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新ソード・ワールドRPGリプレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

新ソード・ワールドRPGリプレイ(しんそーどわーるどあーるぴーじーりぷれい)は、2001年から2004年まで富士見書房から単行本刊行されたソード・ワールドRPGリプレイ作品。全10巻27話(ただし、第25話には続編の25.5話が、第26話には表と裏の2話がある)。他に『月刊ドラゴンマガジン』2001年6月号及び7月号に掲載された第0話(後、単行本第5巻に収録)と、ガイドブックに収録された番外編1話。へっぽこーず編、とも称される。小説シリーズからはへっぽこの名がタイトルに冠されるようになった。ゲームマスター (GM) は秋田みやび。監修は清松みゆき。イラストレーターは浜田よしかづ。

プレイヤーキャラクター (PC) はイリーナ・フォウリー、ヒース、ノリス・ウェストイック、ガルガド、マウナ・ガジュマの5人。のちノリスとガルガドは抜け、エキュー、バスの2人が新メンバーとして加入した。臨時のPCを務めたNPCがこのほか5人いる。

目次

[編集] 舞台

前回の『アンマント財宝編』から数年ぶりに開始されたリプレイであり、この作品からタイトルに「新」と冠された。これまでの経験豊富なGMから経験の浅い秋田を起用することで、初心者に敬遠されがちなGMの敷居を低くしようとする狙いがあったものと秋田自身は考えていた。なお、本作が秋田の商業作品デビュー作である[1]。監修として清松みゆきが全体の構成やルール面のチェックなどを行っているところも特徴。

主な舞台はソード・ワールドの主舞台の一つであるオーファンを中心とした中原諸国。当初はもっぱらオーファン国内、のちにラムリアース王国やファンドリア王国との国境地帯も舞台となった。歴代リプレイが共通して持っていたワールドガイドとしての性格は具えてはいるものの、既知の地域を扱ったためか読み物としての性格が強いのが特徴で、追加設定は最も大きなところでオーファンの軍制、後のシリーズにも流用された破門魔術師アルミン[2]の登場程度でいずれもスケールが小さいものとなっている。 また、一部シナリオに舞台が共通する『魔法戦士リウイ』とのコラボレーションがみられ、これにより年代が確定している[3]。そのため、『剣の国の魔法戦士』の時期のへっぽこーずの動向を期待する読者も存在したが、残念ながらその頃はへっぽこーずはファンを離れており、その時期にオーファンを襲った事件には全く関わらなかった事になった。またリプレイ9巻で起こったある大事件でリウイシリーズにも影響を及ぼす危機が発生している(一応事なきを得たが)。

かつての失敗のためか雑誌連載は後期の一時期を除いて行われず、ほぼ完全に単行本のみでの展開となった。しかし、それにもかかわらず読者の絶大な支持を受け、単行本全10巻、さらにバブリーズでさえなしえなかったコミック展開、ガイドブック発行という快挙を成し遂げた。 魅力的なPC陣はいずれも高い人気を誇り、特にイリーナ・フォウリーはその容姿と能力のミスマッチ感もあって読者の絶大な支持を獲得し、『モンスターたちの交響曲』以来長年日陰の存在となっていたファリス神官の完全復権が果たされることとなった。

本作の大成功はイラストレーター選択の勝利と言われることもある。

[編集] 特徴

基本的には前衛(特にイリーナ)のディフェンス能力を生かした上でルーン技能を中心に戦うオーソドックスなPT。歴代リプレイパーティの中では能力値的には高いほうである。豪快に戦闘で勝つシーンが登場する一方で慎重さには欠ける点があり、うっかりボスを逃がしたりするなど肝心なところでの抜けによる失敗も度々生じている。「へっぽこ」と呼ばれる所以である。

これまでのリプレイでは流れ者的要素の高かった冒険者達に対し、このシリーズ(およびNEXTシリーズ)においては主役的存在を含む大半のプレイヤーキャラがプレイ舞台に密着した市民であることも特徴の一つである。そのため安定した地盤があるが故の緩みがでる一方、報酬以前の問題として自らの愛する物を含む国の危機に対して真摯に取り組む姿勢が生じ、その結果として熱さが際立っている。

