中央競馬実況中継 (日経ラジオ社)
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中央競馬実況中継（ちゅうおうけいばじっきょうちゅうけい）は日経ラジオ社が中央競馬開催日の毎日（原則毎週土曜日、日曜日）の9:30-16:45に放送するラジオ番組。
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[編集] 歴史
- 日経ラジオ社の前身・日本短波放送が開局した1954年当時から、クラシック三冠レースや天皇賞などの大レースに限って中継を行っていたが、1956年10月から13:15からの3時間程度の本格的な中継を実施するようになる。当初は午後のレースの中継の合間に競馬教室、午前中のレース実況再生などのコーナーを織り込んでいた。
- 1963年に第2放送が開始されると、第1放送は関東の、第2放送は関西のレースを中継するようになった。
- その後段階を追って放送時間が拡大（土曜日は11:45、日曜日9:50スタート）し、1989年4月から証券取引所の土曜日全面休場が実施されるようになってからは土・日とも9:50スタートに拡大。2002年1月からは第1レースのパドックから中継出来るように、9:30スタートに拡大された。
- 2004年4月に日経ラジオ社の局愛称が「ラジオNIKKEI」に変更されたが、競馬関係については混乱防止のため、旧愛称の「ラジオたんぱ」のクレジットを継続して使用してきた。この二重呼称状況を解消するため、まず、2005年10月より、競馬番組でも「ラジオNIKKEI」の呼称を使用するようになり、同時にそれまで「中央競馬実況中継」（提供：日本中央競馬会）と、「ラジオたんぱ競馬中継」（提供：競馬専門紙各社）の2つのタイトルを使用して放送してきた競馬中継の番組名を「中央競馬実況中継」に一本化した（但しスポンサーの提供時間は従来と同じ）。この移行期間を経て、2006年1月からは「ラジオNIKKEI」の愛称に統一されている。
- これに伴い、毎年7月上旬前後に福島競馬場で行われる3歳限定重賞「ラジオたんぱ賞」(GIII)は「ラジオNIKKEI賞」に、12月の有馬記念前日に阪神競馬場で行われる「ラジオたんぱ杯2歳ステークス」(GIII)は「ラジオNIKKEI杯2歳ステークス」に競走名がそれぞれ変更となる。
- この愛称「ラジオNIKKEI」への統一に伴い、グリーンチャンネルの実況中継と、関東UHFテレビ局で放送の中央競馬ワイド中継及び、中央競馬ハイライト、京都放送（KBS京都）の競馬中継での実況音声（ラジオNIKKEIのアナウンサーが各競馬場の場内向け、及び短波放送向けに実況したものを流用）のクレジット表記も、「ラジオたんぱ」から『ラジオNIKKEI』に、変更されている。
- 2006年1月5日の放送からタイトルコールとテーマソングも変更された。それまでのタイトルコールは白川次郎アナウンサーだったが、2006年からは佐藤泉アナウンサーによるものが使われている。
[編集] 特記事項
- 11月 - 1月の冬季時間帯での開催は、関東地区（第1放送）ではレースの発走時間が早まる関係で中継は16:30までで終了。
- 薄暮競走開催中は17:30まで延長（2004年度は第1放送だったが、2005年度からは第2放送で行われる。またこれに伴い第2放送の中継開始は10:00スタートとなる。但し9760KHZは海外放送局との送信スケジュール調整上17:00で終了となるため、終了の2～3分前にアナウンサーからその旨が伝えられる）。
- 天災、その他やむを得ない事情で平日に中央競馬が実施される場合は第2放送を臨時開局して中継する（但し当該日が祝日の場合は第1放送で行われる場合もある）。
- ※但し例外があり、2004年から9月の敬老の日（ハッピーマンデー制度）を含む3連休は3場の開催日程が調整されており、土曜日（通常は中山・札幌）は第1・第2ともサイマル放送。日曜日（中山・阪神）は通常と同じ。月曜日=敬老の日（阪神・札幌）は第2放送のみ（第1放送は別番組）を放送している。
- ※2002年3月まで第2放送が毎日放送されていた時も第2放送で中継していたが、この時は「ニュースTODAY→経済情報ステーション」に内包する形で、経済市況放送の合間に中央競馬の放送を行っていた。
