ユニクロン
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ユニクロン (Unicron) とは、『トランスフォーマー』シリーズの登場人物。惑星から変形する、もっとも巨大なトランスフォーマーである。宇宙が誕生した頃から存在し、天体を食料とする。サイバトロン総司令官が代々受け継ぐ叡智の結晶体マトリクスを恐れる。時間軸、世界観の違うシリーズに登場するが、全て同一人物であり、時空を超えて存在する。アメコミではセイバートロン星に憑依したプライマス／Primusと善悪の対になる霊的存在の実体化とされている。
目次 |
[編集] 登場作品
- トランスフォーマー ザ・ムービー
- 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010
- ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー
- ビーストウォーズネオ 超生命体トランスフォーマー
- 超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説
- トランスフォーマー スーパーリンク
[編集] 劇中での活躍
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 『トランスフォーマー ザ・ムービー』での活躍
2005年、サイバトロンとデストロンの大規模な戦闘が起こる。天体を喰らいながら宇宙を彷徨っていたユニクロンはそれをきっかけにマトリクスの存在を知る。瀕死の状態で遺棄されていたデストロン破壊大帝メガトロンを回収し、ガルバトロンとして再生。他の遺棄されたトランスフォーマーも再生、部下として与え、マトリクスを破壊させるべく使役する。しかしマトリクスを手中にしたガルバトロンはユニクロンを脅迫。ユニクロンはその報いとしてセイバートロン星に侵攻する。最後はサイバトロンの若者ホットロディマスがマトリクスを奪回、発動させユニクロンは四散した。
ちなみに『トランスフォーマー バイナルテック』は、G1シリーズ、『G-2』、そして『ビーストウォーズ』を経て本作で生まれ変わったジャガーことラヴィッジの歴史改編により、『THE MOVIE』や『2010』の運命とは異なる道筋を辿る事になる「関連性を持つパラレルワールド」である。これにより数々のキャラクターの死は回避されたが、ユニクロンが到来する運命は変わらず、ストーリー上でその存在を示唆する内容が語られている。
[編集] 『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』での活躍
『MOVIE』で爆散、首だけとなり、セイバートロン星の衛星となっていた。休眠状態だが、内部に忍び込んだデストロンのサイクロナスやスタースクリームによって意識を取り戻す。セイバートロン星をボディとして復活を画策するも、失敗。再び衛星として浮かんでいる。 なお劇中、宇宙誕生の頃から存在し、ロボット生命体を創造した大天才プリマクロン／Primacronによって製作されたと語られている。
[編集] 『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』での活躍
惑星エネルゴアにおいて（ビースト）コンボイと対峙した。これはこの惑星を監視するエイリアンが、コンボイ自身の記憶から作り出したユニクロンの頭の立体映像であり、本人ではない。最悪最強のトランスフォーマーとしてビースト戦士達にも知られているという事実である。
[編集] 『ビーストウォーズネオ 超生命体トランスフォーマー』での活躍
配下であるブレントロンを送り出し、自らのエネルギーが封印されているアンゴルモアカプセルを集めさせエネルギー体として復活。そして前作『ビーストウォーズⅡ』の破壊大帝ガルバトロンの姿でセイバートロン星に侵攻。セイバートロン星をボディとして完全復活する寸前、サイバトロン＆デストロン連合軍の前に消滅する。
[編集] 『ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー』での活躍
登場はしないが、劇中様々な妨害工作を行ってきたタランス、デストロン３長老はユニクロンの眷属である。サイバトロン、デストロン双方を壊滅させるべく暗躍してきたことが語られている。
[編集] 『超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説』での活躍
セイバートロン星の月に擬態し復活の時を狙っていた。自らの頭脳細胞をダブルフェイスなるトランスフォーマーとして分離し、サイバトロン、デストロンの戦争を煽る。数百万年前、自らの細胞をマイクロンとして分離させ、災いを生む力として暗躍させる計画だった。だが時空を越えて現れた地球人の子供ラッド達により、マイクロンは意思を持ち平和を願うようになったのである。結果作戦は失敗。ユニクロン内部での（アルマダ）コンボイ達の活躍により意志ユニットであるダブルフェイスを失い休眠。その後、脳細胞は再生しつつワープして逃亡、惑星の影から出現する描写がある。
[編集] 『トランスフォーマー スーパーリンク』での活躍
かつてユニクロンに捕食された惑星があった。内部で生きながらえていたその星の住人、アルファＱは意志を失ったユニクロンの力を利用。他の住人をテラーコンとして復活させ、失われた母星の復活を目論んだ。前作ラストで飲み込まれていたデストロン破壊大帝メガトロンもガルバトロンとして復活。ユニクロンの力を奪い合う展開に。エネルゴンの力で黒いボディに転生したユニクロンは意志を持たず暴れまわる宇宙の驚異として始動するが、アルファＱの改心、オメガコンボイの活躍で滅び去る。だがユニクロンはガルバトロンの体内に浸透していた。サイバトロンとの激しい死闘の末、ガルバトロンは己の意志を取り戻し太陽の中に消える。
[編集] 『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』での活躍
本作には登場しないが、海外版『TRANSFORMERS CYBERTRON』は前作の続編であり設定が異なる。そちらでは、作中猛威を振るったグランドブラックホールは、ユニクロン消滅の影響で生まれたものとされている。
[編集] ユニクロンに関する事柄
- 「TRANSFORMERS THE MOVIE」でユニクロンの声を演じたのは、オーソン・ウェルズであり、これが彼の遺作となった。
- ユニクロンは、『TRANSFORMERS THE MOVIE』公開時から、何度か玩具化の試みがなされている。『MOVIE』では２バージョン、『ビーストウォーズネオ』でも試作品製作が様々な媒体で後に確認されているが、予算の点で製品化まで至らなかった。だが『超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説』にて、遂に製品化の悲願が達成。これは『スーパーリンク』でもリペイント版が数量限定発売された。『ギャラクシーフォース』海外版の『CYBERTRON』でもタンクに変形する小型のユニクロンが新規開発され発売。
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