古林尚
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古林尚(ふるばやし たかし 1927年 - 1998年12月30日)は日本の文芸評論家。
広島県府中町に生まれる。旧制姫路高等学校理科卒業。1950年、早稲田大学露文科入学。
1950年、早稲田大学10月闘争に立会い、1952年、10月闘争の記録『真実のあかしのために』を日高書店から刊行。
1953年、日本近代文学研究所の所員となる。
高校で国語教師を務め、また大学で近現代文学を教える傍ら、主としてマルクス主義の立場から日本の戦後文学を研究し、文芸評論を発表。
1970年11月18日、自決一週間前の三島由紀夫と対談。三島にとっては最後の対談となった。
1971年、野間宏、武田泰淳、堀田善衛、埴谷雄高、井上光晴、椎名麟三、三島由紀夫に対するインタビューをまとめて『戦後派作家は語る』(筑摩書房)として刊行。
生涯独身。心臓発作により急逝。
訳書にムサトフ『こぐま星座』(岩波書店)など。人工衛星という訳語の考案者でもある。