浅草演芸ホール
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浅草演芸ホール（あさくさえんげい-）は、東京都台東区浅草の通称「公園六区」と呼ばれる歓楽街の中心に位置する寄席。都内に4軒ある落語定席の一つで、落語を中心に、漫才、手品などの色物芸が多数執り行われている。東洋興業株式会社の経営。
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[編集] 歴史
もともとは軽演劇を上演した「東洋劇場」。戦後、芸処・浅草に落語定席が無い事に気付いた東洋興業社長・松倉宇七が演芸場に改装の上、1964年に開場。
[編集] 番組
毎月10日ごとに出演者・演目が入れ替えられている。
- 上席（かみせき）1日～10日
- 中席（なかせき）11日～20日
- 下席（しもせき）21日～30日
と呼ばれている。但し、期間内に出演者が1日～数日だけ変更されることもある。 通常は、事前に寄席の入り口などで告知される。
また、昼の部と夜の部では出演者が異なる。なお、これは東京の寄席では通常の事である。
（関西の演芸場は夜の部が無く、昼間二回公演。出演者は原則同一。）
- 昼の部 11：40～16：30
- 夜の部 16：40～21：00
昼夜入れ替え制はとっていないため、通しで見る事も可能。
[編集] 主な出演者
落語協会所属の落語家ならびに色物芸人と、落語芸術協会所属の落語家ならびに色物芸人が交互に10日替わりで出演。
毎年8月中席は三遊亭金馬 (4代目)を筆頭に落語家連による「住吉踊り」を上演。
[編集] 料金
- 一般 2,500円
- 学生 2,000円（中学生以上）
- シニア 2,000円（65歳以上）
- 小人 1,100円（4歳以上）
（いずれも、2005年6月現在）
[編集] アクセス
[編集] その他
- 通常寄席のオーナーは「席亭」（せきてい）と呼ばれるが、浅草演芸ホールだけは「社長」と呼ばれる。
- 世上、「浅草演芸場」と表記される事が多いが、この場合の「浅草演芸場」は浅草演芸ホールの事を誤表記している場合と、木馬館・木馬亭や浅草松竹演芸場の事を意味して表記している場合がある。
- ストリップ劇場・浅草フランス座の跡地に建てられ、（2代目）フランス座も階上に設けられた。渥美清・萩本欽一・ビートたけしらを輩出したこのフランス座も経営不振により遂にストリップから撤退。2000年「東洋館」として色物専門の演芸場として再出発した。浅草演芸ホールの姉妹館として機能している。
- TBSテレビ金曜ドラマ「タイガー&ドラゴン」に登場する寄席で、出入り口がロケ地として劇中に多数登場した。（ただし、場内は新宿末広亭を模して造られたセット。）
