戦艦アリゾナ (宇宙戦艦ヤマト)

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戦艦アリゾナは、アニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』に登場する、架空の宇宙戦艦。北アメリカ探査船団の護衛戦艦である。

艦の外観は、主力戦艦とヤマト級戦艦とアンドロメダ級戦艦を足して3で割ったような折衷型のデザインである。艦首は主力戦艦、艦橋付近はヤマト、艦底から艦後半部にかけてはアンドロメダ。艦体色は白色系である。船体全体の設計としては戦艦アンドロメダ級の基本設計に酷似しているようで、艦中央部のバルジ、補助機関と安定翼のX型配置、ブリッジ後部の多目的センサーマスト、船体下部の補助機関ナセル等、随所にその傾向が見受けられる。余談だが、このことから逆に、アンドロメダ級は北米製の艦ではないかと推察することもできる。

武装としては、艦首波動砲を1門装備しており、その砲口の形状は後の対ディンギル帝国戦役時の戦艦に通じるものがある。他の主要兵装としては主砲として三連装衝撃砲（ショックカノン）を艦前部上面に2基、艦後部上面に1基、計9門を装備する。

またおもしろいことに360度旋回可能な副砲を艦体中央両側面に装備する。これによりこの副砲は真後ろは無理だが、艦後方も広く射界に含んでいる。これは、巡洋艦で試みられたものと同じ方式である。

その他の興味深い点は本艦はヤマト級以外の、通称「煙突ミサイル」型のVLS装備艦であるというところである。ほとんどの艦はミサイルは艦体内蔵なのに対し、この方式では、ミサイル発射管とミサイル格納庫と再装填装置とを一まとめのブロックにして、艦体外部に置いているのである。もちろん非装甲というわけではない。

またヤマト級に範を取ったのか、対空兵装も充実している。艦橋付近に連装パルスレーザー高角砲を3基、これを両舷側で合わせて6基、計12門も装備する。高角砲のすぐ下に片側4基、両舷側で8基のパルスレーザー対空機銃もある。

下部艦首にはヤマト級と同じようなミサイル（魚雷）発射管を片側3門、両舷側で計6門装備している。

補助機関はアンドロメダ級と同じく4基備える。このことから本艦がアンドロメダ級に匹敵する、かなりの大型艦であることが窺える。

たいへん強力な武装を誇ったが、ボラー連邦艦隊の物量と絶え間のない黄色光線砲(ボラーチウム100の放射線を発する)の連射攻撃で波動砲を撃つ間も無く撃沈されたと思われる。その残骸は、スカラゲック海峡星団β星においてヤマトクルーによって発見された。

[編集] 諸元

- 全長、全幅、基準排水量その他不明
- 武装
  - 主砲:三連装衝撃砲（ショックカノン）×3、計9門
  - 副砲:三連装衝撃砲（ショックカノン）×2、計6門
  - 前部ミサイル（魚雷）発射管×3門×2、計6門（再装填可）
  - 垂直ミサイル発射管（VLS）、通称「煙突ミサイル」×?セル（再装填可）
  - 連装パルスレーザー高角砲×3基×2、計12門
  - パルスレーザー対空機銃×4基×2
  - その他不明