献公 (晋)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
献公(けんこう、? - 紀元前651年)は中国春秋時代の晋の君主(在位紀元前676年 - 紀元前651年)。姓は姫、諱は詭諸。武公の子。
太子として、父武公の晋再統一戦で活躍し、後を継いでからは、虢や魏などの周辺諸国を併呑し、士蔿の献策のもと、桓・荘の族を滅ぼして宗家の権威を確立させる等して、晋を隆盛させるが、晩年は愛妾・驪姫の讒言を信じ、太子申生(共太子)を殺し、公子重耳(のちの文公)、公子夷吾(のちの恵公)などを遠ざけたために、晋は大きく混乱した。
これを驪姫の乱と呼び、これ以後晋は太子以外の公子を国外に出す伝統を守り、このため公族の力が非常に弱くなっていった。
カテゴリ: 歴史関連のスタブ項目 | 中国史の人物 | 春秋戦国時代の人物