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易経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

目次

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周易』(しゅうえき、Zhōu Yì)または単に『』(えき)とも言う。これを記す『易経』は、儒教の基本テキスト四書五経の筆頭に挙げられる経典。太古よりの占いの知恵を体系化し組織化し、深遠な宇宙観にまで昇華させている。 今日なお行われる易占法の原典であるが、現代の軽さとは大いに趣きを異にして、占いは古代にあっては、共同体の存亡に関わるきわめて重要かつ真剣な課題であり、占師は政治の舞台で命がけの責任も背負わされることもあった。

[編集] 易経の構成

現行『易経』は、本体部分とも言うべき「周易(しゅうえき)上経」「周易下経」を中心に、これを注釈・解説する十部の書物 すなわち「十翼(じゅうよく)」を合わせた、計十二部の書物からなる。
「周易」には、八卦のくみあわせによってできる六十四卦の図象と、その意味について記述する卦辞と、それぞれの卦を構成している6本の位(こうい)の意味を説明する384の爻辞とが、整理され箇条書きに収められ、上経(三十卦を収録)・下経(三十四卦を収録)の二巻に分かれる。
「十翼」とは、「彖伝(たんでん)上・下」「象伝(しょうでん)上・下」「繋辞伝(けいじでん)上・下」「文言伝」「説卦伝」「序卦伝」「雑卦伝」の計十部である。
なお、1973年、馬王堆漢墓で発見された帛書『周易』(前漢初期(紀元前200年頃))写本に「十翼」は無く、付属文書は六篇(二三子問・繋辞・易之義・要・繆和・昭力)で構成されていた。

[編集] 十翼(翼伝)の内容

「彖伝上・下」には、「周易上・下経」それぞれの卦辞の注釈が収められている。
「象伝上・下」には、各卦の象形の意味についての短い解説と、その爻辞の注釈が収められている。易占家の間では、前者部分を大象、後者部分を爻伝、というふうに呼称を区別していることがある。
「文言伝」では、六十四卦のうち最も重要かつ基本の位置づけにある二卦、乾(けん)と坤(こん)について、詳しい訓故的な解説がなされる。
「繋辞伝上・下」には、易の成り立ち、易の思想、占いの方式、など、『易』に関する包括的な説明が収められている。
「説卦伝」では、大成六十四卦のもととなる小成八卦の概念、森羅万象をこの八種の象に分類するその分類のされ方が、詳説される。
「序卦伝」には、現行の「周易上・下経」での六十四卦の並び方の理由が説明されている。
「雑卦伝」では、占いにあたって卦象を読み解く際の、ちょっとしたヒントが、各卦ごとに短い言葉で述べられる。着目ヒント集である。

[編集] 易の成立と展開

[編集] 占筮の定義

『太玄経』 に基づくものを言う場合もごく稀にあるが、一般に占筮といえば 『易経』に基づき、筮竹 (始原には、蓍…和名 メドハギ という豆科の植物の茎を乾燥させたもの用いた) を用いて占をなすことを言う。 この易占においては、50本の筮竹を操作してを選び定め、それによって吉凶その他を占う。 卜筮と同義。

[編集] 易占の成立

古代中国、代には、亀甲を焼き、そこに現れる亀裂の形(卜兆)で、国家的な行事の吉凶を占う「亀卜」が、神事として盛んに行われていたことが、殷墟における多量の甲骨文の発見などにより知られている。 西周以降の文の、蓍亀や亀策(策は筮竹)などの語に見られるように、その後、亀卜と筮占が併用された時代がしばらくあったらしい。 両者の比較については、『春秋左氏伝』僖公4年の記に、亀卜では不吉、占筮では吉と、結果が違ったことについて卜人が、「筮は短にして卜(亀卜)は長なり。卜に従うに如かず(占筮は短期の視点から示し、亀卜は長期の視点から示します。亀卜に従うほうがよいでしょう)」 と述べた、という記事が見られる。 『春秋左氏伝』には亀卜や占筮に関するエピソードが多く存在するが、それらの記事では、(亀卜の)卜兆と、(占筮の)卦、 また、卜兆の形につけられた占いの言葉である繇(ちゅう)と、卦爻につけられた占いの言葉である卦辞・爻辞が、それぞれ対比的な関係を見せている。
また周代の理想的な官制を描いた『周礼』の春官宗伯には大卜という官吏が三兆・三易・三夢の法を司ったとされ、三兆(玉兆・瓦兆・原兆)すなわち亀卜に関しては「その経兆の体は皆な百有二十、その頌は皆な千有二百」とあり、後漢鄭玄は卜兆が120体に分類され、1体ごとに10ずつの繇があったと解している。一方、三易(連山・帰蔵・周易)すなわち占筮に関しては「その経卦は皆な八、その別は皆な六十有四」と述べ、卦に八卦があり、それを2つ組み合わせた六十四卦の卦辞がある『易』に対応した記述となっている。なお三易の「連山」「歸藏」を鄭玄はそれぞれ夏代・殷代の易と解している。

