をメンバーに配る。

時には1問目から3問目まで、その日の問題全てに道具を使った問題が出ることもある。

また2・3問目辺りでは、替え歌の問題を出題する事がある。これは主に童話・ヒット曲である替え歌又は歌詞の原文を抜粋する。

地方収録ではたまに「笑点・運命の旅」と称して、それぞれの地方にゆかりの観光地などを織り込んだネタが紹介され、「でも!」のかけ声ののち、ベートーヴェンの運命交響曲の冒頭(ジャジャジャジャーン)が流され、オチがつく、というお題がよく取り上げられる(もちろん全てではない)。年末の大喜利大会では「運命の1年」というお題が出ることもある。

[編集] 大喜利メンバー

スタッフが容易に識別できるよう、回答者は衣装の色によりラベリングされている。5月から10月までは羽織を着ない。ただし、例年8月の放送では、1週はメンバー全員同じ柄の浴衣を着用(2006年度は2週)、またもう1週(2005年度、2006年度は2週)は全員が白の衣装で登場する。

現在のメンバー(舞台下手よりの並び順。四角は着物の色)
  • 桂歌丸(1966年5月15日-1969年3月30日降板・1969年11月9日復帰- 2006年5月21日放送分からは正式に司会へ転向)
  • 三遊亭小遊三(1983年10月16日-)
  • 三遊亭好楽→小圓遊急逝後→一時降板・復帰以降、1979年9月9日-83年10月9日降板・88年4月3日復帰- 83年3月27日までは林家九蔵
  • 林家木久蔵→松崎就任後、1969年11月9日-)
  • 春風亭昇太(2006年5月21日-)
  • 三遊亭楽太郎(1977年8月28日-)
  • 林家たい平(2004年12月26日-、出演当初は師匠こん平の代役だったが2006年5月21日放送分から正式メンバーとなった)
    • 林家こん平(1966年5月15日-1969年3月30日降板・1972年9月30日復帰-2004年9月5日・現在病気療養中)
出演経験メンバー(出演開始順)
  • →司会就任後三遊亭圓楽(1966年5月15日-1969年3月30日・1970年6月21日-1977年3月27日・4代目司会として1983年1月9日-2006年5月14日)
  • 春風亭梅橋(当初柳亭小痴楽の名で出演・1969年3月30日に梅橋を名乗る、故人)(1966年5月15日-1969年3月30日)
  • 三遊亭小圓遊(4代目、当初三遊亭金遊の名で出演・1968年9月29日から小圓遊を名乗る、故人)(1966年5月15日-1969年3月30日・1969年11月9日-1980年10月12日)(10月5日急逝のため)
  • 鈴々舎馬風(5代目、当時:柳家かゑる)(1969年4月6日-1969年11月2日)
  • 春風亭一柳(当時:三遊亭好生、故人)(1969年4月6日-1969年11月2日)
  • 春風亭栄橋(1969年4月6日-1969年11月2日)
  • 三升家小勝(8代目、当時:三升家勝二)(1969年4月6日-1970年6月14日)
  • 柳家さん吉(1969年4月6日-1970年6月14日)
  • 三遊亭圓歌(3代目、当時:三遊亭歌奴)(1969年11月9日-1970年6月14日)
  • 三遊亭金馬(4代目)(1969年11月9日-1970年6月14日)
  • 柳家つば女(6代目、当時:柳家小きん、故人)(1969年11月9日-1972年7月23日)
  • 三遊亭圓窓(6代目)(1970年6月21日-1977年8月21日)
  • 三笑亭夢之助(1977年9月4日-1978年9月2日)
  • 桂才賀(7代目、当初古今亭朝次の名で出演・1985年9月1日から才賀を名乗る)(1980年11月2日-1988年3月27日)
座布団運び
  • 1966年5月15日-1967年1月22日 三升家勝松(現:桂文字助
  • 1967年1月29日-1969年11月2日 毒蝮三太夫(当初本名である石井伊吉の名で出演、1968年12月15日から毒蝮三太夫に改名)
  • 1969年11月9日-1970年6月14日 三遊亭笑遊 (現:5代目三遊亭圓遊)、三笑亭夢丸
  • 1970年6月21日-1971年7月11日 桂米助、小野千春
地方収録の際、伊東四朗と戸塚睦夫が代役として座布団運びを担当したことがある。
  • 1971年7月18日-1984年9月30日 松崎真
  • 1984年10月7日- 山田隆夫
また、若手の落語家がアシスタントとして座布団運びの手伝いをする。現メンバーの楽太郎もアシスタント経験者である。現在は三遊亭愛楽、桂花丸、林家ひらりがアシスタントを担当している。
歴代の高座着配色一覧

※ 大喜利メンバーが着ている高座着が色付になったのはムック本によると六人制が定着した1970年6月21日放送分からとされている。それ以前は高座の着物を着用していた。現在、高座着は黄緑・赤・桃・紫・橙・青・黄・銀の8種類だがここでは歴代のメンバー落語家の配色を一覧にして並べることとした。なお、メンバーにつけているピンマイクのスポンジ部分も高座着と同色にあわせている。

2006年11月6日放送の「極上の月夜」で林家木久蔵が語ったところでは、高座着に色をつけたのは、カラー放送が始まった際に映像の調整をするためだったという。そのため各人は深く考えずに適当な色の着物を選んだが、これが番組本編内で定着してしまい現在に至ったのである。