余談だが、リプレイ各話のタイトルは全て何らかの作品のタイトルのパロディとなっている(下記の「振り向けばコボルドがいる」の場合は「振り返れば奴がいる」のパロディ)。

[編集] あらすじ

「リプレイ書いてみない?」そんな一言で、新米GM秋田みやびの遥かなる冒険ははじまった。使用するサイコロの数を忘れ「3つ使って、出目が小さいほうが勝ち?」などといった自称・へっぽこGMが相対するは、なんとGM以上のへっぽこキャラクターたち。依頼は「キング・オブ・ザコ」ことコボルド退治。しかし、これに油断したのか、PCたちは一所懸命ヒントを出すGMの苦労をことごとくスルーし、とうとう彼女の逆襲を受けることとなるのだった(第1話『振り向けばコボルドがいる』より)。

[編集] 登場人物

[編集] へっぽこーず

「へっぽこーず」の名称はあくまでGMや読者がそう呼ぶのであって、物語の中ではイリーナ達がその名称で呼ばれた事はない。なお、ガルガドとノリスが抜け、エキューとバスが入った際は「ネオ・へっぽこーず」と呼ばれた。

  • イリーナ・フォウリー
筋力が人間の限界値である24もある(後に限界を突破して25)ファリスの神官戦士。パーティの主戦力にして壁。
ファリスの神官らしく、生真面目な性格で正義感に溢れる熱血元気少女。ヒースとは幼馴染で「ヒース兄さん」と呼んでいる。ちなみにクリストファーという勘当中の実の兄もいる。父キリングが大病に倒れ、母親も看病で忙しいため治療費と生活費を稼ぐためにヒースと共に冒険者になった(キリングは後に快復した)。
武器マニアであり、特に自らの筋力に見合ったグレートソードを手に入れる事に執着している。
数多くの異名を持ち、ファラリス信者からは特に恐れられている。有名なものでは初期は「ファリスの鉄塊娘」中期以降は「ファリスの猛女山田章博のコミック「ファリスの聖女」のパロディ)」。初期の異名は特製の白いプレートメイルをまとい、常にフル装備で街を闊歩することからついたものであり、数度にわたってギャグ化されてイラスト化され、また短編小説においては敵対する者に与える心理的効果も描かれている。このほか正式な異名ではないが仲間からは「モビルスーツ」「蛮族の英雄」などとも称されている。
ファリス神官とは言え、独善的ではなく、マンドレイクに対して自分の血を提供した事もある。この行動のため、後にイリーナに容姿と性格がそっくりのアルラウネ達(ヒースに「チビーナ」「プチーナ」「ロリーナ」と名付けられる。名付けられる前は量産型と呼ばれていた。)が生まれ、ママと慕われる事になる。ただし、一度行きがかりの旅人に問答無用でセンス・イービルをかけてガルガドに諭された事もある(もっとも、その相手は本当に邪悪だったのだが)。また、小説版では友人に罵倒されたり、結果的に自分達の行動のために他人が不幸になってしまったりという出来事に遭遇して思い悩む事も。
終盤で一度死亡してしまい、『魔法戦士リウイ』の物語にまで影響を及ぼす事態になってしまった(何とか事なきを得たが)。
筋力をたびたび誇示する一方で、うら若き乙女というにはごつすぎることに思い悩む場面もたまにある。また、イラストではあまりに筋力とはかけ離れた容姿であるため、後のガイドブックでは「リアル・イリーナ」というマッチョなイリーナが描かれた。
なお、最初にダイスを振って出た能力値はかのベルドとタメを張るほどであったため、振りなおしさせられて現行の能力になったらしい。
  • ヒースクリフ・セイバーヘーゲン(ヒース)