[編集] 経伝

筮竹を操作した結果、得られる記号であるは6本のと呼ばれる棒(─か--の2種類がある)によって構成されているが、これは三爻ずつのものが上下に重ねて作られているとされる。この三爻の組み合わせによってできる8つの基本図像は八卦と呼ばれる。伝説によれば、まず伏羲八卦を作り、さらにそれを重ねて六十四卦とした(一説に神農が重卦したとも)。次に文王が卦辞を作り、周公が爻辞を作った(一説に爻辞も文王の作とする)。そして、孔子が「伝」を書いて商瞿(しょうく)へと伝え、代の田何(でんか)に至ったものとされる。この『易』作成に関わる伏羲・文王(周公)・孔子を三聖という(文王と周公を分ける場合でも親子なので一人として数える)。このような伝説は儒家が『易』を聖人の作った経典としてゆく過程で形成された。伏羲画卦は「易伝」の繋辞下伝の記述に基づいており、包犠(伏羲)が天地自然の造型を観察して卦を作り、神明の徳に通じ、万物の姿を類型化したとあり、以後、包犠-神農-黄帝--と続く聖人たちが卦にもとづき人間社会の文明制度を創造したとある。易経は従来、占いの書であるが、易伝においては卦の象形が天地自然に由来するとされ、社会事象にまで適用された。八卦の象はさまざまな事物・事象を表すが、特に説卦伝において整理して示されており、乾=天、坤=地、震=雷、巽=風、坎=水、離=火、艮=山、兌=沢としたり、人間社会に類推して乾=母、坤=父、震=長男、巽=長女、坎=中男、離=中女、艮=少男、兌=少女とした。一方、爻については陰陽思想により─を陽、--を陰とし、万物の相反する性質について説明した。このように戦国時代以降、儒家は陰陽思想や黄老思想を取り入れつつ天地万物の生成変化を説明する易伝を作成することで『易』の経典としての位置を確立させた。

なお八卦の順序には繋辞上伝の生成論(太極-両儀-四象-八卦)による「乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤」と説卦伝の生成論による「乾・坤・震・巽・坎・離・艮・兌」の2通りがある。前者を伏義先天八卦、後者を文王後天八卦と呼び、前者によって八卦を配置した図を先天図、後者によるものを後天図という。しかし、実際は11世紀の北宋の邵雍の著作『皇極経世書』において初めて伏義先天八卦、文王後天八卦として図と結びつけられたのであり、先天諸図は邵雍の創作と推測されている。

1993年郭店一号墓より竹簡に記された『易』が発見された。これは現存最古の秦代の『易』の写本である。

[編集] 占法

『易』の経文には占法に関する記述がなく、繋辞上伝に簡単に記述されているのみである。繋辞上伝をもとに孔穎達周易正義』や南宋朱熹『周易本義』筮儀によって復元の試みがなされ、現在の占いはもっぱら朱熹に依っている。朱熹の本筮法を筮竹あるいは蓍の使用に限って説明すれば以下のようである。

繋辞上伝には「四営して易を成し、十有八変して卦を成す」とあり、これを四つの営みによって一変ができ、三変で1爻が得られ、それを6回繰り返した十八変で1卦が得られるとした。さらに四営は伝文にある「分かちて二と為し以て両に象る」を第1営、「一を掛け以て三に象る」を第2営、「これを(かぞ)うるに四を以てし以て四時に象る」を第3営、「奇をに帰し以て閏に象る(「奇」は残余、「」は指の間と解釈される)」を第4営とした。

