大乱闘スマッシュブラザーズ
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『大乱闘スマッシュブラザーズ』（だいらんとうスマッシュブラザーズ）は、HAL研究所が開発、任天堂が発売した対戦型アクションゲームのシリーズ名である。略称「スマブラ」。ディレクターは『星のカービィ』を作った事で有名な桜井政博。
64版開発時のコードネームは『格闘ゲーム竜王』（竜王とはHAL研が開発センターを構える山梨県甲斐市（当時竜王町）竜王新町から）。キャラクターは性能分けも、テクスチャマッピングもされていない素体のみだが、2段ジャンプ、スマッシュ攻撃などの基本はすでに出来上がっていた。元々は64DDで開発が進められていた『MOTHER3』が開発中止になったことから、急遽沈んでいた企画を復活させたもので、当時はあまり期待されていないソフトだった為、初期出荷台数は少なかった。しかし小学生を中心に対戦の面白さが口コミで広がり、発売後しばらくしてから大ヒットした為、在庫が切れる店も発生した。このゲームのために本体を購入したユーザーも多い。発売時のCM以外にさらなる販売促進目的用のCMも放映された。
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[編集] シリーズ
- ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ（NINTENDO64、1999年1月21日発売）
- 通称「スマブラ」。出荷本数約197万本。N64ソフト売り上げ第2位（ちなみに1位は『マリオカート64』の224万本）。
- 大乱闘スマッシュブラザーズDX（ニンテンドーゲームキューブ、2001年11月21日発売）
- 通称「スマブラDX」「スマデラ」。出荷本数約135万本。GCソフト売り上げ第1位。また、発売はおろか公式ホームページに開発の公表すらしていないタイトルの主人公が参加するというゲーム界では前代未聞のこと（昔のアニメ番組には似たようなことがしばしばあったが）が発生した。
- 大乱闘スマッシュブラザーズX（Wii、2007年発売予定）
- 現在製作中、スマブラシリーズとしては初の他社のキャラクターの登場が実現している。通称は、「スマブラX」「エクスマ」「スマックス」などがある。
[編集] 概要
『スーパーマリオブラザーズ』や『ゼルダの伝説』など、任天堂から過去に発売されたテレビゲームシリーズから、各作品のキャラクターを一堂に集めたアクションゲーム。2～4人のキャラクターがステージ上で闘っていき、自分以外のキャラクターを全てステージの外に叩き落とせば勝利という、対戦型格闘ゲームと同様のゲーム性を持ちつつも到ってシンプルなルールである。ステージの特性・アイテムの出現など運の要素が強く、実力が必ずしも勝敗に直結しないため、初心者には親しみやすく、上級者には奥が深いゲームである（ステージやアイテムを制限することも可能）。
色々の作品からの任天堂を代表するキャラクターが集結しているため、それらの作品に多大な宣伝効果にもなった。
ちなみに登場キャラクターは、世界観の統一をはかるため、本人ではなく彼らに模した人形（『DX』ではフィギュア）という設定になっている。
[編集] ルール
相手を攻撃しステージの外に落とせば勝ち。タイム制バトルとストック制バトルがあり、タイム制バトルの場合は、設定した時間内に相手を落とした回数（撃墜数）－自分が落とされる、または自滅した回数（落下数、自滅数）で計算し、一番ポイントが高かった人が勝利。ストック制バトルの場合は、設定したストック数がなくなった人（落ちると一つ減る）から退場となり、最後まで残っていた人が勝利。
なお、タイム制バトルでトップが２人以上いる場合、当該者同士のサドンデスに突入。ダメージ３００％スタートで最後まで残った人が勝利。
ステージの外へ落ちるというのは、足場の外へ出れば即落ちた判定となるわけではなく、ステージの上下左右に設定された限界地点に到達することによって判定が行われる。つまり正確に言うならば、足場から一定距離引き離された時点で「落ちた」ことになる。これは下方向のみならず、上に高く跳ね上げられた場合にこのラインに到達すれば「上方向へ落ちた」ということになる。逆に言えばたとえ下方向に落下しても、判定ラインに到達する前に何らかの方法で足場まで復帰することができれば「落ちた」ことにはならない。
[編集] 各キャラの性能
