楽チン
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楽綝(がくちん、196年?-257年)は、三国時代の魏の武将。楽進の子。
三国志演義では名将の息子同士ということからか、張虎(張遼の子)と共にペアとされ、常に蜀の軍勢の前に敗戦を重ねるというやられ役の凡将として描かれているが、これは演義の創作であり、実際の彼は父に劣らぬ武勇と剛毅果断な人物で、父に劣らぬ人物として高く評価されていた。
蜀との戦いで武功を挙げ、曹叡が死去した後はもともと司馬昭らと仲が良かったため、その簒奪などにも協力的な姿勢を見せた。257年、諸葛誕の反乱が起こったとき、諸葛誕の軍勢に攻められて戦死した。死後、衛尉と慰侯を追贈された。