ビギナ・ギナ
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ビギナ・ギナ (VIGNA GHINA) は、アニメーション映画『機動戦士ガンダムF91』に登場する、架空の兵器。クロスボーン・バンガードの指揮官用試作モビルスーツである。（型式番号：XM-07）
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ビギナシリーズ
- XM-07 ビギナ・ギナ
- XM-07S ビギナ・ギナ（ベラ・ロナ・スペシャル）
- XM-07G ビギナ・ゼラ
- XM-07G type FTE ビギナ・ゼラ・アインツェルカンプ（本編未登場）
- ビギナ・ゼラ・アインツェルカンプ・シングルコンバットタイ（MSV）
- XM-07B ビギナ・ギナII
[編集] ビギナ・ギナ
[編集] 機体解説
| ビギナ・ギナ | |
| 型式番号 | XM-07 |
| 所属 | クロスボーン・バンガード |
| 建造 | ブッホ・コンツェルン |
| 生産形態 | 試作機 |
| 頭頂高 | 15.8m |
| 本体重量 | 8.9t |
| 全備重量 | 22.5t |
| ジェネレーター出力 | 4,790kW |
| スラスター総推力 | 99,720kg |
| 装甲材質 | ガンダリウム合金セラミック複合材 |
| 武装 | ビームサーベル×2 ビームライフル ビームランチャー ビームシールド |
| 主な搭乗者 | ベラ・ロナ（セシリー・フェアチャイルド） |
高機動偵察機であるダギ・イルスをベースに開発された、指揮官用の高機動試作モビルスーツである。ブッホ・コンツェルンにより開発された本機はフィン・ノズルが特徴的である。これは360度に対応した、それぞれ独立に動かすことができる可動式スラスターを背部に8基搭載し、個々に独立した稼動をすることにより高い機動力を持つことを可能にしたものである。
このフィン・ノズルは後にクロスボーン・ガンダムに技術が渡ったと報告されている。ブッホ・コンツェルンとサナリィが裏取引をした可能性がある。
[編集] 劇中での活躍
ベラ・ロナに専用機として与えられ、ガンダムF91と交戦した後、ベラが機体ごと投降する。敵を欺くため機体コードを変えずに出撃し、ラフレシアと戦うがその攻撃を受け中破する。F91はこれを狙撃することでラフレシア攻略の糸口とした。
[編集] 備考
[編集] バリエーション
[編集] ビギナ・ギナ（ベラ・ロナ・スペシャル）
ビギナ・ギナ（ベラ・ロナ・スペシャル）は全身が赤色に染めてあり、金色の装飾が施してある。これはプロパガンダ用に作られた機体だと思われる。ベラ・ロナがコスモバビロニアの女王になった暁に自ら兵を率いて、味方の戦意高揚う促すために作られた可能性もある。
性能的には普通のビギナ・ギナに変わらないと思われる。 （ネオガンダムのプラモデルに付属の『MS HAND BOOK』より絵だけ登場。）
[編集] ビギナ・ゼラ
| ビギナ・ゼラ | |
| 型式番号 | XM-07G |
| 所属 | クロスボーン・バンガード（ダークタイガー隊） |
| 建造 | ブッホ・コンツェルン |
| 生産形態 | 試作機 |
| 頭頂高 | 15.6m |
| 本体重量 | 9.1t |
| 全備重量 | 21.2t |
| ジェネレーター出力 | 4,980kW |
| スラスター推力 | 9,580kg×4 8,950kg×3 3,180kg×8 （総推力）92,400kg |
| 装甲材質 | ガンダリウム合金セラミック複合材 |
| 武装 | ビームサーベル×2 ビームライフル ヴェスバー×2 ビームランチャー ビームシールド×2 |
| 主な搭乗者 | シェルフ・シェフィールド |
ビギナ・ゼラは、漫画及びプラモデル企画『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』に登場する、クロスボーン・バンガードの試作モビルスーツ。（型式番号：XM-07G）