ファン南西の森にある狩人の村出身。家族は作中全く登場しなかったが、両親と兄姉弟妹が1人ずついる。イリーナとは親同士が友人だった事から幼馴染という関係である。
子供の頃に森の中で遭難していた魔術師ハーフェンを助け、彼に魔術の才能を見出されて魔術師ギルドの特待生となった。以後、ハーフェンとは師弟関係で彼の危機を救った事もある。
特待生としてファンに暮らすようになってからはイリーナの家庭教師も勤めており、後に彼女の両親が病に倒れた際に後見人的な立場で共に冒険者となった。
性格は皮肉屋で傍若無人、他人をおちょくる事が趣味、見栄っ張り、法螺吹きと相方のイリーナとは正反対の性格である。この性格のせいで実力はありながらも未だに魔術師ギルドで導師になれないでいる(ただし、後述の事情もある)。しかし、その一方で子供好き、動物好きという一面を持ち、パーティの父親的存在だったガルガドがパーティを抜けた際は「息子」としてそれを送り出す、イリーナが友人に罵倒されて落ち込んでいる時は「自分の言いたい事を言ってやれ」とアドバイスする、仲間達が窮地に陥っているならば導師になるための試験を蹴ってまで助けに行く、師匠のハーフェンに対して悪態を吐きながらも気を遣う、あまりお金に執着しない、女性に良く声をかけるがやはり執着しないなど、根はさほど性悪ではなく(この一面は小説版で強く表れている)、それどころか意外なことにファリス信者でもある。
同じ魔術師ギルドに所属しているリウイを一方的にライバル視し、アイラに対しては恋心を抱いていた。アイラへの恋は作中諦めたと発言しているが、その後、王子である事が発覚したリウイに対してどんな感情を抱いていたかは作中明かされていない。余談だが、ヒースはリウイの父親であるオーファン国王リジャールに対して説教をした事がある。
初級の魔法であるスリープクラウドの呪文にやたらと失敗し、一度などは「二度と使わない」とまで発言するほどだったが、その後も使う度に失敗し、ヒースの代名詞となっている(失敗をごまかすためヒースはスリープクラウドを「遺失魔法」と言って憚らない)。逆にパラライズの呪文は得意で、ここ一番という場面で必ず成功させていた。他にも頻繁にランタンを壊してしまうため、何個か常備している事もあった。
使い魔にカラスのフレディ、荷馬にジェイミーがおり、可愛がっていたがフレディはリプレイ最終巻で戦死してしまった。その後、ノリスにクランズの使い魔のを手渡されたが拒否しており、使い魔にしたかは定かではない。
名前を思いつくのが得意で、良く名称が無い相手に名前をつけていた。
  • マウナ・ガジュマ
ハーフエルフの精霊使い。父親がエルフ。ハーフエルフと言う事で住んでいた村では冷遇されていたらしく、養ってくれていた祖父が亡くなった後に旅に出て行き倒れそうになった所で冒険者に。
とにかく貧乏性であり(というより、序盤は実際貧乏だった)、小金に拘る性格。その性格に付け込まれマルチ商法まがいの詐欺に遭ったこともあり、そのことをたびたびからかわれる。しかし、それを除けばガルガドと並んで常識的な性格である。女性同士と言う事でイリーナと仲が良く、彼女が死亡した際は一番嘆き悲しみ、蘇った時は思わず泣きながら抱きしめていた。責任感が強いのかエキューが仲間になった後は度々自らのシャーマンとしての実力に悩んでいる。後半、腐女子的な一面も垣間見せた。
