神奈川県立厚木西高等学校

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神奈川県立厚木西高等学校（かながわけんりつあつぎにしこうとうがっこう）は、神奈川県厚木市にある県立高等学校である。

[編集] 概要

　自然が広がる森の里に位置する中堅レベル高校。偏差値は５０近辺であり、レベル的に見ると、有馬高校＜厚木西高校＜厚木東高校という順になっており、これは学区制を採っていた頃と変わりない。進学面であるが、指定校推薦やＡＯ入試、一般公募推薦によって合格を決める生徒が多く見られる。偏差値４０～５０の大学への進学が大半を占め、難関大への進学は非常に少ない。専門学校へ進学する生徒も多く見られ、就職する者も少なからず存在する。また、過去にキャンパスが近かったということもあってか、青山学院大学の指定校推薦枠が存在するのだが（明治大学や法政大学もある）、一般入試で合格できる学力を持った生徒が非常に稀であるのが現状である。それでも、トップ層の生徒は早稲田大学や国公立大学に進学する（中堅校であるので、わずか数人程度ではあるが）。しかし、近年はレベル低下が見られ、トップ層の生徒でも所謂、ＭＡＲＣＨあたりが最高ラインとなっている（浪人生の中には、国公立大学や早稲田大学に合格する者も存在する）。

[編集] 成績評価や考査に関して

　１学期～３学期までの３学期制を採っており、考査は県下一斉テスト、１学期中間・期末テスト、夏明けテスト、２学期中間・期末テスト、冬明けテスト、学年末テストがある。特に、高学年における夏明けテストや冬明けテストは実力テストとしての意味もあるので、テストによっては平均点が１０点を下回ることがある（特に、実力差が顕著に現れる数学や古典等がこれに該当する）。各科目の成績は、各学期に実施されるテストや課題の提出状況等をもとに、絶対評価法と相対評価法を組み合わせて評価され、通知表に１０段階評価で示される。どこの高校でもそうであるが、評価方法は教師によって異なり、テストの点数のみで評価する教師や、提出物や授業態度をしっかり加味する教師など様々である。さらに、テストの点数が悪く、このままいくと赤点（１０段階評価の１または２）をつけざるを得ない生徒を課題などを提出させて救済する教師もいれば、一切の救済を行なわない教師もいる。なお、テストにおいて平均点近辺をとっていれば６、７あたりの評価を獲得出来る。基本的に、中間テストや期末テストの結果を重視して評価する科目は、努力しだいで高評価、すなわち、１０や９を獲得出来るのだが、体育や美術、音楽などのペーパー試験のない実技科目は、高評価を獲得するのが困難である。

[編集] 進路実績

　以下は２００６年度の進路実績である。当校の生徒で現役で国公立大学や難関私立大学に合格を果たす生徒は極めて少ない。だが、浪人生活を経て、国公立大学や難関私立大学の入試を突破している生徒が数人ではあるものの存在していることから、所謂、「やれば出来る」という言葉が当てはまる。しかし、これは有馬高校や厚木東高校にも言えることなので、いかにやるべきことをやるかにかかっている。

国公立大学…金沢大学、山梨大学、横浜国立大学

主な私立大学…青山学院大学、明治大学、法政大学、日本大学、早稲田大学等

（注）青山学院大学や明治大学は指定校推薦による合格である

[編集] 通学に関して

　森の里に学校が存在し、本厚木駅や愛甲石田駅からある程度の距離があるため、通学するのに煩わしさを感じる生徒も多い。特に、自転車で通学するのは果てしない坂が存在するために慣れるまで大変である。当然のごとく、朝の大変さと引換えに、帰宅の際は非常に楽をできる。もちろん、西高前に神奈川中央交通のバス停が存在するため、バスで通う分には何ら問題はない。ただ、森の里に存在していた青山学院大学のキャンパスが相模原に移転したのに伴い、バスの本数が減少した。これについて嘆いていた生徒は多かった。