星川駅 (三重県)
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星川駅（ほしかわえき）は、三重県桑名市大字星川字拾弐にある三岐鉄道北勢線の駅。
星川駅は過去に開業・廃駅を繰り返し、現在の駅は3代目の駅として2005年（平成17年）3月26日に坂井橋駅の500m阿下喜寄りのユーストア駐車場南西端に新設開業したものである。
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[編集] 駅開業のいきさつ
星川駅新設の構想自体は三岐鉄道が北勢線の運営継承を決定する前からあり、桑名市と東員町が、北勢線の鉄道での存続を検討した中で、当時の北大社駅を車庫専用の信号場とした上で、西桑名駅～北大社信号場を存続させるプランの中で明らかにされた（その後、北勢線は西桑名駅～阿下喜間全線を鉄道で存続させる方針となる）。このプランの中で現在の星川駅と東員駅のある場所に新駅を設置することが明示されていた。なお、星川駅の建設工事は2004年（平成16年）夏に着工したが、桑名市・地元自治会・ユーストア・三洋堂書店等の深い理解と協力もあって、約半年間で完成までこぎつけてしまった事は特筆に価する。当駅の開業により、従来の坂井橋駅は同日付けで廃止された。
[編集] 駅構造
- 単式1面1線のホームを持つ地上駅である。
- 駅舎は用水路を挟んでホームに面して設けられている。駅舎部分はユーストアからの借地である。
- 時間帯（平日の6：30～10：00・15：00～20：30、土曜日の8：00～17：00、日祝日の9：00～17：00）により駅員が配置されるが、これ以外の時間帯は無人である。
- 駅には監視カメラが備えられ、無人駅時には東員駅からの遠隔監視駅となる。
- 駅舎には、自動券売機（1台）、自動改札機（2通路、うち1通路は車椅子対応のワイド型）、自動精算機（1台）を備えている。
- 普通券・回数券のみ購入が可能で、駅員配置時は定期券等の購入もできる。
- トイレは改札内にあり、多目的トイレのある男女別の水洗式。
- 冷暖房付の待合室が設置されている。
- 駅前に15台分の無料駐車場を備え、車を駅に止めて電車を利用するパークアンドライドが可能となっている。実際には、これ以外の隣接するユーストアー・三洋堂書店の駐車場（数百台収容可能）を利用する北勢線利用客もある。
- 駅前に車の停車スペースを備え、車で駅に送ってもらい電車を利用するキスアンドライドが可能となっている。
- 駅前に36台分の無料駐輪場を備えている。実際は、これ以外に、周囲に簡易駐輪スペースが設けられているため、これ以上に駐輪が可能である。
- 隣接する県道まで出ればバスへの乗り継ぎも可能である。
- タクシーの常駐はない。
- 駅舎内に公衆電話が1台設置されている。
- バリアフリーに対応しており、三重県が定める「三重県だれもが住みよい福祉のまちづくり推進要綱」「三重県バリアフリーのまちづくり推進条例」の整備基準に基づいていることを示す適合証交付施設となっている。
[編集] 利用状況
- 主として通学・通勤用に利用されるが、駅周辺にショッピングセンター等が多数あるためこれらの買い物客の利用も多い。
- 津田学園高等学校・中学校はここが最寄駅となるので生徒らが多数利用する。
- 星川駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績（乗車人員）の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の１日における値（単位：人）である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 表中、最高値を赤色の枠で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色の枠で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色の枠で囲んで表記している。
- 2005年度（平成17年度）の当駅乗降人員は2004年度（平成16年度）の坂井橋駅（移転前）と比較して約1.4倍となり、駅利用客が増大した。