冒険者の店が儲かる事を知り、『青い小鳩亭』でウェイトレスのバイトをしながら養女となるチャンスを狙っていた。第4巻の事件を経てついに『青い小鳩亭』の主人夫婦であるガーディとシャナの養女となり、実の家族同然の絆を結んでいる。また、ヒースの横槍でガーディとシャナの甥であるクラウスとくっつけられそうになるが、作中の描写を見る限り本人達も満更ではないようである。エキューからも(エルフ耳と言う事で)一方的に想いを寄せられているが、エキューの節操ない態度には辟易している。
挿絵を描いている浜田よしかづのお気に入りらしく、ほぼ毎回髪型が変わっている。また、後半、挿絵で胸が強調されるようになった。
  • ガルガド
戦神マイリーに仕えるドワーフの神官戦士。出身や家族構成、神殿に入った事情などは作中で語られる事がなかったため不明。
年齢的にはまだ若者だが、外見・内面ともにやたらと落ち着き、老成している。また本人曰く「昔はやんちゃしていたこともある」ためか、オーファンの刑法に通じており、冒険の心得もある。偶然知り合った冒険者に成りたてのイリーナたちのあまりの素人っぷりが放って置けず、これは「彼らを一人前に鍛え上げよ」というマイリーの試練だろうとパーティに加わる。
常にどっしりと構えた落ち着きのある言動と、パーティ一の癒し手である事から、縁の下の力持ちとしてパーティに欠かすことの出来ない存在であり、常に仲間達を厳しくも温かく見守るその様子は旧き良き父親のようでさえある。実際ヒースからは「おやっさん」と呼ばれていた。
仲間の一人ノリスをクソガキ呼ばわりしていたが、一念発起して、自分を鍛える為一人で旅に出ようとする彼を補佐する為、自らもパーティを離れる。その際知り合いのバスをパーティに紹介している。その後紆余曲折を経てパーティに復帰する。
ノリスがあまりにへっぽこだったため、優秀な盗賊を仲間にする事にこだわる。また、バスをヒース達に紹介したのはガルガドである。
実はプレイヤーが駄洒落好きであり、キャライメージにそぐわない為作中ではカットされているが、度々その種の発言があったようである(後にガルガドのプレイヤーがクラウスを動かしていた時にそれが垣間見える)。
よりにもよってノリスと旅をする事になったため、清松みゆきやヒースにマゾ呼ばわりされている。
  • ノリス・ウェストイック
祈祷や占い、薬の調合などで生計を立ててきた呪術士(ウィッチドクター)の家系出身の盗賊の少年。15歳になって成人したのを機に「一旗上げて来い」と父親に家を追い出され、冒険者になる。血筋の為、精霊使いとしての力も持つが、そちらはあまり鍛えてはおらず、もっぱら盗賊技能の補助にとどまっている。
性格はお気楽で楽天的。難しい事を考えず、ノリや気分で行動する天性のトラブルメーカー。その様子はいたずら小僧という表現が一番ぴったり来る。その思慮の浅い行動と知力の低さ、サイコロ運の悪さによって、特に最初の頃は仕掛けられた罠に気付かず、情報収集もおぼつかないとパーティきってのへっぽこぷりを示した。そのためガルガドやヒースからはクソガキ呼ばわりされており、半ば本気でパーティから放逐する相談をされる事もあるなどややぞんざいな扱いを受けるが、本人はまるで気にしていない。ガルガドに説教されるのを楽しんだり(そしてガルガドのほうもなんだかんだ言いつつ放って置けない)、ヒースと一緒に悪ふざけをするなど、根本的なところでは仲がいいようだ。
第一部ラストで死亡するが復活。だが、短編集で描かれたその直後の冒険で仲間達に頼りすぎる自分の甘さを自覚し、一人旅に出る。その後追ってきたガルガドと二人で各地をめぐる。途中ある陰謀に巻き込まれ、猫と身体を入れ替えられるが、仲間達の努力の甲斐あって無事元に戻り、それを機にパーティに復帰する。お目付け役付とはいえ、一人旅をしたのは伊達ではなく、かなりの成長をしていたが、やはり今までの流れなのか、扱いはややぞんざいであり、猫の姿でいたほうが待遇がいいとまで言われている。