[編集] 歴代席順

メンバー交代があると大抵席替えが行われるが、交代が無くてもメンバー自身の希望などの理由により席替えがなされたこともある。また最近では才賀が卒業し好楽が復帰した時や歌丸が司会に昇格し昇太が加入した時などの様に、メンバーの入れ替えがあっても席替えが行われずに前のメンバーが座っていた場所に新メンバーがそのまま入っている。厳密な意味での席替えは1992年に小遊三と好楽の座る位置が入れ替わったのを最後に行われていない。この時は好楽が師匠の圓楽の隣の席で、回答後の多くに「師匠どうですか?」と尋ねていたように萎縮気味で、1つ置いた席の方が力を発揮できるのではないかとスタッフが考えたためらしい。ちなみに歌丸はしばしば馬鹿(木久蔵)と腹黒(楽太郎)の間が嫌で、「よー、席(もしくは並び順)変えようよー」ともらしていた。結局受け入れてもらえなかったが、2004年3月7日の放送では、2問目の途中で木久蔵と楽太郎が座る位置を交換(すぐ元に戻る)したため、「同じじゃねーか」と歌丸は言っていた。

期間 司会 回答者(左側が下手) 備考
1966年5月15日
1969年3月30日
談志 金遊
(小圓遊)
こん平 圓楽 小痴楽
(梅橋)
歌丸       放送開始時の席順。この間に金遊が小圓遊を襲名。小痴楽が梅橋と改名。
1969年4月6日
1969年11月2日
談志 勝二 好生 かゑる 栄橋 さん吉       レギュラーメンバー総入れ替え。
1969年11月9日
1970年6月14日
前田 木久蔵 勝二 小圓遊 歌奴 金馬 歌丸 小きん さん吉 新しく司会となった前田武彦の席は左端ではなく、歌奴と金馬の間の中央部分。それまでのレギュラーの中で勝二とさん吉のみがメンバーに残る。歌丸、小圓遊が復帰し歌奴、金馬、小きん、木久蔵が加入。
1970年6月21日
1970年12月13日
前田 歌丸 木久蔵 圓窓 圓楽 小きん 小圓遊     歌奴、金馬、勝二、さん吉が卒業。圓楽が弟弟子の圓窓を新たに連れて復帰。現在のメンバー数が確立。
1970年12月20日
1972年7月23日
三波 歌丸 木久蔵 圓窓 圓楽 小きん 小圓遊     司会が三波伸介に交代。
1972年7月30日
1977年3月27日
三波 歌丸 木久蔵 圓窓 圓楽 こん平 小圓遊     小きんが卒業し、こん平が復帰。
1977年4月3日
1977年8月21日
三波 歌丸 木久蔵 圓窓 こん平 小圓遊       圓楽が卒業。この間は5人で大喜利を行う。
1977年8月28日
1979年9月2日
三波 歌丸 木久蔵 楽太郎 夢之助 こん平 小圓遊     圓窓が卒業。夢之助、楽太郎が加入し欠員がなくなる。
1979年9月9日
1980年10月12日
三波 楽太郎 こん平 歌丸 九蔵 木久蔵 小圓遊     夢之助が卒業し、九蔵が加入。
1980年10月19日
10月26日
三波 楽太郎 こん平 歌丸 九蔵 木久蔵       同年10月5日に小圓遊が死去。この間は小圓遊を追悼する意味で残りのメンバーで大喜利を行う。
1980年11月2日
(不明)
三波 楽太郎 木久蔵 歌丸 朝次 九蔵 こん平     朝次がピンクの着物で加入。これにより九蔵の高座着はピンクから水色に変更になる。
(不明)~
1982年12月26日
三波 九蔵 こん平 歌丸 朝次 楽太郎 木久蔵      
1983年
1月2日
愛川欽也 歌丸 九蔵 楽太郎 木久蔵 朝次 こん平     三波が急死。この日は前半のゲスト(ドレミファ)大喜利をこん平が、後半のレギュラー(鶴亀)大喜利を愛川欽也が司会を担当。
1983年1月9日
1983年10月9日
圓楽 九蔵
(好楽)
こん平 歌丸 朝次 楽太郎 木久蔵     かつてのメンバー圓楽が司会として復帰。この間に九蔵が好楽と改名。
1983年10月16日
(不明)
圓楽 楽太郎 木久蔵 小遊三 歌丸 朝次 こん平     好楽が卒業し、小遊三が加入。
(不明)~
(不明)
圓楽 小遊三 木久蔵 歌丸 楽太郎 こん平 朝次
(才賀)
    この間に朝次が才賀を襲名。
(不明)~
1988年3月27日
圓楽 才賀 小遊三 木久蔵 歌丸 楽太郎 こん平     才賀が右端から左端に移動。右端に移動してから指名される回数が極端に減ったため、スタッフが左端に移動させたらしい。
1988年4月3日
1992年3月29日
圓楽 好楽 小遊三 木久蔵 歌丸 楽太郎 こん平     才賀が卒業し、好楽が復帰。
1992年4月5日
2004年9月5日
圓楽 小遊三 好楽 木久蔵 歌丸 楽太郎 こん平     小遊三と好楽の座る位置が交替。(理由は前述の通り。)
2004年9月12日
2004年12月19日
圓楽 小遊三 好楽 木久蔵 歌丸 楽太郎       こん平が病気療養の為一時降板。この間は5人で大喜利を行う。
2004年12月26日
2005年10月16日
圓楽 小遊三 好楽 木久蔵 歌丸 楽太郎 たい平     こん平の代理としてたい平が加入。
2005年
10月23日
歌丸 小遊三 好楽 木久蔵 楽太郎 たい平       圓楽が脳梗塞で倒れたため一時降板。以後たい平を除くメンバーが交替で司会を行うが、11月27日以降は歌丸司会に落ち着く。
2005年
10月30日
楽太郎 小遊三 好楽 木久蔵 歌丸 たい平        
2005年
11月6日
小遊三 好楽 木久蔵 歌丸 楽太郎 たい平        
2005年
11月13日
好楽 小遊三 木久蔵 歌丸 楽太郎 たい平        
2005年
11月20日
木久蔵 小遊三 好楽 歌丸 楽太郎 たい平        
2005年11月27日
2006年5月7日
歌丸 小遊三 好楽 木久蔵 楽太郎 たい平        
2006年
5月14日
圓楽・
歌丸
小遊三 好楽 木久蔵 楽太郎 たい平       圓楽が司会に復帰するが、この日限りで番組勇退。
2006年5月21日 歌丸 小遊三 好楽 木久蔵 昇太 楽太郎 たい平     歌丸が正式に司会に就任。たい平が代役から正式メンバーとなる。昇太が新加入。

