ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣
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| ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 | |
|---|---|
| ジャンル | シミュレーションRPG |
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ[FC] |
| 開発元 | インテリジェントシステムズ |
| 発売元 | 任天堂 |
| 人数 | 1人 |
| メディア | ROMカセット |
| 発売日 | 1990年4月20日 |
| 売上本数 | 32万9087本 |
『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』（ふぁいあーえむぶれむ あんこくりゅうとひかりのつるぎ）は1990年4月20日ファミリーコンピュータ用ソフトとして任天堂から発売された戦略シミュレーションゲーム、またファイアーエムブレムシリーズ第一作目でもある。
目次 |
[編集] 概要
記念すべき第1作で、シリーズ全ての基礎を築いた。味方と一部敵キャラクターにその人物をあらわす顔が表示されたため、生きている存在とプレイヤーに感じさせ、感情移入を高めることに成功する。当時のTVCMでは、ゲーム画面を一切出さず、ファイアーエムブレムのテーマ曲に乗って、中世騎士の格好をした一団が唱和するという一風変ったCMが放送される。同様の趣向は、『ファミコンウォーズ』や『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』でも見られた。
シリーズにおいてこの作品のみ、僧侶系のユニットは杖を使うことでは経験値を得られず、敵から攻撃されることでその敵を倒した際と同等の経験値を得ていた。育成が非常に困難なためか、このシステムは以後使われていない。
これまでの戦略シミュレーションゲームとは違い、ただの駒に過ぎなかったユニットに命と個性が付き、戦いで死亡すると二度と生き返らないというシビアなゲームシステムと重厚なファンタジーシナリオが話題を呼んだ。
[編集] ストーリー
地竜王メディウスと勇者アンリとの戦いから100年後、突如復活したメディウスにより、アカネイア大陸は戦乱の時を迎える。アンリが建国したアリティアもメディウス率いるドルーア帝国とその連合軍によって滅ぼされてしまった。王子であるマルスは姉のエリスの助けによって、辺境の国のタリスへと亡命するも、エリスはドルーア帝国に味方する魔道士ガーネフによってさらわれてしまう。
2年後、マルス達アリティアの戦士たちはタリス城の海賊襲撃をきっかけに、ドルーア帝国を打破するべく、そして愛する姉を取り戻すべく立ち上がるのであった。
[編集] リメイク版(紋章の謎)との変更点
スーパーファミコン版としてリメイクされるにあたって、一部のステージと仲間キャラクターが除外された。
[編集] 除外されたステージ
- 第4章「草原の戦い」
- 第9章「ペラティの火竜」
- 第13章「グルニアの木馬隊」
- 第18章「グルニア黒騎士団」
- 第21章「決戦マケドニア」
これによって、ペラティ(アカネイア東南の島)という地名は伝説で記される以外、存在価値を持たないものになった。
[編集] 除外されたキャラクター
- リフ =僧侶
- 第1章でタリス城南の民家にて仲間になった。頭のハゲあがったジイさん。彼は傷薬にされてしまったため、伝説になった。
- ダロス =海賊
- 第2章でガルダの海賊をやっていたが、更生したいらしく仲間になった。海を歩行できる唯一のユニットであった。
- ロジャー =アーマーナイト
- 第8章でワーレン城を守備していたグルニア兵。友達がほしいらしく、シーダに口説かれて仲間になった。
- ジェイク =シューター
- 第11章でシーダの説得により仲間に。しかしベックと共に存在すら消された悲しい人。ちなみに続編「聖戦の系譜」で同姓同名の別人・リンダと会うイベントがあり、再登場を果たす。実は「烈火の剣」にも出てきた。
- ベック =シューター
- 第13章でマルスの訪問により仲間になる。FCのシューターは続編のとは違い、戦車のようなものだった。使い勝手はともかく存在自体が消えてしまったので、時の人となってしまった。
- ガトー =司祭
- 第25章で仲間になった。リメイク版では、マルスたちの動向を見守るキーパーソンではあったが、仲間になることはなかった。
[編集] 各種メディア関連商品
[編集] 漫画
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複数人により、本作を題材にした漫画作品が発表されている。
- 佐野真砂輝&わたなべ京
- ファイアーエムブレム（角川書店） 全5巻
- 第1巻 1992年7月30日初版発行 ISBN 4-04-852353-8
- 第2巻 1992年11月1日初版発行 ISBN 4-04-852354-6