特技はウェイトレスの格好をした女装で(その際は「ノリーナ」と名乗る)、その姿はヒースがうっかり惚れかけ、エルフ耳がない人間には興味を持たないエキューに「これで耳が尖っていたら…完璧?」と言わしめ、後にエルフ耳バージョンを披露してエキューを大いに惑わせた。
家族は両親と父方の祖母の三人。父ゼクスは精霊使いとして冒険に出ていた時期があり、その時ファンを目指して旅をしていたマウナと知り合っている。祖母のメリーナは口では厳しい事を言いつつもノリスのことを可愛がっており、ノリスもおばあちゃまとなついている。母親は登場していないが、ノリスのセリフによると、教育方針の違いでよくメリーナともめているらしい。
  • エキュー
傭兵を両親に持ち、自らも15歳までを傭兵として過ごした戦士の少年。両親を名前で呼ぶようなシビアな環境によって培った乾いた死生観と冷徹な戦略眼を持つ(ただし、他人を疑い過ぎる節もあり、自分達を訊ねてきた子供を問答無用で顔をつねった事がある)。
その一方で異常とも言えるエルフ、特に尖った耳への過剰な愛情を持ち、物事にエルフ(ダークエルフを含む)が絡むと冷静さを失う。へっぽこーずへの加入のきっかけもあくまでもハーフエルフであるマウナ(の耳)への思い入れによるものである。最も、ヒース達がエキューをパーティに入れたのは彼を金づる(ノリス復活のために所持金を全て失っていたため)にするためである。
このエルフフェチは傭兵時代に出会ったエルフ、シルヴァーナの影響によるものであり、自らもエルフに近づくために精霊使いとしての道を強化している。
たびたびマウナに求愛しているが、耳にしか興味がないとも取れる普段の言動からあまり相手にされていない。また、マウナの恋人候補であるクラウスに対して(ほとんど一方的に)ライバル視しているが、自身の言動のせいで大きく水を開けられている状況である。
戦士としてはイリーナと正反対の軽戦士タイプ。器用度、敏捷度、知力に優れる。
プレイヤーも認めているがヒースとは性格が合わないらしく、かなり彼に対する態度が冷たい。しかし、性格が合わない相手でもやり遂げた仕事は評価し、イリーナの復活のために奔走したヒースや数人のパーティでレイカの村人を避難させたクラウスを労ったりもしている。
  • バス
ドワーフの盗賊兼吟遊詩人兼神官。パーティーを抜けることになったノリスの代わりとしてガルガドから紹介され、へっぽこーずに加入した。ちなみに、その際の名目は「優秀な盗賊」としてである
信仰している神が芸術神ヴェーナーということもあり、自分は盗賊ではなくアーティストであると公言し、いざという時は「歌に残すために私一人でも逃げ延びる」というやや傍観者的立場を取ることもある。
盗賊技能はノリスと大差ないが、詩人技能により簡単に金を稼ぐことができることからパーティーの金づるとして受け入れられた。
ドワーフは敏捷度、知力に乏しいためこれらを求められやすい盗賊であることは珍しい。しかし過去を多く語らないのをモットーとしているため知られていることはあまり多くは無い。
前述の通り、ガルガドの紹介でパーティに入ったので、ガルガドとは何らかの関わりがあるものと思われるが、今のところ2人の関係は(両者ともドワーフである事を除いて)謎である。