なお、新春スペシャルなどの時に3対3の対抗戦形式で大喜利を行う場合、通常とは異なる司会者を真ん中に配置した特殊な席順となる。

  • 例 1985年12月22日 1000回記念大喜利 楽太郎 才賀 こん平 圓楽(司会) 歌丸 木久蔵 小遊三

[編集] 補足

この番組の「ちびっこ大喜利」で人気者となった山田隆夫新井康弘、江藤博利、今村良樹の4人で座布団10枚の賞品として「ずうとるび」が結成され、1973年2月17日にデビューした。

[編集] 歴史

メンバーチェンジについては上記の歴代席順を参照。

  • 1965年 「金曜夜席(笑点の前身)」が放送される。出演は談志、圓楽、歌丸、小痴楽、柳家きん平、三遊亭円弥(後の三遊亭圓彌、故人)、西〆子。後に円弥が降板し、こん平が加入。
  • 1966年 笑点放送開始(カラー放送)。直前に自殺したきん平に代わり金遊(後の小圓遊)がレギュラーに。座布団運びは勝松。
  • 1967年 座布団運びが石井に。
  • 1969年 4月、圓楽らレギュラー全員が談志と対立し降板。新メンバーで大喜利を行う。しかし視聴率が極端に低下する。11月に司会が前田になり、再びメンバーチェンジを行い、大喜利が八人制となり、座布団運びは笑遊と夢丸に。
  • 1970年 6月、メンバーチェンジし、大喜利が現在の六人制になり、座布団運びが米助と小野に。カラー着物の導入はこの時から。12月に三波が司会に。
  • 1971年 座布団運びが松崎に。
  • 1972年 座布団の色がピンク色から現在の紫色になる。
  • 1980年 10月5日に小圓遊が死去。
  • 1982年 12月8日に三波が死去。
  • 1983年 1月2日の正月特番のみの放送を愛川欽也が司会を担当し、翌週1月9日から圓楽が司会として復帰。
  • 1984年 座布団運びが現在の山田に。
  • 1985年 放送回数1000回を突破する。歌丸が2000回までやろうと宣言。
  • 1996年 放送時間が17:30~18:00に短縮。
  • 2006年 1月22日に放送2000回達成したが、圓楽とこん平が療養中のためセレモニーをせず通常放送。歌丸が今度は5000回までやろうと宣言。この日で、『笑点』(番組の歴史を写真でたどり、出演者や番組製作に関わった人々のコメントで構成されたオフィシャル本)が刊行。番組の直後に宣伝も行われていた。3月26日に圓楽がオープニングの案内役として復帰するが、後に5月14日の番組開始40周年記念特別番組の放送を最後に引退することを表明。5月21日放送分から歌丸が正式に第5代目の司会者になる。