  • 第1変
    • 50本の筮竹の中から1本を取り、筮筒に戻す。この1本は使用せず、49本を用いる。この1本は太極に象る。
    • 第1営 - 残りの筮竹を無心で左手と右手で2つに分ける。これはに象る。
    • 第2営 - 右手の中から1本を抜き、左手の小指と薬指の間に挟む。この1本はに象り、あわせて天地人の三才に象る。
    • 第3営(1) - 左手分(天)の本数を右手で4本ずつ数える。これは四時に象る。
    • 第4営(1) - その余り(割り切れる場合には4本)を薬指と中指の間に挟む。これは閏月に象る。
    • 第3営(2) - 右手分(地)の本数を左手で4本ずつ数える。
    • 第4営(2) - 残った余り(割り切れる場合は4本)を中指と人差し指の間に挟む。第2営からここまでの5操作のうちに閏月を象る残余を挟む操作が2度あることは五歳二閏(5年に約2回閏月があること)に象る。
    • 左手の指の間に挟みこんだ残余の筮竹の総和を求める。必ず9本か5本になる。
  • 第2変 - 49本から第1変の結果の9本か5本を抜いた44本または40本の筮竹で四営を行う。すると左手の指に挟みこまれた筮竹の総和は8本か4本になる。
  • 第3変 - 第2変の結果の8本か4本を抜いた40本か、36本か、32本の筮竹で四営を行う。すると左手の指に挟みこまれた筮竹の総和は8本か4本になる。
  • - ここで第1変・第2変・第3変の残数により初爻が決まり、それを記録する作業が行われる。これは筆で板に4種類の記号を書き込むが、卦木(算木)で表すこともできる。残余の数は9本か5本、8本か4本であり、これを多いか少ないかによって区別すると、3変とも多い「三多」、2変が少なく1変が多い「二少一多」、2変が多く1変が少ない「二多一少」、3変とも少ない「三少」となる。これらの総和をそれぞれ最初の49本から引くと数えた筮竹の総数に当たるが、これは四時の4と陰陽の数を相乗じることによって得られるとされる。すなわち老陽の9、少陰の8、少陽の7、老陰の6である。ここで導かれた陰陽の属性を表す記号(重・折・単・交)を初爻の位置に記録する。ここで少陽・老陽は陽爻であるが、少陽が不変爻であるのに対し、老陽は陰への変化の可能性をもった変爻である。また少陰・老陰は陰爻であるが、少陰が不変爻であるのに対し、老陰は陰への変化の可能性をもった変爻である。
筮竹
残余の多少 数の意味 属性 記号
三少 5+4+4=13
49-13=36=4*9
老陽 9
(重)
二少一多 5+4+8または5+8+4または9+4+4=17
49-17=32=4*8
少陰 8 --
(折)
二多一少 9+4+8または9+8+4または5+8+8=21
49-21=28=4*7
少陽 7
(単)
三多 9+8+8=25
49-25=24=4*6
老陰 6 ×
(交)
  • 第4変~第18変 - 上記と同様の操作を続け、初爻の上に下から上への順に第2爻から上爻までを記録し、6爻1が定まる。
  • 占断 - 以上の操作で定まったを「本卦(ほんか)」といい、さらに本卦の変爻(老陰・老陽)を相対する属性に変化させた卦を求め、これを「之卦(しか)」という。ここではじめて『易経』による占断がなされる。占いの結果は本卦と之卦の卦辞を踏まえたうえで、本卦の変爻の爻辞に求められる。なお二つ以上の変爻がある場合には本卦の卦辞によれ(『春秋左氏伝』)あるいは二変爻であれば本卦のその二爻辞(上位を主とする)により、三爻辞であれば本卦と之卦の各卦辞によれ(朱熹『易学啓蒙』)とされる。
    例えば、左手の指に挟んだ残数が第3変までで9・8・4、第6変までで9・4・8、第9変までで5・8・8、第12変までで9・8・8、第15変までで9・4・4、第18変までで5・8・4であったとすると、¦¦×||| と記録され、本卦は¦¦¦|||、之卦は¦¦||||大壮となる。これを「泰の大壮に之(ゆ)く」といい、占断は泰・大壮の卦辞を参考にしつつ泰卦の変爻、六四の爻辞によって行われる。

また筮竹を用いずに卦を立てる占法もあり、三枚の硬貨を同時に投げて、三枚裏を老陽(□)、二枚裏・一枚表を少陰(--)、二枚表・一枚裏を少陽(─)、三枚表を老陰(×)とする擲銭法がの賈公彦『儀礼正義』に記されている。

[編集] 易の注釈史

『易』にはこれまでさまざまな解釈が行われてきたが、大別すると象数易(しょうすうえき)と義理易(ぎりえき)に分けられる。象数易とはの象形や易の数理から天地自然の法則を読み解こうとする立場であり、義理易とは経文から聖人が人々に示そうとした義理(倫理哲学)を明らかにしようという立場である。

漢代には天象と人事が影響し、君主の行動が天に影響して災異が起こるとする天人相関説があり、これにもとづいて易の象数から未来に起こる災異を予測する神秘主義的な象数易が隆盛した。ここで『易』はもっぱら政治に用いられ、預言書的な性格をもった。特に孟喜・京房らは戦国時代以来の五行と呼ばれる循環思想を取り込み、十二消息卦など天文と易の象数とを結合させた卦気説と呼ばれる理論体系を構築した。前漢末の劉歆はこのような象数に基づく律暦思想の影響下のもと漢朝の官暦太初暦を補正した三統暦を作っており、また劉歆から始まる古文学で『易』は五経のトップとされた。

一方、の王弼は卦象の解釈に拘泥する漢易のあり方に反対し、経文が語ろうとしている真意をくみ取ろうとする義理易を打ち立てた。彼の注釈では『易』をもっぱら人事を取り扱うものとし、老荘思想に基づきつつ、さまざまな人間関係のなかにおいて個人が取るべき処世の知恵を見いだそうとした。彼の『易注』は南朝において学官に立てられ、唐代には『五経正義』の一つとして『周易正義』が作られた。

周敦頤から二程子を経て後の朱子学に連なる儒教の形而上学的基礎は、『易経』に求められる。

[編集] 数学

易は数学二項定理により展開されているとの説がある。


[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク


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