[編集] その他の登場人物

[編集] オーファン

  • 青い小鳩亭
  • ガーディ 青い小鳩亭の主人、元冒険者(戦士)。
  • シャナ ガーティの妻。
  • クラウス・フォーゲル ガーディ、シャナ夫妻の甥。
  • サニー・パルミュール 青い小鳩亭にベースを置く冒険者
  • ヒースの周囲にいる動物
  • ジェイミー 荷馬
  • フレディ 使い魔、カラス。
  • へっぽこーずの関係者
  • キリング・フォウリー イリーナの父。
  • クリストファー・フォウリー イリーナの兄。
  • ハーフェン
ファン王国時代から続く名門の出身。だが、友人の借金の保証人になった結果家財を失う。魔術師ギルド入会~導師位昇格までの経緯は現在のところ不明である。下級の導師時代に一度陰謀によって陥れられかけたことがあるが、弟子ヒースクリフらの活躍で救われた。ヒースクリフにはこれ以前にも森で遭難した折に命を救われており、こうした経緯ゆえか彼の尊大な振舞いを看過する傾向が強い。
ヒースクリフの存在はのちオーファンとファンドリアの水面下の抗争に関連して、学院内に与えられていた分校を破壊されるなど害が大きいようであるが、彼が積極的にも消極的にも、この尊大な弟子を排斥しようとした形跡は見られない。ヒースクリフの不器用な優しさを見抜いているのかもしれない(ヒースは何だかんだ悪態を吐きつつもハーフェンを気遣う行動を取る事が多い)。また、ヒースクリフを「自慢の弟子」だと発言した事もある。
極めて温厚かつ度量が広く、自己犠牲的な性格の持ち主。真に大事が発生した場合には断固たる手段を取るが、その際にも角を立てない手立てを講じる。そのため学院内では「仏のハーフェン」なるあだ名で知られる。
家族構成は娘が一人(後にオランの賢者の学院に留学、そこで知り合った男性と結婚している)家財を失った時、妻には逃げられたらしい。
作品世界的には、魔術師ギルドの導師がいかなる地位か広く知らしめた人物である。[4]
  • メリーヌ・ウェイストイック ノリスの祖母。
  • ゼクス・ウェイストイック ノリスの父。マウナが精霊使いとしての道を歩むきっかけとなった人物。
  • オズ エキューの父。剣のコレクションをこよなく愛する。
  • ドビィ エキューの母。
  • オーファン国民
  • フランツ
  • カレン
  • ゼーン
  • ブルス
  • ターシャスの森
  • チビーナ
  • プチーナ
  • ロリーナ
  • レン
  • シルヴァーナ
  • 魔術師ギルド
  • アイラ
  • ケネス
  • リウイ
魔法戦士リウイ』の主人公。ヒースがライバル視している。作中はチラリと登場した程度。なお、リウイがヒースをどう思っているのかは不明。
  • 盗賊ギルド
  • キティ
  • ミレル
  • 王国関係者
オーファン王国の近衛騎士団長。第10巻冒頭にてNPCで登場し、後に分割されたへっぽこーずの一方にPCとして参加した。NPCであったときには威厳のある態度を取っていたが、PCとなった後は恐妻家が強調され、ラヴェルナと別行動であるのを良いことに「イイ店」に行こうとしたり、ハーピー達との酒池肉林を目論んだりと暴走し続けた。
結局その行動はラヴェルナにバレたらしく、次シナリオの冒頭では顔にライトニングバインドの跡らしい網目の傷を付けて登場した。
  • エルンスト・パルミュール
  • その他
  • ヤムヤル

[編集] ラムリアース

  • 森林衛視隊
  • レイナス
  • ルーシィ・ザイオン
  • ロディ
  • ザイオン家関係者
  • フローラ・ザイオン
  • ランディール
  • セドリック・マーカス
  • その他
  • アルミン
導師級の古代語魔法の習得に達した魔術師。しかしラムリアースの賢者の学院にあっては彼ですら低位の存在である。危険な人体実験を行い学院を追放された。
北斗の拳のアミバがモデルであるとの説が一部に存在する。本作に登場したノンプレイヤー・キャラクターのうちでは人気が高く、後に短編小説や後続のリプレイにも登場した。
  • ジャギー
ラムリアース賢者の学院のおちこぼれ魔術師。

[編集] ファンドリア

  • クランズ

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. リプレイの執筆経験としては、グループSNE公式サイトに掲載している『ガープス・バニーズ&バロウズ』がある。ただしGMは別の人間である。
  2. 主人公の一人ヒースを悪質にしたと評されるこのキャラクターは北斗の拳アミバとキャラクターが非常に似通っていたためアミバを知るプレイヤー、読者から好評を博し、同リプレイの隠れた人気キャラクターとなった。その後短編小説にて過去の悪行が描かれ、清松みゆきの「猫の街の冒険」シリーズが開始されるとネットなどに提示された読者の疑問を解消する形で再登場を果たした。
  3. 第0話から第2話が新王国暦520年初夏。第13話の序盤でヒースが18歳の誕生日を迎える(同年10月11日)。第24話で新王国暦521年の春になる。リウイキャラクターがノンプレイヤー・キャラクターとして登場しシナリオ進行を助けたことや、リウイ・キャラの動向を読んでプレイヤーが行動を決定する指針とするシーンもある。
  4. 分校を与えられる、王宮に伺候することができるなど。ほか明示されてはいないが特別のローブを着用できる特権もある模様。設定者の秋田みやびはこのほか導師候補クラスの上級の魔術師、学生の待遇についても細かに描写している。
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