[編集] 座布団10枚の豪華賞品

最初の10枚達成の賞品は香港に行って餃子が食べられるという賞品であり、歌丸と小痴楽が獲得した。

以下の内容以前には「イギリスに行って本場のダービーが見られる(ただし「馬券が買える」わけではなかった可能性あり)」「富士山頂に自分の像が建てられる」等があった。

  • 小圓遊が「長良川の鵜飼い」を獲得。(第261回 1971年8月1日放送)
  • 小圓遊がレコード「マドモワゼル」を出した。(1972年)
  • 笑点史上最も豪華商品といわれるのが、歌丸がギリシャマラソンに挑戦したことである。松崎と一緒に、聖火を揚げてアテネ市内を走った。(第407回、第408回 1975年9月7日・9月14日放送)
  • 木久蔵が「善光寺参り」を獲得。(第547回 1977年1月23日放送)
  • こん平が「美女と沖縄バカンス」を楽しんだ。(第763回 1981年4月19日放送)
  • 歌丸が「家一軒」を獲得。しかし出てきたのは犬小屋だった。(第852回 1983年1月16日放送、圓楽が司会になって初めての座布団10枚獲得)
  • 歌丸と木久蔵が皇居一周マラソンに挑戦。(第890回 1983年10月23日放送)
  • 小遊三と歌丸がエアロビクスに入門し、小遊三はフットワークを披露したが、歌丸は早くもヘタヘタになった。(第1016回 1986年4月13日放送)
  • 都営地下鉄新宿線の車内に歌丸の中吊り広告が1両すべてに張り出された。(第1098回 1987年11月22日放送)
  • 才賀がゴルフ・イン・ハワイを獲得(第1112回 1988年3月6日放送、才賀の笑点での最後の座布団10枚獲得)
  • 好楽が「テレホンカード」獲得。(第1124回 1988年5月22日放送、好楽復帰後最初の座布団10枚獲得)
  • 木久蔵がプロ野球に入門した。(第1139回 1988年9月18日放送)
  • 歌丸がクィーンエリザベス2の夕べで豪華客船で美女とクルージング。だがその「美女」は、歌丸の恐妻、富士子夫人だった(後姿が映った)。なお富士子夫人が出てきたのはこの回だけ。公式ホームページでは3枚の写真のうち2枚富士子夫人の写真があったが、写真はすべて後姿。(第1172回 1989年5月21日放送)
  • 木久蔵が奥の細道を行った。(第1196回 1989年11月12日放送)
  • こん平に「黒潮紀行」のセットが贈られた。(第1231回 1990年7月22日放送)
  • 小遊三が「花火指南」を獲得。(第1247回 1990年11月25日放送)
  • 楽太郎がカール・ルイスと対決。(第1273回 1991年6月2日放送)
  • こん平が「徳川家御埋蔵金」を獲得。だが贈られたのは「徳川家五枚雑巾」だった。(第1298回 1991年12月25日放送)
  • メンバー全員が、「岩清水を飲む」を獲得。だが山田が汲んでいた岩清水を運ぶ途中でこぼしてしまい、思いついたのが鰯を漬けた水(「いわし水」というダジャレ)だった。あまりの獲得者のすごさに座布団が足りなくなる事態となった(舞台裏に用意していた座布団を全部使い果たしたため)。ちなみに山田隆夫はこの内容を放送した際、他のメンバーからはり倒されている。圓楽は「まあ、このことは水に流して」ということで一段落となった。ちなみに現在、座布団は出演者全員が10枚獲得する事態を考えて60枚用意されている。なおこのことがきっかけでメンバーの答えに山田降しが増えた。(第1319回 1992年5月10日放送)
  • 好楽が「美女と茶摘」を獲得。小遊三も同行し、美女に囲まれながら、圓楽へお土産に美味しい新茶を摘むことができた。(第1370回 1993年5月23日放送)
  • 木久蔵が「レイの世界」を体験。美人の尼さんと滝に打たれる為にお寺を訪れたが、美人の尼さんなどはおらず、いるのは怖い和尚さんだけだった。寒空の下、滝に打たれる師匠。その水温は何と0度!これが背筋も凍る、本当のレイ(零)の世界・・。(第1393回 1993年11月14日放送)
  • 歌丸が「白樺高原の休日」を獲得。圓楽の好意で、白樺高原での休日を楽しみにしていた歌丸。ワカサギ釣りを満喫した後、最も楽しみにしていた雪見風呂だったが、それはスキー場のど真ん中にポツンと立っていたドラム缶風呂だった。(第1408回 1994年3月6日放送)
  • 小遊三が故郷・山梨県大月市をオープンカーでパレード。母校からは座布団を贈られた。(第1426回 1994年7月10日)
  • 楽太郎が獲得した「銀杏」。これは「秋の香り満載」という圓楽の発言を受けた楽太郎が、松茸かと思うとその銀杏が出現。放送前にスタッフが拾い集めてきたもので商品では最も安い(というよりタダ)。(第1441回 1994年10月30日放送)
  • こん平と小遊三が川中島の決戦で対決。新潟出身のこん平が上杉謙信、山梨出身の小遊三が武田信玄に扮し、座布団10枚の御祝儀をかけて川中島で卓球一本勝負で対決。結果は小遊三の勝利となったが、こん平の影武者作戦で御祝儀はまんまとこん平のものとなってしまった。(第1464回 1995年4月16日放送)
  • 木久蔵が稲刈りに挑戦。挑戦するが慣れない鎌を使っての刈り取りに大苦戦。(第1490回 1995年10月22日放送)
