佐藤忠信
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佐藤 忠信（さとう ただのぶ、応保元年（1161年） - 文治2年9月21日（1186年11月3日））は、平安時代の武将で、源義経の家臣。義経四天王の一人に名を連ねている。佐藤継信の弟。父は、奥州藤原氏に仕えた佐藤基治、もしくは藤原忠継。官位は左兵衛尉従六位下。仮名の四郎と合わせ四郎兵衛尉とも。
1180年、義経が源頼朝の元へ行った際、藤原秀衡の命により兄・継信と彼に随行し、平氏追討軍の一人となって壇ノ浦の合戦まで戦い抜く。屋島の戦いの際、兄・継信は討死している。
戦後、義経が許可を得ずに官職を得たことで頼朝と不和になり、鎌倉に入れず吉野に逃れた際もそれに従った。義経を頼朝が差し向けた追っ手から逃すために相手に単身で切り込み、義経を逃れさせた後、京の義経の館に戻って北条時政の軍と戦い、そこで自害した。
継信・忠信兄弟の妻たちは、息子2人を失い嘆き悲しむ老母(乙和御前)を慰めんとそれぞれの夫の甲冑を身にまとい、その雄姿を装って見せたという逸話があり、婦女子教育の教材として昭和初期までの国定教科書に掲載された。
歌舞伎もしくは人形浄瑠璃の演目として名高い「義経千本桜」の「狐忠信」こと「源九郎狐」のモデルでもある。
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