ヨーク (重巡洋艦)
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ヨーク(HMS York)はイギリス海軍のヨーク級重巡洋艦。1927年5月18日起工。1928年7月17日進水。1930年5月1日竣工。
ヨークは第8巡洋艦戦隊に所属してアメリカと西インド諸島で活動した。1935年と1936年は地中海で、それから1939年10月まではカナダ、ノヴァ・スコシア州ハリハックスのF部隊に所属してアメリカで活動していた。
1940年3月、ヨークはドイツ船アルクスを沈めた。ノルウェーの戦いで、ヨークは重巡洋艦デヴォンシャー、フランス海軍の巡洋艦モンカルム、3隻の輸送艦と共に、イギリスとフランス軍のナムソスからの撤退に使われた。その後、地中海に派遣されて第3巡洋艦戦隊に編入され船団護衛に従事した。1940年10月、マルタへの補給作戦、MB6作戦で船団の支援のため戦艦ウォースパイト、ヴァリアント、マレーヤ、ラミリーズなどと出撃。帰還中の12日、軽巡洋艦エイジャックスの攻撃で大破し放棄されたイタリア海軍の駆逐艦アルティリエーレを沈めた。
1941年3月26日、クレタ島のスダ湾でイタリア海軍の駆逐艦フランチェスコ・クリスピ、クンティノ・セーラから発進した爆装艇の突入で大破した。その後も空襲により損傷。さらに、ドイツ軍がクレタ島に侵攻したことにより1941年5月22日に放棄、爆破された。戦後、解体されスクラップとなった。
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