  • 好楽が一攫千金を夢見て宝石翡翠を取りをする。しかし、この時期には翡翠が取れないらしくやむなく圓楽に似た細長い石を持って帰ることになってしまった。(第1534回 1996年9月15日放送)
  • こん平が、長嶋茂雄監督におめでとうの座布団を贈る権利を獲得した(第1538回 1996年10月13日放送)
  • 楽太郎が木久蔵に弟子入りできる権利を獲得した(1997年5月4日放送)これは獲得直後に会場で実演した。
  • 木久蔵が「那須トリックアート」を獲得し、木久蔵の絵画が出現。(第1583回 1997年9月14日放送)
  • 木久蔵が「私が木久蔵です大作戦」を獲得した。圓楽に言われて新幹線に乗り込んだが、車窓から見えてきたのは広大な雪原にポツンと立っている巨大な木久蔵看板。(1999年1月24日放送)
  • 小遊三が「楽園パラオのバカンス」を獲得し、夫婦揃って行ったが、現地で楽太郎とこん平に本当の目的「パラオに外国寄席『若竹』を作ること」を知らされる。言葉や文化の違いに戸惑ったものの、見事寄席を成功させることができた。さらにはそのパラオの人々に落語「桃太郎」 を披露した。(1999年6月20日、6月27日放送)
  • 歌丸が「世界の大スターに会える権」を獲得。しかしその「大スター」とは山田隆夫で、「みかん色の恋」を歌うが、歌丸は激怒。(1999年9月5日放送)
  • 木久蔵が「一日幼稚園園長先生」を勤めた。元気な園児たちとダンス、お絵描き、お弁当と一緒の時間を過ごし、最後は本業である落語で、大爆笑をさらって一日園長先生の大役を果たした。(1999年12月12日放送)
  • 歌丸が写真集をつくり、視聴者プレゼント。スーツに着物、ドレスとキレイ(?)な写真が完成したが出版社全てに断られてしまった。やむなく圓楽が自腹を切って限定10冊を出版。(2000年12月3日放送)
  • 木久蔵が「木久蔵ラーメン」をタイに出店、番組の特別編として「木久蔵ラーメンinタイ」を放送。ドッキリ企画などもあった。(2001年7月8日放送)
  • 小遊三が「2001年宇宙の旅」を獲得。しかしもらったのは「2001円府中の足袋」(東京都府中市で2001円で売っていた足袋)。(2001年8月12日放送)
  • 楽太郎が「笑点オリジナルスノーボード」を獲得。ガハハと大口と開けて笑う圓楽のイラストが入っていた物。だが現在は使われていない。(2001年12月16日放送)
  • こん平が「花見場所取りセット」を獲得。その品々の中は、圓楽のシール付きオマルまでついていた。(2002年3月31日放送)
  • 小遊三が「夏草や 兵どもが 夢のあと」を獲得。「夏草や(夏、くさや)」とかけて、くさやの本場である新島に行き、くさや作りを体験、さらにいろいろな魚のくさやを賞味。(2002年8月25日放送)
  • 歌丸が「三顧の礼」に引っ掛けて、千円札1枚(3個の0)を獲得(それでも一応賞金であった)。ちなみにこのテーマは期間が長すぎて、歌丸が大喜利の挨拶の際に「これ去年から言っているんです」と言った。その後圓楽が「三顧の礼!これがキーワードです」と言った際、会場が爆笑した。(2003年4月6日放送)
  • こん平が「旅は道連れ世は情け」にひっかけて、タヒチ島ツアーへ(山田隆夫と)。(2003年8月10日放送)
  • 歌丸が「似たもの夫婦」に引っ掛けた「煮た物フーフー」(煮込みうどん)を獲得。(2003年12月27日放送)
  • 楽太郎が、「古池や蛙飛び込む水の音」にひっかけたバリ島ツアーを獲得(好楽とこん平も同行)。この模様は「楽太郎のバリ腹黒珍道中」と題して2004年4月18日に放送された。
  • 歌丸が「濡れ手で粟のひとつかみ」がキーワードの商品を獲得。しかしこれはフィリピンの紙幣である「ペソ」が入っているボックスから、“現金つかみ取りゲーム”の要領で1度掴み取る。(これが“ひとつかみ”にかかっている)さらにその掴み取ったペソを元手に、「フィリピンセブ島カジノツアー一攫千金の旅」を獲得。飛び入りの楽太郎を交えスロットマシンで1000ペソ稼ぐものの、ルーレットで一攫千金を狙ったが楽太郎のイメージカラー『黒』を嫌い、赤に賭け続けた結果、大敗。(2005年5月8日放送、歌丸解答者として最後の座布団10枚獲得)
  • 小遊三が「明日は明日の風が吹く」にちなんで、圓楽家の押し入れを整理して出てきたという10年前(1995年頃)の扇風機を獲得。(2005年10月16日放送、翌週から圓楽は一時降板する)
  • 最新の商品は、たい平が「少年よ大志を抱け」(ウィリアム・スミス・クラークの名言)に因んだタイの大きな石(証明写真つき)を獲得(タイ〔の〕石を抱け)。この回は山口県周南市での地方収録であったため、たい平は重い石を東京まで持ち帰る羽目になった。この石は、その後上野をはじめ全国を巡回してるらしい。これがたい平初の大喜利座布団10枚達成。ちなみに、この回の翌々週放送分から昇太が新たにメンバーに加わったため、このメンバーでのレギュラーの大喜利は偶然にもこの回で最後だった。(2006年5月7日放送)
  • 2006年5月21日放送分からの最新のキーワードは「芸は身をたすく」(⇒のちに「芸は身をたすける」)である。
  • かつては本当の豪華賞品・ギャグネタ商品がほぼ交互で贈られたが、このところ続けてギャグネタ商品しか贈られていないのは、予算削減のせいと思われる。