- 第3巻 1995年12月1日初版発行 ISBN 4-04-852355-4
- 第4巻 1997年4月1日初版発行 ISBN 4-04-852790-8
- 第5巻 1997年10月1日初版発行 ISBN 4-04-852357-0
- あすか増刊・ファンタジーDX連載。初のコミカライズ作品。
- ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣（エニックス） 全12巻
- 第1巻 1994年1月27日初版発行 ISBN 4-87025-503-0
- 第2巻 1994年5月27日初版発行 ISBN 4-87025-509-X
- 第3巻 1994年10月27日初版発行 ISBN 4-87025-522-7
- 第4巻 1995年3月27日初版発行 ISBN 4-87025-534-0
- 第5巻 1995年8月27日初版発行 ISBN 4-87025-544-8
- 第6巻 1996年1月27日初版発行 ISBN 4-87025-544-5
- 第7巻 1996年8月27日初版発行 ISBN 4-87025-566-9
- 第8巻 1997年1月27日初版発行 ISBN 4-87025-573-1
- 第9巻 1997年7月27日初版発行 ISBN 4-87025-584-7
- 第10巻 1998年1月27日初版発行 ISBN 4-87025-598-7
- 第11巻 1998年10月27日初版発行 ISBN 4-87025-375-5
- 第12巻 1999年3月27日初版発行 ISBN 4-87025-598-7
- ファイアーエムブレム 箱田真紀の世界（エニックス） 画集
- 1995年8月19日初版発行 ISBN 4-87025-823-4
- 島田ひろかず
- ファイアーエムブレム（宝島社） 全1巻
- 1993年4月20日初版発行 ISBN 4-7966-0604-1
（以上、4コマ・アンソロジーは除く）
[編集] 小説・ゲームブック
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| 各国の文学 記事総覧 |
| 出版社・文芸雑誌 文学賞 |
| 作家 |
| 詩人・小説家 その他作家 |
- 小説ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣（双葉社ファンタジーノベルシリーズ）
- 1992年10月26日初版発行 ISBN 4-575-23131-2
- 木川明彦・画。
- 2000年10月20日初版発行 ISBN 4-7577-0190-X
- 日野慎之助・画。
- 同作者の「ファイアーエムブレム 紋章の謎」の前編。
- ゲームブック
- ファイアーエムブレム 幻の王国（双葉社・ファミコン冒険ゲームブック）
- 1990年7月12日初版発行 ISBN 4-575-76149-4
- 著者：黒トレス 制作：スタジオ・ハード イラスト：さとう・こう
- 別次元に存在する幻の王国・フェルトニアを舞台にマルスが戦う外伝的ストーリー。
[編集] ドラマCD
- ファイアーエムブレム 旅立ちの章（メディアワークス・電撃CD文庫）
- 1994年2月10日初版発行 ISBN 4-07-300908-7
- 脚本：あかほりさとる 画・中澤一登/臣士れい
- ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣（エニックス） Vol.1～4
- 「Vol.1 約束の土地へ」1994年11月18日発売 ISBN 4-87025-783-1
- 「Vol.2 炎の紋章」1995年4月28日発売 ISBN 4-87025-783-1
- 「Vol.3 風の軌跡」1995年8月11日発売 ISBN 4-87025-809-9
- 「Vol.4 魔道の聖域」1998年9月25日発売 ISBN 4-87025-826-9
- 箱田真紀のコミカライズが原作。
- ファイアーエムブレム 黎明編/紫嵐編（BMGビクター）
- 1996年5月22日発売 AFCP2016-17（2枚組）
- 佐野真砂輝&わたなべ京のコミカライズが原作。文化放送「アニマガパラディ・ドラマワールド」内で放送されたラジオドラマ（全8話）を収録。
[編集] CD（サウンドトラック・アレンジ）
- ファイアーエムブレム -G.S.M NINTENDO 3-（ポニーキャニオン）
- 1990年5月21日発売 PCCB-00029
- ファイアーエムブレム キャラクター・テーマ集（日本コロムビア）
- 1990年9月21日発売 COCA-6675 ※カセットテープ有
- トーイ・ミュージック2 ファイアーエムブレム（東芝EMI）
- 1991年6月26日発売 TOTT-5711
[編集] 関連項目
- ファイアーエムブレムTCG（紋章の謎には登場しなかったキャラクターが5-044～5-049でカード化されている）
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