台湾大聯盟
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台湾大聯盟（たいわんだいれんめい）とは、台湾の野球リーグの一つ。英語表記はTaiwan Major League(TML)。
1997年に4チームで結成されたプロ野球リーグである。同年、既存のプロ野球リーグ中華職業棒球連盟（中華職棒CPBL）の加盟球団である時報イーグルス選手による八百長事件が発覚して人気が衰退したこともあり、一時期は中華職棒を凌ぐ人気があった。当初は過度な中華職棒選手の引き抜きを行い、両連盟は対立し、両連盟間における台湾一決定戦などは行われなかった。2002年、中華職棒に吸収されて、台湾プロ野球は中華職棒4球団と旧・台湾大連盟2球団による新体制に移行した。
参加した4チームは金剛（こんごう）、雷公（らいこう）、太陽（たいよう）、勇士（ゆうし）。冠名としてスポンサー企業の名前を、スポンサー企業が現れなかった場合には縁故地の地名をつけた。従来のプロ野球連盟と違い、選手を球団ではなく連盟が一括管理していたため（発足当初の四国アイランドリーグと同様のシステム）、戦力均衡が取れるなどの長所がある一方、チーム間の競争意識が弱いという欠点があった。最後のシーズンとなった2002年のチーム名は宏碁金剛、年代雷公、誠泰太陽、嘉南勇士。 シーズン後に金剛と勇士、雷公と太陽が合併する形で2チームとなり、中華連盟に加わった。
最高顧問が郭泰源だったことで西武ライオンズとの結びつきが深く、渡辺久信や石井丈裕などが選手兼任コーチとしてプレーする一方、許銘傑や張誌家、コーリー・ポールなどが西武入りしている。
[編集] チーム名の変遷
- 金剛
台中金剛(1997)→台中中纖金剛(1998)→台中金剛(1999)→台中媚登峰金剛(2000~2001)→台中宏碁金剛(2002)
- 勇士
嘉南年代勇士(1997~1999)→嘉南遠傳勇士(2000)→嘉南網客勇士(2001)→嘉南勇士(2002)
- 雷公
高屏生活雷公(1997~1999)→高屏年代雷公(2000~2002)
- 太陽
台北聲寶太陽(1997~2000)→台北誠泰太陽(2001~2002)
[編集] 歴代優勝チーム
- ＭＶＰは優勝チームから1名選出、優秀選手は両チームから1名選出。
| 回 | 年度 | 優勝チーム | 監督 | ＭＶＰ | 対戦成績 | 勝敗表 | 対戦チーム | 監督 | 優秀選手 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1997年 | 勇士 | 趙士強 | 坎沙諾 | ４勝３敗 | ●○○●●○○ | 太陽 | 貝克曼 | 無し |
| 2 | 1998年 | 太陽 | 愛爾蘭 | 蔡泓澤 | ４勝３敗 | ○●●○●○○ | 雷公 | 山根俊英 | 無し |
| 3 | 1999年 | 金剛 | 蔡榮宗 | 許銘傑 | ４勝２敗 | ●○○○●○ | 太陽 | 趙士強 | 無し |
| 4 | 2000年 | 太陽 | 趙士強 | 亞士達 | ４勝０敗 | ○○○○ | 雷公 | 徐生明 | 無し |
| 5 | 2001年 | 金剛 | 呉復連 | 黄欽智 | ４勝２敗 | ○●●○○○ | 太陽 | 李居明 | 童琮輝 蔡泓澤 |
| 6 | 2002年 | 金剛 | 呉復連 | 謝佳賢 | ４勝１敗 | ○○●○○ | 雷公 | 徐生明 | 武藤幸司 許文雄 |