[編集] メンバーのキャラクター

回答ではそれぞれのキャラクターを活かして回答することがある。本人の実像と異なることもあるが、ひとつのキャラクターと割り切っている。

  • 歌丸
薄い髪型からハゲとよく言われる。またメンバー最年長でかつ細身の外見から死亡・年寄りネタも多い(特にこの3つは楽太郎)。自虐ネタとして取り上げたこともある。妻である富士子を恐妻・殺害扱いすることもあったり(特に小遊三、楽太郎)、落語芸術協会会長の役職に就いていることから、会長をもじって「怪鳥=怪しい鳥」と喩えられることも。
体は一見弱そうだががツッコミは激しく、毒のあるフレーズを使うことも多い。政治社会経済ネタで風刺的なことを言うことも多数。
回答者時代は、自らを東京大学出身であることにするネタがよくみられた。
司会者就任後、大喜利の挨拶の時には毎週『「○○な」メンバーのご挨拶からどうぞ。』と発言している(「○○な」はほとんど罵倒ネタ)。紹介されて最初に挨拶する小遊三はこれに突っ込みを入れることも多い。
また、山田の挨拶ではメンバー紹介で使ったネタと関連したネタで『「○○な」山田君どうぞ』と発言することも多い。
  • 小遊三
犯罪泥棒変態、貧乏扱いをされており(特に好楽、歌丸、楽太郎、たい平)、本人自身もそれをネタにしている。
ホームレスをネタにしており、段ボールの家に住む話をよくする。また最近では、ギンナンを拾って生計を立てているというネタが登場した。
本人は時折ナルシスト・色男キャラを装っているがもちろんそうは思われていない。たまにホモキャラと見られる行動にでる。
もちろんこれらは大喜利の中だけの話であり、本人に前科はない。また、とんでもない下ネタを言ってメンバーを脱力させたり、座布団を没収されることもしばしばある。
  • 好楽
一歩引いて周りを引き立てる存在である為、特にキャラクターを持っていなかった。しかし、それが仇となり、最近は熟年フリーターや暇人、仕事アルバイトがないと言うキャラクターを付けられてしまった(特に小遊三)。もちろん、落語家と言うちゃんとした職業があるため、フリーターではない。(熟年フリーターキャラをつけた最初は木久蔵である。)他には小遊三に雑用・脇役扱いされることもある。持ちネタは今まで通り他のメンバーほどの特徴は見られず、他にはいわゆるマイナス思考ネタ・正統派ネタが多い。
また同じ内容の言葉を連発し、歌丸から座布団を持っていかれることもある。それに時々便乗する小遊三も没収されることも。
  • 木久蔵
与太郎、馬鹿阿呆扱いされることが多い(特に歌丸、昇太)。他には「黄色い着物(黄色い人)」や、独演会のことを批判される。単純な駄洒落ばかり言っているため、しまいには出演者(特に回答者時代の歌丸。時々圓楽にも)や観客に先に答えを言われてしまうこともよくある。歌丸が司会に就いてからは、駄洒落の多さにお説教を言われてしまった。また近年は言いたいことがうまく言えないと「あのね~ぇ」などとごまかし笑いをとることも。
持ち歌(「いやん、ばか~ん」など)に持ち込むと山田に突き飛ばされるのも定番。
また、木久蔵を代表するものとして「木久蔵ラーメン」があり、まずいとか食べると危険などと散々な罵倒を受けている。なお、当然ながら、これは大喜利の中だけであり、メンバーの信頼もある。
  • 昇太
加入してまだ日が浅いため、持ちネタは少ない。しかし未だ独身であることや、背が低いのでチビ・子供ネタの事を言われる。さらには芸も伸びないと言われる。また、解答がしぼむ、あるいは不発に終わってしまうことを他の解答者に揶揄される。
  • 楽太郎
イメージとして真っ先に挙げられるのは腹黒である(特に歌丸、たい平)。歌丸をはじめとする他のメンバーに対して最も暴言を吐くのも楽太郎。
だが、当然これは大喜利の回答でカメラに映ったときの話であり、歌丸が回答者だった頃には歌丸が立ったり座ったりするときに手を差し伸べるという一面もある
他の出演者より時事ネタを多用し、知的な話(政治、経済、社会)を「長々と」しゃべる持ちネタもある。
圓楽が司会者だった頃は、長々と喋った末、圓楽のお開き宣言の後、他のメンバーが挨拶しているにも関わらず、延々と喋り続けたこともある。
最近では、昇太・たい平と3人で「ヤングチーム(→後に「ブラック団」)」を結成(?)したが、2人は乗り気ではない。
  • こん平
本人の故郷である「千谷沢村(チャーザー村)」を肥溜め落っこち・ホラ吹きさせたり、本人の挨拶でもあるちゃらーんをうるさいと言ったり、食いしん坊・大食いネタのことを言われる(特に木久蔵・楽太郎)。地方収録では、必ず1週目は「○○(その収録場所)で生まれて新潟で育ったこん平が帰ってまいりました」とあいさつし、2週目は「友人・知人から数々のおみやげをいただきました。なお、私の鞄にはまだ若干の余裕がございます」と言う。また、山田隆夫いじりが多いため、よく突き飛ばされることでも有名。
  • たい平
フィリピンパブ・芸能人動物などのものまねを得意としている。バンジージャンプなどのジャスチャーをすることもたまにある。最近では最も山田をいじるのは彼であり、これは師匠こん平時代から引き継いでいる。また、つまらない解答を行って、歌丸が山田に「やれ!」と言って、突き飛ばされるネタもある。
また、圓楽が司会の頃は圓楽に自分の名前を覚えてもらえないことをネタにしていた。
ちなみに、現在の持ちネタである「フィリピンパブ」は、圓楽が「誰だっけ?」と言い、楽太郎に「たい平です」と教えてもらい、再び指名された時に初めて発言した。結果、圓楽はたい平の答えを聞かずに「もういいよ」と言った。
最近はCDデビューがきっかけで「芝浜ゆらゆら」の宣伝や歌の披露が持ちネタに加わっている。
  • 山田隆夫
回答者ではない(ごくまれに回答することもある)ので、大喜利冒頭の挨拶以外で持ちネタなどを披露する機会はほとんどなく、罵倒されるばかりである。
主な内容は、挨拶での歌がダメ、番組降ろし(クビ・降板)、音痴家族の悪口、子作り、旅番組ネタが中心(特にたい平。時々楽太郎も)。
また、回答者を激しく突き飛ばすこともしばしばある(こん平とたい平)。かつてはこの場面は放送ではすべてカットされており、会場で見ている客だけが知っていたが、1990年代なかばごろから放送でも使われるようになった。まれに飛び蹴りすることもあり、最悪の場合、大技を出しまくって隣の回答者も犠牲になってしまうことがある。
  • 三遊亭圓楽
出演しなくなったものの、現在になってもネタとして取り上げられている。楽太郎が圓楽の罵倒をすると歌丸が「(この事を)後で圓楽さんに電話しておくから」などと付け加える。
「顔が大きい、長い」といった顔に関したことや「」「若竹の借金」「居眠り・睡眠」「司会奪還」などがある。

