ラジオDEごめん

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ラジオDEごめん（らじおでごめん）は、1988年 10月10日～1991年 3月29日まで愛知県・岐阜県・三重県で放送された深夜帯バラエティ番組。制作・放送は中京テレビ。

[編集] 概要

深夜のラジオ番組をテレビでやってしまおう、というコンセプトの下に企画・制作された生放送型の深夜番組である。

放送は月曜～金曜の深夜で、5組の番組パーソナリティたちがそれぞれ担当の曜日を受け持つ（途中、パーソナリティの入れ替えが何度か行われている）。ハガキ投稿型の番組であったり、音楽番組であったり、酒に酔ったみうらじゅんがいびきをかいて寝ている様子が平然とカメラに映っていたりする内容の番組であったりと、放送内容は曜日ごとに様々。視聴者たちはハガキ・電話・FAXなどを使い、ラジオ番組さながらに番組パーソナリティたちとやり取りをしていく。また、いずれの曜日もテレビ放映でビジュアルが使えるという最大のメリットを生かした企画コーナーで通常のラジオ番組との差別化を図っていた。中学生・高校生・大学生が主な視聴者層。

中京テレビのスタジオからではなく、名古屋市中区新栄にある雲竜フレックスビル内の焼肉店の一角を陣取り、そこから放送していたという変わり種の番組であった。深夜の雲竜フレックスビルの屋上に快獣ブースカが出現、という内容の簡単な特撮で作られたオープニングも非常に印象深い。後続番組の『ラジごめII金曜日の王様』やそれ以降の番組に比べると実験的な要素が非常に強く、どこかアンダーグラウンドな匂いが漂っていた深夜番組だったが、土曜夕方の『5時SATマガジン』や日曜22時台の『ヴィヴィアン』などと並び当時の中京テレビを、ひいては名古屋を代表するような存在の番組でもあった。

なお、中京テレビが1980年代終盤～2000年代初頭にかけて自社制作をしてきた歴代のローカル深夜番組群の中でも、この『ラジオDEごめん』、及び嘉門達夫が長年担当してきた金曜のみが残りのちに新番組化された前述の『ラジごめII金曜日の王様』、さらにその後続番組であるホンジャマカ担当の『ラジごめIIIホンジャマカ共和国』の3番組は、「ラジごめシリーズ」という呼称で便宜的に分類されることがある。『キス・ミス・チック』以降の同局制作の深夜番組4番組は、同じ枠で放送されてきたというだけで番組の主旨は大きく異なるため、ラジごめシリーズに含めて呼ばれることは通常ない（ただしこれらの後継番組4番組も、ラジごめシリーズ3番組が持っていた「情報番組としての側面」をさらに強化した放送内容にするなど、一部に継承された要素は見受けられた）。

[編集] 放送時間

月曜～金曜

翌1：05～1：06 - 「予告DEごめん」
翌1：10～2：40 - 本編

※放送時間は当時の新聞テレビ欄の表記を元にしている。実際には2分程度の遅れを伴っていた。

[編集] 番組パーソナリティ

[編集] 月曜

矢野きよ実、杉原てつ（TETSU100%）
東野幸治、石田靖、金子恵実（ポピンズ） - 当初は東野と金子の2人だけだったが、後に石田が参入。
おかまのKEN、泉本教子
越前屋俵太、松本典子

[編集] 火曜

久本雅美 - 準レギュラーに漫才コンビのビッグブラザーズ（竹井輝彦・酒田薫）がいたが、コンビ解散のため降板した。
みうらじゅん、河内家菊水丸
宮地佑紀生、河原龍夫、岡本夏生

[編集] 水曜

MAGUMI（レピッシュ）、川上剛（ヒルビリー・バップス）、草地章江
山本秀史（DOVE）、倉本ひとみ（ハンナ）
川上剛、カズキ（CRACK The MARIAN）、浜崎直子（レプリカ）
ローリー寺西（すかんち）、浜崎直子

[編集] 木曜

白崎映美（上々颱風）、おかまのKEN
斉木しげる、清水ちなみ
ダンカン、松尾伴内

[編集] 金曜

嘉門達夫、原田さとみ - 当初は嘉門1人だけだったが、後に原田が参入。以後は放送終了まで一貫してこの2人が担当。

[編集] その他番組データ

[編集] 提供

パブCIA放送局
TVゲーム専門店オタッキー
アサヒドーカメラ

[編集] エピソード

[編集] パーソナリティ

月曜深夜の2代目パーソナリティとなった東野幸治と金子恵実だが、当初の番組進行に不安を持たれていたことで、途中より石田靖が加わることになった。その対応に東野は番組内で不満を吐露している。
火曜深夜の2代目パーソナリティのみうらじゅんと河内家菊水丸は、生放送中に大阪・新世界にある知り合いのレコード店に「視聴者みんなで一斉にいたずら電話をかけよう」と提案し、電話番号を暴露した。事情の分からないレコード店はパニックとなったが、その後、ある視聴者が番組の内容をレコード店に伝えたために相手側の知るところとなり、数回に渡った番組によるいたずら電話は収束した。
金曜深夜のパーソナリティを務めていた嘉門達夫は、大阪のラジオ局で「誰か面白い子はいないか?」と尋ねられ、同じパーソナリティの原田さとみを推薦したが、大阪でブレイクすることなく名古屋に戻ってきた。

[編集] ゲスト

この番組に、オウム真理教の麻原彰晃が「変わった人」扱いでゲスト出演したことがある。後の毒ガステロ事件において、当時の『ラジオDEごめん』出演VTRが日本テレビ系列のニュース番組で素材として用いられた。

中京テレビ平日25:10～枠
前番組	ラジオDEごめん	次番組
0011ナポレオン・ソロリップタイド探偵24時女刑事キャグニー&レイシー俺たちは天使だ! （再放送）全日本プロレス中継	ラジオDEごめん	松本清張2時間ドラマ傑作選ガキの使いやあらへんで!!、ムイミダス鶴瓶・上岡パペポTV 山田邦子の旅くらぶラジごめII金曜日の王様

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