「大乱闘スマッシュブラザーズ 」のキャラバランスは優秀で弱キャラ対強キャラの戦いでもプレイヤー性能で覆すことができる範囲である。尚かつそれぞれのキャラが確固たる個性を持っているため、パーティゲームのみならず純粋に対戦ゲームとしても優れている。以下は、二人対戦、ノーアイテム、ステージプププorハイラルの二人対戦主流の間で普及しているルールに基づくものである。
マリオ 短い吹っ飛び硬直と持ち前の復帰力のおかげで安定した戦いができる。ファイアボールで堅実な立ち回りをする。エアスラッシュ（空上）とドリルキック（空下）を用いた強力なコンボのおかげで火力もそれなりにある。しかし、決定力に欠けるため本当にプレイヤー性能が問われる基本キャラ。移動スピードも遅めで、機動力のあるキャラに弱い。
ドンキーコング 投げやコンボから繋がるジャイアントパンチ（Ｂ）、全体的に強判定な空中攻撃のおかげで低％で敵をバーストさせることが可能。空中くもの巣（空上）と浮き床は非常に相性がよくショートジャンプ空中くもの巣→床降り空中くもの巣→ショートジャンプ空中くもの巣･･･→ジャイアントパンチというコンボが可能（通称くもの巣ループ）。切り返しに優秀なスピニングコング（上Ｂ）は吹っ飛び固定技であり、復帰阻止にも効果を発揮する。しかし、体でかいためコンボを貰いやすい。また復帰技があまり上昇しないため、低ベクトル技の吹っ飛ばしに弱い。
カービィ 空中ジャンプが5回でき、↑Bの必殺技(ファイナルカッター)でも復帰しやすい。したがって低ベクトル技のふっとばしに強い。64ではハメ攻撃が可能し、メテオ技を決めやすい。また、”吸い込み”で他のキャラクターの必殺技をまねることができる。比較的ふっとびやすい。
リンク ↑Aの攻撃を何回かヒットさせ半ハメ状態にすることができる。投げ技がフックショットで遠くの敵も掴めることができるため、突進してくる相手を掴むことができる。↓Bの爆弾は相手もつかむことができるので注意が必要。↓Aのなぎ払いは低ベクトル技で弱った相手に止めを刺すことができる。64ではふっとばしが得意なキャラクターであったが、GCでは若干ふっとばし技が弱くなっている。
[編集] 操作方法
キャラクターは3Dスティックで左右の移動、しゃがみ、ジャンプができる。これに組み合わせてAボタンで通常技、Bボタンで必殺技を使い攻撃することができる。また、ＬまたはＲボタンでガード、ガード中にAボタンを押すことで相手を掴んで投げることもできる（Ｚボタンで代用可）。近くにアイテムがあった場合Aボタンで拾い、使用することができる。空中では一度だけ（キャラクターによってはそれ以上）ジャンプすることが出来る。またゲームタイトルの由来となっているスマッシュ攻撃とは、3Dスティックをすばやく上下左右いずれかの方向に傾ける（はじく）と同時にAボタンを押すことによって発動する強力なふっとばし攻撃である。
攻撃を受けるとダメージ%が溜まり、吹っ飛びやすくなる。強い攻撃ほどダメージを多く与え、相手を遠くに吹っ飛ばせるが隙が大きい。逆に弱い攻撃は隙が少ないがダメージが少なく、相手をあまり吹っ飛ばせない。その場合、吹っ飛ばされた側は、ステージ外に落下しきる前に空中ジャンプや必殺技でステージへ戻ることが出来る。ハイレベルな戦いになると、復帰を阻止したり、またそれに抵抗することまで考える。
[編集] 主な声優
スマブラでの参戦以前に、参戦元のシリーズ（アニメ含む）で声が吹き込まれていた場合、そのときの声優がそのまま担当していることが多い。逆に、このゲームで担当した声優が、後の参戦元のシリーズにてそのまま担当することもある（カービィなど）。
- ナレーション：ディーン・ハリントン
- マリオ、ルイージ、ドクターマリオ、ワリオ：チャールズ・マーティネー
- ピーチ：ジェン・テイラー
- クッパ：不明
- ドンキーコング：不明
- ヨッシー：戸高一生
- キャプテン・ファルコン：堀川亮（現、堀川りょう）
- フォックス：里内信夫
- ファルコ：江川央生
- カービィ、ネス：大本眞基子
- ポポ、ナナ：小林沙苗
- リンク：檜山修之
- ゼルダ/シーク：水沢潤
- ガノンドロフ：長嶝高士
- こどもリンク：瀧本富士子
- ピカチュウ：大谷育江
- ピチュー：こおろぎさとみ
- プリン：かないみか
- ミュウツー：市村正親
- サムス/ゼロスーツサムス：未確定（DXまでは電子音で構成）
- マルス：緑川光
- ロイ：福山潤
- Mr.ゲーム&ウォッチ：ゲーム&ウォッチ
- メタナイト：私市淳
- ピット：高山みなみ
- スネーク：大塚明夫