[編集] 罵倒合戦

一見仲が良さそうに見える笑点メンバーも、大喜利となるとメンバー同士で罵倒ネタ合戦に発展することもある。特に歌丸VS楽太郎、こん平/たい平VS山田は、現代のレギュラー同士による罵倒合戦の代表格といっても過言ではない。

大喜利コーナーにおけるメンバー同士の罵倒合戦の歴史はかなり古い。

「笑点」が放送開始された昭和40年代当初、歌丸VS小圓遊(当時は金遊)の仁義なき戦いが繰り広げられていた。小圓遊が歌丸を「ハゲてる」と罵倒すると、歌丸が小圓遊を「バケてる(化け物)」と罵り返したり、さらにはお互いの家族親戚をも悪口の対象にするまで発展していった。最初は面白がって見ていた視聴者の中には、大喜利の答えで勝負すべしと言う声もあったくらいであった。

1972年に「和解式」と題して、歌丸と小圓遊のお互いが握手しあうという回を放送したことがある。しかしその回の収録後、「バイ菌がうつるといけないから」とそれぞれ別々の手洗い場で石鹸で丹念に手を洗っていたほど、二人のキャラ作りは徹底していた。

その後、大喜利で下火になった罵倒合戦は高座やイベント会場でも続けられ、1980年に小圓遊が死去するまで続いた。

罵倒ネタの中には、罵倒ネタであると同時に本人の持ちネタ(自虐ネタ)であるものも少なくない。また、罵倒ネタは本職の落語の高座でもに触れられることがある。

但し、これら罵倒ネタは高座上のことであり、プライベートでは関係が悪くない。圓楽・楽太郎師弟と歌丸・楽太郎がその典型であり、あれほど喧嘩をしていた歌丸と小圓遊も、本当は売れない時代に一杯のラーメンを分け合って食べた仲であった。(「いつみても波瀾万丈」桂歌丸の回より)

