欧州合同軍

欧州合同軍（おうしゅうごうどうぐん）は、ヨーロッパの5ヶ国の陸軍部隊で構成されている国際部隊。

[編集] 概要

ドイツ・フランス・ベルギー・ルクセンブルク・スペインの各国から部隊が派遣されて構成されている。最大兵力は約6万名。前身はドイツとフランスの独仏合同旅団であり、そこに3ヶ国が加わり構成された。

恒常的な上部指揮機構はなく、欧州連合のほか、必要に応じ適宜、国際機関の指揮下に置かれる。軍の目的として、以下の3つが創立憲章にうたわれている。

2004年から2005年にかけてISAFとして、ボスニア・ヘルツェゴビナとコソボに派遣されている。

恒常的な上部組織がなく、部隊を派遣している5ヶ国の防衛および外務担当大臣の協議によって派遣先が決定される。派遣先の決定には、国際連合や欧州連合の要請は大きな要素となる。なお、指揮時に使用する言語は英語となっている。

軍の本部所在地はフランス・ストラスブール。

指揮官のグループと、それを支援する約350名のスタッフがいる。イギリス、オランダ、オーストリア、ポーランド、フィンランド、ギリシャ、イタリア、カナダ、トルコからもスタッフが派遣されている。なお、最高指揮官は中将。
多国籍支援旅団の指揮下に330名で構成される支援大隊があり、軍の兵站を担当している。

独仏合同旅団は、欧州合同軍のみの指揮下にあり、独仏両国独自の指揮権はない。他の部隊は、欧州合同軍の指揮下にあると同時に各国独自の指揮下にもある。