福建省
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福建省（ふっけんしょう）は中国の行政区分の一つで、大部分を中華人民共和国が統治し、一部の島嶼を中華民国が統治している。省都は福州。
| 福建省 | |
| 拼音（ピンイン）: Fújiàn shěng 略称: 闽/閩 |
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| 省都 | 福州／金門島 |
| 面積 - 総面積 - 占全国面積％ - 水域面積％ |
第23位 120,000 km2 1.25% xx% |
| 人口 - 総人口 (2001年底) - 占全国人口％ - 人口密度 |
第18位 34,440,000 2.70% 287／km2 |
| 省内総生産 - 総額 (2002年) - 省内総生産/GDP％ - 一人あたりの生産額 |
第11位 4681.97億人民元 4.57% 13600人民元 |
| 行政区種別 | 省 |
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目次 |
[編集] 地理
福建省は八閩ともいい、中国大陸南東に位置し、北は浙江省、南は広東省、西は江西省と隣接している。また台湾海峡を挟み、台湾（台湾省）と接している。省内に武夷山脈と載雲山脈があり、武夷山脈が江西省との境となっている。
[編集] 歴史
古代閩人の領域であり、戦国時代に楚に滅ぼされた越王族が閩に逃げ込んだため、閩越と呼ばれるようなった。紀元前221年秦帝国に征服され、閩中郡が設置されたが、秦末の動乱期に閩越国として独立した。東治（現・福州）に都を置き、92年にわたって漢に抵抗したが、武帝 (漢)に滅ぼされた。
非漢族はその後も長く勢力を保ったが、福建東部（福州とその周辺）と福建西北部（建州とその周辺）において漢族の開拓が進み、唐代半ばまでには両地域が結びついた。こうした過程で福建の漢化が進んだ。福建は山地が海に迫り、耕地が少ないので、昔から人口密度が高く、海上貿易が盛んで、海外に移住する者が後を絶たなかった。現在の東南アジア華僑の多くは福建からの移住者の子孫である。大部分は泉州、漳州、アモイの閩南地方からの移民である。
海流の関係で日本に近く、近世には倭寇と結託して密貿易を行う福建人が多かった。現在でも日本在住華僑の多くは福建出身であり、また蛇頭による日本密航も福建を出発地とすることが多い。
[編集] 言語
福建語は中国語の4大方言のひとつで、省内ではさらに閩北方言、閩南方言、閩東方言などに分れる。内陸には客家語を話す人々も存在する。福建省は中国国内でも地域による方言差の激しい地域である。
[編集] 行政
9地級市（地区クラスの市）が設置されている。
[編集] 経済
台湾からの直接投資が多く、福建に在住する台湾人も多い。経済的には海峡を挟んだ統合が進んでいる。
[編集] 教育
- 国立大学
- 厦門（アモイ）大学 (1921年創立、アモイ)
- 華僑大学 (泉州)
- 公立大学
- 福建師範大学 (1907年、福州)
- 福州大学 (福州)
- 福建農林大学 (福州)
- 福建医科大学 (福州)
- 福建中医学院 (福州)
- 閩江学院 (福州)
- 福建技術学院 (福州)
- 集美大学 (アモイ)
- 泉州師範学院 (泉州)
- 漳州師範学院 (漳州)
- 莆田学院 (莆田)
- 私立大学
- 仰恩大学 (泉州)
[編集] 中華民国における福建省
中華民国が現在統治している福建省は、中国本土とは海峡をはさんだ島嶼部、金門県(金門島)と連江県の島嶼部(馬祖島)の2県のみである。現在の台湾では、台湾地区（台湾省、台北市、高雄市）との対比から、金門と馬祖の頭文字を使用した「金馬地区」と言う呼称がなされている。 1996年1月15日を以って、中華民国の福建省政府は、地方政府としての機能を「凍結」（事実上の廃止）させられている。なお、現在の中華民国では、実質的に「省」という行政区分は機能していない。
上記の2県は国共内戦以来、防共の拠点として戒厳令のもと厳しい軍事態勢下にあったが、近年中華人民共和国による軍事的な脅威が減少したこと、また対岸の中国本土との交流が活発化した事により、観光地へと変貌を遂げている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 中華人民共和国・福建省人民政府公式サイト
- 中華民国・福建省政府 ※1996年1月15日をもって、政府機能を「凍結」。
- 新華社福建関連サイト
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