ローレンス・イーグルバーガー

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ローレンス・シドニー・イーグルバーガー（Lawrence Sidney Eagleburger、1930年 8月1日～　）は、アメリカ合衆国の政治家、外交官。ジョージ・H・W・ブッシュ政権で第62代国務長官を務めた。

ウィスコンシン州ミルウォーキー出身。ウィスコンシン大学スティーブンズ・ポイント校を経て、ウィスコンシン大学マジソン校で学士並びに修士号を得る。1957年合衆国外交公務員となり、対外公館勤務を経て、国務省本省に勤務する。1961年から1965年まで、駐在ユーゴスラビア大使館に勤務した。

1969年ニクソン政権で国家安全保障担当大統領補佐官となったヘンリー・キッシンジャーの補佐官に就任した。その後、ブリュッセルのNATO（北大西洋条約機構）アメリカ代表部顧問や、国務長官に転じたキッシンジャーに従い、国務省でいくつかの行政職を経験した。

ニクソン大統領辞任後、イーグルバーガーは公職を辞したが、1977年ジミー・カーターによって駐ユーゴスラビア大使に任命された。

1982年レーガン政権で国務省政治担当次官（国務省では、長官、副長官に次ぐ、上から3番目のポスト）に任命される。1989年ブッシュ政権が成立すると、国務副長官となり、長官のジェームズ・ベーカーを補佐し、ユーゴスラビア問題では政権内において主要なアドバイザーとして活動した。ユーゴ問題におけるイーグルバーガー及び国務省の選択は論争の的となり、結果として、セルビア民兵組織とユーゴスラビア連邦軍によるクロアチアにおける介入を招いたことから、イーグルバーガーは、ヨーロッパのマスコミによって「セルビアのローレンス」と揶揄された。1992年8月ベーカーが首席補佐官に転じた後、同年12月8日後任の国務長官に就任した。