- 中継の模様は、短波放送のほか、インターネットの有料サービスとしてもパソコン上で聞くことが出来るが、2006年1月14日放送分から、NTTドコモの携帯電話「iモード」の公式サイト『ラジオNIKKEIモバイル』より、iアプリを使用した生聴取も可能となった（一部のFOMA対応電話で聴取可能、有料）。また、2006年4月1日より、第2放送での実況分がモバHO!（モバイル放送）ch.391「ラジオNIKKEI第2」で放送される。
- 実況音源は場内公式実況として利用される他、CS放送のグリーンチャンネル、及び関東独立UHFで放送の「中央競馬ワイド中継」、JRAがテレビ局他映像媒体各社に提供するレース映像の実況音声としても採用されている。
- なお以前は、衛星ラジオ放送の「BSコミュニケーションズ」（BSデジタルラジオ）、「デジタルたんぱ」（CSラジオ、スカイパーフェクTV）でも放送されていたが、BSは2003年12月、CSは局名が改められる直前の2004年3月で終了している。
- 第1放送分は新潟放送（「BSNラジオ競馬中継」日曜14:00 - 16:25、新潟開催時を除く）、ラジオ福島（「中央競馬実況中継」土・日曜15:00 - 16:25、福島開催時を除く）、また第2放送分は長崎放送（「NBCサタデー・サンデー競馬中継」土・日曜15:00 - 16:00）にネット配信されている。
[編集] レギュラー解説者
[編集] 関東（第1放送）
- 原良馬（土曜日午前担当）
- 野元賢一（日本経済新聞 土曜日午後「競馬のツボ」及び「今週の注目数字」コーナー担当）
- 能勢俊介（土曜日午後担当 日曜日午前「能勢俊介の今日の勝負どころ」コーナー担当）
- 松本憲二（専門紙・競馬ブック 兼「週刊競馬大道場!!」師範代）
- 小宮均（同上）※現在病気療養中
- 吉岡哲哉（同上）
- 林茂徳（同上）
- 吉田幹太（同上）
- 飯田正美（専門紙・日刊競馬）
- 宮崎秀一（同上）
- 久保木正則（同上）
- 池田勇孝（専門紙・競馬研究 日曜日昼休み「池田のマル秘穴馬券」コーナー担当）
- 及川勉（同上）
- 星野英治（同上）
- 石井誠（スポーツ報知）
- 鶴谷義雄（デイリースポーツ馬三郎）
[編集] 関西（第2放送）
- 永井晴二（共同通信社専属スポーツライター 土曜日午前担当）
- 大坪元雄（土曜日午後担当）
- 辻俊典（専門紙・競馬ニホン 日曜日パドック担当）
- 重久大明（しげひさ・ひろあき 専門紙・競馬ニュース 14時台の「穴馬を探せ」コーナー担当）
- 松本晴夫（専門紙・競馬ブック 「ストレート作戦」担当）
- 藤井嘉夫（同上）
- 以下過去に担当した解説者
- 上田美樹子（元土曜日午前担当）
- 中西勉（専門紙・競馬ブック 元土曜日午後パドック担当 2005年5月没）
[編集] 実況アナウンサー
[編集] 関東
- 白川次郎（フリー）※
- 佐藤泉
- 小林雅巳
- 木和田篤
- 山本直也（フリー）※
- 中野雷太
- 小塚歩 ※2006年7月1日実況デビュー。当面は午前の数レース限定
- 渡辺和昭 ※関東独立UHFテレビ局「中央競馬ワイド中継」土曜に出演の為、現在は日曜の進行のみ
- 小島友実 ※パドック中継、進行のみ
- 中村悦子 ※不定期で土曜午前の進行、午後のパドック中継を担当
- 杉山明子 ※2006年6月から。パドック中継のみ
[編集] 関西
- 藤田直樹 ※現在咽頭炎のため実況はお休み、レース後のリポート及びディレクター業務のみ
- 広瀬伸一（フリー）※
- 檜川彰人
- 舩山陽司
- 柴田千春 ※パドック中継のみ
※白川・山本・広瀬の各アナウンサーは元・日経ラジオ社（旧・ラジオたんぱ）のアナウンサーだった。
※小倉・中京の裏開催時は関東のアナウンサーが担当する。
※また、関西主場開催時（阪神・京都・中京・小倉）でも、一部のレースで関東のアナウンサーが担当している。
[編集] 以下過去に担当したアナウンサー
- 早坂昇治
- 高木守
- 小坂巌
- 小林皓正
- 長岡一也
- 中根幹男
- 北野守
- 永嶋啓司（現在は同局のマーケット番組担当）
- 宇野和男（2006年7月から同局「聴く日経」水曜日担当）
- 近田誉（現在は北海道文化放送）
- 煙山光紀（テレビ北海道を経て現在はニッポン放送）
