大阪市立東高等学校

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大阪市立東高等学校
創立	1923年
設置学科	全日制普通科　全日制理数科　全日制英語科
所在地	〒534－0024
大阪府大阪市都島区東野田町4－15－14
電話番号	06-6354-1251
外部リンク	公式サイト

大阪市立東高等学校（おおさかしりつひがしこうとうがっこう）は、大阪府大阪市都島区にある公立高等学校。

最寄り駅はJR、京阪電車、大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線各線の京橋駅もしくはJR東西線の大阪城北詰駅である。
学校の道路を挟んですぐ向かいには都島図書館と都島区役所がある。

普通科のほかに理数科、英語科がある。2003年10月に創立80周年を迎えた。
大阪有数のターミナル駅である京橋の駅前のビル郡のすぐそばに広いグランドつきの校舎を構えており、学校としては珍しい都会のど真ん中にある。学校から大阪ビジネスパークのビル郡やOAPや大阪城がみえる、そして学校の周りにラブホテルが無数あり校舎の窓からラブホテルが見える珍しい学校でもある。副都心のすぐそばのとても立地のいい学校で偏差値も進学実績もよく毎年受験の倍率が高い、有数の人気校である。校則がかなり厳しい。
普通科は平成14年の2月の大阪府公立高等学校の一般受験の事前調査で1.78倍と言う脅威的な数値が発表されたこともある（平成14年の最終倍率は1.4倍）。第3学区と第4学区の合併で、新学区の地域の沿線の鉄道はJR東西線や京阪電車などで、地域的に京橋駅がターミナルとして主に使われている範囲に学区が拡大するため、新学区の中でもっともアクセスの良い学校になる。

[編集] 歴史

当校は昭和54年に現在の場所に移転するまでは、旧大阪市東区に校舎があった。

旧船場校舎時代

1922年（大正11年）12月23日　区会において女子実業学校設立に関する件が可決。
1923年（大正12年） 2月27日　大阪市立東区女学校設置の件認可
1923年（大正12年） 5月12日　開校式を挙行
1926年（大正15年） 7月15日　校名が大阪市立高等東女学校と改称
1933年（昭和10年） 5月12日　創立10周年記念式挙行
1941年（昭和16年） 1月 1日　経営が区費から市費へ
1941年（昭和16年） 3月12日　大阪市立東高等女学校と改称
1943年（昭和18年） 5月12日　創立20周年記念式挙行
1945年（昭和20年） 1月13日　空襲により周辺地域焼失するが、校舎に異常なし
1945年（昭和20年） 3月20日　第18回・第19回卒業式を挙行
1948年（昭和23年） 4月 1日　大阪市立船場高等学校女学校と合併。同日学制変更により大阪市立東高等学校と改称。現在の校名となる。大阪市立汎愛高等学校と男女交流し一時期大阪市立東船場高等学校と併称した。
1948年（昭和23年） 9月19日　定時制過程を併設
1949年（昭和24年） 3月15日　第1回高等学校卒業式を挙行
1949年（昭和24年） 3月31日　高等女学校制度が廃止となる
1950年（昭和25年） 4月 1日　大阪市立汎愛高等学校が本校に合併。
1952年（昭和27年） 4月 1日　大阪市立汎愛高等学校が本校より分離独立。産業教育振興法により家庭技芸科を併設。
1953年（昭和28年） 4月 1日　定時制過程が独立し東第2高等学校創設。本校創立30周年記念式を挙行。
1963年（昭和38年） 4月 1日　家庭技芸科を被服科と改称
1963年（昭和38年）11月 1日　創立40周年記念式を中央公会堂にて挙行
1978年（昭和53年） 3月 7日　被服科の募集停止

そして旧校舎は次第に老朽化が目立つようになり、加えて旧制女学校用の狭い敷地では十分な活動が出来ないなどの声があがり、当時の校長、PTA、教育振興会（後の後援会）、教職員一同が立ち上がり、昭和47年秋関係各機関へ陳情へ。PTA役員や同窓会役員の大蔵省や近畿財政局への精力的な交渉の結果、昭和48年、大阪市は33億3700万の巨費を投じ京橋駅前の交通至便な大阪市都島区東野田の大阪大学工学部跡地の約1万坪（現在の当校所在地。校内の中庭には阪大工学部跡地の碑がある）を取得。その後大阪市立東商業高等学校と当校の2校移転案が市教育委員会から提示されるも、これでは当時続々と新設されていた府立高校と遜色があると教職員一同が市教育委員会に併設案の不都合と新時代に適合する校舎を要望し、昭和52年4月大阪市高等学校教育審議会の答申のなかで当校の単独移転具体案を高教審に提出し了承を得る。同年12月市議会の事前審議で移転新築工事請負契約議案を各会派ともに承認され、事実上の決定をみる。本会議の承認を経て昭和54年4月の開校を目指して直ちに新校舎建設が着工となる。

