三役
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
三役（さんやく）
- 大相撲における幕内上位の階級の総称。以下に詳述。
- 政党などの組織で、重要な地位とされる三つの役職。通常、組織のトップは含まれない。「自民党党三役」など。
- 地方公共団体における理事者側の特別職。市町村長・助役・収入役、または知事・副知事・出納長。
[編集] 大相撲での三役
本来は大関・関脇・小結を指すが、横綱が名誉職ではなく正式な地位として確立されることにより、横綱・大関・関脇・小結を指すようになる。（「役力士」とも言う）
各場所千秋楽の最後から3番となったところで「これより三役」として、東方力士3名・西方力士3名がそれぞれ扇の形をかたどった三角形に並んで四股を踏む三役揃踏が行われる。揃踏で言う三役は、あくまで最後3番の取組に出る力士を指すため、上位陣の人数や取組によっては関脇・小結でも揃踏に出られないことも、平幕力士が揃踏に出ることもある。昔は本当に大関、関脇、小結の順で取組を行ったためこの名がある。この取組に勝てば小結格は矢、関脇格は弦、大関格は弓を受け取ることになるが現在では大関ではなくその後の弓取力士が代わりに弓を受け取る。休場などにより3人ずつ揃えることができない場合は該当の取組は揃踏の前に行い、1番前の取組に出場する力士が繰り上がりで揃踏参加する。