[編集] 機体解説
ビギナ・ギナと並行して開発された火器強化タイプの機体。クロスボーン・バンガード（C・V）は以前よりアナハイム・エレクトロニクス（AE）との関係が深く、同社によるSFP（シルエットフォーミュラプロジェクト）の内容を把握しており、また同時にサナリィによるF計画の概要も入手していた。そのため、本機はビギナ・ギナのフィン・ノズルに相当する新技術としてヴェスバーを導入、装備することを前提に設計されている。サナリィ製のF91に装備されていたヴェスバーは、内蔵コンデンサーによって本体から分離した状態でも数射程度の使用が可能であった。しかし、このビギナ・ゼラやAE製のRXF91に装備されたヴェスバーは、開発スタッフにそのコンデンサーの存在が解明出来なかったためにオミットされており、基部から取り外して使用することは不可能である。だが、このユニットはAMBAC及び推力向上の観点においても非常に有効であり、ジョイントとして使用されているクランク構造やロケット・モーターの設置によってF91をも凌ぐ高機動性能を達成している。ただし、制御系にバイオ・コンピューターを採用していないため、F91の様な最大稼動モードは設定されていない。本機に装備されるヴェスバーは上下2基構成のセンサーを搭載しており、F91で大きな問題となっていた照準精度の低さが大幅に改善され、さらに信頼性の高い武装となっている。
[編集] 劇中での活躍
C・Vのモビルスーツ試験部隊「ダーク・タイガー」を率いるシェルフ・シェフィールド大尉に実用評価試験機として供与される。AE製のネオ・ガンダム1号機との交戦後、撤退した。
[編集] 備考
メカニックデザインは大河原邦男。
[編集] バリエーション
[編集] ビギナ・ゼラ・アインツェルカンプ
XM-07G type FTE ビギナ・ゼラ・アインツェルカンプ（本編未登場）とは、 ビギナ・ゼラにはガンダム・タイプの頭部も用意されており、C・Vの戦略の一環としてプロパガンダに用いる構想もあったといわれている。
プロパガンダとしてクロスボーン・バンガードは自軍のエースパイロットを乗せ功績を大々的に発表する作戦で戦意高揚をし、自軍にガンダム神話の再来を願ったと考えられる。
ザビーネ・シャルがF91討伐指令を受けた際に改良型ビームライフル、ショットランサー装備、改良型ヴェスバーを装備したビギナ・ゼラ・アインツェルカンプで出撃したと言われている。その際の機体色はザビーネ・シャル専用であったという。
[編集] ビギナ・ゼラ・アインツェルカンプ・シングルコンバットタイ
サブフライト兼大型シールド、改良型ショットランサー、背部にはシェルフノズル、改良型ビームライフルを持つ機体である。
来たるべき、アナハイム・エレクトロニクス社の新鋭機体ネオガンダムとの一騎打ちを考慮した機体と思われる。
（ネオガンダムのプラモデルに付属の『MS HAND BOOK』より。）
[編集] ビギナ・ギナII
[編集] 機体解説
| ビギナ・ギナII | |
| 型式番号 | 不明 |
| 所属 | クロスボーン・バンガード |
| 建造 | ブッホ・コンツェルン |
| 生産形態 | 試作機 |
| 頭頂高 | 不明 |
| 本体重量 | 不明 |
| 全備重量 | 不明 |
| ジェネレーター出力 | 不明 |
| スラスター総推力 | 不明 |
| 装甲材質 | ガンダリウム合金セラミック複合材 |
| 武装 | バルカン砲×2 ビームサーベル×2 ビームライフル ビームランチャー ショットランサー |
| 主な搭乗者 | ドレル・ロナ？ |
ガンダム型ヘッドを持つ機体である。腕には改良型のショットランサー、背部には改良型のフレキシブルシェルフノズルを持つ機体である。全身が紅色に染め上げてある。
ドレル・ロナがパイロット予定だったと言う説もあるが定かではない。
