水俣市
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水俣市（みなまたし）は、熊本県最南端に位置する市である。
かつては四大公害病の1つ、水俣病の発生地として世界的に知られたが、現在ではその反省から「環境・健康・福祉を大切にする産業文化都市」をキャッチフレーズとし、環境基本計画に基づく市政を進めている。これにより、ゴミ分別種類数は21種類と、全国でも最も細かいレベルにある。リサイクル企業の誘致も積極的に行っている。
また湯の児・湯の鶴の両温泉地を擁する温泉都市としても知られている。
目次 |
[編集] 地理
熊本県の最南端、熊本市から南西に約70kmの場所に位置する。市域南端は鹿児島県に接し、西端は八代海に面している。
- 川：水俣川
[編集] 隣接市町村
[編集] 歴史
[編集] 行政区域の変遷
[編集] 水俣病
1908年、日本窒素肥料株式会社（現・チッソ）水俣工場が開設されて以来、水俣市は同社の企業城下町として発展してきた。しかし同社はメチル水銀を含んだ廃液を海に流したことで水俣病の原因企業となった。水俣病の公式発見は1956年5月1日とされている。詳しくは水俣病の記事を参照。
[編集] 産業
- 市内総生産 9,527億円（2002年度）
[編集] 第一次産業
海沿いということで漁業が盛んであったが、水俣病以降禁漁となり、壊滅した。農業も風評被害にあい、大打撃を受けたが、農産物としてサラダたまねぎのブランドを確立し、全国的にも高い評価を得ている。このサラダたまねぎはテレビの料理番組において特選素材として紹介もされたが、その際に生産地の「水俣市」の名が隠され、放送局側の偏見が批判された。また、長年禁漁であった漁業も現在は解禁されている。中でも太刀魚は湯の児温泉の名物料理としても知られ、太公望が多く訪れる。
[編集] 第二次産業
チッソ水俣工場は現在でも操業しており、チッソの企業城下町としての性格が強い。チッソは世界でトップ３に入る液晶のシェアを持っており、近年の液晶需要の増加から業績を回復させている。
[編集] 第三次産業
[編集] 企業・組合
- 生活協同組合水光社
- ホームセンターサンコー水俣店
- 肥後銀行水俣支店
- 熊本ファミリー銀行水俣支店
- 熊本中央信用金庫水俣支店
[編集] 教育
[編集] 高等学校
- 熊本県立水俣高等学校
- 熊本県立水俣工業高等学校
[編集] 中学校
- 市立
- 水俣第一中学校
- 浜分校
- 水俣第二中学校
- 水俣第三中学校
- 袋中学校
- 葛渡中学校
- 湯出中学校
- 久木野中学校
[編集] 小学校
- 市立
- 水俣第一小学校
- 浜分校
- 水俣第二小学校
- 水東小学校
- 袋小学校
- 湯出小学校
- 深川小学校
- 葛渡小学校
- 石坂川小学校
- 石飛分校
- 久木野小学校
[編集] 交通
最寄り空港は鹿児島空港。
[編集] 鉄道路線
[編集] 廃止路線
[編集] バス
[編集] 道路
[編集] 一般国道
[編集] 主要地方道
- 熊本県道15号人吉水俣線
- 熊本県道56号水俣田浦線
[編集] 船舶
- 南国海運：水俣港 - 御所浦港 - 本渡港
[編集] 名所・旧跡・観光スポット
- 湯の鶴温泉
- 湯の児温泉
- エコパーク
- 水俣メモリアル
- 水俣病資料館
- 水俣市チェリーライン：日本さくら名所100選
- 大学山の照葉樹林：かおり風景100選
湯の児スペイン村
[編集] 水俣市出身の有名人
[編集] 外部リンク
- 熊本県の自治体
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