京橋東野田の現在地に校舎移転後～現在

1979年（昭和54年） 4月 1日　大阪市都島区東野田の現在の所在地に校舎が移転、新校舎開校となる。

　　　　　　　　　　　　　　　　新入生よりクラス定員470名に

1979年（昭和54年） 6月 9日　新校舎竣工式を本校講堂で挙行
1983年（昭和58年）10月15日　創立60周年記念式を本校講堂で挙行。　セミナーハウス「陵南会館」が完成。
1991年（平成 3年） 4月 1日　理数科併設。（2クラス80名）普通科は10クラスから3クラス減の7クラスとなり1学年9クラス編成となる。制服が変更となる。コープランド・カレッジ（オーストラリア）、ブリーム・ベイ・カレッジ（ニュージーランド）と姉妹校となる
1992年（平成 4年） 9月 1日　第二土曜が休日となる。
1993年（平成 5年） 4月 1日　普通科が1クラス定員40名となる。
1993年（平成 5年）10月16日　創立70周年記念式を本校講堂で挙行
1994年（平成 6年） 4月 1日　英語科併設。普通科2クラスが減少される。これによって普通科5クラス、理数科2クラス、英語科1クラスの1学年8クラス、定員320名の現在の体制となる。
1998年（平成10年） 1月22日　校舎移転二十周年記念式が本校体育館にて挙行。
2001年（平成13年） 4月 1日　制服のネクタイが改良される。夏の制服のシャツがポロシャツとなる。
2002年（平成14年） 4月 1日　学校完全週5日制となり、理数科・英語科と同じく普通科も火曜日・木曜日が7限授業となる。
2003年（平成15年） 4月 1日　新入生より新教育課程に移行する。「総合的な学習の時間」を増単位として導入。携帯電話の普及により、食堂の前に設置されていた公衆電話が撤去される。これにより公衆電話は事務室、保健室のある正面玄関通路のみとなる。
2003年（平成15年）10月 8日　80周年記念講演会を本校講堂にて実施
2003年（平成15年）11月14日　80周年記念式を本校講堂にて挙行
2004年（平成16年） 4月 1日　全ての曜日が7限授業と1コマ45分授業となる。これにより総合的に減少した授業時間を補うため夏休みが1週間短縮される。
2005年（平成17年） 4月 1日　服装に関する校則が、長年からの生徒側の要望により変更となる。靴下は白のみ、という校則が改変され、白、黒、茶、紺の4色は着用してもよい事となる。去年まで着用可能であったルーズソックスは着用禁止となる。女子の夏服のスカートが変更となる。
2006年（平成18年） 4月 1日 1コマ50分授業となる。夏休みが1週間→10日短縮される。普通教室にクーラー設置。

[編集] 学校行事

4月　入学式　始業式　1･2年実力テスト　スポーツテスト

5月　校外学習　創立記念日　2年理数科先端科学研修　中間考査

6月　体育大会

7月　期末考査　1年理数科宿泊野外実習　1年普通科体験学習　終業式

8月　始業式　1年英語科実習　球技大会

9月　1･2年実力テスト

10月文化祭　中間考査

11月学校説明会　ウォーキングテスト

12月期末考査　終業式

1月　始業式　1･2年実力テスト　2年普通科･英語科修学旅行　3年学年末考査

2月　1･2年耐寒登山　1･2年学年末考査

3月　卒業式　終業式

[編集] 理数科

1991年（平成3年）に併設となった理数科は、その後の当校の現在の第三学区における人気と位置を確立するに至った大事な要因の一つと言われる。理数科設立前は当校は公立高校の中堅校では無く、現在のような人気校の位置にも無かった。理数科併設は当校の学校としての学力を底上げし、進学校としての道をつけることに大きく貢献した。理数科は一次選抜による学力選考を実施しており、毎年の受験倍率は2.7倍前後。1クラス定員40名で1学年2クラス。1次選抜による受験なので大阪府下全域の生徒が受験可能である。例年男子のほうが入学人数が多い。授業内容はやはり理数系の授業のコマ数多く、当たり前だが理数系に特化したカリキュラムが組まれており、かなり専門的な内容である。学年が上がるとさらに授業の選択制で専門性が深まる。

[編集] 英語科

1994年（平成7年）に設立された。英語科がある大阪府下の公立高校は結構めずらしい。1学年に1クラスしかないので、入学から卒業までクラスがえがない。三年間同じ顔ぶれで過ごすので、気を使うのか使わないのかは個人の考えの分かれるところである。どうしても人間関係がクラス内のみに収まってしまいがちなので部活動などで交友関係を広げようとする生徒も少なくない。部活動に入っていない場合他クラスの生徒と交流がある学校生活の時間と言えば体育の時間は普通科の1組と合同で行うのでそれぐらいである。クラス定員は40名で理数科と同じく一次選抜による受験なので英語科も大阪府下全域から受験が可能。毎年の受験倍率は2.5倍前後。女子のほうが男子より例年入学人数が多い。授業内容はやはり英語に特化されたものとなっており、英英辞典なるものを用いた授業もあるなど、かなりハイレベル。