[編集] 名場面 ハプニング集

大喜利の第3問で、全員の座布団が全て没収されるという珍事が起きた。
この時の問題は未亡人の問題で、メンバーがそれぞれ遺影を持って在りし日の思い出を語るという内容。しかし手渡されたのはなんと圓楽の遺影で、歌丸の座布団が没収された後、木久蔵→好楽→小遊三→こん平→楽太郎の順で立て続けに全て没収された。
「三○○」の穴埋め問題の際、なんと舞台裏に座布団の在庫がなく、歌丸が「三途の川」と解答したあと、こん平が「チャーザー村の駅にはありません→三番線ホーム」と答えるが、歌丸に「駅なんかねぇじゃねぇかよ!!」と突っ込まれた。次に木久蔵が「三等重役」と答えると圓楽に「そんなの古臭いよ」と突っ込まれ、続いて好楽が「三面鏡」と答えると、今度は「何をキザなことを…」と呆れられ、楽太郎が「三段論法」の答えにたどり着こうと長々と説明を続けた挙句に打ち切られ、最後にはまだ答えていない小遊三までも圓楽が「持ってっちゃえ」と言い、6人全員の座布団全てを立て続けに没収される事態になった。
圓楽が2問目の終了後、「酒は米の水、水戸様は晩に水、意見する奴は向こう見ず」と言って「おひらき」宣言。しかしスタッフの「もう1問あるよ」の声で、「ええ~…と思ったのは早とちりでもう1問あります」と訂正し、3問目を行った。会場は爆笑。2問目がお酒の問題だったため、木久蔵はへべれけ状態で「酔ってんじゃねーのか!」と言った。それを聞いた好楽は「言え!言え!」と言った(2006年5月に放送された40周年記念特番でも一部が映された。DVDにも収録。この時歌丸は腹膜炎の手術直後で座布団の乗り降りが困難なため、歌丸の前に座布団を積む方式が取られた。この時圓楽は座布団をたくさん積み上げて歌丸を見えなくさせようとした)。圓楽の司会引退の際、「スッキリ!」では、この事件が圓楽が降板を意識するきっかけになったと説明していた。
2問目、仙台名産の牡蠣をテーマに、口をグッと噛み閉め、圓楽の問いかけに答える問題で、歌丸が圓楽に「どうしたの?」と聞かれると、歌丸が「万感胸に迫り、万感胸に迫り…、いやんばんか~ん、ここがお乳なの、あはん」と発言、演技もした(木久蔵の持ちネタでもあるためか、木久蔵もやっていた)。結果、歌丸の座布団3枚が没収。これについて圓楽が「万感胸に迫るなんて凄いこと言うなと思ったら、いやんばんか~んだって」と言った。このとき一瞬ではあるが、圓楽もいやんばか~んをやっていた。さすがに楽太郎は、落語芸術協会の会長でもある歌丸が「いやんばか~ん」をするとは思ってもいなかったらしく、圓楽に「会長ですよ?」と聞くと圓楽は「怪しい鳥(怪鳥)だよ!」と半ば呆れた様子であった。
第1問、木久蔵ラーメンの問題(この時の司会者が木久蔵)で起きた。
各メンバーに実際のラーメンを渡され、木久蔵ラーメンが売れるようになるアイデアを出す問題で、最後に楽太郎が答えを言った後に客席にラーメンを投げ捨てたせいで座布団をすべて持っていかれた。
第2問、熊手を使ってさまざまな仕草をする問題で起きた。
楽太郎が泣きながら熊手をかき集め「歌丸の骨上げ」と発言し、座布団を全部没収された。さらに便乗した木久蔵も全部没収され、さらに何もしていない好楽とたい平まで全て持っていかれ(ただし好楽は最後の一瞬だけかき集める動作をしていた)、小遊三だけ座布団が残っていることになった。
3問目、故・石原裕次郎さんの台詞「俺は海の男よ!」をネタにした問題で、歌丸が女性になるためカツラを被ったところ、メンバー全員が自発的に舞台袖へ引き上げるという、極めて珍しいシーンがあった(言い出したのはたい平)。
歌丸は「今週の笑点は終わりにしたいとおも・・・戻って来い!バカヤロもう!」と言ってメンバーを呼び戻した後、全員の座布団を1枚ずつ没収した。その後木久蔵が「マッチの軸みたい」と発言したところ、もう1枚没収され、座布団が無くなった。
ちなみに木久蔵は司会者交代後、これ以外の問題でも歌丸に対して罵倒発言をして座布団を没収されることが多くなった。最近では小遊三も没収されたことがある。
2問目、様々な状況で「○○して何が悪いんだ!」と居直る問題で、楽太郎が「先輩に逆らって何が悪いんだ!」と言い、歌丸が「悪いよ」と答えると、楽太郎は「やるかじじぃ!!!」と返答。すると歌丸が釈台(司会者用の机。「笑点」と書かれている)を飛び越えてあわや一触即発(もちろん演出)。結果、楽太郎は持っていた3枚の座布団を全部没収された。
3問目、童謡:「くつがなる」にちなんで、隣の人と手をつなぎながら「♪お手手繋いで○○行けば」と歌う問題で、楽太郎がメンバー全員(山田隆夫含む)と手をつなぎ、「♪お手手繋いでーお通夜に行けばー」と歌ったあと、歌丸の「どうなったの?」の問いに、楽太郎が歌丸の方を見て「遺体がしゃべった!」と発言しそれに便乗して周りも反応したため、楽太郎だけでなく、手を繋いだ全員:つまり大喜利メンバーの全座布団が没収させられた。
3問目終了後の「おひらき」後、小遊三が3問目で使用したタバコの被り物(タバコの気持ちになって発言する)を取ろうとするも抜けず、「抜けねぇー!」と叫んだ。この時、楽太郎と木久蔵が駆け寄って助けたことで事なきを得ていた。
3問目に出題された、新潟県山古志村(現長岡市)伝統の闘牛に関する問題での出来事。
木久蔵が持ちネタ「いやんばか~ん」の演技を、会場の手拍子に合わせてやっていたため、呆れた歌丸が楽太郎を指名したが楽太郎が発言できず、演技を止めない木久蔵に対して「うるさいぞ!!」を大声で言った。
また終盤の回答では、たい平が山田を呼び出し、赤いのを見るとイライラすると言って、普段の恨みを晴らすべく、スペイン闘牛ばりに山田に体当たり。山田はステージの端まで突き飛ばされた。
その後歌丸がお開き宣言をしたが、普段は定位置(たい平の隣)で挨拶する山田は司会者歌丸と小遊三の間に避難して挨拶した。
終了後、小遊三が牛の被り物を取るにも抜けず、丁度避難していた山田が無理やり取った。その際会場は歌丸も含めて爆笑し、放送が終わった(この時は被る時も苦慮していて、山田に無理やり被らされた)。
どうやらタバコも牛の被り物も、頭の採寸をせずに作成されていたようであった。
冒頭の挨拶でのこと。山田が『カラオケでたい平の【芝浜ゆらゆら】を歌おうとしたら導入されておらず、仕方が無いので(自らのヒットナンバーである)【みかん色の恋】を歌った』と発言し、その後【みかん色~】を熱唱。その結果、たい平に突き倒されてしまうと言ういつもとはあべこべの展開になってしました。(その報復ではないだろうが、その後の第一問でたい平が山田を罵倒するネタを言った際、いつも以上の勢いで突き飛ばしている)

[編集] 関連項目

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