秩父鉄道5000形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

秩父鉄道5000形電車

5000形電車（5000がたでんしゃ）は秩父鉄道の通勤形電車。元東京都交通局の6000形。

普通列車用の2000形（元東急7000系）が、非冷房、及び18m級車輌の4輌編成であった為、その代替として1999年（平成11年）に入線した。

全車両が、1972年（昭和47年）に東京都交通局三田線の日比谷・三田延長の際に製造されたものでアルナ工機製である。また秩父鉄道入線前の1990年代初頭に、京王重機の出張工事による車体更新および冷房化が実施されている。入線に際し、1両を制御車に改造の上で3両編成にした。また、ワンマン運転の対応工事を施した。このほかにも2両が部品供給車として譲渡され、熊谷工場に留置されている。

[編集] 運用

全てが各停運用に就くが、急行「秩父路」用の車両が検査等で運用をはずれて車両不足が生じた際に、一時的に急行運用に就くこともある。種別幕に急行幕があるのもこの為である。車内はオールロングシートであるが、急行運用の場合であっても急行料金200円は徴収される。これは秩父鉄道における急行料金が車内サービスに対してではなく、速達サービスに対して発生する為だと言われている。また、急行運用の場合も他の急行用車両と同様に全席自由席である。

[編集] 編成表

←羽生           三峰口→
  5001 - 5101 - 5201
 (6191)-(6196)-(6198)

  5002 - 5102 - 5202
 (6241)-(6246)-(6248)

  5003 - 5103 - 5203
 (6251)-(6256)-(6258)

  5004 - 5104 - 5204
 (6261)-(6266)-(6268)