- 吉本靖（現在はグリーンチャンネル中央競馬中継EAST（土曜午前）司会、RFラジオ日本日曜競馬実況中継で、司会＆実況）
- 田中俊英（現在は同局のマーケット番組担当）
- 竹川英紀（現在は同局のエンタメ番組などを担当 なお2006年8月13日の放送ではアナウンサーの人員不足（関西の広瀬アナが、8月中休養していた）のためか昼休みの進行及びレース後のリポートを担当していた）
[編集] 番組内で放送される主なコーナー
[編集] 第1・2共通
- それぞれのレースのパドック→本馬場紹介→レース実況
- メインレース及び最終レースの実況については第1放送・第2放送とも同時放送するが、第1放送は中京・小倉の第3場開催分についてはメインレースのみの放送となる。
- 夏季北海道開催分のレース実況については第1放送・第2放送共に同時放送する。
- トレセンレポート（その週の重賞レース、あるいはその日の特別レースの出走予定馬についての関係者コメント紹介（追い切り調教後のインタビューから））
- 週刊ニューストピックス（土曜日 第1は午前中、第2はお昼休み）
[編集] 第1放送のみ
- 加藤みどりコーナー（月1回程度 土曜日）
- プロが選ぶ自信のレース（専門紙・競馬研究の記者（土曜・及川勉 日曜・星野英治）による注目レース予想）
- 野元賢一の競馬のつぼ（土曜日お昼休み 最近の競馬トピックから詳細な解説を入れる）
- 今日のコラム（日曜日午後 スポーツ紙の競馬担当記者が時々の話題を紹介するコーナー）
- 週刊競馬ジャーナル（日曜日午後 地方競馬情報）
[編集] 第2放送のみ
- 馬場&開催インフォメーション（メイン中継場の開催初日の土曜日 馬場情報は競馬場の造園スタッフがコースの概況や気象条件など、開催情報は競馬場のファンサービススタッフがイベントのお知らせを伝える）
- とれたて!!トレセンレポート（栗東トレーニングセンター滞在のスポーツ新聞記者の注目馬紹介）
- グルメ予想（土曜日 午前中の担当解説者の注目レース予想 以前は「上田美樹子のグルメ予想」だった）
- ちょっと聞いてよ!（土曜日 午前中の担当解説者が最近の競馬トピックから話題を取り上げる）
- スポーツ新聞総まくり（土曜日お昼休み、日曜日午前中）
- 在阪のスポーツ新聞=但し中京開催のときはデイリーに代えて中日スポーツ、小倉開催のときはサンスポに代えて西日本スポーツ、デイリーに代えて九州スポーツを対象とする=の本紙担当予想記者の見解を紹介する。
- ※デイリーは中京地方と九州地方では現在発行されていない。またサンスポも九州では発行されていないが、西スポと提携しており、紙面内容はサンスポ（大阪版）と同じものになっている。
- 今日の注目馬（午後2時前 土曜日は大坪元雄、日曜日はその日の午後の担当解説者の注目レース予想）
- 競馬ニュース・ストレート作戦（旧・今日のアナ馬を探せ!! 午後2:30前 競馬ニュースの重久大明編集長が語る特別レースのアナ馬紹介）
- ブック・ストレート作戦（午後3時前後と4時前後 ケイバブックの俊英記者が特別レースや翌日（週）の重賞レースの予想をする）
[編集] その他の競馬関連番組
- 「ウィークエンド・パドック」（第1放送 金曜日22:30 - 23:00, 2004年末で放送終了）
- 「競馬インパクト」（第1放送 土曜日16:45 - 17:00 日曜日の同時刻再放送）
- 「競馬エクストラ」（2005年度より11月 - 1月の冬季限定・16:30 - 16:45 関東主場の最終レース終了後の関係者談話やメインレースに関する話題など）
- 「週刊競馬大道場!!」（第1放送 土曜日17:00 - 17:30 薄暮レース実施中の間は17:30-18:00）
- 「競馬右クリック」（第2放送 日曜日9:00 - 9:30 2005年8月放送開始。各競馬場や場外馬券売り場でのイベント情報など。2006年4月2日放送分より、第1放送でもサイマル放送される）
- 「香港競馬パラダイス」（第1放送 隔週水曜19:30 - 20:10、祝日に随時特番もあり 2005年10月-12月末まで放送。香港政府観光局提供による、香港競馬の予想と、観光情報）
[編集] 関連項目
[編集] 外部参照リンク
- ラジオNIKKEI競馬実況ホームページ（一部会員限定の有料コーナーあり）
- ラジオNIKKEIモバイル（NTTドコモ携帯電話向けサービス案内ページ）