| 年 度 | 当駅分輸送実績（乗車人員）：人／年度 | 乗降人員調査結果 人／日 | 特 記 事 項 | ||||
| 通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合計 | 調査日 | 調査結果 | ||
| 2004年（平成16年） | (31,470) | (45,628) | (45,597) | (122,695) | (旧坂井橋駅の値) | ||
| 2005年（平成17年） | 37,551 | 52,228 | 84,747 | 174,526 | 駅開業、駐車・駐輪場設置 | ||
| 2006年（平成18年） | |||||||
[編集] 駅周辺
星川駅は、ユーストア星川店・三洋堂書店星川店の駐車場内にあるが、駅周辺にはこれ以外にも多数のショッピングセンター、ファミリーレストラン、医院等がある。北勢線の各駅の中で駅周辺が最も賑やかであるといえる。
- ショッピングセンター・商店等
- ファミリーレストラン
- 医院
- 坂井橋クリニック（旧坂井橋病院）
- 高阪歯科医院
- 山田眼科
- その他
- 星川温泉 永楽のゆ（スーパー銭湯）｛2005年（平成17年）4月29日改装オープン｝
- MIEテクノ本社工場
- 津田学園高等学校・中学校
[編集] 駅名の由来
[編集] 歴史
当駅は1944年（昭和19年）7月1日以前の星川駅（初代・2代目）と同じ名前ではあるが、駅の所在地は異なる。星川駅（2代目）は、現在の星川駅（3代目）の阿下喜方にある嘉例川橋梁の阿下喜方にあった。
星川駅（1代目）が北勢鉄道の駅として1914年（大正3年）に開業した当初はプラットホームがなく、プラットホームを造るには狭い場所であったため1916年（大正5年）に一時廃止されている。その後、嘉例川からの砂利採取のため1927年（昭和2年）に貨物駅（2代目）として再開業し、1932年（昭和7年）に旅客取り扱いも再開した。この後、戦時中の電力事情の悪化等の事由により1944年（昭和19年）に休止を経て1969年（昭和44年）廃止されている。現在の星川駅（3代目）は、2005年（平成17年）に開業したものであるが、名目上は、当駅桑名方にあった坂井橋駅を移転したことになっている。
- 1914年（大正3年）4月5日 北勢鉄道の駅として開業（1代目）。
- 1916年（大正5年）5月10日 星川駅廃止。
- 1927年（昭和2年）9月8日 星川駅が貨物駅として開業届出（2代目）。
- 1932年（昭和7年）11月1日 星川駅旅客営業開始。
- 1934年（昭和9年）6月27日 社名変更により、北勢電気鉄道の駅となる。
- 1944年（昭和19年）2月11日 会社合併により、三重交通の駅となる。
- 1944年（昭和19年）7月1日 星川駅休止。
- 1964年（昭和39年）2月1日 事業譲渡により、三重電気鉄道の駅となる。
- 1965年（昭和40年）4月1日 近畿日本鉄道が三重電気鉄道を合併し近鉄の駅となる。
- 1969年（昭和44年）5月15日 星川駅廃止。
- 2005年（平成17年）3月17日 新設星川駅が、三重県が定める「三重県だれもが住みよい福祉のまちづくり推進要綱」「三重県バリアフリーのまちづくり推進条例」の整備基準に基づいていることを示す適合証交付施設となる（駅開業前での適合証交付）。
- 2005年（平成17年）3月26日 三岐鉄道により坂井橋駅を廃止し、約500m西方に星川駅（3代目）開業。
[編集] 隣の駅
2005年（平成16年）3月25日まで、在良駅との間に坂井橋駅があった。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 三岐鉄道公式ページ
- 北勢線対策推進協議会 北勢線対策室 公式ページ
- 桑名市役所公式ページ
- 株式会社ユーストア公式ページ
- 三洋堂書店公式ページ
- 株式会社バロー公式ページ
- 株式会社コメリ公式ページ
- カッパ・クリエイト株式会社公式ページ
- 王将フードサービス公式ページ
- 株式会社すかいらーく（ガスト）公式ページ
- 星川温泉永楽のゆ公式ページ
- 株式会社MIEテクノ公式ページ
- 津田学園高等学校公式ページ
